名古屋城 本丸御殿+木造天守閣問題特集

河村市長は木造天守閣復元をぶち上げましたが迷走中です。建物だけで505億円かかるとのこと。100億円の利子、その他運営管理費等を含めると2069年までに915億円かかる見込みです。2020年の東京オリンピックに間に合わせると市長一人意気込んでいましたが、突如2022年に延ばしましたが断念し、新たな竣工時期は発表出来ません。市民は冷ややかです。「民主主義発祥の地ナゴヤ」の看板を下ろしたのでしょうか。
※17/3/23に名古屋市議会は名古屋城天守閣木造化の基本設計等に関する補正予算10億円を可決しました。17/5/9に「基本協定」「基本設計契約書」を締結しましたが、2019年8月、河村市長は2022年12月までの木造天守閣復元を断念しました。いまだに竣工時期の目処はたっていません。しかし2018年度末で市債を35億1400万円借りています。
名古屋市は新型コロナ対策に追われ、「不要不急」の木造天守閣復元を行う余裕はないはずです。
※名古屋市は現天守閣の解体申請を文化庁に提出していましたが、21/7/27に取り下げしています。現時点では、解体ならびに復元に関する書類は文化庁に提出していません。

2024年4月以降
  • 24/6/17(月) 第7回「名古屋城バリアフリー市民討論会」差別検証委 非公開で開催
  • 24/6/10(月) 文化庁調査官「名古屋城内にある『指定文化財』に限らずもっと広い意味での文化を議論出来たら」
  • 24/5/31(金) 名古屋城市民説明会 市議・特別秘書によるサクラ動員+河村市長「賛成派を呼べないか」発言 市が検証報告書も自民市議「特別秘書にも副市長にも聞かず、何の総点検なのか」
  • 24/5/31(金) 石垣部会「名古屋城石垣安全対策は南海トラフ地震を想定して作成すべき」
  • 24/5/17(金) 名古屋市人権施策推進有識者「名古屋城バリアフリー 合理的配慮をしないことが差別だ」
  • 24/4/18(木) 第6回「名古屋城バリアフリー市民討論会」差別検証委 検証内容は非公開
    ・2023年8月-2024年3月はこちら
    ・2023年4月-7月はこちら
    ・2022年度はこちら
    ・2021年度はこちら
    ・2020年度はこちら
    ・2019年度はこちら
    ・2018年度はこちら
    ・2017年度はこちら
    ・2016年度はこちら
    ・2015年度はこちら
    ・2014年度以前はこちら

    24/6/17(月) 第7回「名古屋城バリアフリー市民討論会」差別検証委 非公開で開催

    24/6/17(月)に、第7回「『名古屋城バリアフリーに関する市民討論会』における差別事案に係る検証委員会」が非公開で開催されました。


    ・「名古屋城バリアフリーに関する市民討論会」における差別事案に係る検証委員会について
     https://www.city.nagoya.jp/sportsshimin/page/0000174220.html
     
    報道によれば、「市長と職員に『史実に忠実な復元』認識のズレがあった」「差別解消条例の改正を検討する」とのこと。
    また、8月中をメドに最終報告書をまとめる方針とのこと。
    ------
    2024/06/17 21:29配信 東海テレビ
    “史実に忠実”とは…名古屋城木造復元巡り「市長と職員に認識のズレ」市民からの差別発言問題巡る検証委が指摘
    https://www.tokai-tv.com/tokainews/article_20240617_34809

    2024年6月17日 17:43 テレビ愛知
    市長と職員の「史実に忠実な復元」への考え方にずれ 名古屋城バリアフリーの市民討論会での差別発言
    https://news.tv-aichi.co.jp/single.php?id=5097

    2024年6月18日 中日新聞
    差別解消条例の改正検討 名古屋城発言の市検証委
    ---------
    今後の予定

    ・24/6/18(火)10時半〜 名古屋市議会経済水道委員会
     (2)名古屋城天守閣木造復元市民向け説明会の総点検について(観光文化交流局関係)
     https://www.city.nagoya.jp/shikai/category/324-3-0-0-0-0-0-0-0-0.html
    ・24/6/19(水)市議会開会
    ・24/6/29(土)14時 「名古屋城天守の有形文化財登録を求める会」月例会 市政資料館
      毛利和雄氏ミニ学習会「名古屋城・天守木造復元の落とし穴」
      https://peraichi.com/landing_pages/view/protect-nagoya-castle/
    ・24/7/1(月)名古屋城・天守木造復元の落とし穴(毛利 和雄/著) 出版
      https://www.shinsensha.com/books/6385/
    ・24/7/1(月)10時半〜 河村たかし名古屋市長定例記者会見
      https://www.city.nagoya.jp/mayor/category/316-0-0-0-0-0-0-0-0-0.html
       

