名古屋城 本丸御殿+木造天守閣問題特集

「150億円の本丸御殿は必要でしたか?」来場者220万人の予定が175万人しか来ていません。
それどころか、河村市長は木造天守閣復元をぶち上げました。建物だけで505億円かかるとのこと。100億円の利子、その他運営管理費等を含めると2069年までに915億円かかる見込みです。2020年の東京オリンピックに間に合わせると市長一人意気込んでいましたが、突如2022年に延ばしました。市民は冷ややかです。「民主主義発祥の地ナゴヤ」の看板を下ろしたのでしょうか。
※17/3/23に名古屋市議会は名古屋城天守閣木造化の基本設計等に関する補正予算10億円を可決しました。17/5/9に「基本協定」「基本設計契約書」を締結しました。

17/10/13 名古屋城「石垣部会」「天守閣部会」初顔合わせも、瀬口座長が混乱を招く

17/10/13に名古屋城全体整備検討会議(第24回)が開催されました。
今回もまた、資料5-5.6は「未確定の情報が含まれている」として傍聴者には配布されませんでした。毎回、テレビカメラは冒頭の挨拶までで追い出されます。
傍聴者は録音・写真も不可です。
・傍聴者配付資料
 
http://www.nagoya.ombudsman.jp/castle/171013-2.pdf
・議事要旨(名古屋市民オンブズマン作成)
 http://www.nagoya.ombudsman.jp/castle/171013-1.pdf

名古屋城天守閣木造化をめぐり、「木造天守閣を作る作らないにかかわらず、まず石垣の調査が必要だ」とする石垣部会と、「木造天守閣を作るには石垣を含めてどうすればよいか考える」天守閣部会との意識のずれがあり、しかもそれぞれの部会の議論が共有化されていなかったため、今回初めて両者が顔を合わせて議論しました。
開始前、それぞれの部会委員が名刺交換しているのが衝撃的でした。

冒頭で、「特別史跡名古屋城跡保存活用計画」を策定するという提案が名古屋城総合事務所からなされましたが、このことの意味を委員が誰も理解していなかったのか、質問や異論は出ませんでした。

その後、「石垣部会」と「天守閣部会」の現状報告と、各分科会から提言がなされました。

そもそも石垣部会は、平成14年度から行っている本丸搦手馬出の石垣修復を検討するために発足しており、平成18年に石垣部会と改称した経緯があります。石垣部会に「木造天守」について公式に提示されたのは今年5月です。天守台石垣の内部構造資料をはじめて見て、築城当時の石垣が残っていることに驚き、まずは調査が必要だとしています。木造天守閣を作る・作らないにかかわらず、現状の天守台石垣は劣化・老朽化しており、早急に調査し、その後どのように保全するかを検討する必要があるとしています。

一方天守閣部会は、木造天守閣を作るという方針を名古屋市が定めたために今年5月に発足した部会です。築城当時の城の様子、焼失前の城の様子などを詳細に検討しています。石垣については、「天守閣の木造復元に際し、工事が石垣に影響を与えない工法であり、その保全が確実に図られるよう対策を検討する必要がある」と提言しています。
その中で、史実に忠実な復元を図っていくが、現在の法律の中ではパーフェクトにはいかないことを認め、避難路やバリアフリー、エレベーターなど、適切な接点を見つけないといけない、としました。

その後、石垣部会の千田嘉博構成員(奈良大学教授)は、「文化庁の許可を得て策定した現在の名古屋城の全体整備計画では、 『現在の鉄筋天守を活用していく』となっている。 現状では木造天守閣は実行不可能。全体整備計画の書き換えという、 文化庁だけでなく国民に対する手続は欠くことが出来ない。」としました。
名古屋城総合事務所は、「現在、新たな保存活用計画を策定中で、文化庁とも検討している」としています。

・特別史跡名古屋城跡全体整備計画 増補版 平成24年12月
 http://www.city.nagoya.jp/kankobunkakoryu/page/0000045497.html

17/6/9 特別史跡名古屋城跡全体整備検討会議(第6回 保存活用計画検討会)
・配付資料 会議次第など
 http://www.nagoya.ombudsman.jp/castle/170609-1.pdf
・特別史跡 名古屋城跡保存活用計画 概要版
 http://www.nagoya.ombudsman.jp/castle/170609-2.pdf
・資料編
 http://www.nagoya.ombudsman.jp/castle/170609-3.pdf
・特別史跡 名古屋城跡保存活用計画
 http://www.nagoya.ombudsman.jp/castle/170609-4.pdf

石垣部会の宮武正登構成員(佐賀大学教授)は「石垣部会に対し、新たな保存活用計画について1回も提案がされていない。本日冒頭で資料が配付されたが、その『今後の予定』を見ると、この11月に『各部会にも参考送付』としている。来年3月には策定・公表するという。石垣部会は何か言えるのか」と疑問を呈しました。

また、全体整備検討会議 副座長の丸山宏構成員(名城大学教授)は、「木造天守閣だが、復元して中身をどう使うのかの提案がほとんど出てきていない。本丸御殿は使っている。また、話を聞いていると、石垣部会と天守閣部会はもっと密に連携を取るべき」としました。

石垣部会の宮武構成員は、「現況の天守台は既に相当痛めつけられている。あるべきパーツがなく、でてはいけないところがでている。天守閣部会は、現状の石垣の上に木造天守閣を載せて耐えられるかの議論をしているが、大正時代に軍部が積み直した石垣をどうするかとか、戦後改変された石垣をどうするかなど、『あるべき石垣』の議論とコンスタントにすりあわせをしないといけない」としました。

石垣部会の千田構成員は「穴蔵内面石垣の強度をどう担保するのかが課題。地下の内面石垣が崩壊したら避難経路が失われかねない。お客さんの安全性を確保するため、木造天守閣にするしないにかかわらず議論しないといけない」としました。

上記を踏まえ、座長の瀬口哲夫・名古屋市立大学名誉教授は「天守閣部会は安全性と文化財のことを考えているが、石垣部会は安全性を考えておらず、まず調査すべき、という認識の差があることがわかった」とまとめました。

石垣部会の3名は「まったく逆だ。発言を訂正してほしい」と一斉に抗議しました。
瀬口座長は「撤回しない」とし、石垣部会によるさらなる反発を招きました。
瀬口座長は「木造天守を作るには石垣の安全性を考えないといけないが、石垣部会はそこまで議論していない」と発言しましたが、石垣部会は「そのずれではない」と抗議しました。

天守閣部会の小野徹郎構成員(名古屋工業大学名誉教授)は、
「石垣部会としては、『木造天守閣を作るために具体的にどう対処するか、調査をしていない以上答えられない』としている。当然、石垣部会も安全性を考えないで検討しているわけではない。天守閣部会は上に構造物を作るためにスタートしており、進行の違いだと思う。石垣をどうするか、壊れてしまっては文化財ではないので今後も考えていこう」とまとめました。
 
瀬口座長は「時間が来ました。最後混乱させて申し訳ございませんでした」といいつつ、終了後テレビカメラから逃げるように立ち去りました(動画あり)。

石垣部会と天守閣部会の議論のすりあわせもまだまだ進んでおらず、石垣調査も始まったばかり。座長の適格性も極めて疑われる中で、この11月には保存活用計画案が全体整備検討会議で承認され、12月には市議会で審議、来年1-2月にはパブリックコメント、3月には策定・公表という猛スピードで進んでいく予定を名古屋市は立てています。
今後数百年の名古屋城のあり方を、まともな議論もなくして決めていく名古屋市のあり方に疑問を持ちます。
少なくとも、名古屋城関係の有識者全員25名が一堂に会し、今後どのようにすべきかを徹底的に議論すべきではないでしょうか。


名古屋城天守閣木造化 天守の耐震性能(復元原案)詳細はまたも非公開

17/8/7に開催された「特別史跡名古屋城跡全体整備検討会議 第4回天守閣部会」の際に、傍聴者とマスコミに配布されなかった資料を名古屋市民オンブズマンが情報公開請求し、17/9/25に開示されました。
http://www.nagoya.ombudsman.jp/castle/170807-4.pdf

残念ながら、天守の構造解析モデルなど「技術上のノウハウに関する情報を含む部分については、公にすることにより、法人の通常有する競争上の利益が損なわれると認められるため」非公開でした。

名古屋市は、名古屋城の耐震については「名古屋市としては、木造復元することで耐震化を図る」と繰り返し、今の建築基準法の基準以上を求めるとしています。しかしながら、構造解析モデルが示されなければ、本当に建築基準法の基準以上になるのかがわかりません。

また、現在の天守閣を耐震改修するのにかかる費用と耐震数値、木造化して耐震改修するのにかかる費用と耐震数値をきちんと比較しないと、木造化して仮に目標入場者数に届かない場合の税金投入の説明が付きません。

なお、現在検討しているのは「復元原案」であって、「復元案」とは異なります。
「復元案」がどのようなものになるのかはまだまったくわかりません。

名古屋城石垣周辺調査は何のため?

文化庁が名古屋城石垣周辺調査を許可したことを報じた17/9/22各紙の「調査の目的」を抜粋してみた。
中日新聞:木造復元関連
毎日新聞:木造復元事業を巡る調査
     許可が出ない場合、木造復元事業の全体工程が遅れる可能性
日経新聞:木造復元の前提となる調査
朝日新聞:発掘調査は木造天守化の前提と位置づけられている。(主語不明)
     市は許可が10月以降にずれ込めば、22年末完成を目指す。
     22年末完成を目指す工期に影響が出ると懸念していた。
読売新聞:石垣保全のために必要な調査

・17/8/29 名古屋城に関する「現状変更許可申請書」には、「木造天守」のためとは一切書かれていない。
 
http://www.nagoya.ombudsman.jp/castle/170829.pdf

名古屋城石垣部会 千田教授 17/9/12発言
「石垣部会では、木造天守閣に関する議論は一切行っていない。
 石垣調査は木造天守のための事前調査ではない」
 http://ombuds.exblog.jp/25602183/

なぜ文化庁、名古屋市、マスコミ、石垣部会こんなに認識が食い違うのか。
今回文化庁に申請した石垣調査は、石垣の現状を調査するのだが、木造復元のためにも使いうる。
そこを名古屋市は説明していない。

マスコミも、この2面性についてきちんと記事にしていないし、市民も知るはずがない。
今後、木造天守を作るには、現天守閣を壊すために再度文化庁に現状変更許可申請を行う必要がある。
そこで文化庁がどのような判断をするかはまったくわからない。
また、現天守閣を壊した際、コンクリートで埋もれている穴蔵部分の石垣を調査する期間は3ヶ月しかとっておらず、石垣部会が大変反発しており、名古屋市の予定通りに進むかどうかまったく未定である。
河村市長が「2022年12月までに名古屋城を木造復元する」としているしわ寄せがありとあらゆるところにきており、市民への説明も不十分なままである。


名古屋市が文化庁に申請した名古屋城に関する「現状変更許可申請書」入手

17/8/29に名古屋市が文化庁に申請した名古屋城に関する「現状変更許可申請書」を情報公開請求で入手しました。
http://www.nagoya.ombudsman.jp/castle/170829.pdf

「史跡、名勝又は天然記念物の現状変更又は保存に影響を及ぼす行為を必要とする理由」として、「天守台の石垣の現況と内容並びに天守台の地盤の状況を把握するため、発掘調査及び地盤調査を行う。また、これらの調査を行うために必要な仮設物の設置を行う」とあります。
一言も「木造天守閣のため」という記載はありません。

「調査及び試験体制」として、「発掘調査は名古屋市学芸員(埋蔵文化財担当)が担当し、業務委託による支援を受ける。地盤調査は名古屋市観光文化交流局名古屋城総合事務所の監督の下、業者委託で行う。」とあるだけで、どこまで竹中工務店が行うのか、学芸員が関わるのかはこの書類だけではわかりません。

調査は2018年3月31日までに終わらせる予定です。


17/9/12(水)石垣部会「名古屋城石垣の史実調査『今年度内で終了』は短すぎる」

17/9/12に特別史跡名古屋城跡全体整備検討会議 石垣部会(第24回)が開催されました。
・配付資料
 
http://www.nagoya.ombudsman.jp/castle/170912.pdf
・メモ(名古屋市民オンブズマン作成)
 http://www.nagoya.ombudsman.jp/castle/170912-1.pdf
 
名古屋市は、天守台石垣調査工程(案)を示しました。
千田嘉博・奈良大学教授は「前回の石垣部会では、特別史跡の価値を古文書などで証明すべきと提言した。学芸員の体制も充実させよとした。しかしながら、今回の案では学芸員は今年度は補強し、来年度以降総合体制を検討する、にとどまっている。また史実調査を平成30年2月までに終わらせようとしている。上記はつじつまが合っていない。
絵図は名古屋城を作った各大名家がもっている。『調査をやったことにする』のはまずい。史実調査はどう考えても今年度中に終わらない」とし、短すぎる調査期間案に懸念を表しました。

また、名古屋市は穴蔵石垣の修理状況調査に関しての案を示しました。
宮武正登・佐賀大学教授は「何のために調査するのか明確にすべき。コンクリートの背面にオリジナルの石垣が残っている可能性がある。まず現在の天守閣施工時の写真、測量図を徹底的に洗い直してもらいたい」としました。

最後に、千田教授はマスコミに向かって「これまで部会の議論と異なった内容が報じられているのは残念だ。先ほどまで議論しているのは石垣調査についてであって、木造天守閣に関する議論は一切行っていない。間違いです。誤報です。
穴蔵石垣について、本質的価値現状を工学的・考古学的に調査して必要があれば適切な修理を行うのであって、木造天守のための事前調査ではない。名古屋市は現状変更許可を文化庁に提出したが、そこのところをかき分けていただいている」と強調しました。


17/9/8(金)名古屋城有識者会議 傍聴者に配付されなかった資料は全て竹中工務店作成

名古屋城有識者会議(天守閣部会・石垣部会)において、傍聴者・マスコミに配布されていなかった資料があった問題で、名古屋市は17/9/8になって名古屋市民オンブズマンに開示しました。
「資料作成:竹中工務店」とあり、名古屋市としては資料作成に関わっていなかったことが判明しました。
なお、天守閣部会の資料の一部については、「配付資料のうち、技術上のノウハウに関する情報を含む部分については、公にすることにより、法人の通常有する競争上の利益が損なわれると認められるため」非公開となりました。

17/5/10 特別史跡名古屋城跡全体整備検討会議 第1回 天守閣部会 資料
http://www.nagoya.ombudsman.jp/castle/170510-4.pdf

17/5/12 特別史跡名古屋城跡全体整備検討会議 第21回 石垣部会 資料
http://www.nagoya.ombudsman.jp/castle/170510-4.pdf

17/6/15 特別史跡名古屋城跡全体整備検討会議 第2回 天守閣部会 資料
http://www.nagoya.ombudsman.jp/castle/170615-4.pdf

17/5/12に石垣部会構成員が「極めて重要な資料」指摘した「S-008」という資料も公開されました。

名古屋城木造化については、その内容以外にも、市民への情報公開・市民参加という点からも極めて問題を抱えています。
市民に広く説明を求めたいのですが、名古屋市は木造のための寄付金集めをはじめるなど既成事実を積み重ねています。

17/8/26(土)壊すな!名古屋城天守シンポに70人

17/8/26(土)に「名古屋城を『戦後復興のシンボルに』実行委員会」が名古屋市博物館で「壊すな!名古屋城天守 名古屋城シンポ」を開催し、70名が参加しました。


・配付資料
 
http://www.nagoya.ombudsman.jp/castle/170826-1.pdf
・高橋和生氏パワーポイント(PDF)
http://www.nagoya.ombudsman.jp/castle/170826takahashi.pdf
・赤羽一郎氏パワーポイント(PDF)
 http://www.nagoya.ombudsman.jp/castle/akahaneppt.pdf

 
まず、実行委員の高田廣司さんが作成した「天守閣への思い 名古屋城天守閣建替に反対します」動画を見ました。


その後、実行委員の高橋和生氏(一級建築士)が、河村市長が使い分けている「違法建築 国宝名古屋城の伝統木造復元」と「法適用除外 観光で儲けるハイテク木造」を説明しました。


「違法建築は某ゼネコンが7年で350億円かけて作れるとした。
 法適用除外は、ゼネコンコンペで名古屋市が選んだ。
 しかし、現時点では第三者機関である建築審査会の同意を得られていない。
 法適用除外は坪単価が3000万円。
 レゴランドやJRなどでも坪単価は100万円以下。とんでもなく高い。
 しかも、50年間360万人が来るという計画。
 現在の天守閣には身障者エレベーターがあり、見苦しいという意見がある。
 しかしエレベーターの裏には非常階段がある。万が一の時小天守を通らずに避難できる。
 
 違法建築は寸分違わぬ天守閣。しかし建築基準法違反であり、
 『史実に忠実に』はできない。外観は現在と同じ。CGにあった畳は史実に反している。
 危険なのは火事と地震。木造3階以上は、パネル工法ならOKだがこれは伝統工法。
 私は6月にロンドンに行って、80名以上が亡くなる木造住宅の火事に遭遇した。
 親父は空襲の怖さから二度と燃えない鉄筋天守に寄付をした。
 不特定多数が来る特殊建築物は2方向避難が求められている。
 ロンドンは1本しか階段がなかった。
 
 法(建築基準法)適用除外というのは、以下の仕組み。
 国宝だが、仮設でハイテク防災を付け、取り外しが出来るため適用除外。
 建築審査会が『特定行政庁が原形の再現がやむを得ない』としたときだけ。
 壁と床を耐火方式にする。外から見てもわからない。
 ただし史実と違っている。
 名古屋市建築審査会で、『再現をやむを得ない』と言えるのか。
 8/24市議会の請願でその旨主張したが審議されなかった。
 
 木造天守にするには、文化庁記念物課史跡部門の復元検討委員会で検討する必要がある。
 本丸御殿でも同様のことが行われた。
 防災の方は国交省大臣名の認可がある。
 法適用除外では、真ん中に鉄骨避難階段や耐震壁、エレベーター、
 避難トンネルやスローブ、などが提案されている。
 国宝としては目障りだろうが必要。
 名古屋市は寄付金を集める以上、上記の姿と、国が認めないことを説明すべき。
 
 地震について、名古屋城のIs値が0.14と市は発表し、市長は「入城制限」すると言い出した。
 しかし、名古屋市の営繕部長が表に出てこない。
 名古屋市は去年12月に入城制限しないとし、「木造復元により安全性を確保」するとした。
 ところで「今のコンクリートより木造の方が地震に強いのか?」とよく聞かれる。
 熊本城は耐震工事を準備していたが、震度7の地震2回で倒壊しなかった。
 しかし修理限界を超えたため70億円で耐震補強をしている。
 
 名古屋城には名古屋市民が1割しか来ていない。
 名古屋城をオープンスペースにし、市民に愛される城にすれば観光客も増える。
 
 各地で天守の復元が相次いでいるが、いずれも図面はなく、存在もしていないから作った。
 現在の名古屋城天守を壊さないと木造天守は出来ない。
 なぜ壊すのか。空襲で約8000人がなくなった。
 今や登録有形文化財になる。名古屋市は嘘で耐震改修案を消し去った。
 市民2万人アンケートには「コンクリートは40年という調査結果が出ている」と書いてあった。
 名古屋市庁舎は重要文化財として永久保存になる。
 テレビ塔も登録有形文化財。
 名古屋大学豊田講堂も。
 竹中工務店は『コンクリートは400年もつ』といっている。
 
 河村市長は市民に「資料がある。文化庁も木造といっている」というが、
 名古屋市は文化庁に「耐震性が悪い。」と説明している。
 文化庁は「現在の天守に価値がある。壊すことに市民の賛同を得られているのか」といっている。
 文化庁の回答は市民に示していない
 市長「子ども達の宝になる。観光で儲かる」と市民に説明し、
 文化庁には「耐震性」。
 
 2015年3月に木造天守閣案を議会に提示した。来年2月には基本世景観量予定。
 しかし新聞を読んでいても建築基準法違反とは出てこない。
 今年4月1日に行われた中日新聞討論の対談で
 「職員から『木造化はできません』いって」
 業務命令書を書いたとした。「全責任は市長が負う」と書いたとのこと。本人は自慢している。
 調べたら2015年8月24日に業務命令書が書かれていた。
 http://www.nagoya.ombudsman.jp/news/191.pdf
 役人の「木造化はできません」と言った理由も聞きたい。
 しかし市長の陰に隠れた。
 今は役人の積極的なサポートが得られていない。
 
 今年5/12石垣部会では『石垣こそ文化財』と意見が出た。
 石垣を調査すると言うが、実際は現天守取り壊しのための石垣体力調査。
 石垣の上をトラックが通る。
 また、石垣を外さないとコンクリートを打てない。
 「史実に忠実」といいながら、文化財の石垣をないがしろにしている。
 コンペをやり直すべき。
 なお、現天守施工図を見ると、外の石垣と中の石垣の間にコンクリートが入っている。
 壊れた熊本城小天守の石垣は、小天守の加重が乗っていたため。
 
 復元木造天守は文化財ではなく、文化財保護法違反だ。
 名古屋城は都市公園というより観光地と位置づけられており、いつも工事中。
 石垣は10年かけても復元できていない。
 
 私は木造が嫌いといっているわけではない。失われた櫓など、
 愛知県と名古屋市が仲良くしてオープンスペースを作るべき。
 
 大阪城は歴史文化の発信がメインで、観光は後。天守閣のみ有料。
 学芸員が3人いて、自ら企画展示をし、リピーターを捕まえている。
 常設展示では外国人がわかるように大阪市の歴史を展示している。」
 
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続いて、赤羽一郎氏の説明がありました。
「現在、将来学芸員を希望する学生へ講師をしている。
 名古屋城については、全体部会の構成員ならびに石垣部会の構成員をしている。
 自己紹介。私はお城の中に住んでいた。
 名古屋学生会館には名古屋大学他270名がいた。
 ワンダーフォーゲル部に入って、練習のために石垣を登ったり降りたりしていた。
 その後50何年経って石垣の話をするのも何かの縁。

 先ほど高橋さんには建物の話をしていただいた。
 名古屋城は特別史跡。土地そのものが文化財。
 史跡の中の史跡 国宝級の文化財。その中でも大きな意味を持っているのが石垣。
 石垣は300面以上、65000平米くらい。ナゴヤドーム5面くらいある。
 規模、石は、徳川が作った大坂城に次ぐ2番目に大きな城。
 名古屋城石垣の本質的な価値はどこにあるのか。
 出積み 長い部分、短い部分 算木積みで積まれている。  
 石には文字が刻まれている。『加藤肥後守 内小代下総』
 加藤清正の有力の部下。実際に築いた人の名前。
 清正の刻銘が天守台石垣や小天守石垣に7カ所くらいある。
 こんなに多いのはびっくりします。
  
 強調しておきたいのは、現在名古屋市が天守台石垣の発掘調査をしようとしているが、 
 木造天守をするために仮設建築をたてるための調査ではなく、あくまでも
 石垣の保存状況、危ないか調査するため。
 現状変更の申請を文化庁に出さないと行けないが、木造天守を作るためではない。
 全体何が書いてあるかわかる。
 石垣は米軍の空襲で熱を受けており、表面剥離、亀裂があり読みにくいものも。
 名古屋城は徳川が作った城。
 なぜ豊臣恩顧の加藤清正の名前が書いてあるのか。
 家康が寛容だったから? 加藤清正に一目置いていたため。
 加藤清正がいなければ短期間でできなかった。
 
 江戸時代真ん中の宝暦年間に石垣が沈み込み天守が傾いた。
 ウインチを置いてロープを柱にくくりつけて天守を起こして石垣を築き直した。
 その後の履歴も残されている。
 当時、武家諸法度で城改修の時は届け出ないと行けないので文献も残っている。
 
 しかし変わってしまった部分もある。
 正門入るところは広場。当初からこうでなかった
 陸軍省から宮内省になり、名古屋離宮となった。
 皇族たちの宿になったが、車が通るのが不便だとして堀が埋められた。
 軍略的に大きな馬出しがあった。その他搦め手馬出し。
 2カ所も大きな馬出しがあるのは名古屋城以外にない。
 家康が何を狙っていたか。
 東の部分に立派なお堀が残っている。
 明治に入ってから変えられた。
 
 昭和20年5月14日に名古屋城は空襲でやられた。
 地階は穴蔵と呼んでいる。
 加藤清正の石は表面剥落しているが、穴蔵にはそういう石がない。
 どうも穴蔵の石は後に新しい石材で積み直されたようだ。
 この調査をすべき。
 北の面 モルタルなんかが注入されている。
 大きな井戸があった。今は模型がある。井戸底は20メートル下。
 お堀の底の下で水を確保していた。

 愛知県体育館がある東門は石垣が変な切り方になっている。
 ずっと続いていたが、斜めの部分が取り壊された。
 体育館を作る際に壊された。昭和39年。

 名古屋城西には鵜ノ首がある。
 城はどう作るのか。立地条件。名古屋台地の一番北。
 堀を掘る。普請という土木工事がなされる。
 徳川家康が諸大名を集めた。天下普請という。
 その上に建築物を立てる。作事という。
 普請が大きなウエイトをしめし、石垣が防御の重要な役目となる。
 名古屋城西北隅には西北隅櫓があり、小さな天守くらいの大きさがある。
 北はがけ。国立病院より北は長い坂になっている。
 慶長年間、西に豊臣が健在でそこに向けていた。

 現在石垣修理が行われている場所。搦め手。
 これまでの石垣修理場所は北側に偏っている。
 ちょうどこのラインが段丘、がけ。北は湿地帯。
 今やっている工事は搦め手の部分。積み直し。
 10年以上経っている。
 取り外した石垣は中堀に置いてある。
 こういう部分 石垣にずいぶん草が生えている
 名古屋市は石垣カルテを作って危険度を調査しよう、カルテとして残していこうとしている。
 草がたくさんあり、カルテづくりの障害になっている。
 中が腐葉土たまっている証拠。

石垣部会としては4点主張している。
石垣部会総意として、
・石垣天守台は保全を最優先に考える。
 発掘調査しようというのは、保全のための事前の調査。
・二の丸石垣など失われてしまった部分は名古屋城の本来の姿にすべき。
・石垣カルテを早く作れ。草木類が生えている。
 木造天守など言っていられない。
・学芸員を確保すべき。名古屋城は考古学1.5人しか確保していない。
 金沢城、大坂城 4人、8人キープしている。
 
木造天守が叫ばれているが、名古屋城全体から見ればもっと先にやるべき事がある。

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会場から意見がたくさん出ました。
・私は大工で木を使っている人間だが、タウンミーティングはむちゃくちゃすぎた。
 市長は「他でも城を作るから木が無くなる」と説明した。
 木は成長するし、竹中案では外在を使おうとしている。
 石垣は建物の基礎。基礎がしっかりしていないとダメ。
 石垣の石は遠くから運んできた。どうやって運んできたか。堀を掘って川で運んできた。
 もっと歴史的・技術的に勉強したい。
・一級建築士。名古屋市は名古屋城整備計画で耐震整備と書いてあり、まだ生きている。
 しかし市長が強行突破しようとしている。
 熊本の石垣を視察した。補修費用の2/3は石垣にかかるという。
 南海トラフが起きたとき補修はどうなるのか。
 法律の問題、経済的な問題はあるが、まず石垣を優先すべき。
・ずっと名古屋育ちだが、コンクリートの名古屋城の歴史は一切知らなかった。
 浄財で出来たこともはじめて知った。
 名古屋城のコンクリート建築は名建築であるという認識は重要。
・タウンミーティング2区言ったが、市長の言っていることがおかしい。
 市民は焼ける前の名古屋城が復元されると思っている人が多い。
 ハイテク現代建築。
 本丸御殿もそう。「和風住宅展示場」に思える。どんなものができるか知らされていない。
 税金投入しないというが、366万人50年間 そんなことができるのか。
 姫路城2年前に行ってきて、280万人。整理券出す。倒れる人が心配。
 次の年は211万人。
 来なかったらどうやって責任を取るのか。50年後市長は120歳。
 税金を投入するなら福祉、教育を削るだろう。
 石垣にまず手を入れないといけない。
 学芸員が1.5人しかいないのはショック。
 熊本城に電話したらすぐに学芸員がでて説明してくれた。
 名古屋城の文化財尊重姿勢があらわれている。
・建築関係の仕事をしている。
 市長は震度6で壊れると恐怖をばらまいた。
 しかし建築当時の震度は結果を見て決める。建物が壊れたら震度6。
 その理屈なら日本中の建物を直さないといけない。
 また、木造の方が強いというのがわからない。
 竹中の絵を見ると、ラーメン構造になっている。接合は木造。
 計算すると不安定な建物。そんなものを作っていいのか。
 耐震壁を作る、床を耐震補強する。ベニアで木造。いったい何を作るのか。
 市長は原寸大の模型が欲しいだけなのではないか。それに500億。
 「コンクリートだから偽物」というが、単なる材料。
 「エレベーターがあるから恥ずかしい」とは小学生の時に思っただけ。
 ところでトイレは作るのか作らないのか。
 まさか水洗ではないですよね。陶器などありえない。
 何を作りたいのか。

司会者からは、「タウンミーティングは2020年7月までの時に開催したが、
2022年に伸びた後1回も市民からは説明がない」とありました。

高橋さんは「市長を批判しても何も伝わらない。議会も審議しない。
市長は木造天守が出来るものと信じている。役人も説明できない状況に追い込んだ。
竹中も市から説明を止められているようだ。
マスコミは知っているが同調化している。
やりたくなかったが、「違法」建築基準法違反、消防法違反だと主張している。
石垣大事に考えないといけない。
500億円はもったいない。議会を通ってしまった。
現在でも違法。違法のままで文化庁が受け付けるとは思えない。
木造天守が漂流している。役人が言えないのであればやろうとして
今回シンポを開いた」としました。

赤羽さんは「石垣部会が市の依頼を受けているのは、
天守台石垣の発掘調査にご意見下さい、というだけ。
上に木造天守を作るための手続ではない。まったく関係のない話。
現在の天守を撤去するには現状変更という手続が必要。文化庁の許可案件。
木造天守を作るには文化庁の復元検討委員会の綿密な審査がある。
市は年3回で出来ると見込んでいるが多分そんなことはない。
おそらく簡単には許可を出さない。長い時間がかかる。
私たちの石垣部会と文化庁のやることを整理しないといけない」としました。

また、会場からの「耐震改修より木造建替がよい」という
市側の首長に対する具体的な反論は、という質問に対し高橋さんは
「耐震改修は10年前に決定している。
 2年前に市長の話で比較することなく木造しかないとした。
 名古屋市は耐震とは比較していない。事実としてそう。
 また、建築については寿命を語らないというものがある。
 人間は寿命があるが、建築は手入れすれば延びる。
 人間が必要としなくすれば寿命が尽きる。
 日本 火事・地震があり、30年、50年で立て替える。
 コンクリート 50年としているのは、
 税法上 50年しか使わないとして減価償却の話。
 ロンドンは140年前の建物が今でも売買されている。習慣の話。
 寿命の議論に引っ張られてしまうとわからない。
 竹中は400年持つコンクリートがあると言っている。
 竹中に耐震改修を依頼すれば400年持つように提案するだろう。
 他の会社でも作れる。
 違法性については、耐火材が木材、地震に耐えられるのか。
 性能設計 いろんなことができる。
 竹中の実力であればハイテク木造なら地震に耐えられる。
 しかし火事は難しい。私は自分で構造評定した。
 違法性あいまい 。
 法適用除外というのは、ようは国宝だから安全勘弁ね、危険我慢してねということ。
 それだけ松本城に登る人はリスク負っている。。
 地震で壊れるかも。入城制限してコントロールしている。
 名古屋市は重要文化財だから多少安全に目をつぶって、
 なおかつ法同等にしろといっている。
 私に設計しろと言われると逃げ出す。
 本物 某社350億7年で提案した。
 竹中は500億4年。
 見た目は仮設かなんかで木造でとどめる。
 言葉尻ではきれいに説明できない。
 動画のようにはならない。」としました。
 
8/24に請願した人からは「『建築審査会を通ってから寄付金を集めるべき』
と6月に主張したら、8/24にようやく陳述できた。
名古屋市議会は『議会開催前に言ってほしい、2月に出して欲しい』といわれた。
愛知県議会はその議会開会中に審議する。民主的でない市議会。
どうして3/22に議会で議決されたのかもわからない。
現在でも耐震は消えていない。ワンマン市長が暴走している。
私は河村市長が『エレベーターを付けず、身障者をおんぶして登って』と
言ったことに怒った。その後市長は『そんなこと言っていない』と
いい加減。みんなに知らせるにはどうすればよいか。』と言いました。

また、会場からは「一部の評判では、議会が10億円の予算を承認した理由として、
議員が報酬を上げたことに対して裏取引をしたのではないかというものがある。
最近河村市長は議員報酬のことを言わない。バーター取引で天守閣をOKしたのか」
という意見も出ました。

質問として、現在の天守閣の下に埋まっている巨大なケーソンはどうすればよいのか、
と言うことに対し、赤羽さんは「ケーソンという4本の鉄骨鉄筋の柱で
現天守は支えられており、石垣に負担はかかっていない。
そのケーソンをどうするかは私たちの思案の及ぶところではない。
ケーソンの上に仮に木造天守を載せるのであれば、復元検討委員会の課題だし、
撤去するのはもっと課題で、どちらも難しい。
検討する中でよい案が生まれてくるかもしれない」と言いました。

高橋さんは「文化庁は奈良の大極殿を図面なしで自ら作った。
気持ちがあればプロは復元できてしまう。
文化とはなんぞや、観光の目玉なのかはっきりさせないといけない。
木造復元するのに設計図はいらない」としました。

赤羽さんは「熊本城については文化財なので文化庁の現状変更抜きには出来ない。
国土交通省のお金で作っているが、法律の許可不許可は別。
名古屋城は史跡の中の特別史跡。撤去は大幅な改変で現状変更がいる」としました。

司会者は、「名古屋城木造には文化財、観光、コスト、安全の視点がある。
どれもクリアしないと行けないが、タウンミーティングでは観光が行き詰まると文化の話をし、
文化で行き詰まるとコストの話にそらす」としました。

最後に、赤羽さんは「石垣とは関係ないが、現在の天守の役割を説明したい。
小天守では障壁画の復元作業が行われている。
2013年には特別展 巨大城郭名古屋城 がなされ、素晴らしい展覧会だった。
展示機能、資料の修復、展示。博物館機能を現天守が持っている。
現在会場の名古屋市博物館ではゴジラ展が行われている。
1964年に名古屋城はゴジラによって壊された。
ゴジラは内堀に足を滑らせて天守閣を壊してしまった。
あらたに作り直して再度撮ったが、しかし足を滑らせたものがリアルだったので
映画ではそれを使った。
このゴジラは誰なのか、みなさんに問うて最後の言葉としたい」としました。

高橋さんは「2年前にfacebookで書き込んだことがきっかけ。
こんな状況になって、まわりにこんなに人が増えた。
2015/8/24に業務命令書によって役人は動けなくなった。
ジャーナリストは文化庁の本当の話の裏を取ってもらいたい。
建築基準法など理詰めでいかないといけない」として締めました。

名古屋城天守を「戦後復興市民のシンボル」に
https://www.facebook.com/1740949266229351/


名古屋城を「戦後復興のシンボル」に実行委員会は17/8/26(土)13時半〜、名古屋市博物館講堂で「壊すな!名古屋城天守 名古屋城を『戦後復興のシンボル』にシンポジウム」を行います。
https://www.facebook.com/events/108081929857645

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壊すな!名古屋城天守 名古屋城を「戦後復興のシンボル」に シンポ

先の大戦で焼け野原となった名古屋城。市民が天守復興のために2億円の寄付を集めました。二度と戦禍で燃えないようにという戦後復興のシンボルを取り壊していいのでしょうか。入場者数の見込みに疑問が出され、さらに文化庁や石垣部会からも慎重な意見や批判が相次いでいます。何が問題なのか、専門家を交えて市民の意見を交換しましょう。

