名古屋市議・愛知県議政調費アンケート 
                            
 名古屋市議と愛知県議に出した政務調査費領収書等の公開の可否を問うアンケートに回答が寄せられた。
 下表は名古屋市議の会派ごと回答。 愛知県議の3会派は、いずれも訴訟中を理由に回答を拒否した。
 
このナゾナゾわかる人だーれ
 
 公開を拒む三会派の言い分は何度読んでもさっぱり判らない。
1.政務調査費の使い方は適正であり、収支報告書は 閲覧に供されている。
2.その支出の適正さを担保する領収書を公表すると 活動の内容が判ってしまうからまずい。???
 つまり閲覧出来る「収支報告書」では判らない調査研究活動の内容が、領収書には書かれているということ?? そもそも、知られては困る調査研究活動とはなんだ??
名古屋市議愛知県議政務調査費アンケート回答
会派名 政務調査費領収書公開の意志 改正案提出の意志と時期
民主党市議団自民党市議団公明党市議団
(いずれも殆ど同内容)


 
会派の調査研究活動の内容を知り得る情報が含まれている領収書の公開は、政治活動の自由が制限されるおそれがあるから、今後も慎重に検討していきたい。なお、政調費は、使途基準に従い適正に使用、会派で領収書などの適正な管理を行うとともに、責任をもって収支報告書を作成、議長に提出している。また、収支の透明性の確保を図るため、収支報告書を一般の閲覧こ供することとされている。 左記の通り。(当面提出の意志無しと考えられる)
* 民主・自民・公明各党市議団の回答は文脈 の前後などはあるものの、内容的にはまった く同じである。つまり、領収書の公開は調査 研究活動の内容が知りうる。適正に使用して いる。収支報告書を閲覧に供している。と言 うことである。
共産党市議団






 
わが会派は従来から、政務調査費の領収書などの公開について、「政務調査費の交付に関する条例およぴ「規程」を改正し、支出内容のわかる領収書なども議長に提出し、公開対象に加え、透明性を高めることを提案してきました。また、わが会派独自に自主的に領収書などを公開してきた。情報公開が当然となっている今日、政調費に限って領収書などを非公開にしていることに正当な理由はない。 領収書公開は、名古屋市会の議会運営理事会において検討課頻となっている。これは、領収書公開を求める請願が市議会に捷出され、わが会派も議会運営改善申し入れの中で求めたことにもよる。わが会派としては、議運理事会での検討を進め、領収書公開に向けて全会派の合意を形成するために力を尽くす。条例改正案の議案提出の時期は、議運理事会での検討状況を踏まえ判断したいと考えてる。
ローカルパーティー

 
1.公金の支出であるから、使途はを明確に
2.使途につき市民の理解を得るために公表すべき

 
一人会派のため条例提出権がないので、やむを得す8/17こ議長あて「政務調査費を公開するためのルールづくり」を申し入れた。
ともにネットワーク
 
市民の税金によるものだから・公開しないと交付している額が妥当かどうか判断できない。 以前、案だけは独自に提出したことがある。
 
民主党クラブ


 
もともとは、(給料自体も含む)税金。企業会計でも領収証のない経費など認められない。使途を公開しその是非についてを市民に問うべきと考える。
 
他の自治体でも、領収証を公開する議会が増えて来ている。名古屋市会でも政令市の筆頸として、条例化するべき。但し、現在提出に必要な人数を集められないでいるので、仲間づくりに精を出している。

ニュースの送付をメンバーに限らせていただきます
タイアップニュースは活動PRの意味もあり、従来出来るだけ多くの方に送ってきましたが、今 回活動の見直しと資金的な健全化のため送付を会費を納入された方だけに限らせていただくことにしましたのでご理解下さい。今年会費未納の方は早速納入下さるようお願いします。
 
 日程:名古屋市民オンブズマン・タイアップグループ               2004年8月以降  




 
時間 行 事 ・ 裁 判 ・ 催 し 場    所
26 14:00 県内オンブズ会議 リブレ法律事務所
10 13:10 万博止めたらどうなる訴訟進行協議  
10 15:00 万博食糧費最高裁弁論 最高裁
10 15 10:00 県議政務調査費弁論打合せ 地裁409号法廷
   *毎週火曜日に例会としての火曜会をリブレ法律事務所(大津橋近く)で開いています 
     ◇ HP = www.ombnagoya.gr.jp
     ◇ e-mail adress = ombngy@hotmail.com
名古屋市民オンブズマンタイアップグループ機関誌
1995年10月25日第1号発行
事務局 : 名古屋市中区丸の内 3-6-19
ライオンズシティ久屋503号滝田法律事務所
tel:052-961-1600 fax:052-961-1615
ホットラインFAX : 052-953ー8050
 