    24/6/10(月) 文化庁調査官「名古屋城内にある『指定文化財』に限らずもっと広い意味での文化を議論出来たら」

    24/6/10(月) 特別史跡名古屋城跡全体整備検討会議(第60回)が開催されました。
    オブザーバーとして出席した、平澤毅・文化庁文化財第二課主任文化財調査官は「本日は名古屋城内にある『指定文化財』の保存整備について主に議論された。しかし、『指定文化財』に限らずもっと広い意味での文化をこの会の主題として議論出来たら」と述べました。


    ・24/6/10(月) 特別史跡名古屋城跡全体整備検討会議(第60回)配付資料
     http://nagoya.ombudsman.jp/castle/240610.pdf
    ・名古屋市民オンブズマンによるメモ
     http://nagoya.ombudsman.jp/castle/240610-1.pdf
     
    今回は今年度第1回目ということで、2023年度の全体会議・部会での検討内容をふり返った後、今年度の事業予定のイメージが示されました。
    天守台石垣保存対策は、通年行うとのこと。
    石垣保存方針策定は、2024年12月をめどとするとされました。
    スケジュール案について、有識者からは特に意見は出されませんでした。

    その後、植栽管理計画について議論になり、座長の瀬口哲夫・名古屋市立大学名誉教授は「名古屋市は戦後、整備をするために歴史と観光どっちをとるかというときに『観光』をとり、鉄筋コンクリートで天守閣を復元した。私は、歴史的風致と景観は違うと考えている」と独自の考えを述べました。

    オブザーバーの渋谷啓一・文化庁文化財第二課主任文化財調査官は「今回今年度の事業予定(イメージ)を出したが、どれくらいのスパンで伸びていくのか、前後拝見できればよかった」と述べました。

    平澤調査官は「本日は名古屋城内にある『指定文化財』の保存整備について主に議論された。しかし、『指定文化財』に限らずもっと広い意味での文化をこの会の主題として議論出来たら。逐次またご相談したい。大きな間違いのないようにすすめてほしい」と述べました。

    -------------------
    平澤調査官が述べた「『指定文化財』に限らずもっと広い意味での文化」とはいったい何を指すのか。

    「西北隅櫓、西南隅櫓、東南隅櫓、本丸表二之門、旧本丸御殿障壁画襖・障子類183面附16面、旧本丸御殿障壁画襖・杉戸絵149面、旧本丸御殿障壁画天井板絵331面附入側天井板絵369面、二之丸大手二之門、旧二之丸東二之門(本丸東二之門)」が国の重要文化財に指定されています。
    また、乃木倉庫が国登録有形文化財に、二之丸庭園のほぼ全体が名勝に指定されています。
    https://www.nagoyajo.city.nagoya.jp/learn/property/list/
    「史跡名古屋城跡」全体は特別史跡に指定されています。
    https://www.city.nagoya.jp/kankobunkakoryu/cmsfiles/contents/0000105/105368/2shou.pdf

    今回議題となった石垣、植栽、二之丸庭園は特別史跡です。

    平澤調査官に今回直接問い合わせることはできませんでした。

    感想ですが、「現在の名古屋城天守閣」について平澤調査官が述べたのではないでしょうか。
    「現在の名古屋城天守閣」は指定文化財ではありませんが、建設後50年を超えているため、文化庁の「登録有形文化財登録基準」に合致しているという声もあります。
    ・文化庁 登録有形文化財登録基準
     https://www.bunka.go.jp/seisaku/bunkazai/shokai/yukei_kenzobutsu/toroku_yukei_kijun.html
     建築物,土木構造物及びその他の工作物(重要文化財及び文化財保護法第182条第2項に規定する指定を地方公共団体が行っているものを除く。)のうち,原則として建設後50年を経過し,かつ,次の各号の一に該当するもの
    (1) 国土の歴史的景観に寄与しているもの
    (2) 造形の規範となっているもの
    (3) 再現することが容易でないもの

    ・名古屋城天守の有形文化財登録を求める会
     https://peraichi.com/landing_pages/view/protect-nagoya-castle/
     
