名古屋市民オンブズマン 口利き問題特設ページ



2017/3/14(火)名古屋市 要望等記録制度運用マニュアルを入手

「名古屋市職員の公正な職務の執行の確保に関する条例」に基づき名古屋市総務局職員部人材育成・コンプライアンス推進室が作成した「要望等記録制度運用マニュアル(第3版)」を情報公開請求で入手しましたのでアップします。
http://www.nagoya.ombudsman.jp/data/nagoyakuchimanual.pdf

名古屋市は違法・不当に限らず、すべての要望等を記録しています。

・名古屋市職員の公正な職務の執行の確保に関する条例
 http://www.city.nagoya.jp/shisei/category/52-6-0-0-0-0-0-0-0-0.html

名古屋市で平成27年度に上記制度に基づいた要望等記録は739件、うち114件が市議からのものでした。

16/9/23発表 全国市民オンブズマン連絡会議「全国『口利き』記録制度調査」結果
・「口利き記録制度」調査【概要】(7枚)
 http://www.ombudsman.jp/taikai/kuchi2016-1.pdf
・「口利き記録制度」調査(16枚)
 http://www.ombudsman.jp/taikai/kuchi2016-2.pdf
・パワーポイント発表資料(PDF)
 http://www.ombudsman.jp/taikai/kuchi160924.pdf

名古屋市は先進的な制度を持っています。ぜひマニュアルを熟読し、「記録をとることになっているはずだ」「要望等記録を開示せよ」と要望してみてください。


2016/10/22(土)学習会「市議の仕事とはなにか? 」名古屋市議「口利き記録」分析から見えるもの に30人

「名古屋市民議会」が16/10/22に名古屋市緑区生涯学習センター で第一回町づくり懇談会を開催し、名古屋市民オンブズマンの内田隆氏が講演「市議の仕事とはなにか? 」〜名古屋市議「口利き記録」分析から見えるもの〜を行い、30名集まり大盛況でした。

学習会の資料 
http://www.nagoya.ombudsman.jp/data/161022.pdf
当日イベント案内 https://www.facebook.com/events/1100119003429335/
動画 


内田氏は、
・そもそもオンブズマンって?
・オンブズマンはどういう組織で何のためにやっているの?
・そして、全国、とりわけ名古屋市議は?
という視点で話をし、ボランティアベースで行っている市民オンブズマン活動の方が、報酬をもらった上でさらに政務調査費・政務活動費をもらっている議員よりなぜ役所を追及できるのか、市議・県議をチェックするにはどうすればよいかを説明しました。

議会・議員を活性化させるためには、市民のチェックが必要不可欠です。
名古屋市民オンブズマンでは、過去多数議会・議員を追及してきましたが、近年以下3つの方法で追及しました。
1)名古屋市議 2011年度 本会議質問回数調査と質問内容評価
 http://www.ombnagoya.gr.jp/tokusyuu/giin/130115nagoya.pdf
2)愛知県議 政務活動費と質問回数、当落関係調査(評価基準は別紙)
 http://www.nagoya.ombudsman.jp/seimu/aichiseimu2011-14.pdf
3)2016年9月 全都道府県・政令市・中核市「口利き」記録制度調査
http://www.ombudsman.jp/taikai/kuchi2016-2.pdf

1)については、本会議質問回数を数えるだけでなく、質問内容に踏み込んで評価しました。
2)については、質問回数と政務活動費の金額、当落との関係を調査し、質問回数と当落にはあまり関係がなく、人件費と事務所費に多く使った議員は1位当選しやすい結果となりました。

しかしながら、議員は「本会議や委員会質疑だけで評価してもらっては困る。有権者からの意見を吸い上げ、当局に働きかけをすることも極めて重要な仕事だ」ということを何度も市民オンブズマンに対して言ってきます。

それを受けて、実際議員はどのような働きかけをしているのか、調査をしてみようというのが今回の「口利き記録」制度調査です。
2014年12月15日、「名古屋市職員の公正な職務の執行の確保に関する条例」が施行され、すべての要望・働きかけが記録されることになりました。
名古屋市民オンブズマンは、2014年12月15日以降の公職者からの働きかけをすべて情報公開請求し、分析しました。開示された文書は、議員は実名、働きかけ者もほぼ実名です。
名古屋市平成27年度記録739件中名古屋市議からの働きかけは114件でした。
当局が「違法・不当な働きかけ」としたのは0件でした。
 i)有権者の自治体への要望の代弁89件
 ii)入札・契約3件
 iii)特定企業・団体・個人の要望 18件
 iv)資料提供を求める12件
 v)(元)職員からの苦情6件

i)有権者の自治体への要望の代弁 については、「草をむしれ」など議員経由で言わなくても、直接気づいた市民が行政に言えばよいのではないか、その仕組みを作ることの方が重要ではないかとしました。
ii)入札・契約については、特定の業者と癒着しているとされてもおかしくないとしました。
iii)特定企業・団体・個人の要望 についても、非常に不透明で、癒着が疑われるとしました。
iv)資料提供を求める については、団体と行政との関係が密接だったとしても、議員が自ら調べることなく、役人に調査を丸投げしてよいのか疑問だとしました。

