12/1/25 名古屋市黒塗り公用車に関する支出 住民監査請求
名古屋市民オンブズマンは,名古屋市市長室が管理する黒塗り公用車11台に関する支出をするなと住民監査請求を行いました。
住民監査請求書
記者クラブ配布資料
記者会見した、名古屋市民オンブズマンの新海聡代表は「今回、金額は小さいが象徴的な住民監査請求だ。一つは、いまだに名古屋市の公務員が黒塗り公用車を使っているという、公務員特権の象徴を追及しようというもの。二つ目には、特に河村市政が市民税5%減税を決めたが、黒塗り公用車に象徴される公務員制度改革に手をつけず、市民のサービス低下を招いていることに警鐘を鳴らすことだ。」と述べました。
調査した名古屋市民オンブズマン・タイアップグループの柴田孝介さんは「過去10年にわたり黒塗り公用車問題を追及してきたが、何も変わってこなかった。河村市長とは2009年11月16日に直接面談して『ぎょーさん調べていただいて、ありがてゃーこった。』と述べたにもかかわらず、まったく回答をよこさない。住民監査請求で、意見をはっきり述べてもらいたい」と述べました。
名古屋市監査委員の監査結果はは60日以内にでます。
10/6/11 河村市長に対して「黒塗り公用車廃止提言」回答を要求
名古屋市民オンブズマンは,2009/11/16に河村市長に対して行った
「黒塗り公用車廃止提言」への市長からの回答がまだ来ていないため,
10/6/11に、市長直々の回答を要求しに市長室秘書課に申し入れに行きました。
http://nagoya.ombudsman.jp/data/100611.pdf
09/11/16に市長に面談を行って申し入れをした際,河村市長は「おっしゃるとおり、
民間では運転手付き黒塗り公用車なんか今やほとんど無い。
議会には議長・副議長専用のセンチュリーがあり、そちらばかり気にしとった。
こんなにぎょーさん調べて頂いて、ありがてゃーこった。
調査して、返事をしたい」と、前向きな回答を寄せました。
しかしながら、約束していた昨年度内に回答は得られず,10/4/19になってようやく
市長室秘書課から書面での回答をいただきましたが,「市長の意志は
確認していない」とのこと。
「庶民革命」を旗印に,自ら軽自動車を公用車にした河村市長の、「庶民革命」の
内実を問うために今回申し入れをした次第です。
オンブズ側は6月末までの回答を求めていましたが,6月中は市議会があり
とても回答ができないとのこと。
ある程度は待つので,市長自らの意志を示した回答を求める,と伝えました

↑申入書を手渡す、名古屋市民オンブズマン事務局員の内田隆(右)

↑記者会見を行う,市民オンブズマンメンバー
09/12/4 黒塗り公用車廃止を求め、名古屋市議長・愛知県知事・議長に申し入れ
名古屋市民オンブズマンは、運転手付き黒塗り公用車の廃止を求め、
名古屋市議会議長に面談しました。
また、愛知県知事・愛知県議会議長に対しても申入書を提出しました。
http://nagoya.ombudsman.jp/data/091204shigicho.pdf
http://nagoya.ombudsman.jp/data/091204chijigicho.pdf
先月河村たかし・名古屋市長と面談した際、市議会議長にセンチュリーがある、
それは問題にしないのかと、市長はしきりに述べていました。
名古屋市長に言われるまでもなく、今回は名古屋市議会議長・副議長の黒塗り公用車と、
愛知県知事部局の黒塗り公用車の運行記録を調べて申し入れをした次第です。
名古屋市議会議長に対して、名古屋市民オンブズマンが直接面談して
申し入れたのははじめてです。

↑吉田隆一・名古屋市会議長(左)に申入書を手渡す、新海聡弁護士(右)
吉田・市会議長は、「現在の議長専用車は11年目で、本来なら買い換えの時期かも
しれないが、財政が厳しい折、車検を通してまだ乗り続けようと検討している。」と述べました。
名古屋市民オンブズマンの新海聡弁護士は、「そもそも黒塗り車がステータスと
思っているのは役所だけで、民間ではほとんど廃止している。
市民目線での市政の運営のために、まず隗から始める意味での黒塗り車廃止を
申し入れたい。本当に必要であればタクシーかハイヤーを借りてはどうか」と述べました。
吉田氏は、「私の場合は自宅が議会から近いので、例えば黒塗り車を廃止して自転車でも
よいかもしれない。しかし、自宅が遠い場合、分刻みのスケジュールで動いているので、
タクシーや自家用車などであれば、議会の定刻時刻に遅れるなどが考えられる。」と述べました。
新海弁護士は、「世の中の人は、黒塗り車に乗ってなくても、定刻通りに職場に来ている。
それが市民目線だ」と、意見のすれ違いが明らかになりました。

↑議会事務局員(左)に申入書を手渡す、新海聡弁護士(右)

↑県知事政策局秘書課(左)に説明をする、新海聡弁護士(右)

↑記者会見する、名古屋市民オンブズマンのメンバー
09/11/16 名古屋市「黒塗り公用車」廃止を求め市長と直接面談
名古屋市民オンブズマンは、名古屋市役所の本庁で管理している「黒塗り公用車」の
廃止を求め、河村たかし名古屋市長に直接面会して申入書を手渡しました。
名古屋市民オンブズマンとして、名古屋市長と直接面談して申ししれしたのははじめてです。
http://nagoya.ombudsman.jp/data/091116.pdf

↑市長応接室で市長に直接申入書を手渡す、名古屋市民オンブズマンメンバーの柴田孝介氏(中央左)