    渋谷調査官が「事業がどれくらいのスパンで伸びていくのか」というのは、昨年度以前の事業計画の資料を見ればすぐにわかります。
    ・第56回全体整備検討会議(令和5(2023)年6月12日)
     https://www.nagoyajo.city.nagoya.jp/save/plan_expert/2023/04/20230404_4218.html
    ・第49回全体整備検討会議(令和4(2022)年5月13日)
     https://www.nagoyajo.city.nagoya.jp/save/plan_expert/2022/05/20220523_1352.html

    2023年度事業予定まであった、「【天守閣整備事業】木造天守整備基本計画について文化庁と協議・調整等」が、2024年度には消えています。
    (2024年度は、「【天守閣整備事業】天守台及び周辺石垣の保存対策」のみ記載があります)

    2023/6/3に行われた名古屋城バリアフリー市民討論会での会場からの差別発言と、市職員の対応のまずさが大問題となり、23/6/15に佐治独歩・名古屋市観光文化交流局長は「市民討論会をめぐる事件について、一連の検証が終わるまで名古屋城木造復元事業を進めない」と明言しました。
    https://ombuds.exblog.jp/29599991/

    木造復元のための3大課題(石垣、バリアフリー、基礎構造)ですが、石垣は保存方針を2024年12月までに策定するとはしたものの、天守台及び周辺石垣の保存対策がどれくらい時間と費用がかかるのか不明です。
    バリアフリー市民討論会の検証は2024年夏頃をメドに最終報告をまとめるとのことですが、具体的なバリアフリー対策をどうするのか、障害者団体と名古屋城総合事務所は、市がエレベーターをつけない方針を示した2018年以降6年間も事実上平行線です。
    基礎構造については、「現天守を解体してから具体的工法を考える」ようですが、「地階が柱まるけでよいのか」という自民市議からの指摘もあります。

    河村たかし名古屋市長の任期は2025年4月までと、あと1年を切りました。
    名古屋城総合事務所の本心は不明ですが、文化庁としては、去年まであった「木造天守整備基本計画について文化庁と協議・調整等」が事業予定から消えたことを重視し、「だったら現天守をどうするかを議論してはどうか」と考えたのではないでしょうか。

    ---------
    今後の予定

    ・24/6/17(月)第7回「名古屋城バリアフリーに関する市民討論会」における差別事案に係る検証委員会(非公開)
     https://www.city.nagoya.jp/templates/kaigioshirase_2024/sportsshimin/0000174554.html
    ・24/6/18(火)10時半〜 名古屋市議会経済水道委員会
     (2)名古屋城天守閣木造復元市民向け説明会の総点検について(観光文化交流局関係)
     https://www.city.nagoya.jp/shikai/category/324-3-0-0-0-0-0-0-0-0.html
    ・24/6/19(水)市議会開会
    ・24/6/29(土)14時 「名古屋城天守の有形文化財登録を求める会」月例会 市政資料館
      毛利和雄氏ミニ学習会「名古屋城・天守木造復元の落とし穴」
      https://peraichi.com/landing_pages/view/protect-nagoya-castle/
    ・24/7/1(月)名古屋城・天守木造復元の落とし穴(毛利 和雄/著) 出版
      https://www.shinsensha.com/books/6385/
    ・24/7/1(月)10時半〜 河村たかし名古屋市長定例記者会見
      https://www.city.nagoya.jp/mayor/category/316-0-0-0-0-0-0-0-0-0.html
       
    -------
    ・名古屋市民オンブズマン 名古屋城問題ページ
     http://www.ombnagoya.gr.jp/tokusyuu/goten/index.htm 
    ・名古屋市民オンブズマンブログ 名古屋城問題
     https://ombuds.exblog.jp/i33/


    24/5/31(金)名古屋城市民説明会 市議・特別秘書によるサクラ動員+河村市長「賛成派を呼べないか」発言 市が検証報告書も自民市議「特別秘書にも副市長にも聞かず、何の総点検なのか」

    24/5/31(金)に名古屋市議会経済水道委員会が開かれ、過去の名古屋城市民向け説明会に関して、「中川あつし減税市議と田中市長特別秘書による名古屋城市民向け説明会に対するサクラ動員」「河村たかし名古屋市長による市職員に対し『賛成派を呼べないか』発言」の検証ならびにその他の有無の市当局による検証について質疑が行われました。