壊すな!名古屋城シンポ

8月26日(土)13時半〜
会場:名古屋市博物館講堂(地下鉄桜通線「桜山」4番出口から徒歩5分)
 http://www.museum.city.nagoya.jp/guidance/access/index.html
ビデオ上映 高田廣司(元教員)
報告者   赤羽一郎(石垣部会構成員・愛知淑徳大学非常勤講師)
      高橋和生(一級建築士)
参加費500円
主催:名古屋城を「戦後復興のシンボル」に実行委員会
 https://www.facebook.com/events/108081929857645
チラシ http://www.nagoya.ombudsman.jp/castle/170826.pdf


17/8/25 名古屋城天守閣木造化 天守の耐震性能(復元原案)詳細は非公開

17/7/13に開催された「特別史跡名古屋城跡全体整備検討会議 第3回天守閣部会」の際に、傍聴者とマスコミに配布されなかった資料を名古屋市民オンブズマンが情報公開請求し、17/8/25に開示されました。
http://www.nagoya.ombudsman.jp/castle/170713-3.pdf

残念ながら、天守の構造解析モデルなど「技術上のノウハウに関する情報を含む部分については、公にすることにより、法人の通常有する競争上の利益が損なわれると認められるため」非公開でした。

名古屋市は、名古屋城の耐震については「名古屋市としては、木造復元することで耐震化を図る」と繰り返し、今の建築基準法の基準以上を求めるとしています。しかしながら、構造解析モデルが示されなければ、本当に建築基準法の基準以上になるのかがわかりません。

また、現在の天守閣を耐震改修するのにかかる費用と耐震数値、木造化して耐震改修するのにかかる費用と耐震数値をきちんと比較しないと、木造化して仮に目標入場者数に届かない場合の税金投入の説明が付きません。


17/8/24 学芸員数 名古屋城3.5人 熊本城8人 金沢城9人

17/8/24に開催された名古屋市議会経済水道委員会では、「名古屋城の石垣及び天守の保存を求める件」請願が審議されました。
・資料
http://www.nagoya.ombudsman.jp/castle/170824.pdf
・メモ(名古屋市民オンブズマン作成)
 http://www.nagoya.ombudsman.jp/castle/170824-1.pdf

17/8/9石垣検討部会で「石垣調査について、市の主体性が必要。学芸員の体制が不十分」と指摘された件で、名古屋城総合事務所は「8月1日づけで、教育委員会から兼任で1名学芸員を増やした。体制については不十分だと認識しているので、今後検討する」と述べました。

中川議員が、「名古屋城、熊本城、金沢城の学芸員の数は何人か」と質問し、「名古屋城は今回の兼任含め4人。考古1名。障壁画・美術品1名。博物館の展示1名。熊本城は調査研究センター15名中、学芸員は8名。
金沢城の調査研究所16名中、考古担当学芸員で8名、その他1名は確実にいる」と述べました。

渡辺局長は、「金沢までは学芸員の体制を目指していきたい」と述べました。

江上議員は「竹中工務店から出された木造化案は、石垣と天守閣が接触することがあきらかだ。名古屋市は、地下ケーソンがあるから天守閣はその上に載せればよいとし、石垣は後回しにしようとした。接触がわかっていたら事前に調査の準備をすべきだった」と述べました。
担当主幹は「石垣をどう取り扱うか調査し、把握してから学識者の意見を聞いた」としましたが、石垣部会には「木造化するから石垣について検討願います」とは聞いていなかったことを認めました。

西野所長は「技術提案・交渉方式の優先交渉権者を決定する際、石垣に詳しい人もいた」と述べましたが、調査体制に関する認識は持っていなかったとしました。

なお、耐震については「名古屋市としては、木造復元することで耐震化を図る」と繰り返し、今の建築基準法の基準以上を求めるとしました。

結局、請願は「2月定例会で予算議決がされているため、議会意思が確定しており審査打ち切り」が多数を占めました。

17/8/17 17/8/1 名古屋城石垣 名古屋市議会委員と有識者懇談会 配付資料公開

17/8/1、名古屋市議会経済水道委員会は、委員会終了後名古屋城に現場視察に行きました。
そこには有識者がいて、現場視察した後、現地の会議室にて有識者・市議・市職員との「懇談会」を行ったとのこと。
マスコミは参加できたが、市民は傍聴は出来ませんでした。

「懇談会」の際の配付資料を情報公開請求したところ公開されました。
http://www.nagoya.ombudsman.jp/castle/170801-3.pdf

委員会の際の資料は閲覧に供しています。
広く市民に知らせないのか理解に苦しみます。

なお、穴蔵石垣補修のための補助申請資料(昭和25年10月17日)が掲載されていました。

17/8/9 名古屋城石垣部会 「石垣調査は市が責任を持ってすべき」

17/8/9 特別史跡名古屋城跡全体整備検討会議石垣部会(第23回)が開催されました。
今回も、「未確定の部分がある」として傍聴者には資料の一部しか配布されませんでした。
・傍聴者に配付された資料
 
http://www.nagoya.ombudsman.jp/castle/170809.pdf
 
まず、市長からのメッセージが読み上げられました。
 「名古屋城天守閣木造復元に関して、参議院文教科学委員会において、『現状変更許可に当たっては現在の石垣の劣化状況等に関する現況調査を実施すること。現在の天守の解体・除却工事が文化財に石垣に影響を与えない工法でありその保存が確実にはかられること。木造天守の忠実な天守がなされるような具体的な計画内容であること。木造復元にかかる工事が文化財である石垣に影響を与えない工法であり、その保存が確実にはかられること』などが必要であると発言がありました。
  私といたしましては、特別史跡である石垣をしっかりと保全していくことも重要であると認識していますので、石垣部会の構成員の皆様方のご意見を伺いながら、文化庁が指摘しているような石垣の保全について対応していきたいと考えております。どうぞよろしくご審議をいただきますようお願いいたします」

それを受け、石垣部会としては天守閣木造化について議論はしないことを確認しました。

一方、石垣部会構成員は現地視察を行っており、石垣のダメージが想像以上にひどいこと、石垣を早く修復して欲しいことを要望しました。
名古屋城の石垣は天守閣周辺だけでなく膨大にあり、全てについて石垣カルテを作成するには2年という時間にこだわらずにすべきとしました。

続いて、天守台石垣の調査について、名古屋城管理事務所から史実調査、測量調査を既に行っている、と報告がありました。
千田嘉博・奈良大学教授から「部会でどういう調査をすべきか議論してから調査すべきではないか。そもそもだれが調査をしているのか」、と質問され、名古屋市は「名古屋城総合事務所、竹中工務店 両者で調べている」と言いにくそうに答えました。
千田教授は「名古屋市が管理団体として責任を持ってやるのが筋。竹中がサポートするのは契約内容に入っているのかもしれないが、調査の主体は名古屋市。どういう体制で学術調査を臨もうとしているのか。国の特別史跡は国民の共有財産。特別史跡になっている石垣はわずか。現状調査をするのは破壊を伴う調査。名古屋市が責任を持って調査しないといけない。委託調査は極めて異例のことではないか。名古屋市が責任を持って調査できないのであれば、やるべきではないこういう提案をされたのであれば、責任を伴う」と述べました。
宮武正登・佐賀大学教授も「特別史跡は国宝。よほど慎重としないと。コンサルが主体でやるべきではない。通常は近世史、城郭史の先生と一緒にやる。特別史跡級の城郭であれば専門学芸員が通常はいる。現地に立って、作業員を指示して発掘する。基本的なあるべき姿。名古屋市の体制を聞いておきたい。」としましたが、名古屋市は「今後学芸員に天守台専属で付いてもらいたいと考えている」と述べるのみ。
赤羽一郎・愛知淑徳大学非常勤講師も「埋蔵文化財遺跡の発掘調査というのは、ある意味では破壊行為と真実解明の狭間でデリケートな仕事。やるのは名古屋市がやらないといけない。外注に出す、委託に出すのはそうではない」と述べました。
中井将胤・文化庁文化財部記念物課文化財調査官は「基本的には管理団体になっている名古屋市が主導権を持っていないと行けない。何人か、というのは基準がないが、市がコントロールできる人数を文化庁としてはお願いしている。どこを委託するかを検討してほしい。また、発掘調査部会を作っているところもある」と述べました。

その後、現状の石垣の様子の発表がありましたが、石垣部会構成員から「発表者は名古屋城管理事務所の人ですか」と聞かれ、「竹中工務店です」と返事がありました。
宮武教授は「丸投げになっている。名古屋城管理事務所には文化財担当者は1人しかいない。その人は今の発表をそらんじて言えるのか。学芸員が把握していなければ
意味が無い」と述べました。
千田教授は「管理団体としての名古屋市はコントロールがまったく出来ていない。竹中工務店は原本に当たったのか?当たっていない。内藤先生の孫引きであり、学生レポートでも通らない。国の現状変更をするにあたり、部会に出されている資料としてはだめ。竹中が発表することが中身もそうだが形も外れている。ここから改めないと。大変強いショックを受けた。」と述べました。

最後になって、名古屋城管理事務所は「発掘調査 調査位置図 石垣調査整備の案 ・文化的価値を高める ・穴蔵 資料等により復元をめざす ・天守台石垣調査を実施し、その後適切に整備の内容、工程を検討する」を出してきましたが、副座長の北垣聰一郎・石川県金沢城調査研究所名誉所長は「検討すべきすることが多いので次回出して欲しい」と保留になりました。


17/8/7 名古屋城木造化天守閣部会「史実に基づいてどこまで復元するのがよいのか」問題提起のみ

17/8/7、特別史跡名古屋城跡全体整備検討会議 天守閣部会(第4回)が開催されました。今回も、部会の構成員に配布された基本計画書案は「未確定段階の情報で、技術上のノウハウが含まれており、傍聴者には配布しない」と名古屋市は説明しました。
・17/8/7 傍聴者に配付された資料 
 
http://www.nagoya.ombudsman.jp/castle/170807.pdf

名古屋市は現在の名古屋城天守を壊し、2022年12月までに木造天守にする計画を立てていますが、特別史跡である石垣を一部破壊して木造天守を作る際の足場にする計画をたてており、さらに現天守を作成する際に破壊されたと思われる石垣内面の調査期間を2ヶ月しか予定しておらず、これでは木造天守ありきで石垣修復ができないと、石垣部会の構成員は全員反対しています。
・第21回特別史跡名古屋城跡全体整備検討会議石垣部会の議事録(17/5/12)
 http://www.nagoya.ombudsman.jp/castle/170512-3.pdf
 
しかしながら、17/8/7天守閣部会での議論は、石垣部会の議論をまったく踏まえず、過去の文献調査で判明したこと、ならびに耐震性能についての議論ばかりでした。
防弾壁を構造計算に入れたところ、大地震時、耐震基準 大天守 X方向で1.3倍、Y方向で1.6倍、小天守 X方向1.17倍 Y方向 0.97倍 と、ほぼ耐震性能をクリアすることになったとのこと。

また、通し柱か管柱かを、文献を精査して検討していました。

古阪秀三構成員(立命館大学客員教授・建築生産)は、「史実に基づいてどこまで復元するか。昔の名工が作ったものを復元するのが本当によいのか。力学的、デザイン的、空間的なものを組み合わせて考える必要がある。今後、気候大変動が起こり、建物へのプレッシャーが強くなる。計算機を使いながら、合理的に考えてはどうか」と発言しました。

竹中工務店はBIM(Building Information Modeling)を用いてモデル化していることを説明しました。
三浦正幸構成員(広島大学大学院教授・日本建築史文化財学)は「木材に関する史実は重要だが、構造的に不合理な場合、不合理を正すことも必要。それぞれシミュレーションして欲しい」としました。

石垣について、最後に小野徹郎構成員(名古屋工業大学名誉教授・建築学)が「遺構に配慮した工事」について少し触れましたが、「次回議論する」となりました。

この天守閣部会で、なにをいつまでに議論するのかというのが見えてきません。
BIMを見る限り、木造の構造をシミュレーションしているだけで、バリアフリー法に基づくエレベーターや消防法に基づく鉄骨の避難階段やガラスのトンネル,スプリンクラーなどは入っていません。

2017年8月末までに文化庁が「石垣調査」を認めなければ、2022年12月までの完成はできず、17/8/1に名古屋市ははじめて「工程を見直す可能性がある」と発言したと報じられました。

「400年前の木造のそのままの天守閣ができる」と信じている名古屋市民も多くいます。しかしながら、各種法律をクリアした具体的な姿は未だに見えず、石垣についても何が問題なのかを市民に直接は説明していません。「年間366万人の来城者が50年間来る」という根拠も明らかになっていません。

今回の木造化について、当初2020年7月までとしてコンペを行いました。2022年12月までの「工程を見直す可能性がある」というのではなく、再度現天守閣の耐震化か、期限を区切らない木造化どちらがよいか、というところから考え直す必要があるのではないでしょうか。


名古屋市議会委員会が名古屋城石垣視察後、市民に非公開で有識者と懇談会

17/8/1、名古屋市議会経済水道委員会は、委員会終了後名古屋城に現場視察に行きました。
そこには有識者がいて、現場視察した後、現地の会議室にて有識者・市議・市職員との「懇談会」を行ったとのこと。
マスコミは参加できたが、市民は傍聴は出来ませんでした。

「懇談会」終了後、名古屋城総合事務所に確認したところ、「石垣有識者は3名参加した(北垣、千田、赤羽)。視察に参加した議員13人には配付した資料があったが、マスコミには配布していない。また、議事録は作るつもりはない」とのこと。
私は「名古屋市議会として公式に現場視察を行っておきながら、議事録を作らないという根拠は何か」と聞いたら「調べて折り返し返事する」とのこと。

その後電話で回答がありました。「議会事務局としては、正式な委員会としては、開会の挨拶はした。そのあとの現場視察は勉強会で委員自体は自由参加。議会事務局としては議事録は作らない」とのこと。

名古屋城総合事務所としてどうなのかと聞いたところ、「現段階では起こしていない。未定。必要があれば起こす。議事メモを作るかまだわからない。議事メモをどうこれから扱っていくか。現段階では起こす予定ではない。実際問題として、議事録を作る体制を取っていなかった」とのこと。

当方としては、「議会委員会の議員は全員参加しており、有識者も市職員も仕事として参加している。今の市の内部の議論には、市民が存在していない。
このままでは文字に残らず、どのような話があったのかまったくわからなくなる。名古屋市は木造天守閣を400年残すつもりとのこと。どのような経緯で作られたのか後世に残さなくてよいのか。
また、市長は情報公開を掲げている。検討結果を文字に残すことは極めて重要だ」と要望しました。

その後、名古屋市に対して「17/8/1市議の名古屋城視察時に配付した資料(委員会傍聴者に配付した資料を除く)」を情報公開請求しました。
また、名古屋市会会議規則21条に基づき議長に報告される要領を入手したいと思います。

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・17/8/1 名古屋市議会経済水道委員会 配付資料(傍聴者用)
 
http://www.nagoya.ombudsman.jp/castle/170801.pdf
 
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○名古屋市情報あんしん条例施行細則
第9条 実施機関の意思決定に当たっては行政文書を作成すること並びに事務及び事業の実績について行政文書を作成することを原則とするものでなければならない。
http://www.reiki.city.nagoya.jp/reiki_honbun/i502RG00001057.html#e000000300

○名古屋市会会議規則
第21条 委員会が付議された事件について審査又は調査を終えたときは、委員長は、その要領を議長に報告しなければならない。
http://www.reiki.city.nagoya.jp/reiki_honbun/i502RG00000022.html

○名古屋市議会基本条例
第6条3 議会の会議等で用いた資料は、積極的に公開する
   5 議会は、市民が傍聴しやすい環境を整備する。
http://www.reiki.city.nagoya.jp/reiki_honbun/i502RG00001202.html

○名古屋市会委員会条例
第16条 委員長は、書記をして議事の記録、出席者の氏名その他必要な事項を記載した記録を作成させ、これに署名又は押印しなければならない。
2 議事の記録は、録音テープその他の媒体(以下「録音テープ等」という。)をもとに作成する。
3 秘密会の議事及び委員長が取り消させた発言並びに録音テープ等は、公表しない。
4 第1項に規定する記録は、議長が管理する。
http://www.reiki.city.nagoya.jp/reiki_honbun/i502RG00000023.html

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以下石垣視察の様子(名古屋市民オンブズマン作成)

【名古屋城天守入口】
市職員  名古屋城石垣 ひび割れ 戦災の影響と言われている
     黒っぽいところは雨だれ
     赤色っぽいところが戦災と言われている
市議   どこを調査するのか
市職員  調査は面自体
     調査は今後
     最初は表面 今後中も
     文化庁と協議中

【名古屋城天守北側】
市職員  天守台北側 左の下ポッコリ出ている
     はらむ 調査をする
     今後調査等 ボーリング調査 石垣の根元調査
     有識者と踏まえて進めて行きたい
     底に見えてる ボーリング調査
     内容は有識者と相談
     有識者には考え方は概ね理解していただいている
     地盤調査 3箇所程度
     ボーリング調査 10箇所
     角の部分 調査をやった方がいいと言われている
     発掘調査についてご議論

【歩きながらマスコミに対し】
千田   石垣が空襲の熱で焼けてしまっている
     表面だけなのか中までか調査する必要がある
     加藤清正が作った石垣 大変貴重

【大天守地下一階 穴蔵】
市職員  資料の青いところ
     上の方が平面 縦に上の方
     丸井が井戸
     石垣補修のために文化庁申請
     一部取り外したのではないか
     積み直されているのか、資料が正しいのかご議論
     写真などみて石垣をご議論
市議   ここはどうやって調査するのか
     どう行った位置にあるのか 裏は?
市職員  先生たちと相談しながら
     外した方が良いか相談する
     外すには業者がいる
市議   後ろがコンクリートになっているか
市職員  おそらくなってある
     例えばレーダーで確認
     昭和25年
     昭和32年?35年 再建
     石垣を触ったのか触ってないのか
     今は分かっていない
     図面でしかわからない
     石垣の内側と外側
     今後レーダーもある
市議   石垣を外すのか?
     補助金申請書はある
     完了届が見つかっていない
市職員  探し中
     写真等も出てきている
     内側の石は補ったもの
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17/5/12 名古屋城石垣部会の議事録が2ヶ月半たってようやく公開+非公開資料の存在発覚

17/5/12に開催された、第21回特別史跡名古屋城跡全体整備検討会議石垣部会の議事録が、17/7/26になってようやく名古屋市民オンブズマンに公開されました。

・第21回特別史跡名古屋城跡全体整備検討会議石垣部会の議事録(17/5/12)
 
http://www.nagoya.ombudsman.jp/castle/170512-3.pdf
・第1回特別史跡名古屋城跡全体整備検討会議天守閣部会の議事録(17/5/10)
 http://www.nagoya.ombudsman.jp/castle/170510-3.pdf

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・ 17/5/12 特別史跡名古屋城跡全体整備検討会議 石垣部会(第21回)傍聴者配付資料
 http://www.nagoya.ombudsman.jp/castle/170512.pdf
 
・17/5/10 特別史跡名古屋城跡全体整備検討会議 天守閣部会(第1回)傍聴者配付資料
 http://www.nagoya.ombudsman.jp/castle/170510.pdf

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議事録を読んでいて、極めて重要な資料と構成員が指摘している「S-008」という資料がどこを探しても見つかりませんでした。
17/7/27に名古屋城総合事務所に確認したところ、「名古屋城天守閣整備事業」と題して竹中工務店が作成したA3版12ページの資料の8ページ目とのこと。
傍聴者にもマスコミにも議員にも配布していないことを認めました。
議事録には、「傍聴者やマスコミに配布していない資料がある」とは記載されていません。
名古屋城総合事務所も、「最近は冒頭でいうようになった」と、説明していなかったことを認めました。
5/12に傍聴したマスコミが、「専門用語が多くて理解が出来なかった」と言っていましたが、構成員が見て「重大な問題がある」と指摘していた資料が配付されていなかったのです。
名古屋市民オンブズマンは、17/7/27に「17/5/12傍聴者に配布されなかった『名古屋城天守閣整備事業』」を情報公開請求しました。

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「重要な資料」である「名古屋城天守閣整備事業」はまだ開示されていませんが、5/12石垣部会の議事録を読めば、問題点がよく分かります。
【石垣カルテ 作成について】
・現計画では、石垣カルテ作成を2年で306面行う予定。べらぼうにタイト。5-6年は必要。
・危険度把握も必要。
☆文化庁
・ここに載っている項目を全部やっていただくということは、ぜひやっていただきたい。何年かかるかというのはこちらはあまり問題ではない。

【名古屋城天守台石垣調査について】
・何を目的に石垣の調査をするのですか。
・木造天守に差し替えるから、その必要性で既存の石垣をいじらなければならないという論点を出しては、ダメダメなんですよ。特別史跡ですから。
・全国の史跡の整備、工事の中で、本物の国の特別史跡としての価値が認められている石垣を毀損することを前提とした復元、整備。そういったものは全く認められていない。
・根本的に考えを改めない限り、天守木造にせよ、何にせよ、1mmも進まないというか、議論の入口にも辿り着いていない。
・もし名古屋市が、本物の天守を作るんだということであれば、前提としてこの内側の石垣を見る限りは、もう一回積み直すという、石垣の修復工事をなしに、木造の天守は絶対にできない。
・工事施工の中の31年、エレベーターの解体から行って、現天守閣がのっかったままの状態で。失われたかどうかわからない天守の内部の穴蔵の状況というものは、具体的に調査ができるとは、私には思えない。
・この場所には天守を木造で作るときの素屋根という巨大なものをここに造る。おそらく竹中工務店さんが、文化財的なことは全く考慮せずに設計されていますが、その素屋根には大規模な見学デッキを含む。だから、空堀の中には、とんでもない加重がのっかっていくという。
・竹中工務店が出されたS-008の、昭和の天守を造った時に内面石垣が全部直されている。ほぼ全面直されていますから、この石垣の修理痕がなければ、その前に調査をしてどう石垣を直すかということを検討したうえで、この石垣の内面を本来のものに直すということがないと、木造天守の建築に移れないということも、まさにこの資料を出したことによって、委員会で明らかになってしまったわけですから。もはやこの計画は、まったく成り立たないという状況です。そこは本当に真剣に考え直してもらわないと、何度会を重ねても時間切れになるばかりだと思います。
・これまで10年かかってきた馬出の解体、石垣の復元もこれからやって、城内の庭の発掘調査もやって、報告書も作って、これだけのトレンチ調査もやって、石垣の保全や天守台の復元の方向の発掘調査もやって、1人ですよね、担当。無謀極まりないです。何としてでも人を採らないと、この事業はできませんというような、腹のくくり方で総合事務所の方でやってもらわないと、絶対頓挫します。
☆文化庁
・発掘調査と石垣を調査するための調査というのは別。石垣に対しての調査でないと、発掘調査の現状変更の許可もおりません。 

こんな重要なことを、報道機関(カメラは頭取りだけ)と数人の傍聴者の前で行い、議事録公開も2ヶ月半もかかって議会にも名古屋城検討会議の他部会にも示していないというのが名古屋市のやり方です。

少なくとも名古屋市民全員がこの議事録ならびに市民に非公開の「名古屋城天守閣整備事業」を読んでから、今後の名古屋城のあり方を考えるべきです。
「ハイテク木造」の文化的価値をどう見るかは人それぞれですが、石垣には「本物の国の特別史跡としての価値」が認められているのです。


17/7/13 名古屋城天守閣部会 瀬口座長「石垣部会は越権行為。十分理解していない」

17/7/13 特別史跡名古屋城跡全体整備検討会議 天守閣部会(第3回)が開催され、石垣部会の議論の報告がなされました。
・傍聴者に配布された資料(本来の資料の一部) 
 
http://www.nagoya.ombudsman.jp/castle/170713.pdf
・名古屋市民オンブズマン作成メモ
 http://www.nagoya.ombudsman.jp/castle/170713-1.pdf

石垣部会から17/5/12に以下のような意見が出たことが口頭で紹介されました。
 ・木造復元の工程が決まっている前提で石垣について検討するというのは認識があまい
 ・石垣の取扱の考え方を明確にした方がよい
 ・石垣調査の目的・内容を整理すべきである
 ・木造復元するために石垣を取り外す前提である
 ・文化財を毀損する調査はありえない
 ・昭和の再建時に作り直された石垣を直すべき 
 ・文化庁からも、「現段階ではこの計画では認められない」と言われている。
 ・文化庁から、「調査のためなら認められる」と言われた。
 ・調査の目的を明確にすべき

さらに17/6/23石垣部会において、「前部会において、天守閣木造復元ありきの調査はだめだということになった。今回改めて計画を提示されたが、天守閣の解体が前提となっている。どう考えても木造復元ありきの調査である。前回も申し上げたが、いくら後で積み直すと言っても、木造復元のために石垣を毀損する計画はだめ。まず、文化財である石垣を調査し、長い期間をかけて石垣の修復を行い、その後に初めて天守閣をどうするか議論すべき」「保存活用計画でも天守閣木造復元は決まっていない。その中で、木造復元が決まったかのような計画はおかしい」という意見があったことが紹介されました。

西形達明・関西大学名誉教授(地盤工学)は「調整が難しい感じだ。今後どうしていくのか」との質問に対し、名古屋城総合事務所の渡辺主幹は「情報の共有をまず始めたい。天守閣部会と石垣部会の議論を踏まえながら意見交換する場も考えている」としました。
座長の瀬口哲夫・名古屋市立大学名誉教授(近代建築史、まちづくり)は「石垣部会の意見として『天守閣をどうするか議論すべき』とあるが、行政の方針として決まったことを決まったとしないと、行政として困るのではないか。こういう議論が出てくるのは認知されていないのではないか」としました。
古阪秀三・立命館客員教授(建築生産)は、「行政が方針を決めて議会が議決している。名古屋城の今後は、発注者の市、議会、市民が決める。有識者が決めるわけではない。専門家はアドバイザーだ」としました。
瀬口座長は「部会の構成員が判断すべきことと、行政が判断することがある。議論が差し戻すような話が入っている。文化財としての石垣については、石垣保全についての調査を行っていく。石垣の部分について調査していないのでまだ言えない段階だ。まずは調査すべき。石垣部会も方針としてはおおむね理解を得ているとのこと。合同部会は場合によってはあるかもしれない」としました。

瀬口座長は、部会終了後の記者会見において、以下述べました。
「石垣部会に対して、市はしっかり説明すべきだ。私は今の竹中工務店提案のまま出来るとは思っていない。計画はこのまま行くかもしれないし変わるかもしれない。石垣部会の人が十分理解していない。石垣しか考えていない。」
記者から「調査した結果、修復が大幅に必要になるのでは」という質問に対し、「そのときに考える。予見して延ばすのは越権行為だ。石垣部会は天守のことを考えていない。これでは見通しが付かない。極端なことを言えば」と述べました。
記者からのさらなる追及にたいし、「食事に行かないといけない」と早々に立ち去りました。

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木造天守閣復元のために、石垣の一部を壊すということは、議員だけでなく名古屋市民にも一度も説明がありませんでした。石垣有識者に対してもこれまで説明してきませんでしたが、17/5/12になってようやく市が説明し、冒頭で説明したような大反発を受けたところです。
名古屋市の計画では、現天守閣解体後、2ヶ月で石垣内部調査を完了させる予定です。
「天守台全ての石垣調査と修復には10年かかる」という委員までいて、今の木造天守閣のスケジュールとは真っ向から対立しています。

有識者の有識者たるゆえんは、仮に行政や議会や市民が誤った方向に進もうとした場合、専門家としての立場から方向を正すことにあるのだと考えます。
名古屋城木造化については、名古屋市は石垣について有識者にきちんと話を聞くことも無く、「木造化は(まともに説明をしていない)議員も市民からも支持を得た」と強引に石垣を破壊して推し進めようとしているのが現状ですし、瀬口座長以下天守閣部会の委員も同様です。
石垣有識者としての立場から、「まず石垣を調査・修復してからにしてほしい」というのは越権行為では無く、まさに有識者としての勤めを果たしているのではないでしょうか。

過去、開発現場から貴重な遺跡が発見されて計画がストップしたことは多くあります。遺跡の貴重性はその道の専門家が判断してきました。
今回、石垣を破壊して木造天守閣を作る、というのは、石垣有識者だけでなく文化庁が認めませんし、「石垣調査のため」という二重舌も通じません。
残念ながら、名古屋市民はきちんとした情報を受け取ることが出来ません。市民に説明をせず、文化庁や有識者に二重舌をつかう名古屋市の手法は、2017年8月末までに文化庁が石垣調査の申請を受理しなければ破綻します。
一刻も早く、市民にも議員にも全部会委員にもきちんとした説明を求めます。
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なお、耐震性の問題について、竹中工務店が構造解析を行っていましたが、資料は「未確定の情報が含まれていることと、技術的なことが掲載されているため傍聴者には配布を控えている」とし、資料を入手することが出来ませんでした。パワーポイントで説明されていましたので以下メモを書きます。

耐震性能の説明
 名古屋城天守閣は、焼失前と同等の歴史的価値を持たせるため、旧来の材料・工法によって建築することを前提としている。天守閣は昭和5年に旧国宝指定を受けた建造物でもあり、今回の復元ではその歴史的価値を再現するためにも建築基準法第3条に当てはめ、建築基準法の適用を除外する方向で検討を進めている。しかし、復元後は市民交流の場として私用されるため、性能としては建築基準法と同等の性能が求められる。

構造設計の方針は、まず復元原案としての耐震性能を検討する。復元原案の耐震性能が不足する場合には、復元原案に付加する形で補強計画を行う。これは現在文化財建造物で行われている構造補強と同様の手法である。補強は、できる限り文化財的な価値を損なわない方法で計画する。本計画の構造設計の手法として、保有水平耐力による検討を基本とする。

 地震時の検討 中地震時 50年に1度 震度5強程度 最大層間変形角 1/60
        大地震時 500年に1度 震度6強程度 1/30
 耐震性能目標値の設定 建築基準法に対し、×1.0 ×1.25 ×1.5
 復元原案の耐震性能 
 補強等については次回以降
 構造解析モデルについて 3次元フレームでモデル化
 外壁部分 土壁 木ずり壁
 固有周期 東西1次3.61秒 2次1.71秒 3次1.11秒
       南北1次3.13秒 2次1.37秒 3次0.86秒
 大天守 Y方向は建築基準法同等の性能を有している
     X  有していない
 小天守 XY 有していない

小野徹郎・名古屋工業大学名誉教授(建築学)からは、「市として、耐震性の目標を出して欲しいと去年の部会で強くお願いした。建築基準法に対して1.0倍、1.25倍、1.5倍どう考えているか」と言う質問がありましたが、「目標値は時間をかけて慎重に考える」と述べるにとどまりました。
小野名誉教授は「スタートが決まっていないと補強計画できない。コスト・何を付与するか。私は建築基準法に対し、1.25倍が必要ではないかと考える。」としました。

また、木材について、竹中工務店から「『木材検討会』をあらためて名古屋市に立ち上げてもらって、そこで議論していただきたい。当方から木材の案を出したい」と提案がありました。

瀬口座長は「現天守閣は文化財ではない。博物館である。見かけは似ているが細部が違う。天守閣の形をした博物館を作った。過去の姿があらわれるとして、寄付してもらったのではないか。今の天守閣は価値がないのでだめだ」と述べました。
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記者も名古屋城総合事務所事務局も竹中工務店も傍聴者も、石垣部会の議論を知っていますが、「天守閣部会」の有識者だけが議論を知りません。このまますれ違いで進めることは到底出来ません。
傍聴していると様々なことを言いたくなりますが、言う機会がありません。記者の人も「本当にいろいろ委員に言いたい。しかし、インタビューしてもまともに返事もしない」と怒っていました。
「市民不在・有識者不在」で強引に進めていく名古屋城天守閣木造化は、まるで17世紀の徳川軍事政権のやり方を彷彿させます。「21世紀に城を作る」のであれば、21世紀にふさわしいやり方があるでしょうし、21世紀に守るべき法律を守らなければなりません。「有識者」が一番わかっていないのが大変残念です。


17/7/5 名古屋城天守閣 石垣現状変更許可申請 文化庁は不受理

名古屋市は特別史跡名古屋城跡の石垣現状変更許可申請書を17/7/4に文化庁に提出しようとしましたが、文化庁は受理しませんでした。
・17/7/4 名古屋市プレスリリース
 
http://www.nagoya.ombudsman.jp/castle/170704.pdf

名古屋市プレスリリースによれば、文化庁文化財部記念物課を訪問し、17/6/23に開催された石垣部会について報告するとともに、現状変更許可申請について相談したところ、「調査の趣旨については理解いただいたが、書類上の細かい修正の指示を受けたため、本日は申請書を提出することはできなかった」とのこと。
今後速やかに修正したうえで数日中に申請書を提出するとのことでした。

17/7/5読売新聞によれば、天守閣の土台の石垣だけでなく、城全体の石垣の調査に関する書類も提出するよう求められたとのこと。
また、石垣部会の有識者と市が足並みをそろえて議論を進めていってほしいと要望があったとのこと。

石垣部会の有識者は全員一致して、木造天守閣のための石垣調査には反対しています。
まず石垣復元のための調査をする必要がある、ということも有識者全員一致しています。それには10年かかる、とする有識者もいます。

2022年12月までに木造天守閣復元をするには、まず2017年8月末までに文化庁から石垣調査のため、石垣現状変更許可を得る必要がありますが、めどは全く立っていません。仮に文化庁から石垣調査の許可が出たとしても、現在の天守閣を壊す際の文化庁との協議、文化審議会、市建築審査会、市消防局との協議、復元検討委員会など
ハードルは数多くあります。
そもそも耐震壁・耐震床・仮設エレベーター付きの木造天守閣を市民が望んでいるのか、という問題もあります。

上記とは別に、入場者数の問題、収入が見込み通り来るのか、また寄付金が100億円集まるのか、という問題もあります。

名古屋市はいつまで「2022年12月までに木造化する」という夢物語にこだわるのでしょうか。
いくら河村たかし市長の「指示書」があっても、法律をまげてまで行うことはできません。
 http://www.nagoya.ombudsman.jp/castle/shijisho.pdf


17/7/4 名古屋城天守閣木造化に向けた寄付基金予算が市議会で成立

17/7/3に開催された名古屋市議会経済水道委員会で、名古屋城天守閣木造化に向けた寄付基金予算が市議会で可決され、7/4の本会議で成立しました。
(自民、民進、公明、減税が賛成。共産反対)。

17/6/30経済水道委員会を聞く限り、議員のほとんどが現在のスケジュールでの木造化に疑問を持っており、特に石垣部会の有識者が「石垣調査を優先せよ」と主張していることから、文化庁から石垣調査の許可が下りないのではないのかとの懸念が示されました。

今回の石垣調査は、木造天守閣工事をする際、石垣が重機に耐えられるのか、というものです。また、木造天守閣を作る際は、石垣上部5メートルを壊す計画です。これを「石垣の保全のための調査」と石垣部会に説明し、石垣部会委員全員が反対しました。

しかしながら、石垣部会の議事録が議会に示されることは無く、議員も石垣部会の委員に直接ヒアリングすることも無く、さらに「木造化のための基本設計予算8億円を承認した責任がある」として、本基金予算を承認しています。

名古屋城本丸御殿復元事業では、総工費150億円のうち、寄付を50億円集めました。しかしながら、寄付の多くは経済会や経済団体で、当時の松原市長が中経連や名証に合計40億円の寄付をお願いしに行っています。それらを除く個人からでは4億円弱でした。
名古屋城天守閣木造化事業では、総工費505億円のうち、寄付を100億円集める計画ですが、河村市長は経済団体に出向いてお願いに行くが、具体的な金額は示さないとのこと。
さらに、本丸御殿の時は50億円あった国・県からの補助金は、今回の木造天守閣については全く見通しが立っていません。

名古屋市は、年間360万人が50年間来場するという計画を立てていますが、少なくとも年間330万人来れば50年間で返済できるとのこと。それ以下の来場者であれば、返済期間が延びると述べ、税金投入を示唆しました。また、「民間活力の導入」で来場者を増やすとしていますが、具体的にコストをどの程度かけるのか、という試算は全くしていません。

