名古屋ボストン美術館 閉館へ 県市拠出基金30億円のうち20億円使い切る見通し

公益財団法人 名古屋国際芸術文化交流財団は16/5/25に開催した第11回通常理事会で、2019年3月末以降は米国ボストン美術館との契約を更新しないことを決めました。
http://www.nagoya-boston.or.jp/event/news/post-317.html

財団は「低金利」を理由にしていますが、入場者数が当初想定していた33万人をはるかに下回る15万人前後であったことが大きいです。
地元財界の寄付110億円は使い切り、愛知県と名古屋市が拠出した30億円のうち20億円使い切る見通しです。

今後、名古屋市は入居するビルの活用方法を検討するとのこと。
報道によれば、美術館仕様のため天井が高く、窓もない特殊な作りのため、美術館以外に転用する場合は改修費がかさむ恐れがあるとのこと。

今後、二度とこのようなことが起きないように十分検討していただきたいです。
どのように検討するか注目していく予定です。

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平成28年5月25日
公益財団法人 名古屋国際芸術文化交流財団(名古屋ボストン美術館運営団体)
評議員会長 古角保
米国ボストン美術館との契約の終了について
http://www.nagoya-boston.or.jp/event/news/post-317.html