    ・24/5/31(金) 名古屋市議会経済水道委員会配付資料
     名古屋城天守閣木造復元市民向け説明会の総点検について
     http://www.nagoya.ombudsman.jp/castle/240531-2.pdf
    ・24/5/29 名古屋城天守閣木造復元市民向け説明会検証部会
     名古屋城天守閣木造復元市民向け説明会に係る検証報告書
     http://www.nagoya.ombudsman.jp/castle/240531-3.pdf
    ・24/5/31(金) 名古屋市議会経済水道委員会
     名古屋市民オンブズマンによる、半自動文字起こしアプリによる文字起こし
     http://www.nagoya.ombudsman.jp/castle/240531-4.pdf
     
    ・24/3/19(火)名古屋市議会経済水道委員会附帯決議
     http://www.nagoya.ombudsman.jp/castle/240319-1.pdf
    ・24/3/19(火)名古屋市議会総務環境委員会附帯決議
     http://www.nagoya.ombudsman.jp/castle/240319-2.pdf 
     
    局長以下市職員のみで構成する「検証部会」による検証報告書によれば、「平成28-令和4年度市民向け説明会で、公平・公正な運営に市民の疑念を抱かせるような事実は確認されなかった」「平成30年度の市長と職員Aとのやり取りでは、市長の『賛成派を呼べないか』との発言を指示とは認識していなかった」「市長の発言のあった平成30年度と、中川減税市議と市長特別秘書による動員依頼が指摘された令和元年度には、時期的な開きがあり、両件に直接の関わりはないものと解される」としました。
    また、24/3/18経済水道委員会における答弁調整に関わった議員に対するヒアリングの要旨が掲載されていました。
    また、市長は中川市議以外の市議(当時減税市議団長)の後援者動員メールの存在もほのめかしました(報告書26ページ)。

    小出昭司市議(自民・中村区)は、「答弁調整の経緯ってなんぞや。市職員は情報収集に来ていると思っていた。大きな誤解を招くので訂正してもらわないと。」と述べました。
    その上で、「結論内容と、このヒアリング結果と、全然繋がってない。市長は名古屋市のトップで絶対的な存在。『賛成派を呼べないか』と書いてある。当然(市職員は)そのような行動を起こす。リーダーとしてトップとして言われた発言が重い。」と述べました。

    みつなか美由紀市議(共産・緑区)は「報告書19ページに市長から『こういう説明会をやると反対派ばっかり来るので、賛成派をよべんのか』という話があり、職員が『断っても市長は納得しておらず、ぶつぶつは言っていた』とある。
    市長はやはりかなり強い思いを持って賛成派を呼びたいと。呼ぶということを主張していたというふうに感じます」と述べました。

    総務課長は「内心に関わることであるので市長から得た証言を元に考えるしかないが、賛成の意見を持っている方もしっかり知ってもらいたいという認識があって、賛成の人にも来てもらって知ってもらいたいという意図だと言っている。『できない』という職員からの答えに対し、なかなか自分の腹に落とすまでにやり取りがかなり続いたと捉えている」としました。

    みつなか市議は「平成30年1月の市長発言と、令和元年11月の減税市議特別秘書サクラ動員が直接関わりがないと結論づけられているところに
    違和感を感じる」と述べました。

    また、「平成30年1月市長発言を受けた職員Aさんは『名古屋市職員の倫理の保持に関する条例』を全うされた。
    一方、市長は『名古屋市職員の公正な職務の執行の確保に関する条例』に明らかに反している。」と述べました。

    金城ゆたか市議(陽向・瑞穂区)は「今回、市長特別秘書のヒアリングはしたのか」と質問しました。
    総務課長は「市職員からの証言は一切出てこなかったので、市長特別秘書の聞き取りは行っていない。そもそも田中特別秘書は、事業に直接も間接も関わっていない」と述べました。

    浅井正仁市議(自民・中川区)は「何の総点検なのか」と述べ、総務課長は「23/6/3バリアフリー市民討論会で参加者の差別発言を制止できなかった。
    2024年2月定例会で総務環境委員会において、令和元年度サクラ参加問題が取り上げられ、市民向け説明会に市民からの疑念が生じていた。過去に及ぶ市民説明会の総点検を行い、委員に報告する」と述べました。

    浅井市議は、「田中特別秘書は関係ないと言ったが、報告しないとわからない。関与していたじゃん。サクラ入れたかもしれないじゃん。
    副市長もなぜ入っていないのか」と述べました。
    総務課長は「副市長は企画立案に関わっていなかった」と述べましたが、浅井市議は「うちはわからない。そのための総点検。」と述べました。

