第７７号　1999年１１月１６日　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

　１１月１１日に全国一斉情報公開請求を行った第４回の全国情報公開度ランキング調査の対象は、①首長交際費 ②議長・副議長交際費 ③塩付け土地情報 ④警察情報

　このうち警察情報は、今回初めての取り組みで、対象とするのは信号機の設置に関する支出金調書・支出伺書・請求書等です。

　信号機については、そのほとんどが警察しか購入しないものですから、適正な価格で納入されているかの問題があります。

　また、「捜査に関係するから非公開」とは言えない対象ですので、選んだものです。

　昨今マスコミを賑わしている神奈川県警の不祥事には、手が届きませんが、警察が情報公開の聖域でないことを明らかにすることが出来るでしょう。

　各地域の市民オンブズマンの活動は多方面にわたり、それぞれの活動で得た経験や成果を全体のものにしてゆくことが大切になってきました。

　そこで、全国連絡会議の拡大幹事会では、塩付け土地・談合問題・第三セクター問題・情報公開の四つの専門委員会を設置しました。

　タイアップのメンバーもこれに参加できます。既に第三セクターにタイアップから参加が決まっています。

　これに伴って、委員会参加のために他市へ出かける場合、交通費と宿泊費をタイアップの会計から支出することが決まりました。また、拡大幹事会へも出席が求められています。

　現在、火曜会の会場や資料の保管は、リブレ法律事務所のご厚意で、無料で借りています。この度、リブレ法律事務所が同じ階の隣室も借りることになり、そこにオンブズマンとタイアップグループのためのスペースを設けてもらうことになりました。

　専用のスペースがあれば、専用のパソコンを置き、そこにホームページを設置することも可能ですし、討議や作業なども楽になります。

　それに伴って。ｵﾝﾌﾞｽﾞﾏﾝ･ﾀｲｱｯﾌﾟｸﾞﾙｰﾌﾟも、経費を有る程度負担する必要があります。また、パソコンを入れるにしても、机・椅子を置くにしても、最初の設備のための費用がいることになります。

　具体的には例会で検討しますが、当初設備のためには、カンパをお願いすることも考えられますし、会費の値上げも考慮する必要がありますので、ご承知おきください。

全国市民オンブズマン情報公開センター設置準備中

　全国の情報公開で得た資料、裁判の記録などを集約し、お互いに利用できるようにしようという、壮大な計画です。

　設立準備委員会は、かながわ市民オンブズマン内に置かれます。

　具体化されると、市民オンブズマン活動に大きなはずみがつくでしょう。様々な面での協力・支援をお願いすることになると思われます。