また、消防法の関係上、竹中工務店の案では鉄骨の避難階段やガラスのトンネルを付けています。
また、耐震性を高めるために耐震床・耐震壁を導入し、「仮設」のエレベーターを設置する計画です。
これらについて、市民にきちんと説明しているとは到底思えません。
http://www.nagoyajo.city.nagoya.jp/17_topics/280330/dwl/takenaka.pdf

2017年8月末までに文化庁の許可が下りなければ、2022年12月までのスケジュールは達成できません。
許可が下りる・おりないにかかわらず、上記の問題は全く解決していません。
矛盾が明らかになるのはあと2ヶ月です。名古屋市はどのように処理しようとするのでしょうか。市長の責任はどうなるのでしょうか。


17/6/30 名古屋城石垣調査「文化庁への申請が8月までに出来ないと工程が遅れる可能性」市が明言

17/6/30に開催された名古屋市議会経済水道委員会において、名古屋城天守閣木造化の前に行う天守台石垣調査について、文化庁への調査申請を2017年7月8月中に行う予定で、それ以降に申請が遅くなると、全体の工程が遅れる可能性があると言わざるを得ない、と明言しました。
・17/6/30 名古屋市議会経済水道委員会配付資料
 
http://www.nagoya.ombudsman.jp/castle/170630.pdf
・17/6/30 名古屋市議会経済水道委員会メモ(名古屋市民オンブズマン作成)
 http://www.nagoya.ombudsman.jp/castle/170630-1.pdf
 
・17/6/28 名古屋市議会経済水道委員会メモ途中(名古屋市民オンブズマン作成)
 http://www.nagoya.ombudsman.jp/castle/170628-1.pdf

特別史跡内の名古屋城跡は、調査を行うにも文化庁の許可が必要です。特別史跡名古屋城跡全体整備検討会議石垣部会(2017/5/12開催)では、文化庁の担当者は「石垣を保全するという名目でなければ調査は許可できない」と明言したとのこと。また、石垣部会の意見が一致することが必要とも明言したとのことでした。
その次に開かれた石垣部会(2017/6/23開催)では、具体的な工程が名古屋市から示されたものの、解体後の石垣調査を2020年4月5月で行う計画で、6月には木造天守閣復元に入ってしまい、「どのように調査を反映させるか明確でない」としました。
http://www.nagoya.ombudsman.jp/castle/170623.pdf

千田嘉博・奈良大教授は「天守台の石垣すべてを解体・調査するには、さらに10年以上の時間がかかる」と述べ、現在の名古屋市の工程を批判しました。発言を聞く限り、すくなくとも、現在の名古屋市の工程に同意している有識者は1人もいませんでした。

しかしながら、中川貴元(自民・東区)市議の「石垣部会の5人の意見は一致しているのか」という質問に対し、名古屋市は「2人の方は本市の主張をご理解頂いていると認識している。他の人は聞いてみないとわからない」としました。議事録がいまだに作成されず、議論の詳細もきちんと議員にも説明していないことが、現在の混乱を招いています。

市議からは、「新聞報道を見る限り、石垣調査でもめており、本当に木造天守閣が2022年12月に完成できるか疑わしい。そんな状況で市民に寄付を呼びかけてよいのか。市民が寄付すると思うか。」という指摘がありました。
西川ひさし(自民・昭和区)市議は、「現場に何かがある委員会として所管事務調査を行い、石垣を見に行きたい。石垣部会の有識者にも説明してもらいたい」と要求し、正副委員長で検討することになりました。

一方、福田誠治(公明・南区)市議が「石垣を修復したとして、東海・東南海・南海地震の震度7に石垣が耐えられるのか」という質問に対しては、「石垣については複雑で、石垣部会の有識者に地盤工学についてお聞きしている。これから議論していく」と述べるにとどまりました。

このまま課題を残したまま、寄付金を集めてどうしようというのでしょうか。
見切り発車で都合の悪い情報を伝えない市、問題があることを認識したまま基本設計予算を認めてしまった議会。マスコミも、これらの詳細をうまく伝え切れていません。
様々な矛盾が明らかになるのはあと2ヶ月です。早めに計画を全面的に見直すことを決断しないといけません。


17/6/27 名古屋城天守閣石垣部会議事録 2ヶ月たっても議事録完成させず

17/5/12に開催された「第21回特別史跡名古屋城跡全体整備検討会議石垣部会」の議事録を17/6/15に情報公開請求したところ、まだ作成しておらず不存在決定がでました。
7月中に作成予定とのこと。

・17/3/30特別史跡名古屋城跡全体整備検討会議(第23回)議事録+17/5/10天守閣部会 17/5/12石垣部会 議事録不存在決定
 
http://www.nagoya.ombudsman.jp/castle/170330-2.pdf


17/6/9に開催した特別史跡名古屋城跡全体整備検討会議(第6回 保存活用計画検討会)では、17/5/12石垣部会での議論を名古屋市は委員に報告せず、議論が全く共有されていませんでした。

17/6/23に開催された第22回石垣部会で、「各部会の議事録を共有するように」と委員が強く指摘しました。

名古屋市は有識者にすら他の部会の議論を共有せずに名古屋城木造化を進めようとしています。
このような議事録は一刻も早く作成し、有識者会議で共有するだけでなく、市のホームページで公表するのが筋ではないでしょうか。

名古屋市は、名古屋城天守閣の復元する資金に充てるため、名古屋城天守閣積立基金を設置する条例を2017年6月議会に提案しています。
http://www.nagoya.ombudsman.jp/castle/170616.pdf

現在のやり方は、「市民は寄付金だけ出せ、検討経緯の情報は出さない」という、まさに江戸時代そのものに思えます。

17/6/23 名古屋城石垣専門部会「天守閣木造化の前に石垣保全優先が当然」

17/6/23に特別史跡名古屋城跡全体整備検討会議石垣部会(第22回)が開催されました。
・配付資料 
http://www.nagoya.ombudsman.jp/castle/170623.pdf


↑工程表

前回5/12に開催された第21回石垣部会で議論が紛糾し、名古屋市は新たに工程表を作成してきましたが、予定では2020年3月に天守を解体し、その後、解体後の石垣調査を2020年4月5月で行う計画で、同年6月からは5月までに完成した実施設計に基づき木造天守閣に着手するものでした。
「消失後に積み直しされたであろう穴蔵部分について、史実調査、現状の調査をした結果を踏まえ今後の取扱いを決定する」としか書いておらず、どのように2ヶ月間で見直しをするのか全く具体的ではないと、全委員から批判されました。

北垣聰一郎・石川県金沢城調査研究所名誉所長は、「城郭の本質的価値は、実際に城郭が機能していた近世(安土桃山時代〜幕末)にある。その形に修復しようと全国各地で進められている。名古屋城は特別史跡なので全国の見本となる。姫路城では、大正3年に石垣が改変されていたことが最近わかった。名古屋城も調査してみないとわからない。近世の城郭の姿に修復させるものでないと、文化庁は認めない。石垣は手をかけることで弊害も起こる」とし、名古屋市が行おうとしている木造天守閣を建てたあとに石垣を整備するという方針にあらためて異議を唱えました。

千田嘉博・奈良大教授も「天守閣木造復元ありきの石垣調査は認められない。現在の石垣が木造天守閣に耐えられるのかの調査ではなく、石垣そのものの健全性をまず調査すべきだ。現在、石垣を10年以上時間をかけて解体・調査している。天守台の石垣すべてを解体・調査するには、さらに10年以上の時間がかかる。名古屋市は、『文化財としての石垣調査』としているが、考えていることは前回から1mmも変わっていない」と述べました。

宮武正登・佐賀大学教授は「前回の石垣部会の議論は、親委員会に説明したのか」と質問したところ、名古屋城総合事務所は「まだ説明していない」としました。宮武教授は「事務局でフィルタをかけるのでは無く、情報をストレートに共有する必要がある。それぞれ専門性がある。よほど慎重に議論し、議事録をそれぞれ共有しないといけない。」と述べました。

石垣専門部会終了後、上記有識者による記者会見が行われました。残念ながら記者会見は傍聴が出来ませんでした。

このまま名古屋市の計画どおりには少なくとも文化庁が許可しないでしょう。全面的な見直しを求めます。

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名古屋城 木造天守閣問題特集
http://www.ombnagoya.gr.jp/tokusyuu/goten/index.htm

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・17/2/21 特別史跡名古屋城全体整備検討会議(第5回保存活用計画検討会)資料
 http://www.nagoya.ombudsman.jp/castle/170221-1.pdf
 http://www.nagoya.ombudsman.jp/castle/170221-2.pdf
 http://www.nagoya.ombudsman.jp/castle/170221-3.pdf
 http://www.nagoya.ombudsman.jp/castle/170221-4.pdf
 http://www.nagoya.ombudsman.jp/castle/170221-5.pdf
 http://www.nagoya.ombudsman.jp/castle/170221-6.pdf

・17/3/28 特別史跡名古屋城跡全体整備検討会議石垣部会(第20回)議事録
 http://www.nagoya.ombudsman.jp/castle/170328-1.pdf
 http://www.nagoya.ombudsman.jp/castle/170328-2.pdf
 http://www.nagoya.ombudsman.jp/castle/170328-3.pdf

・17/3/30 特別史跡名古屋城跡全体整備検討会議石垣部会(第23回)資料
 http://www.nagoya.ombudsman.jp/castle/170330-1.pdf


17/6/9名古屋城跡全体整備検討会議で有識者が「石垣と天守閣は一体。木造復元の課題も書くべき」と発言

名古屋市は17/6/9に特別史跡名古屋城跡全体整備検討会議(第6回 保存活用計画検討会)を開催しました。
・開催案内
 
http://www.city.nagoya.jp/templates/kaigioshirase_2017/kankobunkakoryu/0000093515.html
・配付資料 会議次第など
 http://www.nagoya.ombudsman.jp/castle/170609-1.pdf
・特別史跡 名古屋城跡保存活用計画 概要版
 http://www.nagoya.ombudsman.jp/castle/170609-2.pdf
・資料編
 http://www.nagoya.ombudsman.jp/castle/170609-3.pdf
・特別史跡 名古屋城跡保存活用計画
 http://www.nagoya.ombudsman.jp/castle/170609-4.pdf

2017年3月に名古屋城天守閣木造化の基本設計予算が認められてから初の全体整備検討会議で、かつ17/5/12に開催された特別史跡名古屋城跡全体整備検討会議 石垣部会(第21回)で、木造天守閣復元計画に対してきわめて厳しい批判が出たにもかかわらず、本日の検討会議ではあまり厳しい議論がなされませんでした。
そもそも5/10に行われた天守部会の報告も、5/12石垣部会の報告もなされませんでした。

2時間の予定でしたが、30分事務局が字句の手直しを発表した後、40分程度有識者が持論を話し、時間が余ったので座長がオブザーバーを当てる始末。
結局全部で1時間半で終わりました。

ただ、唯一会場に緊張が走ったのは、石垣部会の有識者でもある赤羽一郎・愛知淑徳大学非常勤講師が発言した際です。
「天守閣復元事業は、天守閣と石垣を一体と考えるべきだ。木造復元に関して、課題が書いていない。空襲による被熱により内部構造が破壊されている可能性がある。また、戦後の天守を作ったときのケーソンがどうなっているかもわからない。課題はあるのではないか。石垣の詳細調査も含めて課題を書いていく必要がある」。
名古屋城総合事務所の担当者は、「いくつも課題があり、抜けている指摘を含めて記載したい」としたものの、座長の瀬口哲夫・名古屋市立大学名誉教授は「今回は基本的方針を書く。ケーソンは耐震改修でも同じ課題があり、そこまで書く必要があるのか。書いてもいいが、、、」と述べました。
赤羽氏は「それはおかしい」と声を上げました。
しかし瀬口氏は「ケーソンが地下にあることは、耐震改修でも木造天守閣でも同じだ」として、まともに取り合おうとしませんでした。

また、麓和善・名古屋工業大学大学院教授は「他の城跡では、石垣を分類し、どういう順番で修理をするか、緊急度を踏まえてきちんと計画を立てる。他の城趾ではそれがメインだが、名古屋城ではそれが明確になっていない」としました。

麓教授は、会合終了後のマスコミ取材の中で、「石垣部会での議論は、石垣部会委員から個人的に聞いているだけで、名古屋市から情報が来ない。情報が共有されていない」としました。

名古屋市は、今後10月頃に市議会に「名古屋城跡保存活用計画」案を提出した後、11月にパブリックコメントを行い、来年2月頃に策定・公表を予定しています。
しかしながら、各部会の情報も共有されておらず、市民にもきちんと知らせずに形だけ計画を作ってどのような意味があるのでしょうか。

また、大変気になったのは、復元をいろいろする方針を決めるようですが、財政的な試算が一切なされていないということです。
「かつてあった名古屋城のように戻したい」といくら有識者が願望を述べても、市の資産である名古屋城をどうするかは、税金をどのくらい投入するかがわからなければ判断しようがありません。市民の意見を早い段階で聞く必要があるのではないかと思います。
市民不在で名古屋城の今後のあり方を決めたら、いつかつけは回ってきます。

名古屋城木造化発注者支援業務 応募者がなく再度公募

名古屋市観光文化交流局は17/5/25に名古屋城天守閣整備事業に係る発注者支援業務を再度公募しました。
https://www.chotatsu.city.nagoya.jp/ejpkg/EjPPIj

同じ文言で2017年4月12日に公示して26日の締め切りでしたが、再度公募したということは前回だれも応募しなかったのではないかと推測されます。

本件支援業務は、名古屋市と竹中工務店の協議のほか、以下などを行います。
・文化財保護法に基づく現状変更許可に関する文化庁との協議
・建築基準法第3条に基づく名古屋市住宅都市局との協議
・消防法に基づく名古屋市消防局との協議
・学識経験者による意見聴取会、学識経験者との調整
このような複雑かつ極めて困難な業務(各法律を遵守すれば不可能)に手をあげる業者は到底存在しないと考えます。

上記法律に詳しい人は、名古屋城天守閣木造化は、2017年3月に議会で予算可決された基本設計業務8億4721万6844円以上手続が進まず、事業がストップすると言っています。
今回公募した発注者支援業務に応募があるのか、今後名古屋市はどうするつもりなのか、注目していきます。


17/5/24 名古屋城天守閣整備事業に関する基本協定書・基本設計契約書 入手

名古屋市は名古屋城天守閣木造化を進めるため、17/5/9に竹中工務店と「基本協定」「基本設計契約書」を締結しました。
名古屋市民オンブズマンは上記を情報公開請求し、17/5/24に開示されました。
・名古屋城天守閣整備事業に関する基本協定書
 
http://www.nagoya.ombudsman.jp/castle/170509-1.pdf
・名古屋城天守閣整備事業基本設計その他業務委託 契約書
 http://www.nagoya.ombudsman.jp/castle/170509-2.pdf
 
基本協定によれば、天守閣の完成期限は2022年12月31日までとしています。総額467億1000万円を上限にして2031年11月30日までに整備事業を行うとのこと。 
また、5条で、事業は基本設計以外に、実施設計業務、調査業務、工事管理業務、先行工事施工業務、本体工事施工業務、石垣工事施工業務をあげ、6条ではそれぞれ予算の成立を条件とし、「予算が成立しない場合又は議会の議決が得られない場合は、本事業を中止し、契約の締結をしないことがある。また、その場合、当該予算に係る業務については発注者、優先交渉権者の間に何ら権利、義務が発生せず、発注者は予算の成立について何ら責を負わない」としています。
また、18条で、「本事業が中止になった場合、本基本協定が解除された場合又は価格等の交渉の不成立が確定した場合、発注者は契約を締結していない部分については損害賠償の責めを負わない」としています。

基本設計その他業務委託によれば、2017/5/9-2018/2/28までに基本設計を847,216,844円で行うとのこと。

17/5/12 特別史跡名古屋城跡全体整備検討会議 石垣部会(第21回)では、有識者や文化庁が、既存の石垣について保全の名目でなければ調査できないと発言したとのこと。
2022年12月31日までに天守閣を完成させることは極めて難しくなっています。

「基本協定」「基本設計契約書」を精査し、市民に何が出来るか、議会に何が出来るかを考えていきたいです。

17/5/12 名古屋城天守閣木造化 石垣部会有識者が石垣移動を批判

名古屋市は、名古屋城天守閣木造化の方針に従い、有識者による天守閣部会と石垣部会を開催しました。

17/5/10 特別史跡名古屋城跡全体整備検討会議 天守閣部会(第1回)
http://www.nagoya.ombudsman.jp/castle/170510.pdf

17/5/12 特別史跡名古屋城跡全体整備検討会議 石垣部会(第21回)
http://www.nagoya.ombudsman.jp/castle/170512.pdf

しかしながら、17/5/13新聞各紙によれば、名古屋市は天守閣木造復元に合わせて石垣の一部を移動させる計画を示したところ、複数の専門家が史跡保護の観点から計画を批判したとのこと。
文化庁文化財調査官は「石垣を保全するという名目でなければ調査は許可できない」と発言したとのことです。
基本協定に記載されている2022年12月までの完成は到底無理です。
(議事録は作成され次第情報公開請求で入手する予定です)

2017年3月に名古屋市議会が10億円の基本設計予算を可決したことを受け、名古屋市は17/5/9に竹中工務店と「基本協定」「基本設計契約書」を締結しました。
しかしながら、石垣を移動させることに有識者や文化庁から批判が起こることは当然想定されていたはずです。
第20回特別史跡名古屋城跡全体整備検討会議石垣部会は17/3/28に開催されていますが、議題は「平成28年度石垣修復工事について」のみでした。
http://www.city.nagoya.jp/templates/kaigikekka_2016_4/kankobunkakoryu/0000092362.html
どうして基本協定を結ぶ前に有識者会議を行わなかったのか、大変疑問です。

石垣だけでなく、入場者数・収支見通しもずさん、耐震基準を満たすために最新耐震補強を入れた「ハイブリット仮設木造天守閣」が果たして国土交通省・名古屋市建築審査会が認めるのかなど論点は数多くありますし、これらは名古屋城天守閣木造化の議論が出始めた2015年6月頃から市民も一部議員もずっと言い続けてきて、未だに解決していないことです。
15/8/24名古屋市長 河村たかし名で市民経済局長に出された「指示書」によれば、「全責任は私が取る」とあります。 
 http://www.nagoya.ombudsman.jp/castle/shijisho.pdf
どのような責任を取るつもりなのか、はっきり聞いておきたいです。

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なお、17/5/10も17/5/12も、案内が市民情報センターの「記者クラブ配付資料」に配架しておらず、「審議会開催のお知らせ」に開催直前に配架されていたとのこと。市ホームページにも、「審議会開催のお知らせ」にのみ直前に掲載したとのこと。
http://www.city.nagoya.jp/templates/kaigioshirase_2017/0-Curr.html
市民の関心がいまだそれほど高いわけではない名古屋城天守閣木造化について、もっと広く有識者の意見を知らせるべきです。


17/5/10名古屋城天守閣木造化「基本協定」「基本設計契約書」を情報公開請求

名古屋市は名古屋城天守閣木造化を進めるため、17/5/9に竹中工務店と「基本協定」「基本設計契約書」を締結しました。
しかしながら、2017年2月議会で補正予算可決した際の附帯決議にあった、「文化庁や優先交渉権者との協議調整状況ならびに仕様や工程および契約内容等について適宜議会への報告を行い、議会に諮りながら進め、あわせて市民の理解を得ながら市民とともに事業を進めること」に反し、「基本協定」「基本設計契約書」は市議会に締結前に見せることはありませんでした。
http://www.nagoya.ombudsman.jp/castle/170322-4.pdf

名古屋市民オンブズマンは、17/5/10に「基本協定」「基本設計契約書」の開示請求を行いました。
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当初の2020年7月完成目標から、2022年12月に延期されて以降、名古屋市は市民への説明会を1回も行っておりません。
木造5階建ては建築基準法違反なので名古屋市建築審査会の許可は下りるのか、史跡内の工事に文化庁の許可が下りるのか、「仮設の耐震対策」で本当に国宝になるのか、現在の入場者の約2倍の366万人が完成後50年間続くのかなど、疑問点は多くありますが、市民へ納得する説明はありませんでした。
17/4/23に行われた名古屋市長選挙でも、きちんと根拠が説明されず、争点にもなりませんでした。
今後も注目していきます。

河村市長 15/8/24に市職員に対し、名古屋城木造天守閣を進めるよう「指示書」出す

中日新聞が17/4/1に行った市長選挙立候補予定者2人による討論会の中で、河村たかし名古屋市長が、名古屋市職員から「名古屋城天守閣木造化できません」と言われた事を明らかにしました。
また、市職員から「『市長が全責任を負う』という業務命令書を書いてくれ」という要望を受け、実際に業務命令書を書いたとしました。
名古屋市民オンブズマンは、上記業務命令書を情報公開請求し、17/4/20に入手しました。
・平成27年8月24日 指示書 市民経済局長 宮村喜明殿 名古屋市長 河村たかし
 
http://www.nagoya.ombudsman.jp/castle/shijisho.pdf


市職員が「木造天守はできない。耐震改修だ。」といったにも関わらず、市長がトップダウンでさせた証拠ですが、市民としては「なぜ、役人が、木造天守はできない。耐震改修だと言ったかの理由が知りたい」です。
残念ながら、上記「指示書」で市民への説明は隠ぺいされました。

上記指示書は市民経済局長宛にはなっていますが、事実上名古屋市の全職員対象に、「名古屋城問題では市長の言うこと以外の提案や問題指摘などを封じた」業務命令書になっています。この文書の存在により、市長の命令の「木造」天守の構想の実現性が限り無く低いことが市の職員として判っていても、市長に対案を提案したり、見直しを言えなくなりました。
実際に、局長会議レベルで異論が出かかったにもかかわらず、発言できなかったようです。

つまり、河村市長は、市の職員からも批判も助けも貰えない(←自分がそれを拒んだ命令をしたせいです)、「裸の王様」になった証拠です。

17/4/23(日)投開票の名古屋市長選挙の結果次第でどうなるかわかりませんが、仮に名古屋城天守閣木造化を推進する候補が当選したとしても、建築基準法(国土交通省)違反、復元検討委員会(文化庁)の許可もそう簡単におりそうもない、入場者数試算もきわめてずさんな名古屋城天守閣木造化が、現在想定している2022年12月に完成する可能性はまずなく、木造天守閣が無事着工するかの見通しも立ちません。
着工したとしても、完成後に収支見通し通りになる可能性もほぼゼロです。
現段階では、2017年2月議会で可決した基本設計予算等10億円の契約はまだしておらず、新市長誕生後、5月に契約するとのこと。
名古屋市民の賢明な判断を期待します。

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・中日新聞 河村氏×岩城氏「闘論」(動画)(17/4/9未明まで公開されていました)
 http://www.chunichi.co.jp/senkyo/nagoyashicho2017/movie/touron.html

(2)政策実現、実行力 18:35〜
「わしも長い事政治をやってきましたので、これ国会議員。
 例えば減税もそうだけどね。
 子ども委員会も途中で気づいたけどね。ロサンゼルス行って。
 これが必要だというやつはそれはひっぱっていかないと。
 名古屋城の天守閣木造化もそうだがね。
 あんまりこんなとこで言っていいかわからんけど、
 職員から『木造化はできません』いって。『これはもう流れがあるからコンクリートで補修です』と。
 『もし市長がそういうのなら業務命令書書いてくれ』いって。
 こういうこといってかんと埋もれてまうといかんで歴史の中に。
 そんな事やらせるのかと。と言ったんだけど『書いてもらわないといかん』。
 『木造化に取り組む。業務命令とかいて』。その下にこれも書いてくれ。
 『全責任は市長が負うと、そこ書いてくれ』。」
 そこまで言ってやらないと、要するにそのいろんなパターンがあるけどね。
 2兆6000億円もあるんだから、企業会計までいれると、いろいろありますけど、
 これだというやつ、これだという大きな流れを変えるのは
 相当頑張らないといかん。相当頑張らないといかん。」


名古屋城木造化 竹中工務店との面談メモ 議決後も非公開

名古屋城天守閣木造化について、16/11/28に竹中工務店から505億円以上になるかもしれないと言われた際の面談メモならびに、16/12/5に「仮に名古屋市議会で2016年12月に予算が承認され、契約を結んだ後に2017年4月の市長選挙後、新市長が契約解除した場合の損害賠償想定額」についての打合せ記録について、再度情報公開請求したところ、以前市長名で「議決後に対応可能になると考えている」としたにもかかわらず、重要な部分が非公開のままでした。

・17/4/6 名古屋市一部開示文書(市長と竹中工務店との面談メモ、竹中工務店との打合せ記録)
 
http://www.nagoya.ombudsman.jp/castle/170406.pdf

以下、以前開示請求した際の決定と文書です。

・16/12/20決定 名古屋市一部開示文書(市長と竹中工務店との面談メモ)
 http://www.nagoya.ombudsman.jp/castle/161220.pdf
・16/12/22決定 名古屋市一部開示文書(竹中工務店との打合せ記録)
 http://www.nagoya.ombudsman.jp/castle/161222.pdf

名古屋市議会で審議するにも、黒塗りのままではおかしいとして、名古屋市民オンブズマンとして開示を申し入れしましたが、市長からは17/1/31に「議決後対応可能になると考えている」という回答が来ました。
・17/1/31 上記文書開示申し入れに対する名古屋市長名での回答
 http://www.nagoya.ombudsman.jp/castle/170131.pdf
 「現在、議会で審議している継続議案が議決された折には、貴団体から申入れについて対応が可能になると考えております。」

今回、開示文書を受け取るに当たって、名古屋観光文化交流局の担当者に話を聞いたところ、「17/1/31名古屋市長名での文書回答もあり、名古屋市としてはなるべく公開したかったが、優先交渉権者の竹中工務店から『企業のノウハウが含まれており、どうしても公開しないでほしい』といわれたため黒塗りにした」とのこと。

今後、仮に17/4/23市長選挙で名古屋城天守閣木造化に賛成する市長が当選し、5月に契約を結んだ後であれば、上記の資料は公開されるのか、と聞いたところ、「現在、契約はまだ結んでおらず、今後契約を結んだとすれば立場が変化するが、公開するかどうかはその時点であらためて竹中工務店と協議して判断する」とのこと。
 
仮に17/4/23市長選挙で名古屋城天守閣木造化に慎重な市長が当選し、契約を結ばない場合どうなるか、と聞いたところ、「現在、契約はまだ結んでおらず、補正予算が可決される前と同じである。しかしながら、補正予算が可決されているにも関わらず、契約を結ばない場合、河村市長が言う『法的義務』があるおそれもある」とのこと。

「市長が竹中工務店が木材をすでに購入した云々と発言している」と聞いたところ、「名古屋市としては、補正予算は基本設計等に関する10億円についてなので、木材については関知していない。木材というのは今後本体工事契約の一部となる。」としました。

今回非公開になった資料ですが、16年12月時点とは状況が変わっているものの、名古屋市の非公開姿勢がよくあらわれているのではないでしょうか。
17/4/23市長選で、名古屋城天守閣木造化に慎重な市長が当選して契約を結ばなければ違約金は発生しないのですが、今後、いつどのような市長が当選してなにをいうのかわかりません。
この黒塗りの公開を求めたいです。


名古屋市職員「名古屋城天守閣木造化できません。進めるなら『市長が全責任を負う』という業務命令書を書いてくれ」

中日新聞が17/4/1に行った市長選挙立候補予定者2人による討論会の中で、河村たかし名古屋市長が、名古屋市職員から「名古屋城天守閣木造化できません」と言われた事を明らかにしました。
また、市職員から「『市長が全責任を負う』という業務命令書を書いてくれ」という要望を受け、実際に業務命令書を書いたとしました。

建築基準法違反、文化庁の許可もそう簡単におりそうもない、入場者数試算もきわめてずさんな名古屋城天守閣木造化に対し、市職員が進めざるを得なかった根拠がようやくわかりました。

名古屋市民オンブズマンは、当該業務命令書を情報公開請求しました。
今後の責任問題を明らかにする上で極めて重要な資料だと考えます。

・中日新聞 河村氏×岩城氏「闘論」(動画)(17/4/9未明まで公開)
 
http://www.chunichi.co.jp/senkyo/nagoyashicho2017/movie/touron.html

(2)政策実現、実行力 18:35〜
「わしも長い事政治をやってきましたので、これ国会議員。
 例えば減税もそうだけどね。
 子ども委員会も途中で気づいたけどね。ロサンゼルス行って。
 これが必要だというやつはそれはひっぱっていかないと。
 名古屋城の天守閣木造化もそうだがね。
 あんまりこんなとこで言っていいかわからんけど、
 職員から『木造化はできません』いって。『これはもう流れがあるからコンクリートで補修です』と。
 『もし市長がそういうのなら業務命令書書いてくれ』いって。
 こういうこといってかんと埋もれてまうといかんで歴史の中に。
 そんな事やらせるのかと。と言ったんだけど『書いてもらわないといかん』。
 『木造化に取り組む。業務命令とかいて』。その下にこれも書いてくれ。
 『全責任は市長が負うと、そこ書いてくれ』。」
 そこまで言ってやらないと、要するにそのいろんなパターンがあるけどね。
 2兆6000億円もあるんだから、企業会計までいれると、いろいろありますけど、
 これだというやつ、これだという大きな流れを変えるのは
 相当頑張らないといかん。相当頑張らないといかん。」

17/3/30 文化庁文化財調査官「名古屋城天守閣木造化 必要なら20回でも審議」

名古屋市は17/3/30に第23回特別史跡名古屋城跡全体整備検討会議を開催しました。
(配付資料、議事録はでき次第入手しアップします)
・会議の開催のお知らせ
 
http://www.nagoya.ombudsman.jp/castle/170330.pdf

 
名古屋市は、現在2022年12月までに名古屋城天守閣木造化を進める方針で、2017年3月に市議会で基本設計予算等10億円が可決されましたが、それには文化庁の復元検討委員会の審議を3回と想定しています。
・17/2/21 名古屋市議会経済水道委員会説明資料
 2022年12月完成の工程案(詳細)あり
http://www.nagoya.ombudsman.jp/castle/170221.pdf

17/3/31読売新聞によれば、オブザーバーとして出席した文化庁文化財調査官は、「前例のない巨大な天守閣のため、3回で済むか、全く保証の限りではない」との見解を示したとのこと。
会議後、「何回で結論を出すというルールはない。必要なら10回でも20回でも審議する」と語ったとのこと。
しかも、文化庁文化財調査官は「予算が付けば計画が進む、という話ではない。石垣や堀を毀損する計画は認められない」と強調したとのこと。

文化庁が許可しなければ、天守閣木造化どころか、現天守閣の解体すらできません。
また、建築許可の関係上、国土交通省の許可も必要です。
木造5階建ての巨大建築物に対し、各種法令を遵守した形で国土交通省が簡単に許可を出すとは到底思えません。

現時点では名古屋市は優先交渉権者の竹中工務店とは契約しておらず、木造天守閣を推進する市長が誕生した場合、名古屋市長選挙後の5月上旬に契約する予定とのこと。

5月上旬に仮に契約したとして、文化庁・国土交通省の許可が下りず、木造天守閣ができなければ基本設計等予算10億円が無駄になるだけでなく、竹中工務店がすでに購入したという数百億円にも及ぶ木材の費用をどうするのかという問題が発生します。
(市と竹中工務店との話し合いの内容の詳細は黒塗りのため不明です)

このようなずさんなスケジュールならびに計画を立てた市も市ですが、予算を認めた議会も議会です。
このような市や議会のあり方に対して、17/4/23投開票の名古屋市長選挙で市民の民意を反映させる必要があります。

・2017年03月31日 読売新聞
 名古屋城の木造天守 また関門 ◆文化庁の審議次第、長期化も◆
 http://www.yomiuri.co.jp/chubu/news/20170331-OYTNT50000.html


名古屋城天守閣木造化 市議会委員会が補正予算を可決

17/3/22名古屋市議会経済水道委員会において、名古屋城天守閣木造化の基本設計等に関する補正予算10億円を可決しました。
・委員会配付資料
 
http://www.nagoya.ombudsman.jp/castle/170322.pdf
・委員会メモ(名古屋市民オンブズマン作成)
 http://www.nagoya.ombudsman.jp/castle/170322-3.pdf
・17/3/22 名古屋市議会経済水道委員会付帯決議
 名古屋城天守閣木造化・空見地区新展示場調査費について
 http://www.nagoya.ombudsman.jp/castle/170322-4.pdf

 
修正動議を可決すべき:自民(丹羽市議以外)・民進・公明・減税日本
可決すべきでない:丹羽市議(自民)・共産

今後、優先交渉権者の竹中工務店と基本設計の契約することになりますが、4月23日に名古屋市長選挙があることから、市長選挙後の5月上旬に契約を行うことを竹中工務店が了承したとのこと。

ずっと委員会を傍聴してきましたが、なぜ今日になって補正予算を可決することになったのか全くわかりません。
委員会最中、長時間休憩を行っており、傍聴者のいないところ、マスコミのいないところで議員が何らかの話し合いがなされたものと思われます。

問題は全く解決していません。
年間366万人が50年続くという入場者予測の問題、入場料だけでまかなうという財源フレームの問題、「仮に採算が合わなくても木造化すべき」なのかという問題だけでなく、竹中工務店と市長との話し合いの内容が非公開で市民に説明していない、そもそも木造5階建ては建築基準法違反ではないか、文化庁の許可が下りるのか、「仮設の耐震対策」で本当に国宝になるのかなど、木造天守閣が無事に完成するかどうかすら非常に不透明です。

奇しくも藤沢ただまさ市議(自民)が、「50年後、今ここにいる私たちは誰もいないが、名古屋市は存続し続ける。50年後に向かって名古屋市観光文化交流局の足を縛りをかけた」と述べました。
50年と言わずここ数年以内にも、今回の議決について正しかったのかが問われる場面が来ると思います。
まずは4月23日の名古屋市長選挙が市民の意見を反映する場所ではないでしょうか。


河村市長「名古屋城木造化は仮に収支がよくなくとも必ず推進すべき」表明

17/3/21に行われた名古屋市議会経済水道委員会において、河村市長は名古屋城天守閣木造化について「仮に収支がよくなくとも必ず推進すべきものであると考えている」と文書で表明しました。
・配布資料(当初)
 
http://www.nagoya.ombudsman.jp/castle/170321.pdf
・天守閣整備に関する市長の考え
 http://www.nagoya.ombudsman.jp/castle/170321-2.pdf
・17/3/21 名古屋市議会経済水道委員会メモ(名古屋市民オンブズマン作成)
 http://www.nagoya.ombudsman.jp/castle/170321-4.pdf
 
名古屋城天守閣木造化について、藤沢ただまさ市議(自民)が17/3/17に「客が予想より少なく、赤字になってもやるべきだと市長は考えているのか」「予算案を4月の市長選後にして、新市長の判断にすべきでは」の2点について市長の考えを文書で要求するも、市は文書を提出せず、当初は説明もしませんでした。
藤沢市議から追及されても、「担当から口頭で説明させていただく」と回答。藤沢市議は大激怒し、暫時休憩の後に「市長の考え」が文書で出てきました。
藤沢市議は「市民は、市長が言った『税金を1円も使わない』と思っている。きちんと上記の趣旨を市民に説明すべき」としました。

また、「市長の考え」文書の下にある、「これ以上、ご議決が遅くなる場合には竹中工務店の優先交渉権者としての地位を損なう恐れが生じます」について、市議の質問が集中しました。
市担当主幹は「立場がなくなるわけではない。今の段階では竹中工務店に確認している。ただ、いつまでもご理解を得続けられるか確証がない」という意味だ、としました。

さらに、「木造復元を早期に行うことが耐震対策と認識しています」は、過去局長答弁の「木造化されようとされまいと耐震対策が必要」と矛盾しているのではないかと指摘がありました。

藤沢市議、中川市議からは「4月に市長選挙がある。次の市長がだれになるかわからない以上、現段階で予算を通して次の市長の足を縛るようなことはすべきなのか」という意見が出されましたが、市は「選挙とは関わりなくご議決いただきたい」と繰り返すのみ。
河村市長に対し、民主主義の観点からどう思うか文書で出してもらうよう要求がありました。