    金城市議も「せっかく検証するので、全て検証すべき。そうしないと市民の皆さん理解しないと思う」と述べました。

    浅井市議は「なぜ令和5年度のバリアフリー市民討論会は検証しないのか。スポーツ市民局は人権を調査している。全然趣旨が違う。
    果たしてこれが公正・公平な検証報告書なのかね。附帯決議付けたとき、市長はいきなり『議会を訴えてやる』っていって入ってきた。名誉毀損だって。
    たぶんうちらが議会が訴えられる筋合いはない話し。この資料は不十分だと思う。
    田中特別秘書、広沢副市長、答弁が変わった資料を作って所管委員会を開いて欲しい」と述べました。

    佐治局長は「令和5年度のバリアフリー市民討論会については、現在スポーツ市民局で検証委員会が行われている。
    観光文化交流局としては、最終報告が出た段階で総括したい。令和5年度の総点検の範囲と提出時期は正副委員長と相談の上調整したい」と述べました。

    -------------
    以下感想です。

    名古屋市内部の様子がよくわかる報告書の作り方と、市議とのやり取りでした。

    ・どうして「検証部会」は市職員のみで行ったのか。
     河村市長が大好きな「第三者委員会」はなぜ設置しなかったのか。
     民主主義を根底から揺るがす大問題だという認識が市にはないのか。
    ・「なぜ開催日数が最近は減ったのか」についての問題意識がない。
     「広く市民に事業を説明する」のであれば、「回数を増やす」「ネットでも行う」などなぜしなかったのか。
     ☆21/3/2 名古屋市民オンブズマン
     「名古屋城木造復元事業市民説明会ポストコロナ時代の情報発信を求める」申入書
      http://nagoya.ombudsman.jp/castle/210302.pdf
    ・またも河村話法 まず逆ギレして相手から断固として反論されると渋々認める
     (報告書34ページ)
     市長「賛成派を呼べというような動員みたいなことは、俺は言っとらんぞ」
     職員「言いました」
     市長「いつ言ったんだ、どういうシチュエーションで言ったんだ」
     職員「まさにこの部屋で、市長と対面で喋った時に、こういうことをやると反対派ばかり来るんで賛成派を呼べ、それははっきり言いましたよ。だけど私は、広く広報するのが行政の仕事なので一方の主張の人に声掛けをすることはできませんとお断りしました。その後に、減税に言ったらどうですか、とも言いましたよね」
     市長「始まる前だったら、ここでか…、言ったかもしれんな…言ったか…」
     職員「一対一のやりとりだったし、簡便的に反対派、賛成派ということばをおそらく使ったんでしょう。今思うと、説明会なので、これまでの経験則からすると反対派の人が参加されることが多いので、それではよくない、多くの人に説明を聞いてもらいたいので賛成派の人も呼んでくれんかという趣旨だったんですかね」
     市長:「そうだったかもしれんな」
    ・なぜ市議は市議(当時)Gのメールについて触れないのか。
     市議Hも持っているとのことなので、また委員会で公開すればよいのではないか。
     (報告書26ページ)
     市長「もしかしたら俺の方から『それだったらしょうがないので減税のやつに俺が言ってやるわ』と言った可能性はある。
     市議(当時)Gに2回電話したけど出ない。あの人のメールでは河村さんが寂しがっていると書いてあるんだろう。なので人を呼んでくれと。市議Hも持っていた、市議(当時)Gのメールの本物を。
     あと本物があるのは中川区の中川市議のサクラメール。確か今池のガスビルのところでやったことになっていて、市議(当時)Gその時は減税の市議団長だったので、ガラガラではいかんで本人は絶対来ないといけないが後援者を呼んでくれと言った可能性はある。それを受けて市議(当時)Gがメールを送ったのだろう。

    ---------
    明治天皇や徳川家康が、ここから帝王学を学んだともいわれる「貞観政要」には、「真のリーダーは、部下の諫言に耳を傾け、新しい価値観を吸収し、自らを律することができるのだ」と書いてあるといいます。
    https://www.nhk.or.jp/meicho/famousbook/94_gokyo/index.html
    貞観政要には荀子の「君は船なり、庶人は水なり。水すなわち舟を載せ、水すなわち舟を覆す」が何回も引用されています。