内田氏は、「口利き記録を見れば議員の質が分かる。議員にしかできないこと、立派な働きかけをしている議員を見つけ、評価していこう」としました。

会場からは「口利き記録制度でここまで分かるとは思わなかった。」「各書類、はんこの数が違うのはどうしてか」「議員に任せきりではなく、私たち市民がつながる必要がある」など意見が出ました。


名古屋市民オンブズマンは、さらに分析を行い、違法・不当が疑われる案件については調査するとともに、口利き記録から議員のあり方を問い直そうと参加者に呼びかけました。

2013/4/3(水)名古屋市 嘱託員不正採用問題中間報告書発表 

名古屋市総務局職員部監察局は、市嘱託員不正採用問題(市議が口利きで 採用を働きかけて職員が応じたとされる問題)について、専門調査委員から市長に対して 中間報告書が提出されたと13/4/3に発表しました。
不正採用に携わった職員と市議の個人情報が隠されたものが公表されました。
http://nagoya.ombudsman.jp/data/130403nagoya.pdf

12/12/27 名古屋市議口利き疑惑 非公開の場で百条委員会設置せずと決定

渡辺義郎・名古屋市議(自民)が名古屋市の嘱託職員の不正採用を 口利きをしたとの疑惑に対し、名古屋市議会は共産党が求めた 真相解明のための百条委員会について、非公開の団長幹事長会議に おいて設置しないことで全会一致で合意したとのこと。
そもそも、名古屋市が2004年に作った名古屋市適正職務サポート制度の中の 「すこやか職務レポート」では、職務の基準に違反し適正な職務の 執行を妨げる要望を、「記録に当たり、要望者に対し、あらかじめ記録・ 公表について教示するとともに、内容の確認を求め」記録することに なっています。
http://www.city.nagoya.jp/somu/page/0000010176.html
上記制度に対し、「違法に限らず、すべての働きかけを記録すること」 と名古屋市民オンブズマンが第3者委員会に働きかけ、一部 意見を取り入れた内容の答申を出しましたが、市議会の猛烈な反発で ・違法に限る・あらかじめ教示する と、骨抜きになりました。 結果、制度ができて7年間、一度も上記制度に基づく記録はされていません。
・2004年3月11日 名古屋市民オンブズマン
 要望、働きかけへの対応制度に対する意見書
 http://nagoya.ombudsman.jp/data/040311.pdf
・2004年3月22日 名古屋市公正職務執行提言委員会
 提言(第2次)
 http://nagoya.ombudsman.jp/data/040322nagoya.pdf


また、議会基本条例第3条(4)議員は、高い倫理性を常に確立し、 誠実かつ公正に職務を遂行する。や、第4条 市民に対する説明責任を果たす。 にも反している疑いもあります。
http://www.city.nagoya.jp/shikai/category/355-3-0-0-0-0-0-0-0-0.html
今回の口利き疑惑に関して、市職員が書類送検された名古屋市は、 12/12/21に謝罪会見を行うも、記者会見時に資料を配布せず、 市公式ホームページにも記載がありません。
http://www.city.nagoya.jp/shisei/category/345-5-9-0-0-0-0-0-0-0.html

議員の口利きに関しては、効果的な口利き記録制度を作るだけでなく、 政治倫理条例を制定し、政治家の倫理違反に対して市民の請求により 調査を行い、取るべき対応などについて勧告などを行う審査会を設置する 自治体もあります。
実際、熊本市では有権者の200分の1の署名を集め、1990年の条例制定から 3回審査会を設置し、大きな効果を上げたとのこと。
http://www.city.kumamoto.kumamoto.jp/Content/Web/Upload/file/Bun_62263_213gaiyou.pdf

自分の任期中に職員が書類送検された河村市長の責任は重大ですし、 きちんと追及できない議会の責任も重大です。 このような状況を憂いた市職員からも、内部情報が寄せられています。 市民オンブズマンとして何ができるのか、早急に検討します。

参考:
政治資金収支報告書 (平成23年分 定期公表)
 http://www.pref.aichi.jp/0000051778.html
 自由民主党愛知県名古屋市北区第三支部
 http://www.pref.aichi.jp/senkyo/241128/x/a23x0078.pdf

名古屋市会議員政治倫理綱領  http://nagoya.ombudsman.jp/data/nagoyakouryo.pdf

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・名古屋市民オンブズマンタイアップニュース 第146号 2004年11月
 竜頭蛇尾か名古屋市の「口利き公開要綱」
http://www.ombnagoya.gr.jp/new_body/146.htm
・名古屋市民オンブズマンタイアップニュース 第147号 2004年12月7日
 名古屋市・市議などの口利き防止策 「条例」のはずが「要綱」へ
http://www.ombnagoya.gr.jp/new_body/147.htm

・第11回全国市民オンブズマン函館大会(2004年)
 議員からの口利き記録制度について
 http://www.ombudsman.jp/taikai/04youbou.pdf
・政治倫理・九州ネットワーク
 http://www.seirin.gr.jp/
・熊本市議会議員なすまどかブログ 2012年02月20日
 政治倫理審査のハードルをなぜ上げる?
 http://blog.goo.ne.jp/madoka-jcp/e/ffce89c0c6a7ea0222a29bd98ebdd38f

 

 

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