名古屋市民オンブズマン

タイアップグループNEWS

第5号 1996年 1 月29日


問われる監査制度・・・・ 全ての住民監査請求を棄却する

 昨年11〜12月に行った監査請求に対する結果が通知されましたが、その全てが棄却でした。
 県および市の上水道談合で県市が余分に支払ったはずの工事代金差額の返還を求める監査請求では、「市の積算した予定価格を下回った落札価格であったので損害は認識できない」という論理のスリカエで棄却。懇談会費の監査請求も一年以上経過を理由に棄却しました。
 わずかに名古屋市の懇談会費については、不正常な処置を認め市長に意見書を出したものの、請求書の改竄を認めながらも、何も処置しないという結果でした。
 これでは、監査委員はほとんど有名無実の存在だと言っていいでしょう。
 
     全国一斉に監査委員事務局をチェック
 全国オンブズマン連絡協議会では、全国一斉に各都道府県の監査委員事務局の旅費・食糧費の情報公開を求め、資料をつきあわせて分析することを決定しました。
 それを受けて、去る25日情報公開請求をしました。
 情報が公開されると、他県の分も名古屋で入力・分析する事になります。コンピューターが使える方で、」協力しようという方は、事務局へ申し出てください。
 
裁判傍聴へお出かけください!!
 2月7.9.16日とたて続けに証人尋問が行われます。行政側は毎回かなりの人数が傍聴しています。
 関心のある方は、ぜひ都合をつけて裁判所へお出かけください。
 2日には交通安全協会の判決があります。これにもお出かけください。