現段階で予算を通し、仮に4月に新市長が誕生して契約を破棄した場合、損害賠償などどうなるか、と質問がありましたが、「そのときの契約高で検討する」と答えるのみ。
名古屋市民オンブズマンは、平成28年12月5日に行われた、竹中工務店名古屋支店と名古屋市当局との打ち合わせ記録を情報公開請求したところ、「仮に平成29年4月で契約解除した場合の損害賠償の想定額」が話し合われていたことは判明しましたが、中身はすべて黒塗りでした。
これを公開せずに議会で議論していては全く話になりません。早急に公開を求めます。
http://www.nagoya.ombudsman.jp/castle/161222.pdf


名古屋城天守閣木造化 第5回意見聴取会で2022年12月延期について法律家に意見を聞かず

17/3/17に開かれた名古屋市議会経済水道委員会で、17/2/9に行われた第5回「名古屋城天守閣整備事業にかかる技術提案・交渉方式(設計交渉・施工タイプ)による公募型プロポーザル実施に伴う意見聴取会」には法律の専門家が欠席しており、名古屋市は2022年12月延期の是非について意見聴取会では聞いていなかったことが判明しました。
・17/3/17 名古屋市議会経済水道委員会説明資料
 
http://www.nagoya.ombudsman.jp/castle/170317.pdf 
・17/3/17 名古屋市議会経済水道委員会メモ(名古屋城部分)
(名古屋市民オンブズマン作成)
 http://www.nagoya.ombudsman.jp/castle/170317-1.pdf
 
また、土木しか経験がない技術提案・交渉方式を建築分野で初めて名古屋市に紹介したのは、当時の中部地方整備局長の八鍬隆局長であったことも判明しました。

さらに、藤沢ただまさ(自民・南区)市議の「仮に名古屋城木造天守閣に入場者が予想より少なくて赤字でもやるべきなのか」という質問に対し、観光文化交流局長は「文化を後世に残すため、採算ベースに乗らなくても、赤字でもやるべきだと思う」としました。
  
複数の議員から、「4月に市長選挙があるため、今議会で議決をし、新市長が木造天守閣をやめると表明した場合、現在より格段に損害賠償請求のリスクが高まる。今議会では予算を取り下げ、選挙の結果を踏まえて新市長に判断を委ねては」という提案に対しては、「過去、たとえ市長がかわったとしても名古屋市としては木造天守閣事業を行うと答弁した。現在も継続して事業をする考え方を持っている」としました。

名古屋城天守閣木造化に関する補正予算について、2016年6月から10ヶ月近く市議会で議論されていますが、問題は全く解決していません。しかも、空見地区新展示場建設問題を議論する時間が長く、経済水道委員会は名古屋城に関する議論が十分にできていません。

今後、3/21(火)10時からと、3/22(水)10時からの経済水道委員会の議論を経て市議会としての意思決定を行うことになります。
これまで議会として指摘してきたことはいずれも未実施です。
 ・需要予測に関して第三者に調査依頼→未実施(やり方の当否のみ聞くも、完成5年後以降は漸減傾向が現実的と指摘される)
 ・資金計画に関して第三者に調査依頼→未実施
 ・プロポーザル事業の公平性の観点から評価委員の意見を再聴取→聴取会で聞かず
議会の指摘を全く無視してきた名古屋城天守閣木造化事業を議会が認めるとしたら、議会の存在意義を自ら否定することになります。


17/3/15 名古屋城天守閣木造化 日本総研「追加投資(魅力向上)による底上げ」が前提

17/3/15に名古屋市議会経済水道委員会が開催され、日本総合研究所が作成した「名古屋城天守閣木造復元事業に伴う名古屋市入場者数予測結果の評価業務報告書」が提出されました。

17/3/15 名古屋市議会経済水道委員会資料 
http://www.nagoya.ombudsman.jp/castle/170315.pdf 
日本総研作成 名古屋城入場者予測評価報告書 http://www.nagoya.ombudsman.jp/castle/170315-2.pdf

17/3/15 名古屋市議会経済水道委員会メモ(名古屋市民オンブズマン作成)
http://www.nagoya.ombudsman.jp/castle/170315-3.pdf

2022年に名古屋城木造天守閣ができたと仮定した場合、5年後の2026年以降、名古屋市は366万人で安定するとしています。
日本総研は、2026年には名古屋市試算より低い345万人〜359万人とし、しかも「漸減トレンドを設定しておくことが現実的」としています。

市議は誰も指摘しませんでしたが、日本総研は「追加投資(魅力向上)による底上げ」を前提としており、名古屋城木造天守閣が完成した後、どの程度の追加投資を考えているのかはこれまでの試算では全く出てきていません。
・16/12/5  名古屋市議会経済水道委員会資料
 http://www.nagoya.ombudsman.jp/castle/161205.pdf

建築基準法違反の疑いが極めて強く、たんなる木造では人が入ることができず、各種補強策を「仮設」と強弁する名古屋城天守閣木造化ですが、将来的な需要予測調査も第三者に委託することもなく、しかも「追加投資による底上げ」費用も試算に入れていないという、極めてずさんな計画です。
さらに悪いことに、10億円の基本設計予算を議会が認めたら、事実上ストップできません。

名古屋市議会はいつまでも引き延ばさず、態度を鮮明にする必要があります。

17/3/6 「名古屋城木造天守閣 300万人しか来なければ50年後100億円不足」市が認める

17/3/6 名古屋市議会経済水道委員会で、市が進めようとしている「2022年12月末までに名古屋城天守閣木造化」補正予算10億円について議論され、補正予算については意思決定をせず、3月議会中に継続して審議することになりました。

・17/3/6 名古屋市議会経済水道委員会配付資料
 
http://www.nagoya.ombudsman.jp/castle/170306.pdf 
・17/3/6 名古屋市民オンブズマン作成メモ
 http://www.nagoya.ombudsman.jp/castle/170306-1.pdf 
 
田辺雄一(公明・千種区)市議は、ボストン美術館への入場者数が予測の半分だったことを指摘し、名古屋城でも予測を下回った場合どうなるか質問しました。
市は「年間330万人を割ったとき、50年では返済不可能。年間300万人だと50年後約100億円の返済が滞る。ただし、仮定の話なので財政局とは話をしていない」としました。

丹羽ひろし(自民・名東区)市議は、想定入場者数について、平成27年3月に名古屋市が作成した「名古屋城整備検討調査報告書」では、「国内総人口の減少を受け、入場者数の減少が考えられ、また本丸御殿による集客力も平準化していると考えられるため、外国人観光客の増加が見込まれるとしても大幅な入場者数の増加は予測しにくい」となっていることを指摘しました。
・平成27年3月 名古屋市 名古屋城整備検討調査報告書
 http://nagoya.ombudsman.jp/castle/H27-3houkoku.pdf
 想定:年間292万人(現状の1.8倍)
年間366万人来ることにした理由は、市は「当時、姫路城改修実績が出ていなかったため」とするのみ。

田辺雄一(公明・千種区)市議は「現在のコンクリート製天守閣を再建する際、市民がナゴヤ球場に2万人集まって寄付を募集する野球大会を行い、総額6億円、寄付目標1億円のところ2億円余りあつまった。名古屋市に現在そのような機運はあるか」と尋ねたところ、市は「議決後に機運を醸成する」というのみ。

ここまでずさんな計画について、いつまで議論を続けるのでしょうか。予算審議の時間は限られていますし、市職員の人的資源も相当つぎ込んでいます。市議会は早急に決断すべきです。


17/3/3 名古屋城天守閣木造化 市「年間366万人来ない場合、追加投資も検討」と示唆

17/3/2 名古屋市議会経済水道委員会で、市が進めようとしている「2022年12月末までに名古屋城天守閣木造化」補正予算10億円について議論されました。

・17/3/2 名古屋市議会経済水道委員会配付資料
 
http://www.nagoya.ombudsman.jp/castle/170303.pdf
・15/11/29 名古屋城天守閣整備事業にかかる技術提案・交渉方式(設計交渉・施工タイプ)による公募型プロポーザル実施に伴う意見聴取会(第1回)
 http://nagoya.ombudsman.jp/castle/151129-1.pdf
・17/3/2 名古屋市民オンブズマン作成メモ
 http://www.nagoya.ombudsman.jp/castle/170303-1.pdf

名古屋市は、2022年に名古屋城天守閣が木造化された倍、2026年度以降46年間にわたって366万人の入場者が継続すると試算しています。積算根拠 162万人×3.1×0.9×0.9×0.9=366万人

上記試算方法が妥当かどうかを日本総研に確認してもらったところ、「名古屋市の入場者数予測についての考え方は概ね妥当。ただし2026年以降数十年にわたる長期予測はほぼ不可能。入場者数は漸減傾向が現実的。一方、レゴランド開業やリニア開業など入場者数を上げる可能性もある」との中間報告がなされました。

市議からは「年間366万来なかったらどうするのか。税金投入しないというのが間違っているのではないか」という指摘が相次ぎましたが、市は「年間366万来るよう努力する」を繰り返すのみ。
木下優(公明・中川区)市議は、「東海地震は30年以内に8割発生すると言われている。どうしてマイナス要素が入っていないのか。」と指摘しました。
市は、「日本総研の指摘は重く受け止める」と言うのみ。

また、市は「しかるべき時にしかるべき投資を検討」と発言し、入場者数が伸び悩んだ際、追加税金投入を示唆しました。

丹羽ひろし(自民・名東区)市議は、16/12/5に行われた市長定例記者会見、で「木造天守閣作成を延期すると、特に木材についてどんどんお金がかかってくる。市民税で支払われる」と述べたことについて、市は「市と竹中工務店はまだ契約していないので、仮に竹中工務店が木材を現在確保していたとしても関係ない」と述べました。
・16/12/5 市長記者会見 テキスト版
http://www.city.nagoya.jp/mayor/page/0000088335.html
動画
https://youtu.be/b-q2hx1RwX4

次回委員会は3/6(月)10時半から行われます。
17/3/2 名古屋城天守閣木造化 長期入場者数見込み「漸減傾向が無難」日本総研中間報告

17/3/2 名古屋市議会経済水道委員会で、市が進めようとしている「2022年12月末までに名古屋城天守閣木造化」補正予算10億円について議論されました。

・17/3/2 名古屋市議会経済水道委員会メモ(名古屋市民オンブズマン作成)
 
http://www.nagoya.ombudsman.jp/castle/170302-1.pdf

名古屋市は、建物だけで505億円かかる名古屋城天守閣木造化について、「入場者数は他城閣を参考にした」「税金を投入しない」「入場料だけで借金を返済する」「補助金・寄付を考慮しない」「人口減少を考慮しない」「レゴランド開業、2020年東京オリンピック、2026年アジア競技大会、2027年リニア開業を考慮しない」「外国人観光客を考慮しない」「入場料 市民は450円、市外は1000円」で入場者数を試算し、最大年間452万人、その後46年間366万人が継続する、という試算を16/12/5に発表しました。
 ・16/12/5  名古屋市議会経済水道委員会資料
 http://www.nagoya.ombudsman.jp/castle/161205.pdf

名古屋市は、今回、上記試算方法が妥当かどうかを各コンサルタントに90万円かけて検証してもらおうとしたところことごとく拒否をされ、唯一受けてくれた日本総研に確認してもらったところ、「名古屋市予測手法は概ね妥当。ただし2026年以降数十年にわたる長期予測はほぼ不可能。入場者数は漸減傾向が無難。レゴランド開業やリニア開業など入場者数を上げる可能性もある」とのこと(資料は本日なし。3/3提出)。

市議からは、「そもそも2016年6月議会で、需要予測を第三者に行ってもらうと付帯決議をした。2-3000万円かかると言われたが、どうして補正予算を組んで行わないのか」「日本総研は、入場者数は漸減傾向が無難と言っている。名古屋市の見解とは真逆ではないか」という指摘がでました。

また、15/11/29の有識者意見聴取会で、「オリンピックが前提と、リニア開通に合わせるの、2つを出させることもある。」という発言が出ていたと市から発言がありました。
・2015/11/29 名古屋城天守閣整備事業にかかる技術提案・交渉方式(設計交渉・施工タイプ)による公募型プロポーザル実施に伴う意見聴取会(第1回)
 http://nagoya.ombudsman.jp/castle/151129-1.pdf
 
さらに、入場者が366万人来ずに償還が滞った場合どうなるかという質問に対し、「一般会計から借り入れが残っていることになり、その後特別会計が黒字になったら一般会計に返す」と説明しました。

きちんとした第三者が行う入場者数予測も行わず、財源フレームの検証も行わず、赤字になった場合の対処方法もはっきりしていません。
それだけでなく、そもそもの木造5階建ての建築基準法違反問題、文化庁の「復元検討委員会」と「文化審議会」認可問題、市長室での市長と竹中工務店の会談黒塗り問題など問題が山積みです。

今後、名古屋市は上記日本総研の中間報告を出した上で、市議会として議論する予定です。

参考
・17/3/2 名古屋市議会経済水道委員会説明資料
 http://www.nagoya.ombudsman.jp/castle/170302.pdf
・17/2/21 名古屋市議会経済水道委員会説明資料
 2022年12月完成の工程案(詳細)あり
 http://www.nagoya.ombudsman.jp/castle/170221.pdf
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17/2/28 名古屋城天守閣木造化黒塗り 市議会各会派に配布

名古屋城天守閣木造化に関する「竹中工務店と市長の面談内容」「契約解除時損害賠償額」が非公開となった件で、名古屋市民オンブズマンは17/2/28に名古屋市議会各会派に黒塗りの資料を配付しました。
黒塗りのままで、市議会で議論することは到底許されません。
http://www.nagoya.ombudsman.jp/castle/161220.pdf
http://www.nagoya.ombudsman.jp/castle/161222.pdf
http://www.nagoya.ombudsman.jp/castle/170131.pdf
なお、上記資料は市政記者クラブにも配布しました。

17/2/21 名古屋城天守閣木造化「竹中と市長の面談内容」「契約解除時損害賠償額」市は開示を拒否

名古屋城天守閣木造化について、河村たかし名古屋市長と竹中工務店が市長室で話した内容を情報公開請求したところ、16/11/28面談メモの内容が非公開でした。
http://www.nagoya.ombudsman.jp/castle/161220.pdf
 理由:「面談の内容のうち、技術上のノウハウに関する情報を含む部分については、公にすることにより法人の通常有する競争上の利益が損なわれると認められるため」(名古屋市情報公開条例第7条第1項第2号)
 「面談の内容は、未確定段階の情報が確定されたものと誤解され、市民の間に混乱を生じさせるおそれがあるため」(名古屋市情報公開条例第7条第1項第4号)

また、竹中工務店と名古屋市職員が16/12/5に打ち合わせた記録を開示請求したところ、「仮に平成29年4月で契約解除した場合の損害賠償の想定額」は非公開でした。
http://www.nagoya.ombudsman.jp/castle/161222.pdf
 理由:「法人が事業活動を行う上での内部管理に関する情報であって、公にすることにより法人の事業運営に支障をきたすと認められるものを含むため」(名古屋市情報公開条例第7条第1項第2号)

名古屋市民オンブズマンは上記文書の公開を17/1/18に名古屋市に求めましたが、名古屋市は17/1/31付けで全面拒否の書面を名古屋市民オンブズマンの事務所に持ってきました。
http://www.nagoya.ombudsman.jp/castle/170131.pdf

名古屋城総合事務所職員は「16/11/28の市長と竹中工務店との打ち合わせでは配布資料はありません。上記打ち合わせを踏まえ、11/30経済水道委員会の記載になりました」とのこと。
http://www.nagoya.ombudsman.jp/castle/161130.pdf

名古屋市民オンブズマンは「丁寧に説明する対象は名古屋市民であって、2022年に延ばした理由をタウンミーティングを開いて説明すべきだ」と述べました。
名古屋市職員は「2月定例議会で補正予算が可決されたのち、市民に説明させていただくつもりだ。議会は市民の代表なので、議会で説明したい」とのこと。

なお、16/12/5の打ち合わせ記録にある「2022年7月から天守閣竣工が遅延した場合の損害賠償の想定額 遅延該当工事(木造復元部分)163億1808万1千円というのは木造復元部分の金額であり、2022年7月に遅れた場合この額を対象として損害金が想定される。163億全額損害金、というわけではなく、そのうちのいくらかが今後結ぶ契約書に従って損害賠償請求の対象とする」と名古屋城総合事務所職員は説明していました。

2017年2月議会で、名古屋城天守閣木造化に関する補正予算が審議されます、市長と竹中との話し合いの内容ならびに4月に契約解除した場合の損害賠償総定額を公開することは必要不可欠です。
これら文書が黒塗りのまま議論されることは到底許せません。
上記損害想定額についてもきちんと議論すべきです。 引き続き公開するよう求めていきたいです。






17/1/27 「名古屋城の宣伝は1秒もすべきでない」愛知県有識者が発言と報道

17/1/24朝日新聞によれば、1/23に開催されたあいちビジョン2020フォローアップ懇談会の席上で、有識者の竹下広宣名古屋大学大学院 生命農学研究科准教授は、「『名古屋城の宣伝は1秒もすべきではない。他に行ってもらうためにはどうすべきかだ』とし、多様な魅力づくりの必要性を強調した。」とありました。

所管の愛知県政策企画局企画課に確認したところ、議事録は2週間ほどで完成し、ホームページに掲載する予定とのこと。配布資料はすぐにアップする予定とのことでした。
http://www.pref.aichi.jp/kikaku/

どのような文脈で語られたのか、新聞記事だけではわかりかねますが、河村たかし名古屋市長が推し進めようとしている名古屋城天守閣木造化の方針に必ずしも賛成しない有識者が愛知県にはいる模様です。
また、名古屋市は、名古屋城天守閣木造化をした際、愛知県に補助金の依頼を検討中とのことですが、愛知県側がすんなり補助金を出すとは到底思えません。

同じ愛知県政策企画局企画課が所管している名古屋市・愛知県調整会議では、愛知県知事・議長とも、名古屋城天守閣木造化について一言もコメントしていないのも気になります。

愛知県・名古屋市の観光をどうするのか、そのうえで名古屋城をどう位置づけるのか。愛知県と名古屋市がきちんと話し合うべきではないでしょうか。

17/1/20 名古屋城大天守閣無償貸出のスター・ウォーズ展 耐震・入城制限検討文書なし

名古屋市などが主催して名古屋城大天守閣で2017年2月16日(木)〜4月9日(日)に行うスター・ウォーズ展において、名古屋市民オンブズマンが名古屋市に対し「耐震・入城制限について検討した中身がわかるもの」を情報公開請求したところ、17/1/17に不存在決定が出ました。
http://www.nagoya.ombudsman.jp/castle/170117.pdf

名古屋市は現天守閣は「耐震性能が不足している」と日本語・英語・中国語でホームページに掲載するとともに、看板も掲げてあります。
■耐震診断の評価(Is値0.14、Ct・Sd値0.07)
 ・震度6強程度の大規模の地震に対して倒壊し、または崩壊する危険性が高い。
http://www.nagoyajo.city.nagoya.jp/17_topics/281128/index.html

スター・ウォーズ展を開くと、大勢の来場者が見込まれます。既に各地で約67万人以上が来場しています。
1 東京展 2015年4月29日〜6月28日 六本木ヒルズ 約30万人
2 北海道展 2015年7月11日〜8月30日 札幌芸術の森美術館 約6万5千人
3 愛媛展 2015年9月19日〜11月15日 愛媛県美術館 28,843人
4 神奈川展 2015年11月25日〜2016年1月5日 そごう美術館 約7万1000人
5 静岡展 2016年1月23日〜3月27日 静岡市美術館 43,953人
6 富山展 2016年4月16日〜6月26日 富山県立近代美術館 35,063人
7 大阪展 2016年7月16日(土)〜8月30日(火) あべのハルカス美術館 98676人
8 栃木展 2016年9月18日(日)〜11月27日(日) 宇都宮美術館 34805人
9 岡山展 2016年12月16日(金)〜2017年2月5日(日) 岡山シティミュージアム
10 名古屋展 2017年2月16日(木)〜4月9日(日) 名古屋城大天守閣

名古屋市が言うように、本当に「耐震性能が不足している」のであれば、スター・ウォーズ展を開催するのは論外です。
名古屋城総合事務所の動きを見ると、現在の名古屋城天守閣は「耐震性能が不足していない」としか思えません。

また、仮に名古屋城天守閣が木造化された場合、スター・ウォーズ展のような企画は天守閣の中では難しいのではないでしょうか。

さらに、本スター・ウォーズ展は会場使用に係る契約書も不存在であることがわかりました。名古屋城総合事務所管理課に確認したところ、「名古屋市が共催なので無償」とのこと。
今後、どのような経緯で名古屋城を使うことになったのか、情報公開請求する予定です。

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【スター・ウォーズ展 未来へつづく、創造のビジョン。】
http://event-nagoyajo.com/starwars/

17/1/11 名古屋市平成29年度予算財政局査定 名古屋城関係はほとんど計上されず

2017年1月10日に名古屋市は「平成29年度予算要求に対する財政局査定内容の公開」を行いました。
http://www.city.nagoya.jp/zaisei/page/0000089408.html

臨時・政策経費の名古屋城関係の予算を拾いました。
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財政局案(単位:100万円)
・名古屋城を核とした魅力向上推進事業   13→0 局配分財源で検討
・特別史跡名古屋城跡石垣の整備      160→0 局配分財源で検討
・名古屋城本丸御殿長期維持管理計画の策定  8→0 未計上
・名古屋城文化財建造物の修理に向けた調査 15→0 未計上
・名古屋城二之丸地区整備基本構想の策定  12→0 未計上
・金シャチ横丁構想の推進         12→0 局配分財源で検討
・名古屋城魅力向上推進事業        124→0 未計上

・名古屋城本丸御殿観覧環境の整備    105→74 精査のうえ計上
・名古屋城二之丸庭園の保存整備      43→40 精査のうえ計上
・名古屋城重要文化財等展示収蔵施設の整備 99→99 精査のうえ計上

@ 所管局の要求(見積り)通り
A 事業内容、積算内容を精査のうえ計上
B 局配分財源で対応を検討
C 現段階では未計上

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財政局としては、名古屋城関係の予算はほとんど付けないという方針のようです。
(なお、名古屋城天守閣木造化については、平成28年6月補正予算のため、今回の財政局案には載りません)

臨時・政策経費の1011億700万円の各課からの予算要求のうち、918億1200万円が財政局案として付けられました。
災害関係、医療関係、子ども関係の予算要求も軒並み通っていません。
今回、70億円の一般財源額を確保したうちの48.4億円を財政局案として計上し、今後残りの21.6億円を市長査定で付ける予定です。

なお、平成29年度の5%減税額に伴う減収見込み額は114億円にのぼります。
差し引き収支見通しは71億円の赤字ですが、行財政改革を継続して推し進めて対応するとのこと。

今後の収支見通し(平成28年9月作成)に名古屋城天守閣木造化について計上されているか、名古屋市財政局財政部財政課予算第一係に確認したところ、「そもそも名古屋城天守閣木造化は特別会計で建設される予定なので、上記収支見通しには含まれない。ただし、特別会計に繰り出す金があり、それは収支見通しに含まれている。平成28年9月作成の収支見通しには、名古屋城に関する特別会計への繰り出し金は見込んでいない」という話でした。(特別会計の今後の収支見通しはないとのこと)

今後、市長査定を経て予算案が2月議会に提出されます。

名古屋市は、全国的に見ても予算編成過程の透明度は極めて高いです。
市民がもっと関心を持って分析することを望みます。


16/12/28 名古屋市 県体育館の移転見据え名古屋城二之丸地区整備構想予算要求も、県は改修工事基本設計委託済

名古屋市は16/11/18に公開した「平成29年度予算要求内容」の中で、名古屋城二之丸地区整備基本構想の策定として1200万円の予算要求をしています。
http://www.city.nagoya.jp/zaisei/cmsfiles/contents/0000088/88225/29yosanyoukyuunaiyounokoukai.pdf
 二之丸地区全体の価値・魅力を高めるため、二之丸地区の整備に向けた基本構想を策定
 1200万円(一般財源は900万円)
 
しかしながら、二之丸地区南側には現在愛知県体育館があり、愛知県は2016年度当初予算に、愛知県体育館整備基本設計費(新規)として30,099千円つけ、すでに基本設計を契約しています。
http://www.pref.aichi.jp/uploaded/attachment/205066.pdf
2016-08-12 建設通信新聞
浦野設計と随契/県体育館改築基本設計/愛知県
http://www.kensetsunews.com/?p=71063

愛知県体育館の改修と、移転を前提とした二之丸地区整備構想は全く相容れません。
しかも、2026年に愛知県と名古屋市が共催するアジア競技大会でも、「バレーボール会場 愛知県体育館」と明記されています。
http://www.pref.aichi.jp/soshiki/sposhin/280920-20thasiangames-3.html

この問題については、16/5/30 臨時愛知県知事・名古屋市長記者会見の席上で、両名が言い争う場面がありました。(9:05-11:10) 
https://www.youtube.com/watch?v=uZV-N6_1tXI&feature=youtu.be

愛知県と名古屋市の調整が全くできていません。
あまりにもお粗末です。

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16/12/19 建通新聞
名古屋城二之丸地区 整備構想検討へ 名古屋市が予算要求
県体育館の移転見据え
http://www.kentsu.co.jp/webnews/view.asp?cd=161214300081&pub=1


16/12/23 名古屋城天守閣 「耐震性能不足」なのにスター・ウォーズ展開催?

16/12/19に名古屋市、中日新聞社、東海テレビ放送、東海ラジオ放送が主催で「スター・ウォーズ展 未来へつづく、創造のビジョン。」を名古屋城 大天守閣2階 企画展示室で開催すると記者発表がありました。開催期間は2017年2月16日(木)〜2017年4月9日(日)。
http://event-nagoyajo.com/starwars/

どのような記者発表があったのか、名古屋市政記者クラブ配付資料を確認しましたが、市政記者クラブには配布していないとのこと。
確認したら、「名古屋市は主催ではなく、中日新聞らが主催なので、そちらから記者の方に資料を提供した」とのこと(しかし上記ホームページを確認したら「主催 名古屋市」とあります)。

そもそも、名古屋市は現天守閣は「耐震性能が不足している」と日本語・英語・中国語でホームページに掲載するとともに、看板も掲げてあります。
■耐震診断の評価(Is値0.14、Ct・Sd値0.07)
 ・震度6強程度の大規模の地震に対して倒壊し、または崩壊する危険性が高い。
http://www.nagoyajo.city.nagoya.jp/17_topics/281128/index.html
にもかかわらず、16/12/12に「当面は入城制限しない」と発表しています。
http://www.city.nagoya.jp/kankobunkakoryu/page/0000089021.html

そんな「危険」?な名古屋城天守閣でどうしてスター・ウォーズ展を開催することになったのか。
名古屋市民オンブズマンは、16/12/22に「スターウォーズ展について耐震・入城制限について検討した中身がわかるもの」「会場使用契約書と経緯」「記者会見内容がわかるもの」を情報公開請求しました。

河村たかし名古屋市長は、16/12/19記者会見で、17/1/1初日の出見物イベントではヘルメット着用を求めることも検討すると発言しています。
・平成28年12月19日 名古屋市長河村たかし 定例記者会見 3:20-


スター・ウォーズ展来場者にもヘルメット着用を求めるのでしょうか。

考えられることは何パターンかあります。
(1)耐震性が低いので、ヘルメット着用・入城制限してスターウォーズ展を開催する。
(2)耐震性が低いが、来城者が見込まれるスターウォーズ展のために入城制限を行わない。
(3)そもそも耐震性はそれほど低くはない。何人入城しても大丈夫。

耐震性について、「Is値0.14」は第3次診断であり、第2次診断のIs値0.28と総合的に判断すべきものだと有識者が発言しています。
http://www.nagoya.ombudsman.jp/castle/161024.pdf

木造天守閣復元のため、都合のよいときだけ耐震性を持ち出すのはやりかたとして極めて狡猾です。
まずは人命優先ではないでしょうか。
名古屋市全体の地震に対する備えに人的資源を振り分けず、名古屋市職員・議会も名古屋城木造化に振り回されているのが現状です。

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なお、2016年3月に竹中工務店が作成した当初の木造天守閣復元スケジュールによれば、2016年12月にはエレベーターを解体し、2017年6月中旬から現天守閣を解体する予定でした。
http://www.nagoyajo.city.nagoya.jp/17_topics/280330/dwl/takenaka.pdf
このスター・ウォーズ展がいつ頃から計画されていたのか、大変気になります。


16/12/13 名古屋市「現名古屋城天守閣 当面入城禁止せず」と発表

名古屋市は、16/12/12に「名古屋城天守閣の地震に対する安全対策について」を発表しました。
http://www.nagoya.ombudsman.jp/castle/161212.pdf

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名古屋城天守閣の地震に対する安全対策について

みだしのことについて、これまでの検討の結果を踏まえ、下記のとおり方針を決定しましたので、お知らせいたします。



・木造復元により安全性を確保する
・木造復元工事の進捗に伴い入場制限を実施する
・木造復元が実施されるまでの間、安全対策についてさらに検討する

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これだけではなんのことかさっぱり分かりません。

現在、名古屋城天守閣の前には「名古屋城天守閣の耐震性について」という看板が掲げられており、「■耐震診断の評価(Is値0.14、Ct・Sd値0.07) ・震度6強程度の大規模の地震に対して倒壊し、または崩壊する危険性が高い。」とあります。
名古屋城ホームページには、日本語、英語、中国語で上記記載があります。
http://www.nagoyajo.city.nagoya.jp/17_topics/281128/index.html

にもかかわらず、木造復元が実施されるまで入城制限をしない、というのは意味がさっぱり分かりません。
しかも、どうして現天守閣の耐震対策をしないのか、については全く述べていません。

現名古屋城天守閣は、地震に対して実際はそれほど危険ではない、ということではないでしょうか。
違う、というのであれば、もっと説明すべきですし、早急に耐震対策を行うか、入城禁止をすべきです。
現状では世界中に名古屋城について誤ったメッセージを発してしまっています。

16/12/9 竹中工務店と河村たかし名古屋市長はいつ市長室で話したのか

名古屋城天守閣木造化について、竹中工務店が「2022年までに延長した場合、当初見込みの505億円から上昇する可能性がある」としたことに対し、河村たかし名古屋市長は「自らが市長室で同社の責任者と接触したことを明らかにした」と16/12/7読売新聞は報じています。

経緯
・16/11/30 「2020年7月から2022年7月までに名古屋城天守閣木造化期限を延ばす方針を名古屋市が優先交渉権者の竹中工務店に伝えたところ、竹中工務店から「工数の見直しに伴い、仮設工事や解体工事の着手時期が遅れるため、東京オリンピックによる建設需要の高まりの影響を受け、建設費が上昇することも考えられる」と指摘を受けたと議会で報告。
・16/12/5 「本日、竹中工務店から505億円以内に収めると話があった」と議会で報告
 同日 河村市長「竹中工務店は『木材について、ちょっと頼んでいろいろ待ってもらっている』と聞いている。木造天守閣作成を延期すると、特に木材についてどんどんお金がかかってくる。市民税で支払われる」

中日新聞が毎日発表している「市長の一日」によれば、16/11/24-12/5で「竹中工務店と接触した」という記録はありません。
市長室秘書課に16/12/8に確認したところ、「先方との兼ね合いにより、『来客応対』という形で、氏名を出さないことがある」とのこと。
11/24 2時35分 来客応対 2時45分 来客応対 2時55分 来客応対 4時5分 来客応対 6時35分 来客応対
11/25 午後0時10分 来客応対
11/28 9時15分 来客応対
11/30 9時45分 来客応対

16/12/7読売新聞によれば、「議会からの指摘を受け、価格の話をどういうふうにできるかお話をした」とあるので、11/30以降だとすると、「来客応対」すらなく、非常に不思議です。
市長室秘書課は「市長室で面会すれば公務です」と言い切っており、「市長の一日」が誤っているのか、他の方法があるのかわかりません。

なお、市長室秘書課は、「一般的に言って、来客応対について、記録を取るという規則はなく、記録もないが、メモ程度はあるが整理されていない。」としましたが、名古屋市情報公開条例によれば、組織的に用いていればメモも行政文書に当たります。
第2条
(2)行政文書 実施機関の職員(市が設立した地方独立行政法人の役員を含む。以下同じ。)が職務上作成し、又は取得した文書、図画(写真及びフィルムを含む。以下同じ。)及び電磁的記録(電子的方式、磁気的方式その他人の知覚によっては認識することができない方式で作られた記録をいう。以下同じ。)であって、当該実施機関の職員が組織的に用いるものとして、当該実施機関が管理しているものをいう。
http://www.city.nagoya.jp/shiminkeizai/page/0000001423.html

また、名古屋市職員の公正な職務の執行の確保に関する条例に基づき、市長を含めた職員は、職員以外の者が職員に対して行う市政に関する要望、意見、苦情その他これらに類する行為(要望等)を記録しなければいけません。
http://www.city.nagoya.jp/shisei/category/52-6-5-0-0-0-0-0-0-0.html

名古屋市民オンブズマンは、16/12/9に、「2015/12/2-16/11/17の間、河村たかし名古屋市長が市長室で竹中工務店の関係者と面談した際の
・メモ
・議事内容が分かるもの
・配付資料
・面談に至る経緯が分かるもの」
を情報公開請求しました。
また、以下も情報公開請求しました。
・2016/12/5に名古屋城の件で竹中工務店関係者からあった連絡の内容が分かるもの
・2016/11/18-12/7分の、名古屋市が市政記者クラブに提供した「市長の一日」案
・2016/11/18-12/7分の、名古屋市が中日新聞に提供した「市長の一日」確定版

建設費だけで少なくとも505億円、利子・運営管理費・修繕費を含めると今後50年間で1000億円を超える事業となります。
これが完全に密室で話し合われ、市民にも議会にも公開されないとすれば、極めて大問題です。
河村たかし名古屋市長は一刻も早く「市長室での接触」の具体的な内容を説明すべきです。



16/12/7 河村たかし名古屋市長は竹中工務店と市長室で何を話したのか?

