４月２日 情報公開法施行
全国一斉請求ツアー実施
情報公開法が施行された４月２日、全国のオンブズマンが一斉に情報公開請求をしました。名古屋市民オンブズマン・タイアップグループでも、国の出先機関５ｹ所を回りました。
国側の対応は総体に丁寧だったものの、不手際が目立ち、時間がかかり過ぎました。
東京の本庁にある書類については、出先機関で請求できないことは大問題です。
窓口にある書類の検索用ホームページは、ファイル名しか載せてないので、どの様な文書があるのかも判りません。
結局窓口で聞かなければならないのですが、窓口の人が全ての書類を知っているはずはなく、担当課に電話で問い合わせていました。これでは、時間がかかるのも当然です。
また、請求の内容に細かい注文をつけ、書き直しを要求されることもありました。
名古屋市や愛知県の場合、「 ・ ・ ・ に関する全ての文書」という表現で、何も言わずに受理していますが、国の場合、「すべての」「一切の」という文語はいやがられました。
中部運輸局への請求、不開示の決定 −
提訴しました
情報公開法に基づいて、中部運輸局へ９６年度から００年度に全国から寄せられた自動車に関する苦情情報の開示を請求したところ、２４日付けで、「出先機関であるため、全国を網羅した情報については不存在」として不開示を決定、通知してきました。
これは、日弁連の活動として、オンブズマンのメンバーである杉浦弁護士が請求したものです。
この決定を不服として、扇千景国土交通相に、不開示処分決定の取り消しを求める訴訟を名古屋地裁に起こしました。
本件は名古屋市民オンブズマン・タイアップグループの活動として行ったものではありませんが、その推移を注目していきたいと思います。
元県会議員で構成するＯＢ会に、県予算から補助金が支出されて来ました。オンブズマンが問題にして協会に補助金の返還と申請の取りやめを申し入れたところ、今年度については、補助金の申請をあきらめました。
しかし、県財政の窮迫を理由とし、使途に関する反省は示しませんでした。
そこで、４月１９日、１９９９年度の補助金の使途に不明朗な点があるとして住民監査請求を行いました。
５月１５日に監査委員に対する意見陳述が行われます。
４月２６日に予定されていた控訴審判決は、５月２９日に延期されました。
３月２７日に出された大阪府の知事交際費に関する最高裁の判決が、情報公開の流れに逆行するものだっただけに、今度の判決が注目されます。
名古屋市議補選 高裁判決・敗訴
上告します！
名古屋市議の定数を問う訴訟でしたが、高裁で敗訴しました。定数が人口比に反していることは認めたものの、市議会の裁量権の範囲は超えていないという判断です。
これは市民常識に反するものと考えますので、最高裁に上告します。
時間・場所は追って１年に１回は会いましょうというシャレではありませんが、今年度のタイアップグループの総会は、７月７日（土）の午後から行います。ご予定下さい。