名古屋市民オンブズマン

タイアップグループNEWS

第1号 1995年10月25日

 情報公開の骨抜きを企む県当局

 市民オンブズマンが請求した県議会の会議費・懇談会費・旅費について19日「自由な活動が出来ないおそれがある」等の理由を付けて、非公開にすると連絡がありました。また同日公開された県の交通対策局の食糧費の文書からは、従来公開されていた請求書番号まで抹消してありました。
 従来は県・市共に、参加者名・業者名とその口座番号などを抹消していましたが、11日に、同じ請求書番号の同じ金額同じ書式のものを二重払いした疑いがあると指摘して住民監査請求を行ったため、今回は、番号まで消してきたのだと思われます。
 県民・市民に知られると都合の悪いことがあるのだと考えるのが、普通の反応でしょう。

埼玉では接待の相手まで公開せよと勧告

 埼玉県情報公開監査委員は、18日接待の相手や利用した店名を非公開にした県に対し、公開するよう勧告しました。

              知ることが大事・活動に参加しましょう

 「名古屋市民オンブズマン」と「タイアップグループ」では、毎週のように情報公開を請求し、公開された資料を分析して、監査請求・記者会見など、必要な手を打っています。備考欄に特記があるもの以外、タイアップグループの会員なら自由に参加できます。
 時間が許せば、ぜひ参加されることを勧めます。
 情報公開請求では。名古屋市民なら名古屋市に、愛知県民なら県に対して請求することが出来るのです。そこにも、参加してください。

オンブズマンって何だ??  Ombudsman はスエーデン語で、元の意味は「代理人」です。英国やスカンジナビア諸国では一般市民の公共機関に対する苦情を処理する公的な機関です。
 「名古屋オンブズマン」は1990年の春発足しました。12人の弁護士と税理士など3人の計15人のメンバーです。
 「タイアップグループ」は今年7月、全国オンブズマン大会を機にして発足しました。
 どの政党にも宗教にも関係のない純粋の市民運動グループです。
 
情報を公開させて、それから・・・ 公開された情報を分析し、不審な点があれば住民監査請求をし、その解答によっては住民訴訟を起こします。正しく有効に税金が使われるようにするためです。誰でも度の過ぎた官官接待はおかしいと思うでしょう。

毎月25日に全国一斉に請求  愛知県東京事務所の需用費(食糧費を含む一切の消耗品費)の資料を毎月25日に情報公開の請求をします。全国オンブズマン連絡会での申し合わせです。県自治センターは市役所西庁舎のすぐ西側の建物です。