弥富市議会


20/11/24 弥富市議会正常化請願 全会一致で可決に、名古屋市民オンブズマンが声明発表

名古屋市民オンブズマンが20/11/13に弥富市議会に提出した、「弥富市議会に『市議会正常化』を求める請願」について弥富市議会は20/11/24に開催した本会議で全会一致で採択しました。
それを受け、名古屋市民オンブズマンは声明を発表しました。
http://nagoya.ombudsman.jp/data/201124.pdf

今回の最大の問題は、憲法で保障する表現の自由を多数派が数の力で侵害したことです。
そのことを、20/9/23辞職勧告決議に賛成した議員は本当に理解しているのか、今後も注目していきたいです。

なお、本会議の様子は数日後にネットにアップされます。
https://www.city.yatomi.lg.jp/gikai/1002766/1003601/index.html

参考:弥富市議会の正常化を求める請願 賛成討論 弥富市議会議員 佐藤仁志
 http://nagoya.ombudsman.jp/data/201124-2.pdf

メモ
 http://nagoya.ombudsman.jp/data/201124-1.pdf

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声明

 本日、弥富市議会は、名古屋市民オンブズマンが提出した「弥富市議会に『市議会正常化』を求める請願」を、本会議において可決した。この請願は、「弥富市議会議員および同市議会議員になろうとする者が、地方自治法に基づき住民監査請求及び住民訴訟を提起することを自由にできること」「弥富市議会議員および同市議会議員になろうとする者が、議会以外の場において、適法な手段で行政を監視し、是正をしようとする行為を自由にできること」を趣旨とするもので、可決により、弥富市議会は、この請願と矛盾する令和2年9月23日付の「加藤明由議員に対する辞職勧告決議」を事実上撤回したと考える。
弥富市議会議員、とりわけ令和2年9月23日付けの決議に賛成した議員諸氏には、本請願の決議に賛同したことの重みを十分に理解し、自己と異なる意見を排除せず、議会で粘り強い議論を行って意見を統合することこそが、議員の矜持を支えるものであることの自覚を求めたい。
 さて、本件の問題の本質は、9月23日の決議が、表現の自由という憲法の保障する価値を辞職勧告という方法で制約したことにある。そもそも、市民オンブズマン活動は憲法21条が定める、表現の自由によって保障された活動である。
 これに対し、9月23日の決議に賛成した諸氏の多くは、議員と市民オンブズマン活動は両立するか、という意識で賛成行動を説明しようとしている。しかし、「議員と市民オンブズマン活動が両立するかどうか」という見解は、個人の考えであり、どれだけ多数の者がこれに賛同しようと私的な見解に過ぎない。
 私的な見解が、憲法という究極の「公」が尊重を求める価値に優先する、という考えは誤りである。天秤の一方の秤に表現の自由を置き、一方の秤に「議員と市民オンブズマン活動の両立」といった私的見解を置いて比較衡量することは、究極の公私混同と言わざるを得ない。
 この請願書の提出の際、名古屋市民オンブズマンは議会事務局から、差出人を「政新会」とする書面の交付を受けた。この書面は名古屋市民オンブズマンに対する謝罪を記載した私信であった。しかしそもそも、私信の交付は、郵便に託するか、自ら相手方に交付(Eメールも含む)するか、どちらかによるべきであって、議会事務局の職員に命じて(あるいは依頼して)行う業務ではない。
 請願を行うに至った問題の本質が公私混同にあるにもかかわらず、私信の交付に議会事務局の職員を関与させる、という姿勢は、いまだにこうした「公」と「私」との峻別ができないことを示すのであって、改めて問題の根深さを感ぜざるを得ない。
 しかし、こうした問題は、おそらく、弥富市のみならず、日本各地の議会に見られることとも思われる。そうした中、我々は、弥富市議会の議員諸氏が本件をきっかけとしていち早く「公」と「私」を厳格に峻別し、民主主義の学校と呼ばれるにふさわしい、市議会の再生に立ち上がられることを期待して、今後も注目していきたい。

令和2年11月24日
  
名古屋市中区丸の内3丁目7番9号
チサンマンション丸の内第2 303

名古屋市民オンブズマン 

代 表   新海 聡


20/11/16 弥富市議会正常化請願 議会開会初日に委員会付託なしで採択へ

名古屋市民オンブズマンが20/11/13に弥富市議会に提出した、「弥富市議会に『市議会正常化』を求める請願」について弥富市議会は20/11/16に議会運営委員会および全員協議会を開き、議会開会初日に委員会付託なしで採択する方針を決めました。
・20/11/13 弥富市議会に『市議会正常化』を求める請願
http://www.nagoya.ombudsman.jp/data/201113-1.pdf