    名古屋城木造復元市民向け説明会に、賛成派の参加が少なかったのは「木造復元に賛成する人がそもそも少ないから」ではなかったからではないでしょうか。
    それを市長が動員しようとする、特別秘書や市議が実際に動員したというのは民主主義を愚弄するものです。

    河村市長と市職員とのやりとりを見る限り、「真のリーダー」像とはほど遠い気がします。
    また、本来であれば、「説明会の総点検」についての市民向け説明会が必要だと思います。

    ------
    今後の予定
    ・24/6/10(月)14時 第60回特別史跡名古屋城跡全体整備検討会議 KKRホテル
     https://www.city.nagoya.jp/templates/kaigioshirase_2024/kankobunkakoryu/0000175404.html
    ・24/6/17(月)第7回「名古屋城バリアフリーに関する市民討論会」における差別事案に係る検証委員会(非公開)
     https://www.city.nagoya.jp/templates/kaigioshirase_2024/sportsshimin/0000174554.html
    ・24/6/19(水)市議会開会
    ・24/6/29(土)14時 「名古屋城天守の有形文化財登録を求める会」月例会 市政資料館
      https://peraichi.com/landing_pages/view/protect-nagoya-castle/
    ・24/7/1(月)名古屋城・天守木造復元の落とし穴(毛利 和雄/著) 出版
      https://www.shinsensha.com/books/6385/
      
    -------
    ・名古屋市民オンブズマン 名古屋城問題ページ
     http://www.ombnagoya.gr.jp/tokusyuu/goten/index.htm 
    ・名古屋市民オンブズマンブログ 名古屋城問題
     https://ombuds.exblog.jp/i33/
     


    24/5/31(金)石垣部会「名古屋城石垣安全対策は南海トラフ地震を想定して作成すべき」

    24/5/31に特別史跡名古屋城跡全体整備検討会議 石垣・埋蔵文化財部会(第60回)が開催され、名古屋城跡内の石垣保存方針策定、ならびに動線付近の石垣の安全対策が議題となりました。

    千田嘉博・名古屋市立大学高等教育院教授は「『石垣面に膨らみ』など石垣の現況を評価して安全対策をするだけでなく、南海トラフなど大きな地震の際に観覧者の安全をどう確保するかを想定して対策すべき」と述べました。


    24/5/31 特別史跡名古屋城跡全体整備検討会議 石垣・埋蔵文化財部会 配付資料
    http://nagoya.ombudsman.jp/castle/240531.pdf
    名古屋市民オンブズマンによるメモ
    http://nagoya.ombudsman.jp/castle/240531-1.pdf

    名古屋城木造天守整備基本計画(案)を文化庁に提出するためには、「3大課題」である、@『石垣保存方針』、A『バリアフリーの方針』B『基礎構造の方針』をとりまとめる必要があります。

    『石垣保存方針』のうち、「天守台石垣及び天守台周辺石垣の調査」はまとまりましたが、「天守台以外の石垣の調査」については今回議論となりました。

    名古屋城総合事務所は、今回石垣保存方針の趣旨、石垣に対する評価案、石垣の現況評価に対する対応策案を示しました。
    さらに、動線付近の石垣の現況と安全対策を示し、「名古屋城跡内にある石垣全365面にあてはめたい」としました。

    千田教授は「石垣そのものに現在は大きな変状はなくても、大きな地震の際は落石の可能性がある。
    特に本丸御殿の脇の東側は逃げ場がない。土日に大勢お客様が来ているので、被害が避けられない。安全対策の原案を再度作って議論しないと十分ではないと思う」と述べました。

    宮武正登・佐賀大学教授は「せっかく名古屋城総合事務所が作った『石垣カルテ』を我々石垣部会は見ていない。
    危険か危険じゃないかは、今回は名古屋城総合事務所が判断したようだが、本来は石垣部会の仕事だ。
    できれば客観的な指標で判断したいが、現実的には千差万別。
    全国各地の城の石垣修理を見ていると、明治大正時代に作った石垣の悪さが目立つ。
    石工と石垣部会が現地で見て危険度を評価しないといけない。」と述べました。