16/12/7読売新聞によれば、名古屋城天守閣木造化の事業費(最大504億円)を巡り、優先交渉権者の竹中工務店の主張が議会中に変遷したのは河村たかし名古屋市長自らが竹中工務店の責任者と市長室で接触したためと述べたとのこと。

名古屋市民オンブズマンは、16/12/7に「2016/11/18-12/9の間、河村たかし名古屋市長が市長室で竹中工務店の関係者と面談した際の
・録音
・メモ
・議事内容が分かるもの
・配付資料 ・面談に至る経緯が分かるもの」
を情報公開請求しました。

現時点では名古屋市と竹中工務店は契約しておらず、議会で予算を承認しなくても、名古屋市は1円も損害賠償請求を受けないと市当局は認めています。
しかしながら、16/12/5市長会見では「木材を待ってもらっている。お金がどんどんかかってくる。市民税で支払われる」と述べ、プロポーザル実施説明書以外のなんらかの取り決めがあるのではないかという疑念が市議会から巻き起こっています。

15/12/10朝日新聞によれば、15/12/9業者向け説明会において河村市長自ら「全責任は市長が負う。市役所が固いことを言ったら、すぐ(私に)言って。解釈は広くする」とし、市当局と業者ルート以外の関係を示唆しています。

建設費だけで少なくとも505億円、利子・運営管理費・修繕費を含めると今後50年間で1000億円を超える事業となります。
これが完全に密室で話し合われ、市民にも議会にも公開されないとすれば、極めて大問題です。
河村たかし名古屋市長は一刻も早く「市長室での接触」の具体的な内容を説明すべきです。


16/12/6 名古屋城天守閣木造化 市長と市当局の認識のずれで3たび継続審査

16/12/6名古屋市議会経済水道委員会において名古屋城天守閣木造化の補正予算の審議が行われ、自民、公明、民主が「契約の考え方、損害賠償の考え方などで市長と当局との違いが明らかになった。完成時期は評価委員の意見を再調査し、入場者数は第三者チェックを早急に行うことを求める」とし、3たび継続審査になりました。
・資料
 
http://www.nagoya.ombudsman.jp/castle/161206.pdf
・追加資料(16/12/5市長会見文字起こし)
 http://www.nagoya.ombudsman.jp/castle/161206-2.pdf
・名古屋市民オンブズマン作成メモ
 http://www.nagoya.ombudsman.jp/castle/161206-1.pdf

河村市長は、16/12/5に行われた定例記者会見で、「木造天守閣作成を延期すると、特に木材についてどんどんお金がかかってくる。市民税で支払われる」と述べ、記者が「今はまだ契約していないため、税金で払う必要はないはずだ」と指摘したところ、「誰が言ったのか。資料を見せてくれ」と声を荒げました。



平成28年12月5日 名古屋市長河村たかし 定例記者会見  13分46秒から

丹羽ひろし市議(自民・名東区)が12/5議事録を要求して確認したところ、名古屋城所長は以前からの答弁の通り、「プロポーザル条件の中で、『完成期限が遅れる場合、議決が得られない場合、中止することが出来る』とある。現段階は契約していないので、金銭的賠償は、私どもとしてはないのではないか。」と答弁しました。


田辺雄一市議(公明・千種区)が、「仮に優先交渉権者の竹中工務店が木材の手配をしてしまっていても、名古屋市に賠償する責務はないと言い切ってもらえますか」という質問に対し、市は「設計契約したわけはないので、私どもとしては責めを負う立場にない」と明確に答弁しました。
田辺雄一市議は「『私ども』に『市長』が入っていない。我々はだまされているのではないか。様々な賠償責任が発生しているのに、『大丈夫です』。実は賠償責任があって、と思ってしまう。」と述べ、明らかになっていない 市長と業者との何らかの関係を示唆しました。
 
市としては、「市長には技術提案交渉方式について何回も説明した。市長が誤った説明をしたのであれば、我々市職員が悪い」と述べるのみ。

今後、12/7本会議で継続審査の議決をした後、閉会中審査となります。


16/12/5 河村市長「功名心だけで名古屋城天守閣木造化をやっているだろう」と記者に言われ大激怒

16/12/5午前中に行われた河村たかし名古屋市長定例記者会見で、記者クラブ記者が市長に2022年までの名古屋城天守閣木造化について多数の疑問をぶつけました。
市長は「2020年がよいと今でも考えている」「木造天守閣の上棟式に行きたい」と述べました。
それを受け、日経新聞記者は「功名心だけで名古屋城天守閣木造化をやっているだろう」といい、市長は大激怒しました。
ただ、「優先交渉権者」の考え方について、市長の言い分と市当局の言い分が違っており、市長は市の資料をきちんと読んでいないのではないかと思います。

2016/12/5 名古屋市長定例記者会見(名古屋市広報課)
http://www.ustream.tv/recorded/93046096
 14:30- 名古屋城天守閣木造化について
 18:50- 「優先交渉権者」について、市長は「契約だ」と強弁
 28:10- 市長「2020年がよいと今でも考えている」
 28:50- 上棟式に行きたい
 33:00- 記者「なぜ熊本地震後6月議会に提案したのか 市長「行けると思っていた」
 36:00- 日経記者「市長として功名心だけでやっているだろう」 
     市長激怒「日経として訂正を求める」

また、16/12/5に名古屋市議会経済水道委員会が開かれ、2022年7月に名古屋城木造天守閣が完成した場合の入場者数見込みが示されました。
以前16/6/24の試算では完成後50年間、2069年度まで、毎年360万人が来ることになっていましたが、今回の試算では完成後50年間、2071年度まで、毎年366万人が来ることに変更になっていました。

・16/12/5 資料
 http://www.nagoya.ombudsman.jp/castle/161205.pdf
・メモ(名古屋市民オンブズマン作成)
http://www.nagoya.ombudsman.jp/castle/161205-1.pdf
・16/6/24資料
 http://www.nagoya.ombudsman.jp/castle/160624.pdf
 
6万人増えた根拠は、「2016年度の予想が205万人に増えたため」としていますが、入場者を維持していくことは大変困難であることは市も認め、二の丸庭園、櫓、イベントが必要としています。
また、2071年度の名古屋市の人口予想も考慮に入れていないことも認めました。

また、前回までの委員会で、竹中工務店が505億円を超える可能性を示唆していましたが、市は突然「本日、竹中工務店から505億円以内に収めると話があった」と発表しました。

さらに、2016/12/31-2017/1/1新春カウントダウンについて、「チラシは1万枚すった」ことを認めるも、「天守閣に上れるかどうかは今月中に判断する」とのこと。
http://www.nagoyajo.city.nagoya.jp/02_events/28/281231/index.html
16/12/6(火)午前10時半〜 名古屋市議会経済水道委員会で議論の後、意志決定が行われる予定です。
ネット中継あり http://www.gikai-tv.jp/dvl-nagoya/


16/12/2 名古屋市「名古屋城天守閣木造化 現事業計画では銀行に行って505億円お金を借りることは難しい」認める

16/12/2に名古屋市議会経済水道委員会が開かれ、名古屋市は2022年までに完成を目指す名古屋城天守閣木造化について、「入場者数見込みの第三者チェックを『議会議決後に行う』というのは理解できない。こんなずさんな収支見込みで、仮に銀行から全額借金をして工事が可能か」と丹羽ひろし市議(自民)から問われ、竹中工務店が示した当初総事業費505億円から上昇する可能性があるとして、「現段階では総事業費がでていないので、銀行から505億円お金を借りることは難しい」と認めました。
また、詳細な工程案がでました。
・資料 
http://www.nagoya.ombudsman.jp/castle/161202.pdf
・要旨(名古屋市民オンブズマン作成)
 http://www.nagoya.ombudsman.jp/castle/161202-1.pdf
(なお、上記配付資料は、毎回名古屋市役所西庁舎1階にある名古屋市市民情報センターに行ってコピーを入手しています) 
 
また、2020年から2022年に完成期限を延長することの法的是非について、以前は弁護士3人に聞いていたにもかかわらず、今回、前回「幅がある」と言った1人にしか市が聞いていなかったことも明らかになりました。
仮に12月議会で本件補正予算を可決した場合、2017年4月に予定されている名古屋市長選挙の結果によって市から契約を解除した場合、違約金がどれほど発生するか聞かれても市は答えられませんでした。

減税日本ナゴヤ所属の鎌倉安男市議(守山区)までも、「どうして市はそんなに自信がないのか」という始末。

藤沢ただまさ市議(自民・南区)が「河村たかし名古屋市長は、今議会で議会が補正予算を可決しない場合、専決処分するということを仄聞しているが」と質問しましたが、市は「市としては専決処分は検討していない」としながらも、「市長の政治的判断だ」としました。

次から次へと木造天守閣を作る前提条件が変わってくるので議論がどうしても引っ張られてしまうのですが、耐震改修についてもっと議論が深められないのかが大変疑問です。
また、どうして建築基準法違反の問題について、権限がある名古屋市の住宅都市局営繕部、建築審査会、消防長を委員会に呼んで事前に確認しないのか理解に苦しみます。

また、16/6/23に名古屋市は入場者数、収支見込みについて第三者機関による検証をする」と答弁しているにもかかわらず未だに予算提案していないだけでなく、平成29年度当初予算要望の中にも「名古屋城天守閣木造化 来場者について第三者機関に検討」予算がなぜ入っていないのかのか疑問です。
http://www.city.nagoya.jp/zaisei/page/0000088225.html
◯平成28年6月23日(木曜日)経済水道委員会
◆中川委員 今、局長の答弁も、そのような答弁をいただきましたので、これはぜひ第三者の機関において、たとえ日数がかかったとしても、きちんとした入場者数、収支見込みを出すべきだというふうに私は思いますが、局長はどのような見解をお持ちでしょうか
◎渡邊観光文化交流局長 確かに御指摘のとおりでございますので、日数及び予算のこともございますけれども、精緻な第三者による、そういった検証をしていきたいというふうに思います。

次回名古屋市議会経済水道委員会は16/12/5(月)10時30分から行います。
ネット中継あり http://www.gikai-tv.jp/dvl-nagoya/
12/6(火)午前10時30分からの経済水道委員会で何らかの意志決定(可決・否決・継続審議)が行われ、12/7(水)午後1時からの本会議で議会としてのなんらかの方針が決まる予定です。

名古屋城の運命が16/12/6(火)に決まることを知っていますか?

名古屋市は現名古屋城天守閣を壊して2022年7月までに505億円以上をかけて木造化する方針を決め、現在開会中の名古屋市議会にそのための費用として補正予算10億円余を提出しています。
しかしながら、名古屋市民の間で議論が盛り上がっているわけではありません。

そもそも、当初は現天守閣の耐震性に問題があるとして耐震補強する方針でした。
しかしながら河村たかし名古屋市長は耐震補強をせず、2020年7月までに天守閣を木造化する方針を決めました。
河村市長は「税金を1円も使わない」とし、すべて借金でまかない、入場料収入だけで返せると豪語しますが、現在の約2倍、毎年360万人もの来城者が今後50年間ずっと続くという試算をしており、その根拠については第三者のチェックを受けていません。
名古屋市は建築費用505億円のほかに、利子が100億円、運営管理費が276億円、修繕費が30億円と、今後50年間に約911億円かかる試算をしています。
http://nagoya.ombudsman.jp/castle/160422.pdf

また、そもそも木造6階建ては建築基準法違反です。人が入れない建物を作るのならともかく、城の中に人を入れるように耐震性を高めるには各種耐震補強が必要であり、文化財指定は無理です。

名古屋市は、2020年7月までにできるゼネコンを『技術提案・交渉方式』で公募し、2社のうち竹中工務店を選びました。
当初は一部外材を用いて505億円を超えないとしました。しかしながら名古屋市が当初予測していた外材使用の250億円〜国産材使用の400億円から遙かに高いものでした。
また、特別史跡名古屋城跡内での工事は文化庁の許可が必要で、文化庁との協議がすんなりいく確証は全くなく、2020年完成は極めて厳しい状況でした。

名古屋市が2016年5月に名古屋市民2万人に対して行ったアンケートでは、2020年までに木造が21.5%、2020年にとらわれず木造が40.6%、耐震改修26.3%となりました。 
http://www.nagoya.ombudsman.jp/castle/160601.pdf
しかしながら、河村市長は2020年完成に固執し続けました。

上記多々ある疑問点に対して名古屋市議会は白熱した議論を行いました。
2016年2月議会では、名古屋市市民経済局長が16/3/15に「2020年7月に間に合わないということが途中で明らかになった場合は、それは振り出しに戻してといいますか、アンフェアな形にならないような形での再出発というのが当然必要だろうというふうに思っております。」とはっきりと述べています。

2016年6月議会では、基本設計契約の締結前の場合、「天守閣の完成時期については、『技術提案・交渉方式』を実施した前提条件の一つであり、その遅れが確実になった場合に、それを変更し随意契約することは、法令に反する可能性がある」と述べています。
http://www.nagoya.ombudsman.jp/castle/160624.pdf

結局市議会は継続審議にしました。

2016年9月議会でも、当初は2020年完成に固執していました。
16/9/21市資料では、弁護士の見解を示しましたが、市から竹中案を中止することはできない、とする弁護士が1人、リスクが高いとする弁護士が1人、中止しても賠償責任は負わないとする弁護士は1人でした。
http://www.nagoya.ombudsman.jp/castle/160927-1.pdf



河村市長は16/10/6に突如名古屋城天守閣木造化の完成時期を2020年7月から2022年7月に変更しました。
入場者数について第三者機関による審議を行うこと、熊本地震を踏まえた石垣の耐震性について調査するため、2年間延長すると行政として判断したとのこと。
「値段を安くできないか交渉してみる」とまで言っていました。
結局9月議会でも議会は継続審議にしたところ、市長は議会の議決なしに予算を執行する「専決処分」を検討すると発表しました。
名古屋市民オンブズマンは、「専決処分の条件に当たらない」と市長に直接申し入れを行い、現時点までは専決処分を行っていません。

2016年11月30日の市の資料では、竹中工務店から「工数の見直しに伴い、仮設工事や解体工事の着手時期が遅れるため、 東京オリンピックによる建設需要の高まりの影響を受け、建設費が上昇することも考えられる」 と指摘を受けたとしました。
しかし具体的にいくら値上がりするかは明言しませんでした。

また、市は「今回の完成期限の見直しは、法令に抵触するものではなく、公募後に生じた熊本地震及び議会における審議を踏まえて見直したもので、合理的な理由があり、かつ変更事由以外の工程については当初の提案を踏襲しているため、本市の裁量権の範囲内の行為と認識している」とし、以前と180度認識を変更させました。


しかも、入場者予測・収支見込みについて、名古屋市は「今議会で補正予算を認めて頂いてから、第三者機関に依頼して正しいか判断していただく予定。2-3000万円ほどかかる見込み」 とのこと。
http://www.nagoya.ombudsman.jp/castle/161130.pdf

2016年4月に発生した熊本地震後に作成した6月議会の資料を簡単にひっくり返してしまっています。
なぜこのような認識になったのか、全く理解ができません。
しかも、タウンミーティングを2015年12月-2016年1月に全16区で、報告会を2016年5月に5会場で行っていますが、2022年と変更してからは市民に対して1回も直接の説明会を行っていません。
費用が505億円以上かかる、ということも直接説明していません。

それに対し、一級建築士らが「名古屋城を『戦後復興市民のシンボルに』」の賛同者を募集しています。
http://bit.ly/2gQqZyK 木造6階建ては違法建築、木造天守閣は「文化財」にならない、コンクリート40年寿命説はウソ、など専門家の立場から述べ、現在の鉄筋天守閣を29億円かけて耐震補強し、文化財として登録しようと呼びかけています。

今後、12月2日(金)午前10時30分〜、12月5日(月)午前10時30分〜、名古屋市議会経済水道委員会で議論された後、12月6日(火)午前10時30分〜 同委員会でなんらかの採決がなされる予定です。ネット中継あり。 http://www.gikai-tv.jp/dvl-nagoya/

このままでは、市議会は不十分な資料と不十分な議論のまま、16/12/6(火)の名古屋市議会経済水道委員会を迎えることになってしまいます。
名古屋城の将来を決めるのに拙速はだめです。今後数百年の名古屋城のあるべき姿を市民がもっと議論すべきではないでしょうか。
また、市議に対して、具体的にどう思っているのか直接意見を言ってはどうでしょうか。
http://www.ombnagoya.gr.jp/nagoyashigi.html
-------- 参考 一級建築士らが作る「名古屋城を『戦後復興市民のシンボルに』」より引用 http://bit.ly/2gQqZyK


16/11/30 名古屋城天守閣木造化 2022年7月だと竹中工務店「建設費が上昇することも考えられる」と認める

16/11/30に名古屋市議会経済水道委員会が開かれ、2020年7月から2022年7月までに 名古屋城天守閣木造化期限を延ばす方針を名古屋市が優先交渉権者の竹中工務店に 伝えたところ、竹中工務店から「工数の見直しに伴い、仮設工事や解体工事の着手時期が遅れるため、 東京オリンピックによる建設需要の高まりの影響を受け、建設費が上昇することも考えられる」 と指摘を受けたと名古屋市は発表しました。
具体的な建設費の上昇額は、市況に左右されるため分からないとのこと。
2022年7月までの新工程案(概要)は提出されました。
また、名古屋市は、「完成期限の見直しは法令に抵触するものではなく、熊本地震及び 議会における審議を踏まえて見直した」と強弁しました。
・配布資料
 
http://www.nagoya.ombudsman.jp/castle/161130.pdf
・議事メモ(名古屋市民オンブズマン作成)
 http://www.nagoya.ombudsman.jp/castle/161130-1.pdf

  河村たかし名古屋市長は、9月定例会で「2022年までに延ばし、事業費の減額についても検討する」と 明言していましたが、逆に事業費が増額になる可能性が高まりました。
費用がいくら上昇するのか分からなければ、収支見込みも立てようがありません。

しかも、入場者予測・収支見込みについて、名古屋市は「今議会で補正予算を認めて 頂いてから、第三者機関に依頼して正しいか判断していただく予定。2-3000万円ほどかかる見込み」 とのこと。
今回の補正予算約10億円を議会が認めた場合、総額505億円超を事実上認めることになります。
予測検証については、順序がまったく正反対です。

今後、12/2(金)午前10時半、12/5(月)午前10時半から、名古屋市議会経済水道委員会で
審議がなされます。ネット中継あり
http://www.gikai-tv.jp/dvl-nagoya/
 

16/11/7名古屋市 竹中工務店と名古屋城天守閣木造化工程案まとまらず

16/11/7に名古屋市議会経済水道委員会が開催されました。
しかしながら、名古屋市は「9月定例会で議会からご指摘がございました、竹中工務店と名古屋城天守閣木造化の工程案について調整するとのことでしたが、本日までに協議がまとまらず、資料が提出できない」としました。

配付資料なし。
議論メモ(名古屋市民オンブズマン作成)
http://www.nagoya.ombudsman.jp/castle/161107.pdf

名古屋市は相変わらずヌエ的な答弁を繰り返しました。
都合の時だけプロポーザルを持ち出し、都合の悪いところはプロポーザルの条件を無視します。
・当初2020年7月までだったが、2022年7月までに見直しした。しかしながら中身が変わるものではない。
・2022年までに期間が延びても、積算を再度やり直させるのはプロポーザルの条件になっていないため、竹中工務店に要請するのは難しい
 
田辺雄一(公明・千種区)議員も指摘しているように、2022年問題だけでなく、事業計画505億の内訳、入場料収入で償還できるのかなどの問題については、名古屋市は「設計を進める中で同時並行的に示したい」とし、補正予算を通してから説明する、という態度を崩していません。

いったい、誰のための何のための名古屋城天守閣木造化なのでしょうか。

16/10/25 「名古屋城天守閣木造化 専決処分は違法」名古屋市長へ直接申し入れ

名古屋市民オンブズマンは、現状のまま名古屋城天守閣木造化について専決処分を市長がした場合違法だとして河村たかし名古屋市長へ直接申し入れ書を手渡しました。

・申し入れ書  
http://www.nagoya.ombudsman.jp/castle/161025.pdf

河村市長は「専決処分は望んでするものではない。議会が議決しないと。天守閣の耐震状況が非常に危ない。入城制限もやりたいものではない。市の収入が減る。」と述べました。
名古屋市民オンブズマンの代表である新海聡弁護士は「名古屋城天守閣木造化に絶対反対というスタンスではない。しかしこれは贅沢品を買うという話だ。大衆車に乗っている家庭があり、調子が悪いため、お父さんがスポーツカーに買い換えたい、と言い出してちょっとまて、と家族が言うことに似ている。2020年、2022年というタイミングが出ているが、人件費が非常に高くなる」と述べました。

市長は「木工事だから関係ない」と述べました。
新海代表は「職人の手仕事のことをどう考えるのか。2020年、2022年とおしりを区切った議論は違和感を感じる。延ばした場合、いくらかかるのか市民に資料が公開されていない」と述べました。
市長は「ちゃんと資料がある」と述べました。

新海代表は「お父さんが内緒でスポーツカーを買ったら離婚原因となる。財源をどう償還していくのか、わかりにくい。議会とやり取りする中でわかればよい。何百年の計だ。ドイツでみんなの反対を押し切って城を作って国家財政を破綻させたルートヴィッヒ2世とならないようにしてほしい」と述べました。

また、新海代表は「議会が議論している最中なのに、専決処分するのはおかしい。今、市長が専決しないと決めれば、ここにいるマスコミみんな喜ぶ」としました。
市長は「何にもしないと市民に損害が及ぶ。ほったらかしにすれば税が余計にかかる。人命上とんでもなく危ない。コンクリートで直すのなら、僕の回りにはそんな人はおりませんが、早くしなければならない。木造化についてはコンペをやっていて、竹中が優先交渉権者になった。延びると経費が余計かかって、市民の負担になる。」と述べました。

新海代表は「延びて経費が余計にかかるというデータを公表してもらいたい。また、観光客が減る、耐震性の議論と、木造化の議論は全く関係ない。危険性は緊急性の問題。例えば何年かこの時代は耐震性の問題で名古屋には天守閣がない時代があり、その後議論して天守閣を作った、ということが100年もしたら言える」としました。

河村市長は「材木の業者は『早くしないと木がなくなる。今がいいチャンスなるべく少ないコストで未来に残せる』と言っている。わしは商売人だから、例えば街の錦三のママさんが、売り上げが半分になって大変だ。名古屋の経済を盛り上げないといけない。公務員を盛り上げててもしょうがない。経済が厳しいからなんとかしてほしいと言っている。名古屋城天守の木造化は世界からものすごい人が来る。図面があるから」と述べました。
新海代表は「経済の問題はいろんな考えがあり、オリンピック後の不況対策をどうするか、という点もある。大阪は万博を、と言っている。あれが賛成か反対かはともかく。オリンピックまでは東京集中。その後どうするか。材木を売りたい人はそう言っているかもしれないが」
河村市長は「現実にはほかのお城もある。江戸城もやりたいが宮内庁がいるから止まっているだけ。駿河、小田原、甲府。決まったわけではないが。名古屋城が木造になった価値は何億兆倍になるか。コンクリート 遺失利益を出していいけれども」

新海代表は「愛着はその通りだが、返済の負担。スポーツカーを買ったお父さんは満足かもしれないが」
河村市長「何を言っているの。」
新海代表「子ども達がスポーツカーの借金返済に追われることになる。その試算は公表しているのか」
河村市長「公表している。名古屋城は最大で505億。豊洲は6000億かかった」
新海代表「豊洲のことを言えば何とでもなる、というわけではない。」
河村市長「姫路は1,000円。 300万人は来る。名古屋城で1000円にすれば年間30億円」

新海代表「2020年見積もりで議論しているが、完成の時期をずらして試算をシミュレートされてはどうか」
河村市長「私が勝手に完成時期をずらすとか、専決について、言っているわけではない。しょうがないですよ、議会で過半数ないから。妥協に妥協を重ねて一歩下がって二歩下がって。否決するという時点もあるから。可決するよう努力すべきでしょう。このままだと市民に負担がかかる。実際に金がかかっていく。」

新海代表「どの程度議会に要求するのか、まだまだおしりがあるから。おしりを設定しなくて、コンセンサスが得られるように。
河村市長「一定の期限を持っていないと。コンクリートの修繕になってしまうよ。その場合名古屋の経済がどれほど失望されるか。世界の大恥。図面があるから。昭和7年 図面を書いてくれた人が泣くと思うよ。こんなチャンスをどうしてくれた。中小企業、零細企業ががっかりする」
新海代表「そこの部分は市長の持論だから市民に受け入れられるのか分からない。私たちが言いたいところは専決は法的に無理だろう。
河村市長「権限がありますよ。」
新海代表「権限はあるが、権限を行使した場合、要件に当たらない。現時点では専決をされることは違法」
河村市長「違法ではない。放置するほうが損害が大きい。専決するかどうか別」
新海代表「十分な議論が足りない。」
河村市長「議会が議決しないから、議会に言ってほしい。議決してほしい。市民の負担が増えるんだと言っている。こんな危ない建物。」

新海代表「危ない建物と新しい建物を作るのは別。法定で尋問することがないように慎重にやってほしい」
河村市長「慎重に丁寧にやっているが、議会が議決しないとどうするか。そのまま放置すると市民に損害を与える」
新海代表「様々なケースを考えて。それでお考え頂きたい。
河村市長「納税者の利益を最大にしたい。私に私利私欲はありません。」

----------
新海代表のインタビュー

「河村さんに対して一番今回言いたいことは専決処分を断念してほしい、十分な議論をしてほしい。それについては明確な回答がなかった。もう少し決断ができていないかな。アドバルーンを上げている印象。
 いずれにしても専決処分については断固すべきでないと強く申し入れた。
 印象的なのは、議会のせいにしている。ものすごく。議会にすり替えているのは残念。もう少し議論をきちんとし、正面から答えてほしかった。
 もし専決処分を議会が熟議期間中、働きかけをして妥協とある種の対決、議会制民主主義の基本だと思っていたが、過半数ない、と言ったのはびっくり。
 多数決とはなんなのか。数の多数決しか頭にないのか驚き。共通の認識が民主主義について持てるのか疑問。法的には権限の濫用になると申し上げた。

 気になったのは今の天守閣の危険性が、当然木造化とセットに考えている。理解しにくい。理屈になっていない。そのほか一般商工業者が喜ぶ、景気がよくなる、遅れれば費用がかかる、というのはだだをこねているとしか思えない。スポーツカーの例を出したが、まさにその通り。15分も話をした割には身のある話ができなかったのは残念。
 危険であるのならデータを出して専門家の判断で。製造物責任、工作物責任が問われると強調するなら、データを出して入城の差し止めをすべき。
 何年か天守閣がない時代があってもいい。そのチョイスが彼の中にない。常にセットで考えるのは、木造天守閣の作りたいがためと思えてしょうがない。論理的な説明がなされていない印象をうけた。
 木造天守閣は、我々とみて贅沢品を税金で作ると見ざるを得ない。生活必需品とは訳が違う。できた当初はみんなうれしい、そこを強調するが、どう償還するか、それによってしわ寄せがどうなるのか。名古屋市財政がどうなっていくか。慎重な議論をすべき。
 
 この情勢の中で類のないものを作るわけだから、見積もりの何倍にもなることも経験している。不安に対する回答も準備しているのか。
 安いと言われたが、高くなるリスクについての言及がなかった。発想があるか危うい。お会いして木造天守閣の新築が市長の頭の中で一人歩きしている。
 おしりを区切った議論をして果たして名古屋市が持ちこたえられるのか。十分な議論が必要だと申し上げた。市長が行動をとられるか注目していきたい。

   にもかかわらず、熟議をしないままの専決処分になったら、住民監査請求、住民訴訟を行う。その時点で議会の承認を得ればよいと市長が思っているかもしれないが、だったら最初から承認を得るべき。市長の議論の乱暴さがどこまで議会を説得できるか。」



16/10/24 名古屋市 名古屋城天守閣入場制限は「総合的に検討」繰り返す

16/10/24に開催された名古屋市議会経済水道委員会で、名古屋城天守閣の地震に対する安全対策の検討について議論されました。
・配付資料
 
http://www.nagoya.ombudsman.jp/castle/161024.pdf
・議事要旨(名古屋市民オンブズマン作成)
 http://www.nagoya.ombudsman.jp/castle/161024-1.pdf
 
市長が記者会見で何度も強調した「Is値0.14」は第3次診断であり、第2次診断のIs値0.28と総合的に判断すべきものだと有識者が発言していたことがわかりました。
また、鉄骨ブレース等の補強により、Is値を大きくすることも考えられるが、名古屋市当局は鉄骨ブレース等の補強について全く知識がなく、今後も様々な有識者に意見を聞いて早急に取り組みたいとしています。
ソフト面の対策をとろうにも、現在名古屋城の各階に何人来城者がいるのかというデータすら持っていないことも分かりました。

Is値0.14は、近年発覚したわけではなく、1996年度調査ですでに分かっています。
さらに、2010年度にも再度調査して数値が出ているにもかかわらず抜本的対策をとらず現在に至っていますが、突然今年6月になって市長が「危ない」と言い出しました。

結局、市長が素人考えで発言したことが分かります。
市長の「名古屋城は危ない、地震が来たらつぶれる」は日本だけでなく、名古屋城に多く来城している中国をはじめ全世界に発信されています。
今後市長がどう対応していくのか注目したいです。


16/10/18 「名古屋城天守閣木造化 専決処分は違法」名古屋市長へ申し入れへ

名古屋市民オンブズマンは16/10/18に会議を開き、河村たかし名古屋市長が現状のまま名古屋城天守閣木造化へ専決処分するのは違法だとして、専決処分をしないよう求める申し入れを行うことを決めました。
10/25(火)を予定しています。
また、市長が専決処分した場合、直ちに住民監査請求を行うことも決めました。

今回の件では専決処分が認められる地方自治法179条のいずれにも当てはまりません。
仮にこれを許すと、歯止めがきかなくなり市長の独裁を許してしまうことになります。

専決処分が自己目的化してしまっています。
市長は市民を巻き込んだ、議会との対話を望みます。

【参考】
 ・2013年3月22日 千葉県白井市 補助金返還住民訴訟 
  約2362万市長に賠償命令 東京地裁
  
http://www.city.shiroi.chiba.jp/kurashi/norimono/n05/1422236862402.html
 ・2013年8月29日 千葉県白井市 補助金返還住民訴訟 
  約2362万市長に賠償命令 東京高裁
  http://www.city.shiroi.chiba.jp/kurashi/norimono/n05/1422237023722.html
 ・2015年1月15日 最高裁上告棄却 東京高裁判決確定
  http://www.city.shiroi.chiba.jp/kurashi/norimono/n05/1423204152544.html


16/10/11 名古屋城天守閣木造化補正予算 継続審議に 委員会が判断


16/10/11に開催された名古屋市議会経済水道委員会において、名古屋城天守閣木造化補正予算が継続審査となりました。

・配付資料
 
http://www.nagoya.ombudsman.jp/castle/161011.pdf
・追加配付資料
 http://www.nagoya.ombudsman.jp/castle/161011-1.pdf
・要旨(名古屋市民オンブズマン作成)
 http://www.nagoya.ombudsman.jp/castle/161011-2.pdf

名古屋市は、2020年7月末までとした名古屋城天守閣木造化の期限を2022年7月までにしてよいとする法的根拠をまともに答えることができませんでした。
また、2年延期しても費用が同じ505億円とする根拠、ならびにさらに延ばせば100億円単位で安くできる可能性についても説明しませんでした。

にもかかわらず、市議会経済水道委員会では継続審議としました。大変理解に苦しみます。

さらに理解不能なのは、16/10/11中日新聞によれば、河村たかし名古屋市長は専決処分する方針を検討しているとのこと。

今回の件では専決処分は地方自治法179条のどれにも当てはまりません。弁護士と相談して対応を早急に考えます。

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横浜法学第23巻第2号(2014年12月)
板垣勝彦 論説 専決処分の許容性について
 -特に「議会において議決すべき事件を議決しないとき」要件に着目して
http://kamome.lib.ynu.ac.jp/dspace/bitstream/10131/8894/1/23-2-2.pdf


16/10/7 名古屋城天守閣木造化 市議会委員会は結論出さず10/11(火)に再度審議


16/10/7に開催された名古屋市議会経済水道委員会で、河村たかし名古屋市長が2020年から2022年に名古屋城天守閣木造化完成時期の目標変更を明言した件について議論し、議員からの要求があった各種資料について、確認するため時間がほしいと市当局が訴え、10/11(火)午前10時から続きを議論することになりました。
名古屋城関係の議論が始まった13:12から暫時休憩を繰り返し、終わったのは22:03でした。

・概要(名古屋市民オンブズマン作成)
 
http://www.nagoya.ombudsman.jp/castle/161007-1.pdf
 
要求があった資料は以下です。
・「2022年まで」と変更して市が竹中工務店と随意契約を結んでも法的に問題がないとした理屈ならびに判例
・6月定例会資料「基本設計契約の締結前に完成時期の遅れが確実になった場合、時期を変更し随意契約することは、法令に反する可能性がある」と、今回の延期の考え方の違い
 http://www.nagoya.ombudsman.jp/castle/160624.pdf
・前局長が必須条件とした「2020年に間に合わないと明らかになった場合、白紙に戻す」と、今回必須項目を変えても白紙に戻さない理由
・2022年までとした場合のスケジュール

10/11(火)午前10時からの名古屋市議会経済水道委員会はネット中継があります。
http://www.gikai-tv.jp/dvl-nagoya/

名古屋市民2万人アンケートでは、2020年までの完成を求めた市民は回答者のうちの21.5%にしか過ぎず、河村市長は6月議会で「市民の意見に耳を傾ける」としました。
しかしながら、突然2022年までという話が出て、どうして変わったのか、市民には全く説明がありません。市民には意見も聞かれていません。
また、これまで問題となっていた、事業全体の収支の問題、観光その他債を40年かけて償還することの是非、赤字になった場合の税金の投入の是非、入場料市外1000円の是非などについては、「本件補正予算が成立した後に第三者機関で議論する」と名古屋市は言っています。

市議会委員会ではあまり疑問視されていませんが、そもそも「木造6階建ての展望台を新たに作る」は建築基準法違反です。「仮設」として、エレベーター、2本の避難階段、排煙機、防火壁による避難経路確保などハイブリッド技術をつけくわえて、「仮設」を常態のままとし、不特定多数の観光客を入れる計画なので、国宝名古屋城にはなりません。

このような問題を抱えたまま、2022年で強行突破しようとする名古屋市の姿勢に対して、10/8(土)-10(月・祝)に、名古屋市議ならびに市長に対し、直接質問したり市民の意見を伝えてはどうでしょうか。

・河村たかし ホームページ
 http://takashi-kawamura.com/
・名古屋市議 連絡先一覧
 http://www.ombnagoya.gr.jp/nagoyashigi.html
・参考 名古屋市議会経済水道委員会委員名
 http://www.city.nagoya.jp/shikai/category/333-6-0-0-0-0-0-0-0-0.html


16/10/6 河村たかし名古屋市長 「名古屋城天守閣木造化を2022年までに」と突然方針転換表明


16/10/6に開催された名古屋市議会経済水道委員会において、河村たかし名古屋市長は、名古屋城天守閣木造化を2020年7月までに完成を目指してきたが、2022年7月までに変更すると突然方針転換を表明しました。

理由としては、入場者数について第三者機関による審議を行うこと、熊本地震を踏まえた石垣の耐震性について調査するため、2年間延長すると行政として判断したとのこと。

午前10時から始まった委員会は、長い休憩時間を挟んで午後7時に市長を呼んで意見を聞き、午後8時20分頃終了しました。

市議からは、「2020年7月が必須条件とプロポーザル公告したのに、勝手に行政が変更して、応募をあきらめた業者からの訴訟リスクはないのか」「前局長は、『2020年を変更した場合は公募を白紙に戻してやり直す』と言っていたが、あまりにも言葉が軽すぎないか」「期限を延ばしたのにどうして突貫工事をする必要があるのか」「6月議会で2026.27年と言っていたのに、『2022年』では『譲歩』ではなく後退ではないか」「優先交渉権者に選ばれた竹中工務店に、『2022年でできますか』と聞いていないのでは話にならないのではないか」「市長個人への責任追及を警戒しているだけではないか」といった意見が出ました。

16/10/7(金)午前11時から、経済水道委員会にて意思決定を行った後、続きの議論を行うとのこと。 ネット中継あり。
http://www.gikai-tv.jp/dvl-nagoya/

・配付資料 観光文化交流局関係
 http://www.nagoya.ombudsman.jp/castle/161006.pdf
・配付資料 市民経済局関係
 http://www.nagoya.ombudsman.jp/castle/161006-1.pdf
・議論要旨(名古屋市民オンブズマン作成)
 http://www.nagoya.ombudsman.jp/castle/161006-2.pdf


16/9/27 名古屋城天守閣木造化 16/9/27に市議会委員会は結論出さず


16/9/27に名古屋市議会経済水道委員会が開催されましたが、補正予算を認めるとも認めないとも議決せず、10/6(木)に審議することを決めました。
・配付資料
 
http://nagoya.ombudsman.jp/castle/160927-1.pdf
 http://nagoya.ombudsman.jp/castle/160927-2.pdf
           ・議事要旨(名古屋市民オンブズマン作成)  http://nagoya.ombudsman.jp/castle/160927-3.pdf
   
河村市長は、「優先交渉権者は契約と同じ解釈」と発言していますが、市当局は「同じという解釈ではない」としています。
市は、竹中工務店に対し、16/7/8に「2020年7月までに工事ができるようなら工程表を出してほしい」と書面で依頼しましたが、竹中工務店は16/7/14に「貴市との事業は遵守させていただきます。工程表は設計業務締結後に提出する」と回答してきました。
市は今週中に提出してもらうようお願いしているとのこと。

いつまでこのような議論を続けるつもりなのか、10/6に方向性が出るのか、もしくはまた継続審議なのか。
名古屋城木造化に対してこのような混乱が続き、市民の木造化に対する議論の熱意が極めて低調になっています。