市民オンブズ全国大会警察問題特集
 
第11回オンブズ大会は8月28/29日の2日間、函館市ホテル花菱で「行財政の密室に光を警察裏金から巨大ダムまで」と題し、約500人が参加して開催
 
警察問題パネルディスカッション
コーディネーター:清水勉弁護士・パネリスト:北海道新聞記者佐藤一氏・元道警No.3の警察官
僚原田宏二氏・元道警弟子屈署庶務係長斎藤邦雄氏・弁護士市川守弘氏・ジャーナリスト大谷昭弘氏
 職刑事が覚せい剤取引で逮捕!稲葉事件の背景 道警の稲葉刑事は暴団から拳銃を回収する仕事をしていた。この仕事は多額の金が必要だが、捜査資金が充分では無かった。上からの成果を要求する期待にこたえるべく、ポケットマネーで捜査費を捻出して活動、ついに自費では賄きれなくなり、捜査資金作りに覚せい剤の密売に手を染めたため逮捕され現在服役中。
 
原田氏、実名で出る この事件は彼個人だけの罪ではなく、捜査費が裏金に回されているため実際の捜査にほとんど回らず、薬物の取引に手を出してしまったと言う背景がある。この人は原田氏の部下で、捜査費裏金問題が根本にあることを知っていた原田氏は黙視出来ず弁護に立ち上がろうと思った。しかし警察組織は強大で、自分一人ではつぶされてしまうとためらっていたところ、北海道新聞の道警裏金キャンペーンが始まり、関連記事が100本ほど出されて世論が盛り上がった。これがチャンスと実名での告発に踏み切った。
裏金作りの手口 斉藤氏はS41年に道警入り。S48年頃からいんちき領収書作り、支払い清算書作りを担当。S59年4月から3年間、道警弟子屈署防犯部庶務係長として裏金管理をしてきた。捜査費は最初にいったん全部裏帳簿に入れて、仮に正規の支出があった際には裏金から支出した。そうしないとほとんどが裏支出なのでうまく行かない。裏と表の二重帳簿を最初から作ると非常に煩雑になるのだ。裏帳簿の整理はものすごい集中力を要するし、自分の席で裏帳簿を広げるわけにはいかないので、個室に籠ってやった。監査用の書類を偽造した。数十本の印鑑を持っており、印鑑の濃淡にまで気を使った。いつも自分が住所氏名を記入すると筆跡が同じになるので、他の部署の人に記入してもらい筆跡を変えた。情報提供者が後難を恐れて領収書への署名捺印を拒否することがある、という手法が開発され、随分楽になった。
何かの役に立つかもしれないと、裏帳簿の控えを作っておいた。これが後に動かぬ証拠となるのだ。斎藤さんは53歳で引退した。裏金作りがあほらしくなって定年を前に34年の警察勤務に終止符を打った。
実名告発に踏み切ったわけ 原田氏が告発に踏み切ったとき、斎藤氏は原田氏を訪ねた。原田氏は「使う人」であり、斎藤氏は「作る人」だ。そのため原田氏は物的証拠を持たない。自分の持っている裏帳簿を公にすれば原田氏の告発の裏付けになると思い、自分が裏帳簿を持っている、と喉まで出掛かったが、警察辞任後就いた現在の職を失うことになると思うと言い出せなかった。その後、このまま原田氏を見殺しにしては一生後悔すると思い告発に踏み切った。最初メールを道新に送ったりしていたが、妻や子供から「お父さん、やるなら本名を名乗ってやらなきゃ」といわれ、実名で道新に出た。道の監査委員にも証言した。
 道警の対応は、まず最初は事実を否定し、動かぬ証拠が出てくると、たとえあったとしても弟子屈署に斎藤がいたときだけのことだ、と限定してくる。
内部告発者をどう守ったか 原田氏と斎藤氏とは仕事上は全く接点が無く、サイクリング仲間であった。新聞に斎藤氏の告発記事が出て驚き、放置すれば潰されると、斎藤氏を市川弁護士に紹介、ガードを依頼。相談を受けた市川弁護士は、斎藤氏をマスコミと警察からどう守るかを考え、斎藤氏と一緒に道警に対して住民監査請求することにした。これで道警は監査対象組織となるので露骨な手出しが出来なくなると思った。また、警察から斎藤氏への接触は代理人を通すことを徹底した。(P2中段へ)
警察裏金問題を全国展開へ!
 