弥富市議会運営委員会は市民の傍聴を許可していません。
議会運営委員会配付資料も市民に閲覧させていません。
市庁舎1階か6階でモニター視聴が可能となっています。
全員協議会や委員会は、現在新型コロナウイルスの影響で傍聴ができず、同じくモニター視聴が可能となっています。
今回、名古屋市民オンブズマンメンバーがモニター視聴を行いました。

20/9/23に弥富市議会で決議された「加藤明由議員に対する辞職勧告決議」に賛成した政新会の平野広行市議は「辞職勧告決議の表現に『オンブズマン』と記載したため、市民オンブズマンの方々に誤解を与えた。20/11/13に政新会として謝罪文を出した。
 http://www.nagoya.ombudsman.jp/data/201113-2.pdf
 今回名古屋市民オンブズマンから提出された請願書は全く非のうちどころがない。
 通常は請願は最終日に採決を行うが、反対するところが一言もなく、1日も早く採択して議会を正常化したいので、初日に採択したい。」としました。

請願紹介議員の江崎貴大市議は「個人的にはよいが、本日はじめて請願書を目にする人もいると思うので、この後行う全員協議会で決めて欲しい」としました。

平野市議は「以前、請願について反対がなければ、本会議で賛成討論しないで簡易採決で行うと決めた。今回は簡易採決をお願いしたい。また、請願文を全文読み上げるのか。趣旨だけの読み上げではだめか」としました。
大原功議長も「反対討論がなければ、賛成討論を行わないと以前決めた」としました。

議会運営委員会副委員長の那須英二市議は「地方自治法や議会規則にのっとりたい。議長の発言はあくまで『お願い』だ。」としましたが、大原議長は「コロナ対策など国民の生命を守るのが最優先だ」としました。
那須市議は「むしろ前回の辞職勧告決議に賛成された政新会の方から討論を行ったほうが、誠意が伝わるのではないか」としましたが、大原議長は「誠意があるから賛成した。」としました。

続いて全員協議会が行われ、初日に請願について委員会付託されずに採択する方針が決まりました。

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傍聴した名古屋市民オンブズマンの内田隆事務局員は「辞職勧告決議のときもまともな賛成理由を聞けず、今回の請願についても賛成討論・反対討論もせずに採択する、というのは、今回の請願をきっかけに市議会のあり方を見直して欲しいとする名古屋市民オンブズマンの想いからは外れている。言論の府である議会の『自殺行為』の反省がみられないのではないか。
また、市民オンブズマンに対して『誤解を与えた』とするものの、加藤市議への辞職勧告決議については謝罪文ならびに今回の議会運営委員会・全員協議会で何も触れていないのはおかしい。これでは再度同様のことを繰り返してしまうのではないか」とコメントしました。

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20/11/16夕方、弥富市議会事務局職員から、名古屋市民オンブズマンに対して「本日の議会運営委員会・全員協議会で、請願の取り扱いが議会開会初日に決まった」と電話で連絡がありました。

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今後、20/11/24(火)午前10時から本会議が開会され、請願が即日採択される予定です。


20/11/13 弥富市議会に「市議会正常化」を求める請願 提出

名古屋市民オンブズマンは20/9/23に弥富市議会で決議が挙げられた「加藤明由議員に対する辞職勧告決議」中、市民オンブズマンに対する誤解ならびに市議会の機能に誤解が見られることから、「市議会正常化」を求める請願を20/11/13に弥富市議会議長に提出しました。
http://www.nagoya.ombudsman.jp/data/201113-1.pdf

参考:20/9/23 弥富市議会 
 加藤明由議員に対する辞職勧告決議
 http://www.nagoya.ombudsman.jp/data/200923yatomi.pdf
 
弥富市議が、1週間前に議長にアポイントメントをとって請願提出の時間を決めました。事前に記者に「請願を提出する」旨連絡をしました。
マスコミが、議会事務局に対して、請願を提出する際の写真撮影の許可ならびにコメントが欲しいと要求したところ、議長は「請願の提出時の写真撮影及びマスコミの入室は許可しない」旨を議会事務局経由で伝えてきました。マスコミは「理由を説明せよ。市民の代表なので説明責任がある」と何度も迫りましたが、議会事務局職員が議長室に入った後怒声が聞こえて、その後議会事務局長から「議長は『とにかく許可しない。これ以上いうのなら、愛知県警に連絡することも考える』と言っている」としました。

名古屋市民オンブズマンとして、請願を提出する際の写真撮影が可能かどうかも事前に議会事務局に問い合わせましたが、「許可しない」の一点張り。

名古屋市民オンブズマンのメンバー3人と江崎市議が議長室に入ろうとしました。
しかし、議長室の入口で議長から「入室は2人まで」といきなり言われ、名古屋市民オンブズマン事務局長の滝田誠一弁護士と、江崎市議のみ入室出来ました。
扉は閉められ、部屋の外では中の声は聞こえませんでした。「扉が閉められた写真を撮影してよいか」と議会事務局職員に問い合わせたところ、扉の撮影許可のみ出ました。