↑市長に説明をする柴田氏他メンバー。

↑記者会見をするメンバー。
名古屋市民オンブズマンは、市長が就任当初、保有していた最高級車のセンチュリーを
売却後、特に行動を起こしていないことを問題視。
2009年4月−6月の運転手付き黒塗り公用車の運行記録約1200枚を情報公開請求し、
分析しました。
すると、市長専用車は常時運行しているが、2台の副市長専用車は出退勤時のみ運行、
残り9台は平均して1日1回運行するかどうかということが判明しました。
しかも、一番多く乗っているのが「課員(ヒラ職員)」であることが判明しました。
分析を担当した柴田孝介氏は、「黒塗り公用車を廃止して、もし本当に必要であれば
タクシーやハイヤーを借りた方が圧倒的に安くすむ。しかし、もっと問題視したいのは、
黒塗り公用車に平気で乗っている職員の意識改革ではないか。
市長は職員を減らそう、無駄をなくそうと努力しているようだが、
まず身近なところから改革して頂きたい」と述べました。
河村たかし・名古屋市長は「おっしゃるとおり、民間では運転手付き黒塗り公用車なんか
今やほとんど無い。
議会には議長・副議長専用のセンチュリーがあり、そちらばかり気にしとった。
こんなにぎょーさん調べて頂いて、ありがてゃーこった。
調査して、返事をしたい」と、前向きな回答を寄せました。
また、名古屋市民オンブズマンとして、議会黒塗り公用車、区役所黒塗り公用車の
運行状況、愛知県の黒塗り公用車の運行状況を調査している旨伝えました。
(名古屋市では、各消防署と消防学校に1台ずつ黒塗り公用車がありますが、
「消防器具」とのことで運行記録がない、旨も市長に伝えました)
2009年11月16日
名古屋市長 河村たかし殿
名古屋市民オンブズマン
代表 倉橋 克実
名古屋市中区丸の内3−6−41 リブビル6階
TEL 052-953-8052 FAX 052-953-8050
黒塗り車廃止の提言
私たちは名古屋市の公用乗用車(いわゆる黒塗車)廃止を提言します。
私たちは名古屋市市長室が管理する黒塗車の本年4月から6月の運行日報を調査し、その運行状況がきわめて不効率であるのみならず、黒塗車は必要ないとの結論に達しました。
かって平成13(2001)年以降、私たちは市の黒塗車について調査し、その都度削減や廃止を申し入れてきましたが、当時市当局の回答は職制等の問題もあるため、運転要員の退職等にあわせて減車に努めるとのことでした。しかし、それ以降の状況は遺憾ながら減車に努めているとは認められません。
その間にも世情は経費節減と省エネルギーの気運が高まり、黒塗車に関しても民間企業では削減ないし全廃の方向に進んでいます。
そもそも黒塗車とはどのような存在でしょうか。かって運転が特殊技能であった時代には、官公庁のみならず民間でも役職者用あるいは来客用に運転手付きの乗用車を用意していましたし、また黒塗車で送迎されることはステータスシンボルとも見られていました。
しかし運転が市民の常識となった現在、黒塗車は旧い意識から脱却できない官公庁あるいは役職者の権威を示す道具に過ぎなくなりました。
すでに民間で黒塗車を多数所有している企業はありません。官公庁に運転者付き黒塗車が存在すること自体、納税者の感覚と乖離しています。これは常に費用対効果を考えている民間企業と、原価に無関心な公的機関との意識の違いでありましょう。今更黒塗車に乗って喜んでいる時代ではありません。
黒塗車の現状 しかし、黒塗車の廃止には市当局や市会等から相当の反論があると考えられます。ここに黒塗車運行に関する私たちの解析結果をお示しして、決断のための資料として提供します。
1.黒塗車の運行状況
@市長副市長専用車(運行記録から専用車と判断される3台)の5・6月の運行
使用者
|
5・6月の
出庫回数 |
5・6月の
走行距離 |
1日当たり
出庫回数 |
1日当たり
運転時間 |
1日当たり
走行距離 |
| 河村市長専用車 |
115回 |
2158km |
2.78回 |
5時間25分 |
54.5km |
| 山田副市長専用車 |
118回 |
1003km |
2.52回 |
4時間24分 |
21.0km |
| 住田副市長専用車 |
54回 |
797km |
1.34回 |
2時間57分 |
20.0km |
*4月は松原前市長時代のため5・6月について検証しています。
上表のように副市長車の運行状況は非常に少なく、サラリーマンの通勤使用並みです。
副市長の送迎はほとんど8〜9時および19〜21時に行われているため、送迎にはこの時間帯の出庫が少ない役員車以外の車で十分対処できます。
A専用車を除いた黒塗り車の運行状況(4・5・6の3ヶ月)
専用車以外平均運行状況は1台当たり1日に1回出庫し、使用時間は3時間以内、走行距離30km以下と極端に少なく、1日のうち65%は待ち時間です。
*4月 稼働黒塗車10台 出勤日日数21日間
B海外の子会社を含め社員7000人規模の電機メーカーは、本社に運転手付黒塗りは役員用で2台。東京本社では黒塗車無しでハイヤーを使用。海外子会社は国により違い、東南アジア、中国では運転手付、欧米諸国では代表取締役が自ら運転するのが普通と言います。
仮にこれら黒塗車の運行を全てタクシーまたはハイヤーで利用したと想定すると費用は下表のようになります。走行距離が最大の4月でもハイヤーで354万円、タクシーなら273万円 ですみます。これは黒塗車1台分の経費にもあたりません。
民主党政府となって公金の使途につき議論が盛んです。名古屋市と市会が協力率先して黒塗車廃止を決定すれば、経費節減のみならず市職員の意識改革に資するとともに、名古屋市以外の官公庁への啓発ともなるでしょう。