名古屋市民オンブズマン

タイアップグループNEWS

第 7号 1996年 4月12日



名地裁、県議カラ出張を認定
顰蹙を買う県側の姑息な対応手段・怒り高まる!!

  3月25日、名古屋地方裁判所が、オンブズマンの提訴し停他愛知県会議員の出張が、「カラ」であるので賠償を求める件に関して判決をしました。
 訴えをほぼ全面的に認め、「カラ出張は長年にわたって慣例化していた」と明快な判断を示しました。
 これに対し、県議会及び県側は、問題にされた6日間の出張は、私的なものだったから、県に返済し、一方で控訴するという、姑息な手段で表面を糊塗としようとしています。同様の指摘を受けた他府県の対応とは相反する、県民の感情を逆撫でするようなやり口に、各方面から怒りの声が上がっています。
 これに対し、オンブズマン側は対応策を検討し、付帯控訴して徹底的に争う構えです。タイアップグループの中には、詐欺罪で刑事告発すべきだとの声もあります。
名古屋市の部会・存続を決め、訴訟でも争う姿勢

  他の政令指定都市に例を見ない部会制度(市政調査会)が違法無効であるので、議員に対して行った費用支出を返還するよう求める訴訟を去る2月9日に提訴しました。第1回公判は4月8日に行われます。
 これに対し、市側は抜本的見直しをするとしていた制度についても、訴訟に影響があるからと存続を決め、訴訟も争う姿勢のようです。
 タイアップグループとしては、全市会議員に対し、部会のあり方を問うアンケートを送ります。
 色々忙しくなります。会員の方の協力をお願いします。

県東京事務所のカラ接待疑惑について住民訴訟を起す

 3月9日、愛知検討教事務所の接待に関して、カラの疑いのあるものについて、住民訴訟を起こしました。
 他県の公開された資料も参照し、公開資料を分析して、疑いの根拠を明らかにしたのは、タイアップグループのメンバーです。原告にもなりました。この点で、画期的な取り組みだと言えます。


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