 地検特捜部は全国の悪徳警察官僚をお縄にすべきだ!それが出来ないのは自分達も同じことをやっているからなのか?
全国の市民オンブズマンは
全国で一斉に捜査報償費の情報公開請求を開始する。同時に
内部告発をした警官を守るための全国的なネットワークを作る 正義を守るために警察官となった皆さん!悪徳警察官僚を駆逐して、本来の正義の警察組織に作りなおそう。まずはメールでの情報提供を求める
 国民はあなたの勇気に期待している!

(P1から) 余談ながら、この監査の結果、道警は50万円の不正経理を認めたが、内10万円については返還するが、40万円は適正な支出であったとして返還を拒否した。このため、「不正経理で支出した50万円全てに対する返還」を求めて住民訴訟に訴えている。
道新の活躍と他紙のふがいなさ
 警察官は若い頃から裏金問題に手を染めているうちに感覚が麻痺してくる。捜査費予算が30%減ったが、別の手を考えるだろう。現役に聞いた所、少なくとも昨年11月までは裏金作りをやっていた。
 原田氏が実名告発したことに対する警察仲間の反応は二つに分かれる。いやいやニセ領収書を「作らされている人」は「良くぞ言ってくれた」と言うが、「使う人」である高級幹部は「あの野郎とんでもない奴だ」という反応。記者の取材に対しても、現場の警察官は話をしてくれるが幹部はダメ。オンブズマン活動や情報公開の流れの中で裏金を作ったり使ったりする時代ではない、と原田氏は思った。
 北海道では道新が圧倒的なシェアを持っていて、かなり自由に報道が出来る。警察に反抗すると、警察内部の情報提供者に対して「どうして道新にこんな情報を出すんだ。裏金問題もお前が情報提供しているのではないか」と裏でいやがらせをされたりするが、道新は日ごろの活動がしっかりしていて、他でも情報が取れるので、あまりこたえない。佐藤記者も警察から「キチガイ」「キチガイを超えた」などとののしられた。社に帰って皆と励まし合い、デスクを中心に「続けることが大切だ」と確認し、記事にし続けた。このことが原田氏の名乗り出につながった。
 一般に、事件記者がダメなのは日頃取材活動をしていないで警察からの情報に頼りすぎることである。他紙も警察を恐れずに真実を報道すべきだ。
 それが社会の公器としての新聞の役割であろう。
 あなたの勇気が世の中を変えるのだ。
道警の姑息な反抗 道警に謝金を支払った相手の名前の公開請求をしているが、「あるかないか分からない」と回答があった。つまり、当該資料の存在すらも回答しないということだ。
 一方で、道警側の弁護士から札幌弁護士会に対して市川弁護士の懲戒請求を起こされた。一つの理由は、裏金問題で道警側が提出した準備書面をマスコミに流したことが守秘義務違反というもの。また、道警が議会と公判で別のことを証言したことに対して、二枚舌と言う言葉を使って表現したことが弁護士としての品位に欠けるというもの。しかし、守秘義務と言うのは依頼者に対して負うもので、市川弁護士は道警から依頼を受けている訳ではなく、訳のわからない理屈だ。また、この位の表現が品位に欠けると言うのなら現象を的確に表現する日本語は使えなくなってしまう。こんなおかしなお先棒を担いで弁護士として恥ずかしくないのか?
                                               
二日目の分科会から
群馬県警からの内部告発も! 
 元群馬県警警部補の大河原宗平氏の体験発表。1996年会計担当職員から偽書類作りを頼まれ、12万円余りの偽書類を作成した。不正を糾すと交通指導課から交番勤務に左遷された。レッカー業者が配ったビール券の受け取りを拒否した頃から県警監察官室による監視が始まり、さらに民放のTVで証言した頃から監視が強化された。Nシステムによるマイカー監視を逃れようとナンバープレートを加工したところ、道路運送車両法違反と公務執行妨害の現行犯で逮捕され、今年3月に懲戒免職された。大河原氏「警察が不正を働くのは許せない。それを内部で指摘すると左遷、監視、はては微罪逮捕され、クビにされる。警察はおかしい」。
追求・北海道警「裏金」疑惑より (北海道新聞取材班著 講談社刊) 裏帳簿を入手して、記入されていた情報提供者達を記者たちが調べていくと、調査出来た全員が警察に情報提供したことは無いと否定したが、内3人はすでに死亡していて、領収書を書かれた日にはこの世にいなかったという。
 道警経理担当者のやり口は、まず保有している数百本の印鑑から最近使用していないものを選び、電話帳からその印鑑に該当する姓の人を選び、その住所氏名を領収書に記入する。その方が効率的なのだ。そして同じ人が何度も使用されないように、電話帳に線を引いて消す。そのときに使用した印鑑は封筒に入れ使用年月日を記入、しばらく使用しないようにするということだ。この裏金領収書作りの電話帳は何年間も使用さたため、中には死亡者も出てきたものと思われる。
 裏金作りのノウハウが道警本部から配布され、監査前には講習にも来るという。三井環さんが書いた検察の調査活動費の裏金化とやり口がそっくりである。
記念講演日本を蝕むシロアリたち ジャーナリスト 大 谷 昭 弘 氏
 