3分程度で滝田・江崎両名が部屋から出てきて、別室で簡単な記者会見を行うことになりました。
その際、場所を案内してくれた議会事務局職員が、「前回の辞職勧告決議を発議した政新会から書類を預かっている」として、以下書類を手渡されました。
マスコミにも同文が配付されました。
http://www.nagoya.ombudsman.jp/data/201113-2.pdf

滝田弁護士は「市民が持つ当然の権利である住民監査請求・住民訴訟をしたから議員を辞職せよ、というのは議会の自殺行為でおかしいので、誰でも自由に住民監査請求・住民訴訟ができること、ならびに行政監視をできることを確認する請願書を提出した。今回、議長・副議長・議会運営委員会委員長が対応したが、議長が一方的に話して、こちらが話す余地はなかった。
議長は『請願というのは通常なら1週間前に文面を渡してくる。いきなり書面を出されてもコメントできないし、マスコミの対応も出来ず、撮影も許可出来ない。請願書は受け取ったので、議会としてきちんと審議したい』と述べた。
名古屋市民オンブズマンは30年近く、様々な申し入れを行ってきたが、その際にマスコミを入れないという対応はなく、極めてピリピリしていたように感じる。世の中の常識とちょっと外れているのではないか。
なお、今回の請願が万が一可決しなかった場合、市民オンブズマンに対する名誉毀損だとして国家賠償請求訴訟も視野に入れたい」としました。

江崎市議は「他にも請願の紹介議員になってもいいよという人がいたかもしれないが、名古屋市民オンブズマンから請願を出されるという話を伺い、1人で受けることにした。
請願の趣旨は当たり前のことなので、皆さんご賛同いただけると思うし、説明を聞く場にしたい。
政新会からこのような弁明の書類も届いているので、何らかの気持ちがあるのではないか。
今後11月16日に議会運営委員会が開かれ、そこで取り扱いが決まる予定」としました。

名古屋市民オンブズマンの内田隆は「今回、一番若い江崎市議に紹介議員になって頂いたのは、市議会を変えてくれるのではないかという思いから。
議員と市民オンブズマンが連携して活動するのはこれまであまりなかった。弥富市議会を正常化するにはぜひこの請願を可決してもらいたい。
政新会からの文書は今もらったばかりでコメントできないが、『議会としての意思』の辞職勧告決議に対しては、『議会としての意思』の請願可決を願う。」と述べました。

名古屋市民オンブズマンのメンバーは「市民の疑問を受け止めてくれて、議会で質問してくれる市議はほとんどいないのが現状。この請願を議論する中で弥富市議会が変わるきっかけになればよい」としました。

所用で請願提出に参加出来なかった名古屋市民オンブズマンの新海聡弁護士は「政新会が作成したペーパーは意味不明。謝罪なら記者会見すべきだし、ペーパー1枚だされてもわからない。今回の請願をどうするのかで、本気か形だけかがわかる」とコメントしました。

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なお、今後の流れとしては、20/11/16(月)午前9時から開催される議会運営委員会で本件の扱いを決めるとのこと。議会運営委員会は傍聴できず、市庁舎1階か6階でモニター視聴可能とのこと。議運配付資料は閲覧不可。20/11/24開会以降、本会議・全員協議会・行財政委員会は録画配信があるとのことでした。
https://www.city.yatomi.lg.jp/gikai/1002766/1003601/index.html


弥富市議会に「市議会正常化」を求める請願 提出へ

名古屋市民オンブズマンは20/11/5に愛知県政記者クラブにて記者会見を行い、20/9/23に弥富市議会で決議が挙げられた「加藤明由議員に対する辞職勧告決議」中、市民オンブズマンに対する誤解ならびに市議会の機能に誤解が見られることから、「市議会正常化」を求める請願を20/11/13に弥富市議会議長に提出する意向を表明しました。

・弥富市議会に「市議会正常化」を求める請願(案)
 
http://nagoya.ombudsman.jp/data/201105.pdf
1 弥富市議会議員および同市議会議員になろうとする者が、地方自治法にもとづいて住民監査請求および住民訴訟を提起することを自由にできること。
2 弥富市議会議員および同市議会議員になろうとする者が、議会以外の場において、適法な手段で行政を監視し、是正をしようとする行為を自由にできること。

加藤明由市議は、市議になる前に多数の住民監査請求・住民訴訟を行ってきました。
加藤市議がこれまでの活動をまとめました。
 http://nagoya.ombudsman.jp/data/200930.pdf