本来は、2020年7月までの計画をいったん白紙に戻した上で、2026.27年までの目標にした場合の実現性、工程表、工事内容、ならびにアジア競技大会・リニアと同時並行的に工事が可能なのか、費用の高騰を招くおそれがないのか、名古屋市の財政は耐えられるのか、入場者数の見込みは、現在の天守閣の耐震性ならびに入場制限の可否など、議論することが山ほどあります。

残念ながら、名古屋市と竹中工務店とのやり取りの書面を情報公開請求しましたが、10/28まで延長になっています。
http://www.nagoya.ombudsman.jp/castle/160926.pdf

市民不在、市民へ十分な情報を与えないまま今後の方針を決めることを危惧します。


16/9/8 名古屋城天守閣木造化 名古屋市はいまだに「竹中とのプロポーザルを法的整理中」


名古屋城天守閣木造化について、16/9/8に開催された名古屋市議会経済水道委員会で、名古屋市は「2016年6月議会終了後、竹中工務店を優先交渉権者としての位置づけの法的な課題の整理を行っており、今日の時点ではお話しできない」ということを繰り返しました。

田辺議員(公明)は「市長発言で、今の案を撤回されると思い込んでいたが違った。
 1)撤回するというオプション 2)2020竹中で行く 3)2020ではなく竹中で行く 4)その他 などいろんなオプションがあると思うが、何があるのか」と聞いても、 「法的整理中で答えられない」と言うのみ。

名古屋市はいつになったら結論を出すのか大変疑問です。
プロポーザルに基づく仮契約以外に、公にされていない何らかの「密約」があるために結論が出ないとしたら大問題です。

また、プロポーザル実施広告によれば、「議会の議決が条件 工期の遅れが確実になった場合には、契約の締結をしないことがある」とあります。
議会が予算を否決する、ということもオプションとしてはあり得るのではないでしょうか。
それをしないのであれば、名古屋市の対応の不自然さをもっと追及すべきではないかと思います。

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・名古屋城天守閣整備事業にかかる技術提案・交渉方式(設計交渉・施工タイプ)による公募型プロポーザル実施公告
 
http://www.nagoyajo.city.nagoya.jp/17_topics/271202/index.html
(7) 予算の成立等
 ア 設計業務
 本公告に示した設計業務の契約は、本設計業務に係る予算の成立を条件とする。
 イ 工事施工業務
 本公告に示した工事施工業務の契約は、本工事施工業務に係る予算の成立及び議会の議決に付すべき契約及び財産の取得又は処分に関する条例(昭和39年名古屋市条例第43号)第 2条の規定に基づく、名古屋市議会における議会の議決を条件とする。当該議決を経るまでは仮契約とし 、議決があったときは、その日をもって当該工事の請負契約が成立した旨について仮契約を締結した者(特別共同企業体の場合はその代表構成員)に対し通知する。
(8) 手続の中止等
ア 設計業務、工事施工業務それぞれの契約締結をする段階において、工期の遅れが確実になった場合には、契約の締結をしないことがある。

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2015/12/10 朝日新聞
木造復元「全責任を負う」 名古屋城 河村市長、業者説明会で
 2020年東京五輪までの完成を目指す河村たかし市長自身が登壇し、「五輪までには絶対完成させてほしい。全責任は市長が負う」と呼びかけた。
 河村市長は説明会の冒頭、「五輪までに造り、最低400年、家事や戦争が起きないようにというシンボルとして大事にしたい」とあいさつ。事業の滞りを心配し、「市役所が固いことを言ったらすぐ(私に)言って。解釈は広くする。五輪のタイミングはどえらい重要」と強調した。
 また、市長の任期は五輪前の17年4月下旬までで、自身の任期との関係は明らかにしなかったが、市役所の担当者が3年で異動することを引き合いに、「全責任は市長が負う。ぼくらみたいなちゃんと責任をとれる人間がやっていかな、いかん」と述べた。
 
2016/6/24 市民オンブズマン事務局日誌
「名古屋市特別秘書が名古屋城木造化の件で応募前にゼネコンを2回訪問」市が認める
http://ombuds.exblog.jp/23246388/
 また、田辺市議は、「名古屋市関係者は『仮に2020年7月に間に合わなくても、大丈夫だ』とゼネコンに担保したことはあるのか』と質問したところ、「私どもではありえない」としましたが、田辺市議は「あなた方ではない人でそういうことをした場合、違法か合法か」と聞き、市は「プロポーザルの条件について、専門家の見解がまだ出ていない。専門家の見解があればまだしも、なければ問題だ」としました。


16/6/28 名古屋市議会委員会 2020年名古屋城天守閣木造化を「継続審査」に


16/6/28名古屋市議会経済水道委員会は平成28年度6月補正予算案に関する意思決定を行い、木下市議から「名古屋城天守閣木造化について、市長から2026.27年を目標に決断するのにもう少し時間がかかるという話が会った。入場者数・収支の見込みについては、当局から第三者委員に調査を依頼すると発言があり、また国際展示場も慎重に議論の必要があるため、閉会中も議論をするよう求める」動議がなされ、全会一致で可決されました。 閉会中に議論されることになります。

・配布資料
http://www.nagoya.ombudsman.jp/castle/160628.pdf

名古屋城天守閣木造化については、そもそも2020年に間に合わせようという市長の提案は論外でした。ようやく議論のスタートラインに立ったと思います。「本物の城とは何か」「エレベーターの有無」だけでなく、木造5階建ての巨大建築物が建築基準法に適合するのか、文化庁・建築審査会の審査はどうなるのか、入場者数・収支見込みは客観性を保てるのか、現在のコンクリート天守閣を戦後復興のシンボルとして高く評価してはどうか、耐震・長寿命化のよりよい方策はないのかなど、さまざまな論点があります。
名古屋市民の中にはまだまだ議論が熟成していません。資料を公開し、きちんと議論をすべきだと考えます。


16/6/27 河村市長「2026.27年までに名古屋城木造化も大きな起爆剤 決断するのにもう少し時間がほしい」


16/6/27名古屋市議会経済水道委員会で、中川市議が「2万人アンケートの結果、6割が木造復元やったらどうかという結果がでたものの、『2020年7月までに完成』には理解を示さなかった市民が7割を超えた。それに謙虚に耳を傾けるなら、木造は了だが急ぎすぎないということではないか。また、収支見込み、入場者、耐震、財源フレームや、全体計画、二の丸、体育館など様々な課題がある。できれば2020年にとらわれるのではなく、アジア大会が予定されている2026年、リニア開業予定の27年をゴールに定めて市民・日本・世界に誇れるものを作っていくためにリスタートの準備をしてはどうか」という質問に対し、河村たかし名古屋市長は、「天守閣耐震性能や名古屋の経済発展のため1日も早く木造化したいのは山々だが、市民の意見に耳を傾ける必要がある。議会より提案があった、木造天守閣完成時期を2026アジア大会・2027アジア大会にすると大きな起爆剤になると考えられる。今後議会と手を携えていきたい。ただ、現時点ではプロポーザルの法的位置づけについて若干意見があるため、決断するのにもう少し時間をほしい」と述べました。

16/6/27配布資料
 
http://www.nagoya.ombudsman.jp/castle/160627.pdf
名古屋市民オンブズマン作成メモ
 http://www.nagoya.ombudsman.jp/castle/160627-1.pdf

また、斉藤市議は「16/6/26中日新聞には、優先交渉権者を選定した有識者である三浦正幸・広島大大学院教授が『木造復元は大賛成だが、無理をして急いでおかしな城にするよりも、慎重を期し、誰にでも誇れる城として復元したほうがいい』と述べている」とし、現在の竹中案がコンクリートケーソンを利用していることを批判しました。

丹羽市議は「特別秘書が、提案書を出すことは難しいとした企業に締め切り前に『ぜひ提案書を出してほしい』と訪問することは非常に不適切な行動。関係委員会で審議されるべき」としました。
田辺市議は「特別秘書の行動について処分は考えていないのか」と聞いたところ、「市長に報告し、契約管理監に相談し、市長室に報告した。特別秘書と企業の報告が合致しているので処分は考えていない」と述べました。

6月28日(火曜日) 午前10時30分から 経済水道委員会の総括質疑に引き続き意思決定を行います。
ネット中継あり
http://www.gikai-tv.jp/dvl-nagoya/

16/6/24 「名古屋市特別秘書が名古屋城木造化の件で応募前にゼネコンを2回訪問」市が認める


16/6/24名古屋市議会経済水道委員会において、丹羽市議が「市の関係者でゼネコンが正式に応募する前にゼネコンで会った人がいると聞くが、誰が何を話したのか」という質問に対し、名古屋市は「1社に対し、名古屋市の特別秘書が2回訪問した。昨日確認したところ、2/16ともう1日は不明。内容は、提案書が出せるかどうか」と認めました。
丹羽市議は、「かつてトワイライトの選定で同様のことがあり100条委員会が開かれたが、最終的にうやむやになったということがある。今回の特別秘書の行為は適切か不適切か」という問いに対し、総務課長は「公募への参加を促したのは、ただちに不適切とは言えないが、あらぬ疑いを生じさせる」としました。

・配布資料
 
http://www.nagoya.ombudsman.jp/castle/160624.pdf
・名古屋市民オンブズマン 作成メモ
 http://www.nagoya.ombudsman.jp/castle/160624-1.pdf
 
また、田辺市議は、「名古屋市関係者は『仮に2020年7月に間に合わなくても、大丈夫だ』とゼネコンに担保したことはあるのか』と質問したところ、「私どもではありえない」としましたが、田辺市議は「あなた方ではない人でそういうことをした場合、違法か合法か」と聞き、市は「プロポーザルの条件について、専門家の見解がまだ出ていない。専門家の見解があればまだしも、なければ問題だ」としました。

また、中川市議は「ゴールとして2020年ではなく、2027年と言う考え方はあるのか」という質問に対し、局長は「市長も、次のビックチャンスは2027年リニア開業と言っているので私としてはありだが、局としては現在予算を提案しているためよしとしない」としました。

次回は6/27(月)10:30- 経済水道委員会の質疑が行われます。ネット中継あり
http://www.gikai-tv.jp/dvl-nagoya/

16/6/23 名古屋市 「名古屋城来場者 年間360万人は人口減少を考慮せず」


16/6/23名古屋市議会経済水道委員会において、6/22に複数市議から350億円で名古屋城天守閣木造化ができるが8年かかるとした清水建設を参考人招致したい旨あった件は、正副委員長の協議で見合わせると発表しました。

その中で、市は事前に清水建設に対し、「参考人で来る予定があるか」と問い合わせていたことが発覚しました。
田辺市議は「委員会としての表明がある前にそんなことを聞くと、行政の圧力と感じ、業者は委縮する。大変遺憾だし、議員の自由な発言がなくなる」としました。

・配布資料
 
http://www.nagoya.ombudsman.jp/castle/160623.pdf
・竹中工務店見積書
 http://www.nagoya.ombudsman.jp/castle/160623-1.pdf
・メモ(名古屋市民オンブズマン作成)
http://www.nagoya.ombudsman.jp/castle/160623-2.pdf

また、議会に補正予算を否決されたらどうするかという質問に対し、「ご理解を得られなかったとして、市長と相談の上方針を決める」とのこと。継続審議になった場合は、「竹中に、期間が3か月延びて、2020年7月の前提で工事ができるかどうか、また法的に問題がないか弁護士と確認しながら進める」とのこと。
藤沢議員からは、タイム的ではなく、議会から疑問が出たということも竹中に伝える必要がないのではないかと言う意見が出ました。

なお、中川議員は、2062年には名古屋市の人口が184万人程度と約8割になる見込みがあるにもかかわらず、どうして50年間360万人来場者があると見込んだのかと聞いたところ、「他城閣を参考にしたので人口は参考にしていない」と答弁がありました。
市は、「予測は第三者委員の検証を受けていないが、2−3か月かかる」とし、中川議員は見込みの相当のかい離がある場合どうなるかという質問に対して、「税金を投入しないと言うフレームは変えない中で、その時考える」とのこと。

次回経済水道委員会は6/24(金)午前10時半から開催します。
ネット中継あり
http://www.gikai-tv.jp/dvl-nagoya/


16/6/22 名古屋市「現時点では2020年までに名古屋城天守閣木造化を目指すのは今まで通り」と発言


16/6/22名古屋市議会経済水道委員会において、6/21の名古屋城天守閣木造化に関する河村たかし名古屋市長の発言「完成時期は耳を傾けて考える」についてどのような意味か藤沢市議から問われ、市は「確かに市長はそう発言したが、今後どうしていくのか慎重に考えていくという趣旨。現段階では市としては2020年7月までの完成を目指して臨んでいき、補正予算を取り下げてはいない」と答弁しました。中川市議は「それでは何も変わらないではないか」と追及しました。
・配布資料
 
http://www.nagoya.ombudsman.jp/castle/160622.pdf
・メモ(名古屋市民オンブズマン作成)
 http://www.nagoya.ombudsman.jp/castle/160622-1.pdf

塚本市議から「竹中案には『困難』とも書いてある。仮に2020年に間に合わなかった場合、基本設計等の10億円はどうなるのか」と質問に、「継続するか協議し、進めていくのなら活かすことができる。中止する場合、活用は難しい」と述べました。

田辺市議からは「まに合わないと明らかになった場合、全局長から「いったんリセットする」と答弁があったが、確認したい」旨発言がありました。

江上市議からは、本丸御殿の基本設計は10カ月かかったが、どうして名古屋城天守閣は4か月でできるのか、と聞かれ、「天守閣は大規模で構造的要因もある」と、より時間のかかると思われる答弁がありました。
また、本丸御殿の基本設計は6400万円余りで、どうして名古屋城天守閣は4億8000万円もかかるのか、急いでやるからではないかと指摘しました。

田辺市議からは、基本設計は安藤ハザマは3億1000万でやれるとしているのに、どうして1億7000万円も違うのか、市長が「理にかなった数字」と言ってしまったため、市は価格交渉する気がないのではないかと追及し、市は「優秀交渉権者は竹中。安藤ハザマとは交渉していない」と答弁しました。

また、田辺市議は「清水建設から辞退届とともに補完資料が16/2/26に提出されたが、だれが持っていたのか」と質問し、市は「一つの参考資料として受け取った。清水建設からは非公開と言われた。特に活用していない。局長にも報告していない。市長には報告した。資料は2部あり、所長と安井設計が持っていた。隠しておいたわけではない。」と答弁しました。
田辺市議は、「市議に存在すら知らせないというのはあまりにも失礼ではないか。」と述べ、清水建設を参考人招致してほしいという動議を出しました。

さらに、田辺市議は、名古屋城木造化のプロポーザルに手を挙げた3社に対し、名古屋市職員が直接訪問したケースがあったのかなかったのかを確認しました。

次回総括質疑は16/6/23(木)10:30からです。ネット中継あり
http://www.gikai-tv.jp/dvl-nagoya/

16/6/21 名古屋城天守閣木造化 清水建設は「先に石垣補修で350億円」試算も市は詳細を市民に知らせず


16/6/21の名古屋市議会本会議で、河村たかし名古屋市長は、これまでこだわってきた2020年7月までの名古屋城天守閣木造化について、「完成時期についてはいろいろと意見があり、耳を傾けて考える」と発言しました。

現在、6月議会に約10億円の名古屋城天守閣木造化の基本設計等費用の補正予算が上程されています。
今後の委員会での審議に注目したいです。


16/6/17 名古屋城天守閣木造化 清水建設は「先に石垣補修で350億円」試算も市は詳細を市民に知らせず

16/6/17に行われた名古屋市議会本会議において、田辺雄一議員(公明)は、清水建設が石垣を先に補修すれば約350億円で済むも、2024年ごろの完成になり河村市長が要求する2020年7月の完成に間に合わないために辞退したとする16/6/17読売新聞記事を引用し、505億円の竹中工務店案には問題があると指摘しました。

河村市長は「清水建設から市に資料は提出されたが、正式に出されなかった案だからさらっと見た」と答弁するにとどまりました。

今後、6/21(火)にも本会議で、6月22日(水)午後1時10分からと6月23日(木)午前10時30分から、6月28日(火)午前10時30分から経済水道委員会で名古屋城天守閣木造化について議論されます。
http://www.city.nagoya.jp/shikai/page/0000083581.html

ぜひ注目しましょう。
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・2016年06月17日 読売新聞
 名古屋城木造復元 石垣先行で150億円圧縮案
 http://www.yomiuri.co.jp/local/aichi/news/20160616-OYTNT50270.html


16/6/13 河村市長 名古屋城木造化「命がけで不退転の決意で議会に臨む」も否決の際の辞職を明言せず

16/6/13に行われた、河村たかし名古屋市長定例記者会見について、記者から「6/14から6月議会で名古屋城木造化予算が審議されるが、もし予算が否決されたらどうするか」と聞かれ、「命がけで不退転の決意で議会に臨む」と何度も繰り返すも、記者から「一般的には、政治家が『不退転の決意』というのは辞職するということではないか」と聞かれると「皆さんの解釈に任せる」と述べ、辞職を明言しませんでした。
http://www.ustream.tv/recorded/88249340
また、河村市長は、「現名古屋城天守閣の耐震性能が大変悪く、市長の責任問題となる」と述べるも、記者から「今回の議会で予算案が成立しない場合は入場制限をするのか」問われると「今でも責任を問われる。木造化する竹中案だと今年の11.12月ごろにはエレベーターを壊し始め、どっちにしても入場制限をしないといけない。
先日の幹部会で防災局長、観光局長、住宅都市局長に『大至急対応を検討してほしい』と指示した」と述べるのみ。

河村市長は「片岡教授は『2020年から変更すべき理由があるの?お金がない、材木がない、すごい技術が発見された どれもないではないか』と言った」と話し、2020年までの木造天守閣に執念を見せました。

また、国際展示場について、名古屋市独自で空見に作る方針は変わらないとしました。

以下名古屋市民オンブズマン作成まとめ
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河村:名古屋の未来 決定的な意味を持つ議会
 東京と大阪・京都 ナンバーワンは京都
 名古屋は 問題意識が高まらない
 メルボルンCEOにデスティネーションがないのではないか
 必死になって考えないといけない
 京都に行くのにリニアで名古屋乗換
 東京都名古屋区ではいけません
 68年間毎晩考えてきた 郷土愛
 本物の木造にしてほしい
 心臓がプラスチックにしてほしい
 実際あったもの

 命がけで不退転の決意で議会に臨む
 自身で本当に危ない IS値0.14 壁が少ない
 大変危険な状況 国会図書会の資料
 5大都市 公共建築物の中でIS値最低
 京都市 IS値0.1→対策中
 市営住宅 0.3以下は50棟
 人が出ていかずにできるのはやった
 人が出ていってやるのは大至急指示 予算は心配しないでよい
 名古屋市民の安全とお客さんの命を守る
 何もしないのはあり得ない

 入場制限するとびっくりされる
 コンクリートは立派な建物
 防災会議 大変危険だと聞いている 早急に対策を
 竹中案をすすめて
 2020年にやってほしい 予算を1億近く使っている
 プロポーザルを求めた 
 ある学者 2020年から変更すべき理由があるの?
 片岡先生が言っていた
 お金がない、材木がない、すごい技術が発見された ない
 最善の方法
 延ばすのなら耐震の問題は責任をとってほしい
 地震だからいつ起きるかわからない
 命がけで不退転の決意で議会に臨む

問:今回の議会で予算案が成立しない場合は入場制限をするのか
河村:市長の責任が問われる 今でも
 竹中案 11月か12月には入場制限はある
 状況は同じ
 議会が認めないのであれば耐震性 状況は同じ
 市長としてだめ市長となると思う
 耐震補強 努力義務
 国賠法2条 瑕疵 自治体が責任を問う
 国賠法の適用があるのではないか
 やらないといけない
問:具体的に検討するのか
 市民の皆さんが納得しないといけない
 今でもやらないといけない

問:入場制限 1日に何人なのか、全くだめなのか
河村:いつ起きるかわからない
 7階は0.14 4階 0.4
 例えば4階まではいるとか、学者「人数制限はあり得ない」
 普通の感覚からすれば全部ストップ
 シミュレーションはできる 3か月くらい
 
 本丸御殿3期工事が真下
 ダメージがあるのかないのか
 何人かを入れると言うのはちょっとおかしい。
 ソフト面 
 地震は即来る

 市民の皆様に伝わらない
 今すぐにも対応しなければいけない
 「議会の議決にかかわらず」封鎖するでよいか
 びっくりするでしょ?
問:会議をせずに禁止するのか?別の会は立ち上げるのか?
河村:今ある
 そういう方で検討してもらっている
 配った?
 学者から
 今後どう進めるのか
 今すぐに禁止しないといけない
 どう進めるのか
 幹部会で防災局長、観光局長、住宅都市局長 大至急対応を検討してほしい
 不思議な心理状況
 なぜこんな0.14 驚くべき数字
 なぜ言わなかったのか
 お金のこと ためらっていたらいかん
 市営住宅 住んだままはやった
 中公設 0.10 

問:議会の議決の結果にかかわらず指示したということでよいか
河村:国からも観光庁長官には電話した
 こういうのはいいのか? 
 それをどうしようと言う法律はない
 問題点は共有している
 名古屋の方で考えて

問:辞職するのも選択肢か?
河村:ディープなこと 何とも申し上げできないが
 命がけで不退転の決意で議会に臨む

問:「不退転の決意」政治生命をかける
河村:軽々しく言う言葉ではない
 御含みを
 その通りです。

問:愛知県 大規模展示場 予算がついて計画が進んでいる
 展示場委員会 単独への設置は?
河村:変わらない
 名古屋城は精神的支柱
 産業の力を高めていく 産業界が主役
 名古屋で商売やって最も良い環境 名古屋市にとって必要
 エンジンが変わっていくと変わっていく
 県セントレア 応援していくことはしていこう
 県は思っていないようだが
 主体は産業界 国際競争がある
 3つあると日本最大 金城、空見、セントレア
 2重投資ではない
 金城 成約が250億
 ユーザーオリエンテッド
 新幹線から近いのは有利
 県のレポート 名古屋市内がよいが適地が見つからない

問:命がけで不退転の決意で議会に臨むとは、辞職すると言うことか
河村:「政治生命」あなたの解釈 皆さんの解釈
問:ほとんどそう解釈すると思うが
 私はそのような決意
 いい加減なことではできない

問:議会で否決された時のシミュレーションは?
河村:なかなか答えずらいものがある
 可決すべく不退転で
 「具体的には考えていない」

問:大村知事と東京に行ったが、知事は名古屋城についてどう思っているか?
河村:応援してちょうよとは言っている。
 応援すると思うけどね
 

16/6/7 2020年までの名古屋城天守閣木造化に向け6月補正予算で10億円計上提案 石垣補修に別途5000万

名古屋市は16/6/7に平成28年度6月補正予算を発表し、2020年7月までに名古屋城天守閣を木造で復元するために新たに特別会計を設置し、基本設計を行うために10億1100万円の予算を計上を提案しました。
それとは別に、名古屋城跡における石垣の現状把握や危険度評価等の詳細な調査を行い、石垣カルテを作成するための調査費5000万円も計上しました。
http://www.city.nagoya.jp/shisei/category/68-6-2-13-4-0-0-0-0-0.html

名古屋市が2万人アンケートを行った結果、回答があった7,224人中、「2020年までに木造」は21.5%と最も低かったにもかかわらず、河村たかし名古屋市長は予算を提案してきました。
上記10億1100万円について財政局案では「未計上」だったにもかかわらず、市長査定でねじ込んできた形となります。

2020年7月までに名古屋城天守閣を木造化することについて、民意を反映していないというだけでなく、
・現鉄筋コンクリート製天守を耐震化し、長寿命化すれば40年以上は十分もつ
・想定する年間360万人来場者数の根拠はない
・木造6階建ての天守は建築基準法違反として認めない可能性あり
・木造と鉄筋コンクリート耐震改修のライフサイクルコストの比較がない
など多数の問題点があります。

6/14(火)から名古屋市議会が始まります。
「市議会があってよかった」と市民が思えるような議論を望みます。
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20160605  高橋和生(一級建築士)
市民2万人アンケートは無効だ。名古屋市は市民をだまして「天守木造化」への賛意を求めたのだ。
http://bit.ly/1UvKnZX

20160605  高橋和生(一級建築士)
「木造天守は、今の鉄筋コンクリート造天守より耐震性が高い。」って、どうよ。
http://bit.ly/1UvJPn0


16/6/1 名古屋城2万人アンケート 「2020年までに木造」21.5%も「6割が木造賛成」と市が強弁

16/6/1名古屋市議会経済水道委員会で名古屋城天守閣2万人アンケート報告がありました。
資料
http://www.nagoya.ombudsman.jp/castle/160601.pdf

議論に入る前、中川議員(自民)が議事進行発言をしました。
「今日の中日新聞に、『6月補正予算で石垣補修予算を付ける見込み』とある。この委員会では事前審査に当たらないようにしたいが、議会にも提案されていないことをマスコミに事前に流すとはどういうことか。当局と議会との信頼関係が失われた。委員長はどう考えているか」
大村委員長(減税)は「私も今朝知った。上記については正副委員長で預からせていただく」としましたが、中川議員は「上記報道では議会に諮る前に方針転換したようにも読める。本日の所管事務調査の意味があるのか?」と述べ、大村委員は「本日はアンケートのみ議論したい。正副委員長で預からせてほしい」と繰り返しました。
中川議員は休憩を要求し、暫時休憩することになりました。
休憩の前、江上議員(共産)は「6月補正の内容を報道機関に漏らすのは議会軽視であるので、委員会として抗議をすることを求めたい。一方、今日の議論も重要だ」としました。
藤沢議員(自民)は「広報なごやの特別版が議員の机の上に配布されているが、議会の議論などが書いてなく一方的。議会に事前チェックもされていない。普通に読めば木造天守閣をやると読める。これはゲラ刷りか?」と質問したところ、舘主幹は「現在各戸配布している。4/28委員会で概要版を基に作ると説明した。本冊子には議会の議論は書いたが、概要版には議会の議論は書いてなかった」と述べ、藤沢議員は「すぐに配布を止められるように」と述べました。
・公報なごや2016年6月特別版 名古屋城天守閣の整備
http://www.nagoya.ombudsman.jp/castle/koho2016-6.pdf

10時40分に休憩した委員会はその後12時20分から再開しました。
議論の概要(名古屋市民オンブズマン作成)
http://www.nagoya.ombudsman.jp/castle/160601-1.pdf

名古屋城天守閣2万人アンケート結果について
回答者 2万人中7,224人
・2020年までに木造21.5%
・2020年にとらわれず木造40.6%
・耐震改修26.3% 
・その他6.2%
・無回答5.4%

市当局としては「木造復元を行うと答えた市民は60%を超えた」とするも、「2020年まで竹中案に反対する市民が6割超であることに対する認識を持ち合わせていない」とし、「アンケートを踏まえて市長と相談し、6月補正予算で市の考え方を示したい」としました。
市議からは、「素直に読めば、市長の2020年までの竹中案は否定されたとみるべき」「耐震とコンクリート劣化対策は別物なのに市がきちんと説明していないのはおかしい」「市はこれまで収支計画・入場者数など甘い見積もりを出し続けてきた。外部のきちんとした意見を取り入れるべき」といった意見が出ました。


16/5/30 名古屋城木造化2万人アンケート 市長「近いところできちっと報告」と公表せず

名古屋市が16/5/20必着で集めていた名古屋城天守閣2万人アンケートについて、河村市長は16/5/30の定例会見で「中間結果については、近いところできちっと報告する。最終段階なのでもうちょっと時間を」と述べ、結果を発表しませんでした。

16/5/27に名東区役所で行われた「市民討論会 名古屋城天守閣の木造復元を考える」で、名古屋市職員は「2万人アンケートについては、土日に取りまとめ、結果を受けて市長と相談して方針を決める。市民の意見は重い」と述べました。

市議が行った独自アンケート、報道機関が行った独自アンケートでも、2020年までに木造天守閣復元をすべきとする名古屋市民は大変少ないです。
市は、「今後の対応を決めないまま結果を表に出すわけにはいかない」ために公表を渋っているという情報もあります。

6/1(水)午前10時半から、名古屋市議会経済水道委員会で「名古屋城天守閣の整備・2万人アンケートの結果等について」が議論されます(ネット中継あり)。
市議会がどのような判断をするのか、大変注目したいです。
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16/5/30 河村たかし名古屋市長定例記者会見
http://www.ustream.tv/recorded/87552937

名古屋市議会 委員会の開会日程(予定)
http://www.city.nagoya.jp/shikai/category/324-3-0-0-0-0-0-0-0-0.html

2016年05月29日 瑞穂図書館を考えるblog
名古屋城天守閣木造復元に関する市民アンケートの結果公表せず!?
http://blog.livedoor.jp/igrs1949/archives/1057975475.html

16/5/27 名古屋城天守閣木造化 名東区で初の賛成・反対派が討論

16/5/27に名古屋市名東区役所講堂で「市民討論会 名古屋城天守閣の木造復元を考える」が開催され、はじめて推進派・慎重派が同じ壇上で話しました。参加者は40人ほどでした。
主催者が事前に名東区選出市議へ意見を集めており、小林祥子市議(公明)、さいとう愛子市議(共産)、丹羽ひろし市議(自民)、日比健太郎市議(民進)からは意見が届きましたが、浅井康正市議(減税)からは意見の提出はありませんでした。
・資料と名東区選出市議の意見
 
http://www.nagoya.ombudsman.jp/castle/160527-1.pdf
 
まずナゴヤ魅力向上担当部と名古屋城総合事務所から、木造化推進の立場を話した後、木造化慎重の立場として、元名古屋市職員(名古屋城勤務)の山口吉夫さんが話されました。
山口さんは、竹中工務店の提案はアメリカヒバを使うことになっており、「寸分たがわぬ」とはなっておらずレプリカにすぎないこと、400年前からある東南隅櫓の内部は大変暗いこと、鉄筋コンクリートで復元された現天守閣の屋根裏に寄付者の氏名が書いてあり、戦後復興の記念碑として今後も残していくべきであること、市が説明した「耐震改修してもおおむね40年」というのはまやかしであり、長寿命化をすればはるかに延命が可能であること、熊本地震で被災した熊本城の復興に全力を注ぐのが第一で、名古屋城が邪魔をしてはいけないこと、時間をかけて専門家の意見を聞いて、市民が納得してからでないと木造化はしてはいけないと述べました。

また、会場には2名の市議が参加し、さいとう愛子市議(共産)は「耐震改修したのち、急がずに検討すべき。工期が短すぎ、事業費が505億かかると言うが、来場者数の裏付けが希薄。名古屋城春の陣に言ってきたが大変多くの人が来場した。本当に試算通りに来たらすし詰め状態になる」と述べました。
丹羽ひろし市議(自民)は、「私は共産党さんと意見が同じ。市の試算は外材を使った場合270億だったのに、竹中案は505億円となり、今後追加料金を払う必要もあるかもしれない。2020年までに木造天守閣を作ろうとすると、現天守閣と本丸御殿が並んだ姿が見れない。市が金儲けをするというが、本当に儲かるのなら民間でするはず。儲からないから市がやる。高速道路、あおなみ線、地下鉄、今頃すべて黒字のはずだった。役所の計画は絵にかいたモチだ。私は木造天守閣に反対しているのではないが、今回の河村提案には反対する」と述べました。

司会・進行は木田勇輔・椙山女学院大学講師が務めました。
会場からは、「外国人を本丸御殿に連れていったら、『もうけっこう』と言われた。時代を感じない。城は外から見て面白い」「河村市長が『爆撃で破壊されたドレスデンは復興して世界遺産になった』と言っているが、2004年に世界遺産(文化遺産)に登録されたのち、2009年6月25日に世界遺産から削除されている」「ゴールデンウィークに犬山城に行ってきたが、40分待ちと言われて帰ってきた。 名古屋城に360万人も本当に来るのか?ボストン美術館に毎年33万人来ると言われていたが10数万しか来ず、閉鎖することになった。税金を使わないと言えるのか」「どうして完成をオリンピックに合わせないといけないのか。アピールはオリンピックだけではない」「行ってよかった日本の城ランキングの1位は鉄筋造りの熊本城であり、名古屋城が鉄筋だから20位以下と言うわけではない。熊本城は50億円かけ来場者が2.8倍になった。」「50年後に太い木はたぶんないため、賛成するが、オリンピックまでに間に合わせようとするのは暴論」「きちんとしたものを作ると国宝になる。熊本城の本丸御殿に行ったが小さかった」「学校で『名古屋城は鉄筋造りの偽物』と習った。今ある建物が、戦災復興のために造られたことは知らなかった。外国向けではなく、まず国民が魅力を知って誇りをもつようにならないといけないのではないか。」「行政からの名古屋城に関する説明はあるが、議会からの説明が全くないのはどういうことか。」「私たちは名古屋オリンピックをつぶした経験がある。市政は市民のもの。市長のメンツのためにやっているわけではない。河村君は大学の後輩だが、なにもわかっていない」「市民のコンセンサスが得られているのか。住民投票で決めてはどうか。」「名古屋城の保守管理の金がついていない。木造化には賛成だが、今やることに反対する」

名古屋市職員は「2万人アンケートについては、土日に取りまとめ、結果を受けて市長と相談して方針を決める。市民の意見は重い」と述べました。

丹羽市議は「自民党としては、2万人アンケートをみようと言うことになっている。賛成もおり、反対もおり、今の時期はどうかという意見もある。今後委員会で審査して方向性を出す。私は委員ではない。私は支持者にアンケートを取ったが、10%しか2020年までの木造化に賛成がなかった。おそらく2万人アンケートも賛成は少ないだろう』と述べました。

最後に、会場から「2万人アンケートの項目をこの場で手を挙げてもらっては」と言う声が上がりました。
 1)2020年までに木造 1
 2)2020年にこだわらず木造 6
 3)耐震補強 25
 4)そのほか 7

  司会の木田勇輔先生は、「市にはぜひ今日出た意見を上にあげてほしい」と述べました。
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木田勇輔 博士論文
現代都市政治におけるレジームの流動化 : 名古屋市政の政治社会学的研究
http://ir.nul.nagoya-u.ac.jp/jspui/handle/2237/21147


16/5/15 シンポ「これでいいのか?名古屋城天守閣木造化と市民参加」に60人

名古屋市民オンブズマンは16/5/15にシンポ「これでいいのか?名古屋城天守閣木造化と市民参加」を開催し、60名の参加で大盛況でした。
・配布資料
 
http://nagoya.ombudsman.jp/castle/160515-1.pdf

まず、名古屋市民オンブズマン代表の滝田誠一弁護士は「名古屋市民オンブズマンのスタンスとしては、木造化賛成でも、反対でもなく、『進め方がこれでよいのか』という視点でのシンポを行いたい」と述べました。

名古屋市民オンブズマンの内田隆氏は、これまでの名古屋城天守閣木造化の経緯を説明し、「市民の意見を聞くはずの市が行ったタウンミーティングに16回中14回参加したところ、市長の説明がころころ変わること、市民が意見を言っても一方的に返事をされて意見を行く態度がないこと、入場者数の根拠が薄いことが分かった。
現在行われている竹中案報告会に5回中3回出席したが、タウンミーティングと基本的には問題点は変わらず、参加したい人だけが参加するものになっている。2万人アンケートに報告会チラシを入れても各会場10名程度しか参加していない。情報公開もあまりされず、無作為抽出のアンケートと言っても説明書きが誘導的で、しかも根拠が薄いものだ。単なる箱モノづくりにすぎないが、市長の独断で決めていること、『民意を聞いた』という外皮をまとっていることが特徴的」と述べました。