 個人が力を持っているのに国が落ちぶれているのはなぜか。それは、国もプロ野球も会社もリーダーが古いからだ。社会保険庁もひどい。全国にものすごい金をかけて作ったグリーンピアという施設。これも無駄使いの典型。そのうちの450億円で作ったというのに泊まったが、上もダメなら下も腐っている。団体客などで混んでいたその日従業員が「こんなに客が来ちゃ、9時に帰れやしない」と客のいる前で言う。
 国会喚問の場で、労働省官僚を「こいつらはシロアリだ」と言ったら「こいつら」と「シロアリ」という言葉を議事録から削除するように言ってきた。そうしないと出入り禁止だと。それに対抗するために、今回の講演タイトルを「日本を蝕むシロアリたち」とした。
 県警はセッセと裏金を作っている。これは一握りのキャリア官僚のために使われる。なぜ警察庁長官が一等地にマンションを2棟も買えるのか。なぜ本部長を一回はやりたがるのか。15年前に「愛知県警の正義の警察官グループ」があったが消滅してしまった。その時警察組織は会計検査院への模範的回答集を作成して裏金が表に出ないようにした。
バケツの底に穴があいているのにいくら水を注いでも無駄だ。今の日本はそんな状況。われわれの保険料や税金はみんなシロアリたちに食われている。
 根本的にダメな日本をどうしていくのか。ほんの少しの勇気が世の中を変えて行く。
 シロアリを駆除する、オンブズマンの活動に期待する。
 
愛知県議政調費の返還住民訴訟ラウンド法廷
 
 愛知県議政調費の返還住民訴訟ラウンド法廷は、9月1日に409号法廷で開催。裁判所から現状の争点について、1.原告側が主張する「3月に実施された政務調査の費用が4月に精算されたとする被告側の言い分が、地方自治法208号に違反するという点と、2.被告が4月にも実施したという政務調査の実態究明という二点に絞られると表明。新たな主張が無ければ現状を整理して、次回に臨みそろそろ結論を出すという方針が示された。次回は10月15日10:00から409号で。出席者は、原告側弁護士3人、原告2人。被告側愛知県及び補助参加人(県議会各会派)の代理人、弁護士、県職員。
開廷実質時間約25分。
 3月分の政調費を4月の政調費から支出したことは被告側各会派が認めている。
地方自治法第208条 地方自治体の会計年度は、毎年4月1日に始まり、翌年3月31日に終わるものとする。A各会計年度における歳出は、その年度の歳入をもってこれに充てなければならない。
 
オンブズ全面勝訴判決・名古屋地裁8月30日
名古屋市は地下鉄車両の予定価格を全面公開せよ
 
 名古屋市交通局が地下鉄車両の入札予定価格の公開は談合を誘発するとして公開を拒み、全国オンブズマンが非公開取り消しを求めていた訴訟の判決で、名古屋地裁は、30日予定価格の公開によって入札談合の可能性は高まるとしても、それは入札者数が少ないため競争原理が機能しないためであるとして、市に全面公開を命じる判決を言い渡した。
地下鉄レールや水道用鋳鉄管でも見られる現象
打開には国際的な調達が必要ではないか
 
 少数メーカーの独占状態が競争を阻んでいる状況は、メーカー新日鉄とNKKしかない鉄道レーや、クボタ・日本鋳鉄管と日本鋳鉄管栗本鐵工所の3社に限定される水道用鋳鉄管の入札にも見られる。特にレールでは常に入札不調で随意契約されるのが恒例化しており、このような状態を糺すには国際入札などの導入が必要だ。
 
 福井県カラ出張の内部文書
 最高裁非開示を取消す判決
 
最高裁第二小法廷は、9月10日、福井県がカラ出張問題に関する内部調査文書を非開示としたことを認めた二審判決を破棄し、非公開処分取り消しを命じた。
判決では「県が公表している調査報告書の基礎である調査課程のとりまとめ文書は、報告書と同一視して開示の対象とすべし」としている。
判決文は最高裁のHP http://courtdomino2.courts.go.jp/home.nsfに、新着情報として掲載されている。