    西形達明・関西大学名誉教授は「文化庁は石垣耐震診断指針を去年出した。
    ・令和5年7月5日 文化庁文化資源活用課
     石垣の耐震診断に関する指針・要領(案)の公開について
     https://x.gd/ZZeh7
    ・文化財石垣耐震診断指針(案):石垣耐震診断全体の流れ
      https://www.bunka.go.jp/seisaku/bunkazai/hogofukyu/pdf/93911801_01.pdf
    ・文化財石垣予備診断実施要領(案):城郭の管理者が行う簡易診断
      https://www.bunka.go.jp/seisaku/bunkazai/hogofukyu/pdf/93911801_02.pdf
    ・文化財石垣対処方針策定要領(案):診断後の安全確保の方針策定
      https://www.bunka.go.jp/seisaku/bunkazai/hogofukyu/pdf/93911801_03.pdf
    今回は「予備診断」に当たるようだが、文化庁の指針に乗っかるのかどうか。」と述べました。

    宮武教授は「名古屋市は石垣の『応急的措置』を行うと書いてあるが、具体的には『まだ考えていない』。
    現状の劣化を止めるには具体的にどうするのか、名古屋城総合事務所の方針を持たないと、誤解を生じる」と述べました。

    西形名誉教授は「『応急処置として、見学路を離す』ことも考えるべき。文化庁の上記指針では、安全な通路を確保できれば石垣は触らなくていいとなっている」と述べました。

    千田教授は「中日新聞と愛知県図書館の間にある石垣は、崩れると愛知県警などに車両の乗り入れができなくなる。
    熊本地震では、地震前は石垣に特に変状はなかったが、枡形の石垣は4方向全部崩れた。計画を立ててもなんの役にも立たないのでは困る。
    また、西南、東南隅櫓など城内の重要文化財となっている建物には杭などは打っていない。下の石垣が崩れれば建物も崩れる。
    来場者安全と建物の安全を考える必要がある。現状でも建物に人が入ることがある。櫓が地震時に堀に崩れ落ちる可能性を考慮してほしい。
    また、鵜の首周辺石垣の発掘調査をしたら、根石がなかったことがわかった。発掘調査が今回の安全対策に反映されていない」としました。

    座長の北垣聰一郎・金沢城調査研究所名誉所長は「名古屋城総合事務所は、来場者の安全確保をどう確保するか、石垣をどう対策するか、再度整理して出し直してほしい」と述べました。名古屋城総合事務所は「本年度は毎回石垣保存方針を議題としたい」としました。

    ------
    終了後、発言のなかった赤羽一郎・元愛知淑徳大学非常勤講師が、新しく担当となった調査研究センター副所長に「石垣部会で何回同じことをするのか。やり方をもう一度考え直した方がよい」と述べていたのが印象的でした。

    ------
    また、名古屋城総合事務所の「時間がないからあわてて書類だけ整える」悪い癖がでました。

    赤羽委員も述べていたように、何回も同様のことを行い、石垣部会委員から指摘されて出し直す。これの繰り返しです。
    実際、名古屋城の主要動線付近の石垣はどの程度危険なのか。
    天守西側、鵜の首石垣(S10、U66)は根石がなくとても危険とのこと。本丸御殿東側(022H)はどうなのか。地震時に東南隅櫓ごと崩落する危険性はどの程度あるのか。

    名古屋城総合事務所は「文化庁の指針は承知しているが、今回は名古屋市独自の対策を行う方針にした」と述べました。
    『仮に文化庁の指針に基づくと、木造復元のための工事車両が入れないため』という理由であるなら本末転倒です。
    大地震時に死傷者が出れば、まさに人災となります。

    「きちんと大地震対策を踏まえた石垣安全対策をとると、名古屋城木造復元事業に支障が出る」のかどうか、具体的な各石垣のリスク評価を石垣部会と石工が行った上で、まずは来場者の安全対策を行うべきです。
    「人命の危険性を顧みない木造名古屋城」は不要です。

    -------
    ・名古屋市民オンブズマンブログ 名古屋城問題
     https://ombuds.exblog.jp/i33/




    24/5/17(金)名古屋市人権施策推進有識者「名古屋城バリアフリー 合理的配慮をしないことが差別だ」

    24/5/17(金)に令和6年度第1回名古屋市人権施策の推進にかかる有識者懇談会が開催され、「『名古屋城バリアフリーに関する市民討論会』における差別事案に係る検証委員会からの中間報告について」が報告され、委員から「合理的配慮をしないことが差別だ」と指摘がありました。


    ・配付資料
     http://www.nagoya.ombudsman.jp/castle/240517.pdf
    ・名古屋市民オンブズマンによるメモ
     http://www.nagoya.ombudsman.jp/castle/240517-1.pdf
    ・「名古屋城バリアフリーに関する市民討論会」における差別事案に係る検証について(中間報告)
     https://www.city.nagoya.jp/sportsshimin/page/0000172001.html
     
