全国一斉情報公開請求　第４弾

土木工事入札結果調書を請求

談合の疑惑がどれほどあるかを調査

　工事についての入札結果を記載したこの調書を見れば，談合のあった場合，落札した企業が複数回入札を繰り返したとき，いつも最低価格を入札すると言われていることから，談合の疑惑が濃厚になります。一定金額以上の土木工事で，どれほどの割合で疑惑があるかを全国的に明らかにしようというものです。集約は，名古屋と三重が協力して担当します。お手伝いください。
　なお，結果は，７月２０～２１日の全国オンブズマン大会で発表されます。また，水道メーターについては，既に談合のあった事実が明白ですので，これについても，全国一斉に情報公開請求をしました。

食糧費の予算額を公表しない愛知県

　４月１１日に全国市民オンブズマン連絡会議は，９７年度の食糧費を分析し，その結果を発表するとともに，一層の食糧費の削減を求めました。
　９５年度の予算と比較して分析した結果，高知県が５億円から８千万円に削減したのを筆頭に，和歌山，愛媛，青森，広島の５県が評価されました。一方，予算規模が大きい東京，，大阪よりも多額の食糧費予算を組んだ県が３分の２以上あります。「体に似合わぬ大きな胃袋」と皮肉られていました。
　残念ながら，我が愛知県は，京都府とともに，食糧費総額を明示せず，番外の落第生と批判されています。世論に背を向けた姿勢は，県民として恥ずかしいかぎりです。詳細はホームページを見てください。

万博誘致対策局の懇談会氏名等公開を求めて提訴

一方，県は監査事務局出張者氏名を公表せよとの判決に控訴

　名古屋地裁は，出張者の氏名はプライバシーに当たらないとして，来庁者の氏名とともに公開せよと判決しました。この裁判所の常識にかなった判決をさらに広げるため，懇談会の出席者（相手も含め）目的・場所を非公開にしたのは不当であるとして，その取り消しを求める訴訟を提訴しました。
　早期結審を目指して，９６年１月～３月の分に限定しました。万博誘致対策局を選んだのは，賛否両論が対立している現状で，万博の誘致活動のプロセスを県民に明らかにすることが大切だと考えるからです。知事は官官接待が必要だという意味のことを発言していますが，必要だと言うのなら，必要性を立証するために，全てを公表すべきです。

候補者の情報公開についての回答は・・・

　松原候補の回答は，流石にしっかりしたブレーンがついているらしく，質問に対して，具体的なものでしたが，その内容は，現状よりわずかに前進する部分があるというだけのもので，全国レベルでの裁判所の判決よりもはるかに見劣りするもので，良い評価はできません。
　梅村・大島両候補は，全面公開という姿勢と意欲は理解できるものの，実効性に乏しく，現実性に欠けています。情報公開に関する政策については，大島氏が最も詳細で，梅村氏は抽象的でした。こと情報公開に関する限り，判断材料にするのは難しいという印象でした。

オンブズマン・タイアップグループ日程

日	時	内　　　　　　　容	場　　　　所
４月１７日（木）	１８：３０	共同作業：公開情報基礎資料づくり	リブレ法律事務所
４月１８日（金）	１０：３０	名古屋港管理組合損害賠償請求訴訟　　　　公判：証人尋問	名古屋地裁１１０３号法廷
４月２３日（水）	１０：００	愛知県東京事務所カラ接待疑惑住民訴訟　　公判：口頭弁論	名古屋地裁１１０３号法廷
４月２４日（木）	１８：３０	共同作業：公開情報基礎資料づくり	リブレ法律事務所
４月２５日（金）	１０：２０	愛知県会議員報償費損害賠償請求訴訟　　　公判：口頭弁論	名古屋地裁１１０３号法廷
５月　３日（祝）	１０：００	憲法運動会（愛知憲法会議主催）	名古屋市公会堂（鶴舞）
６月２１日（土）	１５：００	タイアップグループ総会　懇親会（１７時～１９時）	産業貿易館
７月２０日（日）	２１日まで	全国市民オンブズマン連絡会議　第４回全国大会	福岡

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第２８号 １９９７年０４月１６日

全国一斉情報公開請求 第４弾