続いて、名古屋大学法学研究科の田村哲樹教授は「熟議民主主義の必要性」と題して講演されました。
民主主義とは、みんなのことをみんなで決めること。実はいろんな形式がある。「熟議民主主義」とは、多数決でもなく、単なる参加でもなく、話し合い中心の民主主義。「数の力」ではなく、理性/理由(reason)中心の民主主義。
熟議民主主義では、熟慮+議論、ならびに自分の考えを見直すことが重要となる。具体的には、ミニ・パブリックスと呼ばれる、無作為抽出で集められた「普通の市民」が特定のテーマについて議論することが世界中で行われ始めている。
熟議を通じて生まれる「練られた意見」が大事となる。
熟議が必要となる理由として以下3点がある。
@20世紀後半から、意見や価値の多元化が進み、「わかりあえない」。
A政党と社会の結びつきが弱体化してきた。政党リーダーが個々の有権者と直接つながる形で支持を獲得することも。「生の世論」から「練られた世論」を作り、政治の失われた社会的基盤を作りだすことが重要。
B現在は、行政が政治を行っているが、具体的なチェックポイントがない。ミニ・パブリックスなど
熟議民主主義を制度的に取り入れてはどうか。ただし、行政がその立場を変える可能性が確保されていないと、アリバイ作りの機会と言われてしまう。
続いてシンポジウムに移り、名古屋文理大学基礎教育センターの井上治子教授(社会学)は「木造化2万人アンケートが実施されているが、論争中の一方のみが提示した資料に基づいて回答させるものなので、熟議民主主義に資するものでないことは明らか。
ただ、名古屋城天守閣木造化の問題に熟議の考え方を当てはめようとした時、以下の疑問も浮かんでくる。
@名古屋で『わかりあえない』という個人化がどの程度進んでいるか。
A名古屋で政党リーダーと個人が本当に直接結びついているか。
B市民参加制度は運用こそが重要だが、この問題で実際にミニ・パブリックスを行うとしたら、誰が主催し、どういう司会が適切か」と問題提起されました。
まず@に関し、「自分たちのお城がきれいになるというそこはなとない嬉しさ、郷土愛などは軽視されるべきではないのか?」という井上教授の提起について、田村教授は「郷土愛は様々なグラデーションがある。多様な人を抽出して意見を出してもらえば分かるのでは。また、人と人との間だけでなく、個人の中でも意見のグラデーションがあり、多様な考え方が出れば意見を見直すことがある」と述べました。
名古屋市民オンブズマンの新海聡弁護士は、「離婚など家事調停の現場では、敵意むき出しの2人で合意できそうでなくても解決方法はある。ただし調停など『制度』がなければ合意はできない。重要なことほどお互い納得して合意しないといけない」と述べました。

会場からは「そもそも来場予測などはテクニカルな話で、民主主義の支配にそぐわないと思う。また、熟議民主主義は、意見を固執する人には負けてしまうのではないか。」という意見が出ました。
田村教授は「無作為抽出で集まった市民は、きちんと熟議できるとの指摘が多い。それが制度の力とも言える。もしも自己の意見への固執が多く見られた場合は、『熟議的な場にならなかった』ことを批判的に検討すればよい」と述べました。

次にAに関し、井上教授は「名古屋城天守閣木造化推進派の市民運動もある。権力者や企業が実態を隠し草の根運動を装って行うことを『人工芝運動』と呼び、名古屋市においても市長派の運動を『人工芝運動』と批判する意見があるが、その見方には違和感がある。たとえ市長にけん引されていても、市民が意見を言ったほうがましではないか。
市長がリーダーシップをとる市民運動としての集団が、名古屋市には実際にあるのではないか。
熟議民主主義を考えるなら、市長対市民の図式に捉われ過ぎず、市民同士の理解を深めるために、オンブズマンはサイレントマジョリティの心情把握にさらに努力できる余地があるのではないか。

新海弁護士は「市民オンブズマンは、もともとデモも署名もいやだが、何かモノを言いたいというところから始まった。情報公開という事実を基に役所に意見を言ったら、役人は驚いて記者会見まで開いて対応した。『意見が届いた』という実感があった。
しかし、2001年に小泉純一郎が『税金の無駄遣い』と言いだしてから、『税金の無駄遣い』と言うのが嫌いになった。事実のレベルに戻り、事実がおかしいと言い続けたい」と述べました。
田村教授は「中京大学の松谷満准教授は、石原知事・橋下市長・河村市長の支持基盤を調査したが、河村市長だけ参加主義的支持が多かった。他ポピュリスト的首長とは異なり、市民参加と結びついているのでは」と述べました。

Bに関し、井上教授は「制度があっても不十分なケースが多いことを実感している。運用が良くなければ、実質的に市民は意見が言えなくなる。田村教授の話を聞くとミニ・パブリックスを名古屋城問題についても実施したくなるので、具体的方法についてご意見を伺いたい。5年前の市議会リコールの際は、中日新聞が主催してパネルディスカッションを行い、参加する前と後で意見が変わったかを参加者に聞き、変化があったことを確かめた。」と述べました。
田村教授は「ミニ・パブリックスは、第三者が実行委員会などの形式で行うのが望ましい。そこでは少人数グループでの議論と、全体での議論が行われる。『司会』の役割が重要なので、司会能力を持つ人の育成は重要な課題だと思う。パネルディスカッションを市民が聴く方式は、それを聞いて考えを見直すことができるので、次善の策としてはあり得る。」と述べました。

会場からは「大学の先生の話は優柔不断だ。行政マンだったが苦慮の末決断した。新海弁護士は憎たらしいことを言うが、責任を持って発言しているのは立派。期間が決まっているときにどうすのか、もっと真剣に分かりやすく教えてほしい」という意見が出ました。
田村教授は「原子力発電依拠率についてミニ・パブリックスが行われた。時間がない中、議論が不十分で決定すると、納得できずにかえってうまくいかないことが多い。深刻な問題こそ時間をかけてすべき。本来、国会より地方のほうが議会と行政がチェックできる仕組みになっている。お互い熟議するように制度的に調整の仕組みを設けるべき」と述べました。

会場から「河村市長の手法は大問題。自分の主張を推し進めるためいかにも市民の意見を聞くような形を取っている。独善的なやり方だ」「若い世代にとっては、憲法改正問題こそ熟議民主主義が必要ではないか」という意見が出ました。
田村教授は「今の政府は、熟議民主主義で憲法改正問題を議論するつもりはない。市民側からの憲法改正に関する熟議民主主義の動きはない」と述べました。
新海弁護士は「ある作家は若いころ外国人の問題を友人に話したら『なんか人権のにおいがする』と言われてショックを受けた。人権が嫌い、民主主義が嫌いと、食わず嫌いの若者が増えているのではないか。個人と政治家が結びつくのは、世界でも例がある。人権感覚、民主主義という前に『勝手に決められたくない』という価値は分かるのではないか。」と述べました。
最後に、新海弁護士は「『民主主義は多数決だ』とプロの政治家が言っているのにショックを受けた。民主主義自体に不信感や無力感を感じてしまうのではないか。最近『熟議民主主義』という言葉を知り、ぜひ田村先生にお話を聞きたいと思い企画した。みなさん『民主主義の理想形』の話を聞いて元気にならないか。理想論ではあるが、理想は必要だ」と述べました。

16/5/13 河村市長「瑞穂グラウンド改修は400億かかるが、名古屋城木造化とどっちが価値がある?」

16/5/13に名古屋市緑小文化劇場で開催された「名古屋城天守閣の整備 市民向け報告会」において、河村たかし名古屋市長は「今日東京で大村知事と2026年アジア競技大会招致の記者会見をしてきた。主会場予定の瑞穂陸上競技場は改修に400億円かかるが、名古屋城木造化とどっちが値打ちあると思う?瑞穂グラウンドは400年もつか?瑞穂グランドを見るためにわざわざ世界中から客が来るか?」と述べ、建設費に474-505億円が見込まれる名古屋城天守閣木造化に理解を求めました。

2026年アジア大会の運営費は500億円程度必要とみられており、それ以外に瑞穂陸上競技場の国際仕様改修に400億円程度かかる見込みです。
費用負担の議論は今後行うとのこと。一過性のイベントに900億円かけるのが適切なのか、今後市民の議論が必要だと考えますが、自らアジア大会を招致しておきながら400億円の改修費は価値がないように話す河村市長の考えは全く理解できません。

なお、2026年アジア大会の招致を検討していた福岡県は、財源の確保が困難として見送る方針を決めました。
愛知県・名古屋市は財源確保をどう考えているのでしょうか。

140人程度参加した報告会では、会場から「本日市長から話を直接聞いたが、あまりにも甘い計画であると分かった。工期、金、名古屋のシンボルどれもだ。夢を見させていただくのはよいが、400年後の人ではなく今安心して暮らしていけるかが政治の役目。優先順位を考えてほしい。
政治家は往々にして自分の任期中に『これを作った』と足跡を残しがち。公共事業で本当に利用しているのはあるのか?維持費もかかる。有松の再開発では、にぎやかになると言われていたが、閑古鳥が鳴いており、風情のない町になってしまった。熊本の被害、福島の被害を見ると、名古屋でそのようなことがないようにしてもらいたい」という声が上がりました。

別の参加者から復元した木造天守閣の震度7に対する耐震数値を聞かれ、竹中工務店の担当者は、「名古屋市から示された耐震性の要求水準は現行法以上というものだ。中小地震では構造体に影響がなく、大地震の際は構造体が損傷するも倒壊しないというもの。Is値でいえば0.6以上。1750年代の宝暦の大改修後、名古屋城は南海トラフ地震に2回遭っている。1854安政大地震、1944東南海地震。1891濃尾地震もあった。それらを踏まえ、付随して補強する」と述べました。

また、竹中工務店の担当者は「伝統建築を行う業者と打ち合わせをしたが、高齢化が進んでいる。世代交代のいいチャンス。地元の業者と連携を重視し、メンテナンス技術を名古屋に残せるのではないか」と述べました。
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なお、名古屋城天守閣の整備 2万人アンケートで送られたものを入手しました。
・2万人アンケート調査票
 
http://nagoya.ombudsman.jp/castle/anke201605.pdf
・2万人アンケート説明資料「概要版」
 http://nagoya.ombudsman.jp/castle/gaiyo201605.pdf
・市民向け報告会開催チラシ
 http://nagoya.ombudsman.jp/castle/chirasi201605.pdf
・2万人アンケート説明資料
 http://nagoya.ombudsman.jp/castle/160511-1.pdf
・名古屋城天守閣パンフレット
 http://nagoya.ombudsman.jp/castle/160511-2.pdf
・名古屋城天守閣PR映像(DVD)
 https://www.youtube.com/watch?v=SagesQcdMWI&feature=youtu.be 

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名古屋市は16/5/9に「名古屋城と熊本城の大天守の概要及び耐震診断結果の比較」を記者発表していました。
http://www.city.nagoya.jp/kankobunkakoryu/page/0000082631.html
根拠資料がほしいと言ったら、概要版の抜粋を作って送ってきました。
http://nagoya.ombudsman.jp/castle/taishin.pdf
概要版は数ページとのこと。入手可能か問い合わせます。
計算式は10センチファイル3冊とのこと。

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・当日動画(16/5/16 17:00以降視聴可)
 https://www.youtube.com/user/maruhachitube


16/5/12 名古屋市「名古屋城天守閣木造化の収支計画と入場者数は公認会計士と相談済み」?

16/5/12に名古屋市港小文化劇場で開催された「名古屋城天守閣の整備 市民向け報告会」において、名古屋市民オンブズマンのメンバーの「収支計画と入場者数見込みについては市議会での提案通り、検討委員会を立ち上げて専門家やコンサルに見てもらったものか。検討委員会を立ち上げていなければ議会軽視ではないか」という質問に対し、「収支計画については公認会計士と相談済み」とのみ答えました。
入場者数については答えなかったため再度聞くと「入場者数についても公認会計士と相談済み」とのこと。入場者数をきちんと検討できる公認会計士なのかどうか、大変疑問です。
検討委員会は立ち上げておらず、専門家による来場者数のチェックを受けていないことを事実上認めました。
名古屋市は、入場者数見込みについてリニア開業など外的要因を考慮せず、本丸御殿公開や金シャチ横丁など内的要因のみ考慮に入れていると説明しています。
名古屋市が名古屋城天守閣木造化の返済が終了すると試算している2069年には日本の総人口が7698.4万人と予測されています。その後もどんどん日本の人口が減ると予測される中、毎年360万人の来場者数を維持できるという根拠は全くありません。
・国立社会保障・人口問題研究所
 平成24年3月30日公表資料 出生中位(死亡中位)推計
 
http://www.ipss.go.jp/syoushika/tohkei/newest04/sh2401smm.html#chapt11-1

天守閣木造復元は2069年までに建設費・利子・運営管理費等を含めると915億円もかかる大事業です。
・当日配布資料 26-27ページ
 http://nagoya.ombudsman.jp/castle/160511-1.pdf
1割入場者数が減少するだけで34億円の赤字、5割入場者数減(180万人 現状と同じ)だと425億円の赤字となる計算となります。
あおなみ線はコンサルが需要予測を試算しましたが予測の22%しか客が乗っておらず、莫大な税金を投入しています。
http://www.ombudsman.jp/taikai/2014hazure.pdf
名古屋城があおなみ線の二の舞にならないという保証は全くありません。
名古屋城木造天守閣維持のため、税金投入が400年続く可能性もあります。
(その前に取り壊されるかもしれません)

また、「外国から多くの観光客が来るというが、英語で名古屋城ボランティアをしている人に聞くと、史実に忠実に復元した本丸御殿に対する外国人の反応が薄く、150億円かけて作っていると言うと一様に驚く。実際に外国人を含めてアンケートを取ったのか」ということについても、「本丸御殿建設時にアンケートを取り、来場者が2倍になるとなったため、今回の天守閣木造化でも2倍になると想定している」と答えるのみで、アンケートを実際には取っていないことを事実上認めました。
(本丸御殿のアンケートでは2倍で220万人来ると予測しましたが、現状は170万人程度にとどまっています)

なお、入場者数は80名程度と空席が目立ちました。
2万人アンケートの対象者が10名程度と、5/11より多いのが印象的でした。
5/11報告会と異なり、パワーポイント資料は全員に配布されました。

藤沢ただまさ市議会議長は、「耐震数字が悪いのであれば、明日からでも入場禁止にしないといけない」と述べました。また、会場の空席を見て「役所が『これが名古屋市のシンボルです』と作るのではなく、やるのであれば『みんなでやろうよ』という形を取りたい。6月議会で決めたい」と述べました。

また、会場からは「小中学校は耐震補強で老朽化した校舎で学んでいるのに、どうして名古屋城は木造で立て直すのか」という声に対し、河村市長は「名古屋城は400年前の図面が残っている。世界で唯一復元できるので全く意味が違う」と述べました。

最後に、司会者から熊本地震で避難者が過酷な生活を強いられており、さらに熊本城も多くの被害にあっているため、出口で熊本城支援の募金箱を置くとアナウンスがありました。
「熊本の人を支援する募金箱はないのか」と担当者に聞くと、「城つながりで熊本城支援のみ置いてある」とのこと。
熊本の方に、被災者支援と熊本城支援、どちらを優先すべきだと考えているか聞いてみたいです。

・当日動画(16/5/13 17:00以降視聴可)
 https://www.youtube.com/user/maruhachitube

今後も、名古屋市は同様の説明会を2回開きます。ぜひご参加ください。
5/13(金)18時半-20時半 緑文化小劇場
5/15(日)14時-16時   鯱城ホール
http://www.city.nagoya.jp/kankobunkakoryu/page/0000082421.html
また、会場入り口では共産党市議が5/14(土)の緊急企画「名古屋城天守閣 あわてるな!木造化」のチラシを配っていました。
http://www.n-jcp.jp/2016/04/14979.html
なお、名古屋城木造化の進め方を問うシンポジウムを5/15(日)午後1時半からウィルあいちで名古屋市民オンブズマンが開催します。入場無料。
ぜひご参加ください。
 http://ombuds.exblog.jp/23096757/

16/5/11 名古屋市 木造天守閣完成後の具体的魅力向上戦略は現段階ではないと認める

16/5/11に開催された「名古屋城天守閣の整備 市民向け報告会」において、名古屋城木造天守閣完成後の具体的なプロモーション計画があるのかという会場からの質問に対し、名古屋市観光文化交流局ナゴヤ魅力向上担当部ナゴヤ魅力向上室の舘主幹は「名古屋城は行ってよかったランキングでは20位以下のランク外だが、来場者数では現在年間174万人で全国4位とのびしろがある。名古屋城の魅力を広く知っていただければ、具体的戦略はないが年間360万人は難しい数字ではない。」と述べました。

・当日配布資料
 
http://nagoya.ombudsman.jp/castle/160511.pdf
・当日配布 名古屋城天守パンフ 
 http://nagoya.ombudsman.jp/castle/160511-2.pdf
・2万人アンケート 説明資料(報告会終了後、希望者だけに配布)
 http://nagoya.ombudsman.jp/castle/160511-1.pdf

・当日動画(16/5/12 17:00以降視聴可)
 https://www.youtube.com/user/maruhachitube

以前開催されたタウンミーティングと異なり、今回の報告会では会場からの質問に対して市長が答えず、市役所職員や竹中工務店が回答していたのが大変良かったです。
また、藤沢ただまさ市議会議長が初めのあいさつで議会の議論を紹介し、終わりのコメントをしていたのも、市の一方的な説明にとどまらずに良かったです。
竹中工務店が作成した名古屋城木造復元後のCGは大変できがよいものでした。
当日の様子が翌日にネット動画に上がるのもよいです。

しかしながら、市が説明したパワーポイントは参加者に事前配布されず、質問しようにも細かい数字は忘れてしまいます。
2万人アンケートを行っている用紙も配布されていません。
竹中工務店の技術提案書も配布されず、竹中工務店が説明してもどこのことだかわかりません。
・株式会社 竹中工務店 名古屋支店 技術提案書(ダウンロード:PDF)
 http://www.nagoyajo.city.nagoya.jp/17_topics/280330/dwl/takenaka.pdf
会場からの質問時間は30分しかとられず、質問は6名しかできませんでした。
にもかかわらず、20時30分終了のところ10分も時間を残して終了しました。
会場には260人近くの人が訪れるも、河村市長の応援団のような人が大量に陣取り、開場前に河村市長が応援団のような人にあいさつをするという風景まで見られました。

そんな中、会場からは熊本地震を受け、まず名古屋城の石垣を修復してはどうかという声、熊本地震や福島原発の被害を回復する前に名古屋だけ豪勢なことをやってはいけない、2万人アンケートではなく住民投票にかけてはどうか、という声が出ました。

賛成の人、反対の人、それぞれ言いっぱなしで、これで建設的な議論になるのか大変疑問に思います。
賛成・反対それぞれがお互いの意見を戦わすことが重要ではないでしょうか。

今後も、名古屋市は同様の説明会を3回開きます。ぜひご参加ください。
5/12(木)18時半-20時半 港文化小劇場
5/13(金)18時半-20時半 緑文化小劇場
5/15(日)14時-16時   鯱城ホール
http://www.city.nagoya.jp/kankobunkakoryu/page/0000082421.html

なお、名古屋城木造化の進め方を問うシンポジウムを5/15(日)午後1時半からウィルあいちで名古屋市民オンブズマンが開催します。入場無料。
ぜひご参加ください。
・5/15(日)シンポ これでいいのか?名古屋城天守閣木造化と市民参加
 http://ombuds.exblog.jp/23096757/
 講演:「熟議民主主義」の必要性
  田村哲樹さん(名古屋大学法学研究科教授)
 検証:これまでの名古屋城天守閣木造化の進め方
  内田隆(名古屋市民オンブズマン)
 パネルディスカッション:
  田村哲樹さん
井上治子さん(名古屋文理大学基礎教育センター教授 社会学) 
新海聡(名古屋市民オンブズマン)ら
 コーディネーター:滝田誠一(名古屋市民オンブズマン)

以下名古屋市民オンブズマン作成 当日のまとめ
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16/5/11 「名古屋城天守閣の整備 市民向け報告会」西文化小劇場 約260人参加

開会前河村市長があらわれると会場から拍手。拍手したほうにあいさつ。「やけくそで生きている」と発言。

18:31
司会:名古屋市観光文化交流局ナゴヤ魅力向上担当部ナゴヤ魅力向上室長 田頭
 「参加者で2万人アンケートが送られてきた人、手を挙げてください」数人。

18:33
河村市長:西区は名古屋城の城下町でおひざ元。
 熊本地震を受け、熊本市長と熊本城の現場担当者にお見舞いの電話をした。
 建物の耐震を示すIS値を聞いたら、熊本城は0.37 名古屋城は0.14と半分以下。
 名古屋市内の小中学校は0.6以上。名古屋城はびっくりするほど低い数字。
 ちょっとした地震でも市長が責任を取らないといけない事態だ。
 天守閣の耐震力を増すには、1)耐震改修
              2)最新鋭の木造化 がある。
 耐震改修すると、29億円かかるが、40年しか持たないと言われている。
 客は増えない。逆に失望して減るのではないかと思う。
 石垣・ケーソン補修費用は含まれず。それらは安くして20億、40億程度2-3年はかかる。
 耐震改修の際は客の入りはストップする。
 税金の無駄遣いはいかん。今も実は赤字だ。木造化して名古屋市のためになって、福祉に使いたい。
 木造化の意義だが、昭和20年5月14日午前9時ごろ空襲があり、3時間で燃えた。
 天守閣は7つ戦争で壊れたが、燃えている写真が残っているのは名古屋城だけ。
 昭和7年に名工大が図面を作っていた。
 今は姫路城がくそ見たいに威張っているが、国宝1号は名古屋城。
 今寸分たがわず復元できるのは名古屋城だけ。
 第2次世界大戦で破壊されて復興したのはドレスデンとワルシャワ。
 これに名古屋城を加えて世界3大復興としたい。
 名古屋城は333年後に焼けた。
 タイムカプセルを作り、334年後に開けたい。平和のシンボルにしたい。
 名古屋のシンボルに、名古屋を好きになる。
 竹中工務店は450-500億円と提案したが、税金は使わない。
 レゴランドやナゴヤドーム、大名古屋ビルも同じくらいかかるが、どの程度持つのか?
 名古屋城は最低でも400年もたせる。入場料で返す。
 
18:43
 藤沢ただまさ市議会議長:普段ならドラゴンズの中継を見ている時間に来ていただきありがとう。
 市議会では、名古屋城を今後どうするか決まっていない。
 委員会で何十回も議論した。
 耐震補強がよいのか、2020年までに間に合わすのがよいのか、2027年リニア完成までに作るのがよいのか。
 今回2万人アンケートを行い、また説明会を5会場で行ってそこでの議論を参考にして市議会で議論したい。
 名古屋市の試算では、現在の入場料500円をしない450円、市外1000円としており、
 入場者数を現在の170-180万人からピーク時には450万人、その後35年間360万人来るとしている。
 しかし1割減ると入場料だけでは賄いきれなくなり、税金投入しないといけなくなる。
 本日の意見を参考にしたい。

18:48 DVD視聴
18:56 
名古屋市観光文化交流局ナゴヤ魅力向上担当部ナゴヤ魅力向上室の舘主幹がパワーポイント説明
    http://nagoya.ombudsman.jp/castle/160511-1.pdf 

19:22 
竹中工務店 末永氏が説明。

19:36 会場設営
19:39 司会:会場からの質問と回答を求める。1人3分以内。3人質問したら回答をする。
    過去にまだ発言していただいていない人優先。

中川区おおや:エレベーターはあってもよいが、どこにつけるのか。
       現在のシャチホコは再利用するのか。
       工事は24時間するのか。
中村区すぎい:名古屋城天守閣はあわてて作らなくてもよい。
       河村市長は「江戸城が先に作られると木がなくなる」と以前から言っているが、
       皇居の中に江戸城など作れるわけがない。
       熊本地震で石垣が問題となった。名古屋城の北の石垣は崩れており、平成16年から修復されていない。
       内堀には石垣が置いてある。
       天守閣ができてから石垣を直すようだが、まず石垣を直してからしてほしい。
       今は保存だけでOK。
       エレベーターは現実的ではない。木にこだわるのであれば昔の面影はない。
中村区いとう:世界的に森林資源が枯渇している中、大量に木材を使うのはやっていいのか。
       熊本地震や福島原発の被害を回復する前に名古屋だけ豪勢なことをやってはいけない。
       市長は2020年までにやれないことはないというが、「やってはいかんことだがね」。
       市民の大半を占めている。周りには反対の声ばかりある。
       嘘か本当か、2万人アンケートではなく住民投票にかけてはどうか。
       議員報酬について住民投票をするというのはぜひやってほしいが、天守閣もしてほしい。
       反対の声「たかし」 市民の意見を受け、取りやめて方針転換してほしい。

竹中・尾関:エレベーターは技術提案書の右側に記載した。規模は4人乗り。
      ただ、我々も付けるかどうか悩んでいるところ。梁を切らないところで小型のものを付けるか、
      有識者や市と相談して検討したい。
      健常者の人は階段を利用してほしい。
名古屋城総合事務所渡邉:シャチホコについては、竹中からの提案は新しいものを、というものだったが、
      作るか、再利用するかを今後検討したい。
竹中・谷村:シャチホコについては新規作成の提案をしたが、再利用案も提出したので今後相談する。
      工事時間については、時間の有効活用をするため、壁の乾燥など時間がかかるところは
      夜間作業もする。
名古屋城総合事務所渡邉:石垣については、地下にケーソン基礎があり、石垣に荷重がかからないようになっている。
      北側の石垣がはらんでいるのは、石垣調査を実施しながら対策をどうするか検討する。
名古屋市観光文化交流局名古屋城総合事務所長西野:昭和34年に再建したが、老朽化と耐震性が低いことから、
      放置することができない。
      文化財として保存活用するために、木造にして復元し、シンボルとしたいのでよろしく。

西区幅下たかぎ:西区には台所町など旧名があったが、幅下・新道などになってしまった。
      竹中工務店からは素晴らしい提案がなされたのでぜひ行ってほしい(開場から拍手)
      石垣については並行してやると理解している。
西区ライター:建て替えないとしょうがないという認識を持っている。
      今後木は手に入らなくなる。
      現在木はあるのか?過去の城造りでも木はなく、他の城をつぶして使っていた。
      予算計画は税金を使わないということだが、入場料の計画の具体性がない。
      プロモーション計画はあるのか。
      また、石垣の上の木は本来ない。
      木造建築で文化レベルを高める。
西区まつしろ:名古屋市役所は文化財登録された。大阪城も昭和9年にたてられたが登録文化財となった。
      名古屋城もあと何十年かすれば文化財となるのではないか。
      あと、本丸御殿は手も触れられない。柱も触れない。何のための復元か?
      360万人が本当に来たなら、全員を監視するのか?
       
竹中・谷村:「天守閣と石垣修復は一緒にやりなさい」と理解している。
     国産材があるのかという問いだが、問屋を調査したところ、1m近いヒノキが流通していることが判明した。
     ただ、木が集まらない可能性や、取り合いになり高騰した場合は、外材を使う提案をしている。
     当社は受注したわけではないが、木材業者からずいぶん提案をいただいている。
名古屋市観光文化交流局ナゴヤ魅力向上担当部ナゴヤ魅力向上室 舘主幹:プロモーションについて。
     360万人を計画している。現在170万人の約2倍。平成24年に整備計画を立て、全体の魅力を高めようとしている。
     名古屋めしを城内で食べれるようにした。
     名古屋市はこれまで売り出し方が下手だった。外からどう客を呼ぶか、新年度から観光文化交流局
     ナゴヤ魅力向上担当部を作って検討している。
     名古屋城は行ってよかったランキングでは20位以下のランク外だが、来場者数では
     現在年間174万人で全国4位とのびしろがある。名古屋城の魅力を広く知っていただければ、
     具体的戦略はないが年間360万人は難しい数字ではない。
名古屋市観光文化交流局名古屋城総合事務所長西野:登録文化財についてですが、
     コンクリートの寿命は100年もたないとされている。
     中性化の技術は、何年もつかはっきりしない。効果があるか見えない。
     また、本丸御殿が触れないという点について、文化財なので劣化させないように気を使っている。
     
20:12
司会:時間がきましたので質疑はこれで終わり。
藤沢ただまさ名古屋市議会議長:名古屋城は史跡なので文化庁と協議しないといけない。
 状況は変化しているので議論していきたい。
 なお、6月議会で名古屋城木造化関係の予算や議案が提案される予定。
 いったん賛成してしまうと止められない。天守閣を壊してからストップすることはできない。
 賛成するなら6月議会で決め、反対するならはっきり意思表明したい。
 残された時間はあまりない。2万人アンケートと今回の質疑を踏まえ、しっかり勉強したい。
 せっかく作るならいいものにしたい。議会として見極めたい。

20:15
河村市長:竹中CGは素晴らしい。
 あんな建物見たことがない。
 400年後の人がどれくらい喜ぶか。世界中から来るのは確実だ。
 市役所が重要文化財となったが、名古屋城はIS値が0.14と低い。
 中部大の片岡教授は「こんな低い数字見たことがない。7階が窓が多く、屋根が重いため」と言っている。
 市長の責任が発生するので市役所とは全然違う。
 税金の無駄遣いをなくしたい。
 耐震は29億円+石垣40億円で69億円。客は減るでしょう。市の宝を作りたい。
 ポーランドは復元して民族の誇りとなった。
 名古屋に愛情を。

20:18
 司会:熊本地震では悲惨な目にあわれている方が大勢います。
 熊本城復興のため、出入り口に熊本城募金箱を置いておくのでぜひご協力を。
 なお、スライドの概要は入口においておくので必要な方には配布したい。
20:19終了。
 

5/10名古屋城木造化 竹中提案説明会に130人

名古屋市は16/5/10に「名古屋城天守閣の整備 市民向け報告会」を名東文化小劇場で開催し、参加者は130人にとどまりました。

・動画(16/5/11 17:00以降視聴可)
 
https://www.youtube.com/user/maruhachitube

356席中130人しか参加者がいなかったのは、強引に名古屋城木造化を推し進めようとする河村市長の姿勢に疑問を抱く市民が多いからではないでしょうか。
また、4/14以降発生し続けている熊本地震の惨状を見て、今名古屋城を木造化する意義があるのか疑問に思う市民も多いからだと思います。

建設費・維持費などを含めると2069年までで914.98億円もかかるとされる名古屋城木造化について、市民の盛り上がりの欠けるまま進めていくことに大変疑問を持ちます。
 ・2016/4/22 名古屋市議会経済水道委員会資料
  http://nagoya.ombudsman.jp/castle/160422.pdf
     単位:億円
  収入 使用料979.28 75%を天守閣に充当
            2020年度(8か月) 17.91(331万人分)
            2021年度      24.13(446万人分)
            2022年度      21.70(401万人分)
            2023-2069年度    19.48(360万人分)
  支出 公債償還金 605.67(元金505.00 利子100.67)
     運営管理費 276.45(2016-2019 1.14 2020-2069 5.44)
     集客促進費  2.00
     修繕費    30.86
     基金積立   64.30  
      
今後も、名古屋市は同様の説明会を4回開きます。ぜひご参加ください。
5/11(水)18時半-20時半 西文化小劇場
5/12(木)18時半-20時半 港文化小劇場
5/13(金)18時半-20時半 緑文化小劇場
5/15(日)14時-16時   鯱城ホール
http://www.city.nagoya.jp/kankobunkakoryu/page/0000082421.html

なお、名古屋城木造化の進め方を問うシンポジウムを5/15(日)午後1時半からウィルあいちで名古屋市民オンブズマンが開催します。入場無料。
ぜひご参加ください。
・5/15(日)シンポ これでいいのか?名古屋城天守閣木造化と市民参加
 http://ombuds.exblog.jp/23096757/
 講演:「熟議民主主義」の必要性
  田村哲樹さん(名古屋大学法学研究科教授)
 検証:これまでの名古屋城天守閣木造化の進め方
  内田隆(名古屋市民オンブズマン)
 パネルディスカッション:
  田村哲樹さん
井上治子さん(名古屋文理大学基礎教育センター教授 社会学) 
新海聡(名古屋市民オンブズマン)ら
 コーディネーター:滝田誠一(名古屋市民オンブズマン)


名古屋城木造化 竹中提案説明会 5/10.11.12.13.15に参加を

名古屋市は、16/5/2に「名古屋城天守閣の整備 市民向け報告会」を行うと発表しました。
http://www.city.nagoya.jp/kankobunkakoryu/page/0000082421.html

名古屋市は、「議会に説明してから報告会を行う」と言っていましたが、16/4/28名古屋市議会経済水道委員会ではアンケートの文案を提示しただけで、議員からさまざまな指摘を受けるも、確定したアンケートを示さずに報告会を開催するとのこと。
議員は報告会を開催することを明示的に了承した、とは言っていないはずです。
このように「市民に市役所の方針をご説明させていただく」という報告会をいくら開催しても、市民の名古屋城木造化に対する盛り上がりは決して増加しないのではないでしょうか。
今必要なのは、名古屋市の街づくりに名古屋城をどう位置付けるのか、名古屋城の今後はどうあるべきなのかを市民が徹底的に議論することだと思います。

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名古屋城天守閣の整備 市民向け報告会
http://www.city.nagoya.jp/kankobunkakoryu/page/0000082421.html

現在、名古屋市では名古屋城天守閣の整備の進め方を検討しています。現在の名古屋城天守閣は、再建から半世紀以上が経過し、コンクリートの劣化や設備の老朽化、耐震性の確保など様々な課題が顕在化しており、いずれかの時期には建て替えの必要があると考えています。

この度、2020年7月までに天守閣を木造復元する提案を募集し、優秀提案(事業費は約474から505億円、2020年7月天守閣竣工)を選定いたしましたので、「名古屋城天守閣の整備の概要」について市民の皆様へ下記の日程でご説明させていただきます。内容はすべて同じですので、ご都合の良い日に是非ご参加ください。

日時及び場所について

5月10日(火曜日) 午後6時30分から午後8時30分
名東文化小劇場(名東区上社一丁目802番地上社ターミナルビル3階)

5月11日(水曜日)午後6時30分から午後8時30分
西文化小劇場(名古屋市西区 花の木2丁目18-23)

5月12日(木曜日)午後6時30分から午後8時30分
港文化小劇場(港区港楽二丁目10番24号)

5月13日(金曜日)午後6時30分から午後8時30分
緑文化小劇場(緑区乗鞍二丁目223番地の1)

5月15日(日曜日)午後2時00分から午後4時00分
鯱城ホール(中区栄一丁目23番13号伏見ライフプラザ5階)

入場料等
いずれも無料。開場は各回開始30分前。手話通訳・要約筆記あり
プログラム

市長あいさつ
市会代表あいさつ
名古屋城天守閣映像(DVD)の上映
名古屋城天守閣の整備の概要説明
質疑

報告会の様子の動画

報告会の様子は翌開庁日の午後5時から動画でご覧いただけます
まるはっちゅーぶ(外部リンク)別ウィンドウ-名古屋市の施策や施設などを紹介する動画をYouTubeを活用して配信します
https://www.youtube.com/user/maruhachitube


16/4/29(金)名古屋城木造化タウンミーティング 議事録がようやく開示

15/12/6-16/1/17に名古屋市全16区で開催された、名古屋城天守閣整備 タウンミーティング記録がようやく16/4/28に開示されました。今後名古屋市が行う2万人アンケートの参考にしてください。
・2015年12月開催分
 
http://nagoya.ombudsman.jp/castle/meeting201512.pdf
・2016年1月開催分
 http://nagoya.ombudsman.jp/castle/meeting201601.pdf

16/1/13に12月分を内容が分かるものを開示請求しましたが、1/25に「不存在決定」が出ました。
http://nagoya.ombudsman.jp/castle/160125.pdf
16/1/26に1月分を内容が分かるものを開示請求しましたが、2/4に「不存在決定」が出ました。
http://nagoya.ombudsman.jp/castle/160204.pdf
16/2/9に職員が作成したメモを開示請求しましたが、2/22に「不存在決定」が出ました。
http://nagoya.ombudsman.jp/castle/160222.pdf
16/3/15に「タウンミーティングにおける意見交換概要」が市議会委員会に提出されました。
http://nagoya.ombudsman.jp/castle/meetinggaiyo.pdf
16/3/24に再度議事録を請求しましたが、「概要が閲覧に供しているため却下決定」がでました。
http://nagoya.ombudsman.jp/castle/160324.pdf
16/3/29に再々度記録を請求したところ、4/28になってようやく決定が出ました。
http://nagoya.ombudsman.jp/castle/meeting.pdf