それに対し弥富市議会は、市議になる前の住民訴訟について問題視し、「議員となられた以上、オンブズマン活動を行うのはいかがなものかと考えます」として辞職勧告決議を可決しました。
また、「地方議会は地方行政の活動は一翼を担っている側面がある」と述べています。

・20/9/23 弥富市議会 
 加藤明由議員に対する辞職勧告決議
 http://www.nagoya.ombudsman.jp/data/200923yatomi.pdf
・【弥富市議会】令和2年9月23日 令和2年第3回弥富市議会定例会 最終日 本会議
 (35:37〜)
 https://youtu.be/dYJ0gqxZrCs?t=2137
・20/9/23 弥富市議会本会議(辞職勧告決議文部分)
 名古屋市民オンブズマンによる、半自動文字起こしアプリによる文字起こし
 http://www.nagoya.ombudsman.jp/data/200923-1.pdf

名古屋市民オンブズマンは、「市議会正常化」を求める請願書の紹介議員を今後募集し、20/11/13(金)午前10時30分に弥富市議会議長に対して紹介議員が請願書を手渡す際に同席する予定です。

名古屋市民オンブズマン代表の新海聡弁護士は「1回目の辞職勧告決議では、市民オンブズマン活動に対する誤解があって行ったのかもしれないが、仮に今回の請願を否決した場合は議会として市民オンブズマン活動への圧力が確定的意思となる。
請願が不採択になった場合は、名古屋市民オンブズマンが原告となって弥富市を相手に国家賠償請求訴訟をせざるを得ない。
今回の請願は市議会が市民オンブズマン活動ならびに市議会の機能を考え直すチャンスだ。」と述べました。

記者会見に同席した加藤市議は「弥富市には考えられないことが多数あり、これまで住民監査請求・住民訴訟を行ってきた。元公務員に『住民監査請求・住民訴訟は、却下・棄却がほとんどだが、役所内部で事業を考え直すきっかけになる』と言われたため行った。実際に監査委員から勧告も出た。私は議員を辞職するつもりは全くない」としました。

今後、20/11/16にも予定されている弥富市議会運営委員会で請願の取り扱いが議論される予定です。
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弥富市議会だより第59号(令和2年9月定例会)
https://www.city.yatomi.lg.jp/gikai/1000041/1003684/1003936.html

弥富市議会 令和2年12月定例会の開催日程(予定)
https://www.city.yatomi.lg.jp/gikai/1000003/1000004.html

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【悲報】愛知県弥富市議会 住民訴訟経験者が市民オンブズ議員になり「オンブズ活動するなら議員を辞職すべき」辞職勧告決議可決

20/9/23、愛知県弥富市議会で「住民訴訟経験者が市民オンブズ議員となり、『オンブズ活動するなら議員を辞職すべき』」として辞職勧告決議が可決されました。

辞職勧告決議文を入手しようと、弥富市議会に電話をしたところ、「議案、議決文とも閲覧に供しておらず、情報公開請求が必要」と言われました。

辞職勧告決議文を情報公開請求して入手しました。
http://www.nagoya.ombudsman.jp/data/200923yatomi.pdf

当日の様子は弥富市議会ホームページで動画で見れます。

・【弥富市議会】令和2年9月23日 令和2年第3回弥富市議会定例会 最終日 本会議
(35:37〜)
 https://youtu.be/dYJ0gqxZrCs?t=2137
・20/9/23 弥富市議会本会議(辞職勧告決議文部分)
 名古屋市民オンブズマンによる、半自動文字起こしアプリによる文字起こし
 http://www.nagoya.ombudsman.jp/data/200923-1.pdf

当日の状況について、議会事務局に確認しました。
「20/9/23 弥富市議会最終日に別紙発議の採決があり、当該議員は除斥。議員数16人で起立採決方式。7名が賛成した。決議提案時に賛成者の大原議長は、議決参加していない。その他7人は起立せず。可否同数だったため議長の採決になり、議長が可決した。

ニュースを、市民オンブズ関係者、市民オンブズ議員、その他関心のある人に知らせたところ、「これはあまりにもひどい」と言っていました。

今回の辞職勧告決議は市民オンブズ活動への名誉毀損ではないかと考えます。
また、弥富市議会の、議会活動に対する根本的認識が誤っており、議員活動の自殺ではないかとも考えます。

名古屋市民オンブズマンは、まずは弥富市議会に、上記辞職勧告決議を撤回つもりはないか、何らかの形で働きかけをする予定です。

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名古屋市民オンブズマン 弥富市議会問題ページ
http://www.ombnagoya.gr.jp/tokusyuu/yatomi/index.htm

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・弥富市議会
 https://www.city.yatomi.lg.jp/gikai/index.html

・弥富市議会 公式ツイッター
 https://twitter.com/gikai6

・「女性を議会に!ネットワーク」申入書
 https://bit.ly/3m4Booe
 
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