IR・カジノ問題

18/7/17 河村市長 名古屋駅前にカジノ誘致前向き発言も、市職員困惑

18/7/17河村たかし名古屋市長の定例記者会見終了後、「第二部」の会見が行われ、そこでカジノを含む統合型リゾート(IR)に「よいチャンスだ。名古屋駅周辺に整備する構想がある」と述べたと、各種報道がありました。

不思議なことに、ネット中継は「第一部」しかされず、「第二部」の中継はありませんでした。
http://www.city.nagoya.jp/mayor/page/0000106808.html
担当の観光文化交流局観光交流部MICE推進室に確認しましたが、配付資料も特にありませんでした。

18/7/18毎日新聞によれば、「担当職員は『まとまった用地の確保が必要で、市内での整備は難しいと伝えていたのですが』と、戸惑いを隠さない。 ある市幹部は、河村市長がかつて掲げた1000メートルタワー構想を例に挙げ、『絵空事のような発言で市職員が右往左往するだけ。また実現はしないだろう』と冷ややかに述べた」とありました。
18/7/18読売新聞によれば、「市観光文化交流局の担当者は『市内でつくるには土地などの課題があると認識している。市として方針を決めたわけではない』としている」とありました。

MICE推進室は、「上記コメントは、各記者が独自にMICE推進室に取材した」とのこと。

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実現性が極めて乏しい中、河村市長がぶち上げて市職員が困惑しつつも調査などを行い、結局破綻することをこれまで繰り返してきました。

IRカジノは、ギャンブル依存症や治安悪化の懸念があり、全国各地で反対運動が行われています。
・全国カジノ賭博場設置反対連絡協議会
 http://www.anti-casino.net/

愛知県では、常滑の空港島にIRの誘致を検討しています。
http://www.pref.aichi.jp/life/1/7/23/

18/8/26(日)13時30分〜 市民学習会「IRってカジノなの?」が企画されています。
場所:愛知県司法書士会館
 http://www.ai-shiho.or.jp/organization/outline/
講演 鳥畑与一氏(静岡大学教授)
 「露呈するカジノ合法化の矛盾 営利優先と依存症対策」
報告 弁護士会等の取組み(平井宏和弁護士)
   ギャンブル依存症とは(西山仁精神科医師)
会場質疑
http://www.anti-casino.net/data/item_goods/5b4c01d9_c907.pdf

カジノ自体大問題ですし、実現性のない計画をぶち上げる河村市長も大問題です。
地に足のついた名古屋市政を望みます。

17/8/3 愛知県カジノ検討有識者会議資料開示「議事概要作成のみ。議事録作成予定無し」

17/8/3に開催された「第1回 国際観光都市としての機能整備に関する研究会」で配付された資料を情報公開請求したところ、公開されました。
http://www.nagoya.ombudsman.jp/casino/170803.pdf
・資料 国際観光都市としての機能整備を目指した調査研究について
 http://www.pref.aichi.jp/uploaded/attachment/246380.pdf
 日本におけるIRの動向
 http://www.pref.aichi.jp/uploaded/attachment/246343.pdf
 
次回の研究会の日程は未定とのこと。
議事の概要は愛知県ホームページに載っています。
http://www.pref.aichi.jp/soshiki/chiiki/kokusaikankoutoshi-kenkyu.html

議事の詳細について議事録を作成する予定があるか問い合わせたところ、「議事録について設置要綱には特に記載が無い。議事の概要は作成したが、議事録の作成は予定していない」と回答がありました。
当方は「愛知県民はIRに大変関心がある。議事の概要だけでは詳細がわからない。ぜひとも詳細な議事録を作成していただきたい」と伝えました。

なお、「出席者を見ると、オブザーバーとして常滑商工会議所しかいない。IRは愛知県と常滑市だけに影響を与えるだけでなく、名古屋市や近隣地区にも影響を与える。名古屋商工会議所をはじめとする各地の団体、名古屋市や岐阜県・三重県、中部地区各県にも参加してもらって議論すべきではないかと考える」と伝えました。


17/8/3 愛知県 中部空港島にカジノ誘致検討有識者会議を非公開で開催予定

大村秀章愛知県知事は17/8/1に臨時記者会見を行い、中部空港島にカジノを中心とする統合型リゾート施設(IR)誘致を目指す方針を発表しました。

・平成29年8月1日 臨時知事記者会見
 「国際観光都市としての機能整備に関する研究会」の開催について


その中で、17/8/3に「国際観光都市としての機能整備に関する研究会」を開催すると発表しました。
・2017年8月1日更新 愛知県振興部 地域政策課
 「国際観光都市としての機能整備に関する研究会」の開催について
 
http://www.pref.aichi.jp/soshiki/chiiki/kokusaikankoutoshi-kenkyu.html

しかし「本会議は傍聴できません」とのこと。

愛知県には「審議会等の基本的取扱いに関する要綱」があります。
http://www.pref.aichi.jp/somubu-somu/gyoukaku/shingikaiyoukou.pdf
(附属機関の会議の公開)
第8条 附属機関の会議は、法令等又は条例により非公開とされている場合を除き、原則として公開するものとする。ただし、次の各号のいずれかに該当する場合であって、当該附属機関が会議の一部又は全部を公開しない旨を決定したときは、この限りでない。
(1)愛知県情報公開条例(平成 12 年愛知県条例第 19 号)第 7 条に規定する不開示情報(以下「不開示情報」という。)が含まれる事項に関して調査審議等を行う場合
(2)会議を公開とすることにより、当該会議の適正な運営に著しい支障が生ずると認められる場合

愛知県 振興部 地域政策課振興グループに確認しました。
「上記要綱は承知している。第8条(1)に当たると判断し、非公開とした。具体的には情報公開条例7条5号。」
 http://www.pref.aichi.jp/uploaded/attachment/239500.pdf
 第7条 (5) 県の機関並びに国、独立行政法人等、他の地方公共団体及び地方独立行政法人の内部又は相互間における審議、検討又は協議に関する情報であって、公にすることにより、率直な意見の交換若しくは意思決定の中立性が不当に損なわれるおそれ、不当に県民の間に混乱を生じさせるおそれ又は特定の者に不当に利益を与え若しくは不利益を及ぼすおそれがあるもの

当方は、「附属機関はまだ開催されておらず、会議の一部又は全部を公開しない旨を決定」していないのではないかとしましたが、「事前に委員の先生方に相談し、非公開と了承を得た。審議会設置要綱に『非公開』と定めてある」とのこと。
現在、設置要綱の情報提供を求めています。

IR・カジノに関しては、「地域経済が活性化するというのは幻想」「ギャンブル依存症、高利貸し、マネーロンダリングなど多くの問題を作り出す」など、各地で反対運動が起こっています。
このような市民・県民の意見が分かれるIR・カジノ問題について、非公開の場で有識者が議論するのは開かれた県政とは言えません。

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・横浜にカジノをつくらせない・かながわ市民オンブズマン
 http://bit.ly/2vhOEz3

・全国カジノ賭博場設置反対連絡協議会
 http://www.anti-casino.net/index.htm