    座長の宮前隆文弁護士(愛知県人権擁護委員連合会会長)から「今後、障害者差別推進条例改定が検討された場合、この有識者懇談会でも議論するのか?」と質問があり、名古屋市からは「報告になると思う」と回答がありました。

    近藤敦・名城大学法学部法学科教授から「障害者条約では『合理的配慮を拒否することが差別』とあった。条例の必要性がわかるようなものを望む。」と指摘がありました。

    小林直三・大阪経済大学国際共創学部教授は「今回の検証委員会は障害者差別が中心だが、包括的な条例が求められる。
    また、条例作るだけで終わっても、人とお金がつかないとできない。」と述べました。
    名古屋市は「人権全般条例の制定が検証委員会で提言されたら、この委員会で議論すべきと言われた。その際はよろしくお願いしたい」としました。

    -------
    今後の予定

    ・24/5/31(金)10時半〜 名古屋市議会経済水道委員会
      名古屋城天守閣木造復元市民向け説明会の総点検について(観光文化交流局関係)
      https://www.city.nagoya.jp/shikai/category/324-3-0-0-0-0-0-0-0-0.html
    ・24/5/31(金)11時〜 第60回石垣・埋蔵文化財部会 アイリス愛知
      https://www.city.nagoya.jp/templates/kaigioshirase_2024/kankobunkakoryu/0000175256.html  
    ・24/6/3(月)10時半〜 河村たかし名古屋市長定例記者会見
      https://www.city.nagoya.jp/mayor/category/316-0-0-0-0-0-0-0-0-0.html
    ・24/6/29(土)14時 「名古屋城天守の有形文化財登録を求める会」月例会 市政資料館
      https://peraichi.com/landing_pages/view/protect-nagoya-castle/
    ・24/7/1(月)名古屋城・天守木造復元の落とし穴(毛利 和雄/著) 出版
      https://www.shinsensha.com/books/6385/
      

    24/4/18(木)第6回「名古屋城バリアフリー市民討論会」差別検証委 検証内容は非公開

    24/4/18(木)に、第6回「名古屋城バリアフリーに関する市民討論会」における差別事案に係る検証委員会」が開催されました。これまでの経緯の説明部分は傍聴可能でしたが、検証内容は非公開でした。
    ・配付資料
     https://www.city.nagoya.jp/sportsshimin/page/0000174220.html

    ・名古屋市民オンブズマンによるメモ
     http://www.nagoya.ombudsman.jp/castle/240418-1.pdf
     
    これまでの経緯については、資料が充実していてとても分かりやすかったです。

    しかし、「どうして平成26年に市は文化庁の見解をねつ造したのか」
    「どうして当初竹中工務店提案では小型エレベーター設置だったのに平成29年11月に市は有識者に『エレベーターをつけない方針』を示したのか」
    「市は平成30年5月『付加設備の方針』を示し、『可能な限り上層階まで昇ることができるよう目指し、現状よりも天守閣のすばらしさや眺望を楽しめることを保証する』とし、新技術の公募を行ったにもかかわらず、令和4年12月に最優秀交渉権者決定後、方針がぶれたのか」は資料には記載がありませんでした。

    ・平成30(2018)年5月30日 木造天守閣の昇降に関する付加設備の方針
     https://www.nagoyajo.city.nagoya.jp/save/tenshu_information/mokuzoutenshu_fukasetsubi.pdf

    報道によれば、2024年8月をメドに最終報告をまとめるとのこと。

    ・2024年04月18日 19時13分 NHK
     市民討論会で差別発言 名古屋市の検証委 8月めどに最終報告
     https://www3.nhk.or.jp/tokai-news/20240418/3000035152.html
     
    -------
    今後の予定

    ・24/4/27(土)14時 「名古屋城天守の有形文化財登録を求める会」月例会 市政資料館
     https://peraichi.com/landing_pages/view/protect-nagoya-castle/
    ・24/5/25(土)14時 「名古屋城天守の有形文化財登録を求める会」月例会 市政資料館
     https://peraichi.com/landing_pages/view/protect-nagoya-castle/

    -------
    ・名古屋市民オンブズマン 名古屋城問題ページ
     http://www.ombnagoya.gr.jp/tokusyuu/goten/index.htm 
    ・名古屋市民オンブズマンブログ 名古屋城問題
     https://ombuds.exblog.jp/i33/
     

    トップへ戻る