市民が発言した意見をきちんと早急に市民に還元しないことには、何のためのタウンミーティングかわかりません。
早急な対応を強く要請します。

以下タウンミーティング日程表です。
15/12/6   熱田区
15/12/12  港区
15/12/13  千種区
15/12/14 北区
15/12/16 名東区
15/12/17 昭和区
15/12/18 西区
15/12/19 中村区
15/12/22 東区
15/12/23 中区
16/1/10  瑞穂区
16/1/12 南区
16/1/13   中川区
16/1/14 緑区
16/1/16  守山区
16/1/17 天白区


16/4/28(木)名古屋城木造化参考人質疑 2020年に間に合わない場合の業者と市の認識ずれ判明。 名古屋城西の断層で騒然

16/4/28に名古屋市議会経済水道委員会では参考人質疑を行いました。
・配布資料
 
http://nagoya.ombudsman.jp/castle/160428.pdf
・議事概要(オンブズマン作成)
 http://nagoya.ombudsman.jp/castle/160428-1.pdf
 
参考人
 竹中工務店名古屋支店 総括代理人 谷村和彦
 竹中工務店名古屋支店 管理技術者 相川俊英
 竹中工務店名古屋支店 主任技術者 尾関昭之介
 中部大学名誉教授 片岡靖夫 5年前に天守閣を調査した
 川地建築設計室 主宰 中部大学 非常勤講師 川地正数
 名古屋工業大学大学院 教授 麓和善 建築専門

その中で、田辺市議が「仮に文化庁との協議が遅れるなどして、2020年7月に間に合わない場合、名古屋市は契約をいったん白紙に戻すとしているが、竹中工務店の認識はどうか」と聞いたところ、竹中工務店は「その場合名古屋市と協議すると認識している」と、ずれが鮮明となりました。

また、麓教授は「鉄筋コンクリート製の文化財が増えている。文化財となった場合は半永久的に残そうとする。コンクリートの寿命が『40年で絶対に持たない』というものではない。」としました。

竹中工務店は、「自発的に基本設計をフルパワーで進めている」と述べるなど、やる気を見せています。

午後からの質疑では、「2020年にこだわらず木造復元をする場合の費用を以前に321-403億と市が試算したから、それを明記すべきではないか」と委員が指摘しても、「市は現時点での責任のある数字ではない」と述べつつ、経済波及効果では上記試算を基にするという、ちぐはぐな対応をしました。

斉藤議員は、名古屋大と広島大のチームが発表した活断層地図を示し、「名古屋城の真西に活断層が走っているが、名古屋城整備室は認識しているか」と尋ねるも、「把握していない」と回答しました。
・名古屋市街地を縦断する活断層の変動地形学的検討
 ○杉戸信彦(名古屋大学大学院環境学研究科)・後藤秀昭(広島大学大学院文学研究科)
 http://danso.env.nagoya-u.ac.jp/jsafr/taikai/2012/pdf/2012fallmeeting_jsaf.pdf

入場者数は、姫路城が3.1倍に増えたから、名古屋城も3.1倍に増えるだろうということを根拠にしています。

基本設計の後、実施設計が終わるまで、全体費用が明確にならないにもかかわらず、市議が予算を承認しないといけないというのはおかしいのではないか、という意見が出ました。

委員会をずっと聞いていても、結局アンケートを実施するのかどうか、報告会を行うのかはわかりませんでした。
課題がこれほど多く、しかもこれほど急ぐ事業を私は知りません。
市民に十分な説明もないまま、名古屋市は名古屋城天守閣木造化にまい進しています。

5/15(日)午後1時から、名古屋市民オンブズマン主催で「シンポ これでいいのか?名古屋城天守閣木造化と市民参加 」を行います。
http://ombuds.exblog.jp/23096757/

ぜひご参加ください。

↑名古屋大・広島大チームの名古屋市内活断層地図

16/5/15(日)シンポ「これでいいのか?名古屋城天守閣木造化と市民参加」に参加を

現在、現在、河村たかし名古屋市長が推進する名古屋城天守閣木造化ですが、市民に十分な説明のないまま進められようとしています。市民2万人アンケートを参考にして今後の進めるとのことですが、これまでの市民参加の在り方に問題はなかったのでしょうか? また、「2万人アンケート」が果たして「最も民主的」な進め方なのでしょうか。
「熟議民主主義」の専門家である、田村哲樹名古屋大学大学院教授を招き、木造天守閣の賛成・反対を超えて、今後の市政のあり方を考えます。

日時:5月15日(日)午後1時30分〜午後4時30分
会場:ウィルあいち セミナールーム1・2
   地下鉄「市役所」駅2番出口より東へ徒歩約10分
講演:「熟議民主主義」の必要性
 田村哲樹さん(名古屋大学法学研究科教授)
検証:これまでの名古屋城天守閣木造化の進め方
内田隆(名古屋市民オンブズマン)
パネルディスカッション:
田村哲樹さん、新海聡(名古屋市民オンブズマン)ら
コーディネーター:滝田誠一(名古屋市民オンブズマン)
入場無料 
主催 名古屋市民オンブズマン TEL 052-953-8052 FAX 052-953-8050
 office@ombudsman.jp
http://www.ombnagoya.gr.jp/
チラシ 
http://www.ombnagoya.gr.jp/tokusyuu/goten/160515.pdf

【田村哲樹さんプロフィール】
1970年生まれ。専門は政治学、政治理論。
著書に『熟議の理由 民主主義の政治理論』(勁草書房・2008年)、「市民協働になぜ熟議なのか?」(『生涯学習政策研究 生涯学習をとらえなおす』悠文堂・2013年)、「熟議と参加 リベラルデモクラシーを超えるのか」(川崎修編『岩波講座 政治哲学6 政治哲学と現在』岩波書店・2014年)など多数。


16/4/22 名古屋城天守閣木造化 市は446万人来場と予測 市民以外は1000円で試算 市議会で紛糾

16/4/22に名古屋市議会経済水道委員会が開かれ、名古屋城天守閣の整備検討について議論されました。
・配布資料とアンケート案
 
http://nagoya.ombudsman.jp/castle/160422.pdf

市は2020年に384万人、2021年に446万人来場と予測し、入場料について市民は450円、市民以外は1000円と仮定して、入場料収入のうち75%を天守閣に充当すると試算しました。
(現状 市内からの入場者が11%と少ないためと説明 県内7% 国内64% 国外18%)

質疑では、「2020年に384万人、2021年に446万人、その後毎年360万人本当に来るのか?」「市長が505億円という竹中工務店提案を『理にかなった数字だ』と話してしまったため、これ以下には交渉不可能」「現天守閣を取り壊してから『値段が上がる』と言われると、払わざるを得ない。」「議会のチェックはいつできるのか?」「木材が高騰する可能性があると竹中工務店が言っている。最低505億円ではないのか?」「市は400億円で国産材節なしと試算していたのに、竹中は505億円で外材と言っている。当初の外材270億円から235億円も上がっているのは説明責任がある。3年半で工事をするから値上がりするのではないか」「熊本地震で人件費・材料費が高騰するのではないか?」「入場料値上げは議会承認しなければどうなる?」「市民50円値下げは姑息だ」「市長も議員も2020年にはいないかもしれない。局長をはじめ市職員は実現できると思っているのか?」「名古屋城に本当に予測入場者数が来た場合の安全対策は?」など疑問が噴出しました。

局長は「国の許可、工期工程などは不安がある。ただ、入場者数は他都市の城などの状況などで知る範囲で想定したので自信がある」と述べました。(姫路城は3.1倍に)
 2020年 160万人×3.1倍    384万人(2020/8以降)
 2021年 160万人×3.1倍×0.9=446万人
 2022年 401万人
 2023年 360万人
 2024-69年 360万人

アンケート項目について、2016年3月の委員会で合意した「2020年7月にとらわれず木造復元を行う」の項目が、「上記1・2以外の整備案 2020年7月にとらわれず木造復元を行うなど具体的に」に後退し、委員会軽視だと紛糾しました。

本日の議論をもとにアンケートや説明資料を一部変更するとのこと。
市議会は、4/28(木)午前10時30分から委員会を開き、竹中工務店の担当者などを呼んで参考人質疑をすることを決めました。

本日の資料では、市民説明会の予定は以下とのこと。

5/10(火)18時半-20時半 名東文化小劇場
5/11(水)18時半-20時半 西文化小劇場
5/12(木)18時半-20時半 港文化小劇場
5/13(金)18時半-20時半 緑文化小劇場
5/15(日)14時-16時   鯱城ホール


名古屋城天守閣木造化より区役所・図書館等の耐震等地震への備えを・備蓄を!

16/4/14以降に発生し続けている熊本大地震に被災された皆様にお見舞い申し上げるとともに、亡くなられた方々に心よりお悔やみ申し上げます。

名古屋市長が推し進めようとしている名古屋城天守閣木造化ですが、熊本大地震によって無残に破壊された熊本城を見てもそのようなことが言えるでしょうか。

熊本城大天守・小天守は1960年に鉄筋コンクリートで復元されました。
平成27年度に耐震化方針が決定され、平成30年度から耐震改修工事着手の予定でした。。
https://www.city.kumamoto.jp/common/UploadFileDsp.aspx?c_id=5&id=5566&sub_id=1&flid=36263
熊本城大天守・小天守がどの程度の損傷なのかは調べないとわからないとのこと。

今回の地震で400年前に作った東十八間櫓と北十八間櫓などが崩壊し、五間櫓や宇土櫓などは辛うじて残っています。
https://www.facebook.com/KumamotoCastle/

名古屋城天守閣木造化で竹中工務店が提案しているのは「震度6強程度の地震では倒壊しない」というものです。
http://www.nagoyajo.city.nagoya.jp/17_topics/280330/dwl/takenaka.pdf
技術的な解説は以下をお読みください。
・一級建築士による、「熊本城の地震被害と名古屋城整備」16/4/17高橋和生
 http://bit.ly/1VzCw35
 
今回の熊本大地震で分かったのは、市役所や小学校などの耐震化がなされていないと大変なことになるということです。
また、備蓄食料もほとんどなく、配給も滞り、避難している人が大変苦労をされています。

名古屋市では1964年に完成し老朽化が著しい中村区役所改築に向けた基本構想策定調査が2016年度にようやく予算が付きました。その他、千種図書館は老朽化が著しいですが全く進んでいません。
http://www.city.nagoya.jp/shisei/category/68-6-2-13-1-5-0-0-0-0.html

名古屋市の避難所にもそう備蓄食料が置いておらず、「帰宅難民」「都市難民」化するのではないかと懸念されています。
不要不急の名古屋城天守閣木造化より、早急な地震対策が必要です。

16/4/22(金)午後1時から開かれる名古屋市議会経済水道委員会での議論を期待します。
http://www.city.nagoya.jp/shikai/category/324-3-0-0-0-0-0-0-0-0.html
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名古屋市耐震状況
・保育所 全保育所対策終了(平成26年度末)
・小中高 耐震は100%(追加耐震改修中)


「名古屋城天守閣を木造に」市民団体作成 収支計画がでたらめ

「名古屋城天守閣を木造で復元し、旧町名の復活を目指す会」なる団体ができたようです。
http://www.nagoyajou.net/

河村市長の主張をそのまま載せており、応援団そのもので、いろいろ言いたいことは山ほどありますが、特に収支計画について以下試算しています。
1)入場料500円→1000円へ
2)木造費用500億円以上→調整すれば400億円で可能
3)利子率1% 30年返済で458億円必要
4)有料入場者数は入場者の75%と仮定
5)当初予測 5年間350万人、6年後以降250万人で23年で投資回収可能

そもそも現在、人件費3.2億、管理費3.9億、本丸御殿1.4億。合計年間8-9億かかっています。収入は6.3億円です。(16/3/10 名古屋市議会経済水道委員会 名古屋城総合事務所所長答弁)
http://ombuds.exblog.jp/22966379/
上記は入場料収入を全額木造天守閣につぎ込む試算であり、人件費・管理費・維持費を全く考えていません。

1)について、河村市長はタウンミーティングで「入場料500円は変わらない」と繰り返しました。
しかし16/1/10瑞穂区タウンミーティングで「ただ、姫路城は1000円に値上げしても特に文句が出ないし客が増えた」、とし、将来の入場料値上げを示唆した経緯があります。
http://ombuds.exblog.jp/22764824/

2)について、どこをどう調整すれば500億円が400億円になるのか全くわかりません。
・株式会社 竹中工務店 名古屋支店 技術提案書(ダウンロード:PDF) 
 http://www.nagoyajo.city.nagoya.jp/17_topics/280330/dwl/takenaka.pdf
これは市民の誤解を招くやり方です。

3)について、前提が500億円ではなく400億円なのでそもそも誤っています。
 利子率については、名古屋市は以下資料を出しています。 
 平成27年11月 堺市発行実績  年1.527%
  http://www.city.nagoya.jp/zaisei/cmsfiles/contents/0000078/78784/280118hosokusiryou.pdf
 平成28年3月 広島県発行実績 年0.711%
  http://nagoya.ombudsman.jp/castle/160316.pdf
 500億円で年1%であれば、30年返済で650億円必要です。

  4)について、現在の164万人のうち有料入場者が134万人、81.9%です。

5)ですが、人件費・管理費・維持費を全く考慮に入れていない時点で駄目です。
それら金額の想定はまったくされておりません。(16/4/7名古屋市議会経済水道委員会で市が財源フレームを示せなかったのはここがネックだったものと推測します)
仮に、人件費・管理費・維持費合計で年間9億円かかると仮定します。
有料入場者数が75%とすると、年間9億円賄うのに120万人必要です。
そこに名古屋城木造化の費用650億円がかかってくるため、毎年合計で453万人が必要となります。
・16/4/12 名古屋市民オンブズマンによる
 名古屋城天守閣木造化 返済計画シミュレーション
 http://nagoya.ombudsman.jp/castle/160412.pdf

名古屋城の入場料試算の議論で決定的に欠けているのは、木造にしたらどのくらい入場者が見込めるかという試算を誰一人していないことです。
上記453万人というのは、「費用を回収するのにこの程度必要」というだけであって、本当に来るかどうかは全くわかりません。
(河村市長は「ある大学教授は500万人来る」と言ったようですが、誰か名前を明かしません)

150億円もかけて現在作っている名古屋城本丸御殿ですが、完成したら220万人の来場者があると予測しているにもかかわらず、現在164万人しか来ておりません。
逆にいえば、毎年453万人来なければ、足りない分は税金をつぎ込むことになります。
(人件費・管理費・維持費が上記予測以上にかかれば、400年間!も税金をつぎ込むことになります。後世の人が「お荷物」といって400年もたたないうちに取り壊すことも考えられます)

現時点で十分議論が必要なはずですが、河村市長がなぜか2020年7月完成にこだわるため、きちんとした議論ができません。
落ち着いて資金面の試算、技術面の検討をきちんとすべきです。


名古屋城天守閣木造化 議会に財源フレーム案示さず アンケートは5月以降に

16/4/7に開催された名古屋市議会経済水道委員会において、名古屋市は2月定例会において約束していた「名古屋城天守閣木造化の財源フレーム(案)を市議会に示す」を破り、スケジュールを約1カ月後倒しにしました。

・平成28年4月7日 名古屋市観光文化交流局 経済水道委員会説明資料
 名古屋城天守閣の整備検討について
 
http://nagoya.ombudsman.jp/castle/160407.pdf

観光文化局長は「4月4日週で財源フレーム等を市議会に示す予定だったが、優秀提案に選ばれた竹中工務店は、補正予算議案提出を6月議会としていたこと、また竹中工務店との協議確認事項が多かったため」と説明しました。
・株式会社 竹中工務店 名古屋支店 技術提案書
(確実な工期達成のためのマイルストーン P25)
 http://www.nagoyajo.city.nagoya.jp/17_topics/280330/dwl/takenaka.pdf
しかも、当初2000人規模で5回開催する予定だった市民向け報告会を、300人規模で方面別で開催する予定としました。

市議会委員からは「当初5月臨時会に補正予算を提出するということは議会に示していなかった」「変更後の記載をみると、アンケートにかかわらず6月定例会に補正予算を提出するように見える」「竹中工務店が6月議会と書いたからではなく、本日までに財源フレーム作成が間に合わなかっただけではないか」という意見が噴出しました。
 
2月議会でも、4/7までに財源フレームを示せるのか極めて疑問視する声が多数出ていましたが、的中した形になりました。
次回の市議会所管事務調査までに500億円の財源フレームを示すとのこと。
このように当初から迷走する名古屋城天守閣木造化が2020年7月までにできるとは到底思えません。

そもそも木造6階建ては建築基準法違反です。
名古屋市は直ちに建築審査会を開き、建築基準法3条にのっとり、文化財相当の<原型の再現がやむをえない>の建築審査会の同意を取る必要があります。
(竹中工務店の施設計画概要(29ページ)では、建築審査会や消防局とは2016年6月までに「方針合意」とありますが、どのように方針合意をとるのか不明です)
竹中工務店の計画では2017年6月に建築審査会の同意を取る予定ですが、それまでに竹中工務店は木材を買い、天守も壊す計画です。
また、文化庁からの内諾も取得する必要もあります。
・名古屋市 建築審査会について
 http://www.city.nagoya.jp/jigyou/category/39-6-3-7-0-0-0-0-0-0.html
 
さらに、名古屋市が言っていた「40年でコンクリート耐用年数が来てしまうので木造天守閣にしよう」ですが、竹中工務店の提案だと、400年間、地下のコンクリートも含めてもたせるとのこと。前提からして異なってくるのではないでしょうか。

このような見切り発車、しかも名古屋城関係の市担当者が4月の人事異動でほとんど変わってしまった現在、最悪のシナリオ(現名古屋城天守閣を取り壊した段階で木造6階が違法建築とされ、竹中工務店からは莫大な賠償金を請求される。天守閣も石垣も永久に失われる)をどうしても避けないといけません。
議会もきちんと竹中工務店の提案書を読んで、きちんと反論すべきです。

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今後のスケジュール(案)
4/21(木)-4/28(木) 市議会所管事務調査
5/2(月)-5/22(日) 2万人アンケート、市民向け報告会開催
5/23(月)-5/29(日)2万人アンケート取りまとめ
6/1(水)-6/10(金)公報なごや特集号
6月定例会 天守閣整備にかかる補正予算議案提出(設計費・仮設工事費)


名古屋城天守閣木造化 竹中工務店が470-500億円と算出し優先交渉相手に

16/3/29に名古屋市は名古屋城天守閣の木造復元について、優先交渉相手として470億-500億円と算出した竹中工務店を選んだと発表しました。
以下、記者発表資料と技術提案書が名古屋市市民情報センターで開示されていましたのでコピーしてアップしました。

・16/3/29 名古屋市発表資料
 「名古屋城天守閣整備事業にかかる技術提案・交渉方式(設計交渉・施工タイプ)による公募型プロポーザル」にかかる優先交渉権者の決定について
 
http://nagoya.ombudsman.jp/castle/160329.pdf
・16/3/25 竹中工務店 名古屋城天守閣整備事業 技術提案書
 http://nagoya.ombudsman.jp/castle/takenaka.pdf

竹中工務店
・バリアフリー 車椅子利用者用小型エレベーター
 (地層〜初層、初層〜4層)(4人乗り)
・復元過程の公開方法 素屋根内見学施設(5階建て)
・木材利用 原則、国産材 一部外材を使用
・総事業費(千円)(税込み)(建設費・設計費)
 石垣     ケーソン 総事業費
 現状維持保存 利用   47,368,800
        不利用  47,844,000
 積直し    利用   49,971,600
        不利用  50,446,800
・天守閣竣工時期 2020年7月        

今後、名古屋市は財源フレームを作成してアンケート案とともに4/7(木)に名古屋市議会に示して所管事務調査が行われたのち、
2万人アンケート、報告会(4/19(火)20(水)21(木)23(土)24(日))を行う予定です。


16/3/29 名古屋城タウンミーティング 議事録・議事概要を情報公開請求したら「却下」

16/3/15名古屋市議会経済水道委員会で、名古屋城木造化タウンミーティングの概要が公表されました。
http://nagoya.ombudsman.jp/castle/meetinggaiyo.pdf
概要とは別に議事録があるとのことだったので情報公開請求したところ、「概要はすでに閲覧に供している」として却下されました。
http://nagoya.ombudsman.jp/castle/160324.pdf

現在、業務委託の仕様を情報公開請求しているのですが、その中に「議事録」の提出が書いてあるはずです。
名古屋市経済水道委員会でも、議事録の存在は市は認めていました。

あらためて16/3/29に「議事録」の情報公開請求をしました。

名古屋城タウンミーティングの議事録をめぐる名古屋市の対応は異常です。
市民に情報を公開せずに進めようとする市の姿勢があらわれています。

16/3/23 丹羽ひろし名古屋市議 名古屋城木造化アンケートを支援者に送り70%反対

丹羽ひろし名古屋市議(自民)は、名古屋市政に関するアンケート調査を支援者対象に行いました。
その項目の中に名古屋城木造化についても記載がありました。
・2016/3/23(水) 午前 11:54 丹羽ひろしブログ
 名古屋城天守閣木造再建に関するアンケート結果
 
http://blogs.yahoo.co.jp/tetujin28164/55307130.html
 ◎アンケート用紙分:1300枚に対し226件の回答(回答率17.38%)
  ・300億円から500億円の巨費を投じ天守閣木造再建についての賛否
   賛成:26人(11.5%)
   反対:160人(70.8%)
   分からない:40人(17.7%)
 ◎往復はがき分:400通に対し80通の回答(返信率20%)
  ・300億円から500億円の巨費を投じ天守閣木造再建についての賛否
   賛成:8人(10%)
   反対:65人(81,25%)
   分からない:7人(8.75%)
名古屋城木造化に関し、独自調査を市議が行ったのは私は初めて見ました。

以下丹羽市議も述べているように、支援者に送ったため河村施策に反対の傾向があることは否めませんが、市民の感覚と似ているのではないでしょうか。
しかし、私が通信を送付いしている先がほとんどなので、日ごろ河村市政を糾弾している新聞を読まれているためか、河村施策に反対の傾向が見られた事も加味しなければならないと思います。

情報を知れば知るほど、実現性に疑問符が付く天守閣木造計画。
今後ゼネコンの優秀提案が決まり、市が作成する財源フレームを市民は十分理解したうえで判断する必要があります。

16/3/18 名古屋城天守閣木造化市民アンケート等予算 本会議で成立 議員報酬増再議は50名賛成で再可決し確定

名古屋城天守閣木造化に関し、16/3/18に開催された名古屋市議会本会議で、2万人アンケートなどの予算について、自民・民主・公明は附帯決議を付けて賛成多数で可決されました。

・附帯決議
 
http://nagoya.ombudsman.jp/castle/160317-2.pdf

議員報酬を現在の年800万円から年1455万円にする条例の再議については、総務環境委員会にかけられたのち、出席議員74名のうち本会議で自民・民主・公明・名古屋維新の会50名の賛成で2/3以上となり可決されました。

河村たかし名古屋市長は、議員報酬を655万上げるのは市民の意見を聞いていない、公約違反だと言いましたが、名古屋城天守閣木造化について、タウンミーティングの際に根拠のない発言を繰り返したのは市長自身です。

議員報酬について議会は市民の意見を聞かずに値上げしましたが、名古屋城天守閣について市長は市民の意見を聞かず、嘘をついてまで2020年7月までに木造天守閣を立てようとしています。

市民の意見を聞かない市長・議員を選んだのは名古屋市民です。
今後も主権者としてできることを行っていきたいです。

まだ2万人アンケートや報告会の予算が可決されただけで、木造天守閣を作ると決まったわけではありません。
まずはタウンミーティングの議事録全文を情報公開請求して内容を精査したいです。

・「タウンミーティングにおける意見交換概要」
 http://nagoya.ombudsman.jp/castle/meetinggaiyo.pdf


16/3/17 名古屋城天守閣木造化市民アンケート等予算 市議会委員会で自民民主公明付帯決議を付けて賛成し可決

名古屋城天守閣木造化に関し、16/3/17に開催された名古屋市議会経済水道委員会で、2万人アンケートなどの予算について、自民・民主・公明は付帯決議を付けて予算にも賛成しました。
減税日本は付帯決議に反対。共産は予算に反対しました。
結果的には予算・付帯決議とも賛成多数で可決されました。

ここ数日間の委員会をずっと傍聴していましたが、なぜ予算に賛成する流れになるのか全く理解できません。委員会の議論の中で、河村市長がタウンミーティングで繰り返した、@税金は使わない A入場料500円は変わらない B福祉に回せる C稼げる はすべて間違った情報であったことが判明しました。
しかし、市としては訂正することなく、あくまでも2020年7月までの木造再建を強行しようとしています。
議会としては、アンケートに「2020年7月にこだわらず木造復元」を追加することと、附帯決議をあげることで本当に満足しているのでしょうか。
市長・行政にも市議にも市民への説明責任があります。

今後、3/27以降に優秀提案が選定され、4月頭に市議会の所管事務調査がなされた後、市民アンケートが行われます。
まだ2万人アンケートや報告会の予算が委員会で可決されただけで、木造天守閣を作ると決まったわけではありません。
市民アンケートで「市民の良識」を示したいと思います。

以下配布資料
・16/3/17 名古屋市議会経済水道委員会で可決された、名古屋城天守閣アンケートに関する附帯決議
 
http://nagoya.ombudsman.jp/castle/160317-2.pdf
・16/3/17 名古屋市議会経済水道委員会資料
 http://nagoya.ombudsman.jp/castle/160317-1.pdf
・16/3/16 委員会資料(追加分)
 http://nagoya.ombudsman.jp/castle/160316-2.pdf

3/18(金)午後1時からの名古屋市議会本会議で、2万人アンケート等の予算の議決が行われます。
傍聴可。ネット中継あり。
http://www.nagoya-city.stream.jfit.co.jp/
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以下名古屋市民オンブズマンが作成した傍聴まとめです。
 http://nagoya.ombudsman.jp/castle/160317-3.pdf


16/3/16 名古屋城天守閣木造化 アンケート「2020年にこだわらず」項目入れるかで紛糾

名古屋城天守閣木造化に関し、16/3/16に開催された名古屋市議会経済水道委員会で、「2020年にこだわらず」項目入れるかで紛糾しました。
市当局は、委員会の総意の意見を簡単に拒否するなど、議員・市民軽視の姿勢を示しました。

また、想定入場者数について、平成27年3月に名古屋市が作成した「名古屋城整備検討調査報告書」の中に年間292万人(現状の1.8倍)としていたことが田辺雄一議員指摘で明らかになりました。
・平成27年3月 名古屋市 名古屋城整備検討調査報告書
 
http://nagoya.ombudsman.jp/castle/H27-3houkoku.pdf

入場者数について数字が多数出て大混乱を起こしています。いずれもきちんとしたシミュレーションをせず、「必要だから」という皮算用が無用の混乱を招いています。
・現状      165万人
・H27.3報告書  292万人
・15/12/12市長  300万人
・名古屋市予測  330万人
・400億円で必要 376万8800人(3/16資料 利率0.711% 500円)
・16/1/10市長  400万人
・400億円で必要 442万1600人(3/14資料 利率1.527% 500円)
・15/12/12市長  500万人(学者が来るといったという)
・16/3/15委員会 630万人(岡田委員 無料も含め運営費も込み)

また、斉藤たかお市議は、「現状の名古屋城の耐用年数が40年と言っているのに、地下に埋まっている8000トンもの鉄筋コンクリートケーソンの寿命は『名古屋城を壊したうえで調べないとわからない』。それでケーソンを基礎として使うかどうかもゼネコンに任せるというのはおかしくないか」と指摘しました。

次回3月17日(木曜日)午前10時から経済水道委員会が開催されます。傍聴可。ネット中継あり。
http://www.gikai-tv.jp/dvl-nagoya/

配布資料
・平成28年3月16日 市民経済局説明資料
 http://nagoya.ombudsman.jp/castle/160316.pdf
・2万人アンケート調査票素案、説明資料素案
 http://nagoya.ombudsman.jp/castle/160316an.pdf
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以下名古屋市民オンブズマンが作成した傍聴まとめです。
 http://nagoya.ombudsman.jp/castle/160316-1.pdf

16/3/15 名古屋城天守閣木造化 運営費含めると年間630万人必要?

16/3/15に開催された名古屋市議会経済水道委員会で、名古屋市当局は「運営費を含めて入場料等で採算を均衡させるよう検討中」と答弁しました。
現在の入場者数が年165万人でほぼ収支均衡。木造化で400億円かかる場合、0.711%の利払いで入場料収入500円だと無料入場者も含めて年間470万人くらい。
合計630万人程度入場者数が必要となります。(それでも木造天守閣の管理費は含まれません)。
上記は15/12/12タウンミーティングでの市長発言「500万人以上は物理的に城には入れない」に反します。
http://ombuds.exblog.jp/22648799/

議員が追及すると新たなことがいまさらながら次々とわかります。
市が議員に誠実に対応していません。市役所職員は市長か議員・市民のどちらを向いて仕事をしているのか大変疑問です。

以下配布資料です。
・「タウンミーティングにおける意見交換概要」
 http://nagoya.ombudsman.jp/castle/meetinggaiyo.pdf
・16/3/14 経済水道委員会説明資料
 http://nagoya.ombudsman.jp/castle/160314.pdf
・16/3/15 経済水道委員会説明資料
 http://nagoya.ombudsman.jp/castle/160315.pdf
・アンケート等仕様書
 以下サイト「入札情報」→「平成27年度」「測量・設計」「建築設計・監理」にある 『名古屋城天守閣整備検討業務委託』
 https://www.chotatsu.city.nagoya.jp/ejpkg/EjPPIj
☆平成27年9月30日附帯決議
 http://www.city.nagoya.jp/zaisei/page/0000073822.html

次回経済水道委員会は、3/16(水)午前10時から。
傍聴可能。ネット中継あり。
http://www.city.nagoya.jp/shikai/category/324-3-0-0-0-0-0-0-0-0.html

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以下名古屋市民オンブズマンが作成した傍聴まとめです(PDF)。
http://nagoya.ombudsman.jp/castle/160315-1.pdf

16/3/14 「名古屋城天守閣2万人アンケートなど業務委託 すでに3/9に入札公告済み」発覚で市議会委員会騒然

16/3/14に開催された名古屋市議会経済水道委員会で、名古屋市当局は「市民2万人アンケートや技術提案・交渉方式の公募結果等の報告会、広報なごや折り込み、課題等検討会を行う『名古屋城天守閣整備検討業務委託』を16/3/9に入札公告済み」であることを初めて明らかにし、全く知らされていなかった市議らが騒然となりました。

仕様書はネットでも公開されていましたが、名古屋城公式ページや記者発表資料からは見ることができず、調達情報の奥深くにありました。傍聴者もだれも知らなかったようです。
・以下サイト「入札情報」→「平成27年度」「測量・設計」「建築設計・監理」にある 『名古屋城天守閣整備検討業務委託』
 
https://www.chotatsu.city.nagoya.jp/ejpkg/EjPPIj

仕様書によれば以下となっています。いつのまにか概要が決められており、入札公告までされていました。
・報告会は4/19(火)20(水)21(木)23(土)24(日)に各2000人規模で開催する。
・市民アンケート 4月中旬〜下旬(2週間程度) A4版8ページ程度。10問程度。集計は連休中に作業予定。
・公報なごや 4ページ建てカラー 380mm×245mm 110万部
・課題等検討会 1回。 

「これは議会軽視」だと議員が大変怒っています。

なお、委員会で配布された資料によれば、平成26年度名古屋城の管理運営は6億7299万6千円、入場料収入は6億3100万2千円と4199万4千円の赤字です。
財政局が作成した「平成28年1月18日市長定例記者会見にかかる補足説明資料」によれば、建設事業費400億円を入場料だけでまかなうには年間442万人必要とあります。
http://www.city.nagoya.jp/zaisei/page/0000078784.html
しかし、それには管理運営費用を含んでいません。仮に建設事業費が入場料でまかなえたとしても管理運営費がまるまる赤字になる計算となります。新たにできる木造天守閣にも新たに維持管理費がかかりますが、その試算はされていません。

また、名古屋城木造化の設計者は名古屋市住宅都市局営繕部になるので、建築基準法について委員会で答弁を求めます。建築審査会にいつかけるのか、許可がいつごろ出るのかも知りたいです。

さらに、仮に2万人アンケートをするなら、タウンミーティングの概要を資料として送付してもらいたいです。
市が言う「正しい情報」だけをもとにアンケートをすることは絶対に避けたいです。

次回経済水道委員会は、3/15(火)午前10時、上下水道局関係の議論が終了次第行います。
傍聴可能。ネット中継あり。
http://www.city.nagoya.jp/shikai/category/324-3-0-0-0-0-0-0-0-0.html
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以下名古屋市民オンブズマンが作成した傍聴まとめです。
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16/3/14 名古屋市議会経済水道委員会(名古屋城部分)

岩本たかひろ(自民・緑区):資料28ページ 4月 「議会への報告」のやり方は?
総務課長:所管事務調査など先生とご相談して
岩本たかひろ(自民・緑区):新局で議論することになる。4月中下旬にアンケートできるの?
名古屋城主幹:アンケートは委託を出す予定。4/1に契約予定。
岩本たかひろ(自民・緑区):業者と何を作るための委託か?
名古屋城主幹:現在内容を精査している。来年度スケジュールを組んで委託のほう進めている。
岩本たかひろ(自民・緑区):きちんと答えて
名古屋城主幹:予算案は3000万円。
 ・アンケート開催
 ・報告会開催
 ・公報なごや特別号
 ・有識者の会
 これらの事務を委託する予定。
岩本たかひろ(自民・緑区):公報なごや特別号など、通常はやるのか?
名古屋城主幹:3月末の公募型プロポーザル結果を公報で報告したい
岩本たかひろ(自民・緑区):公報なごやについて、予算はどこについているのか
企画経理課長:説明書19ページ下から4行目 2987万
岩本たかひろ(自民・緑区):丁寧にやっていかないと心配。「正しい情報」とは何なのか。
 アンケートを出す前に、市議会でのやり取りは反映されるのか
名古屋城主幹:反映させていきたい
岩本たかひろ(自民・緑区):スケジュール的に間に合うのか
名古屋城主幹:努力する
岩本たかひろ(自民・緑区):アンケート内容はできているのではないか
名古屋城主幹:本日の資料が示せる資料
岩本たかひろ(自民・緑区):どう考えているのか
名古屋城所長:「正しい情報」を出したうえで、主な項目を聞く予定
岩本たかひろ(自民・緑区):議会に報告した際、「これは必要」というものを反映いただけるのか
名古屋城所長:今回の委員会の議論を十分検討し、反映できるものは反映していきたい
岩本たかひろ(自民・緑区):「正しい情報」を低下しないようにしてもらいたい

藤沢ただまさ(自民・南区):議会の意見を聞くのは当たり前。そもそも公報なごやに載せる内容も現時点ではない。
 順序が逆。案を出すのが筋。「それを議論する」という姿勢が当然。やり方がおかしい。
 議会として認められない。
市民経済局長:昨年6月以来議論いただき、いろいろ意見を頂戴した。3月末にはプロポーザルの結果が明らかになる。
 市民アンケートについては受け止めさせていただく。おもな説明項目について公報していく。
 結果報告会については内容をお伝えしていく。財源フレームをお知らせしながら。
 皆さんが報告会に参加できないため、公報紙に落とす。
藤沢ただまさ(自民・南区):2020年7月完成が必須とは書いていない。
市民経済局長:正しい情報をご理解していただくため、今回2020年7月必須としっかり示す。
藤沢ただまさ(自民・南区):アンケートのひな型を出さないと審議できない。
 公報なごやの特別号などやったことがあるか?市長は議会公報は予算を通さず、自分のやりたいことだけ公報している。
 2987万8000円の詳しい内訳を全部出して。
 また、4/1から契約するのなら、いろんな事業もやればできるということになる。
 これまでは「予算が通ってから5.6月から」と言ってきたじゃないか。
副局長:事業によって、早い遅いがある。できるだけ速やかに行いたい。
藤沢ただまさ(自民・南区):行政の恣意的に決めるのか。400億円の事業だぞ!4月1日からやるとよく言えるな。
市民経済局長:どの時期にどうみきわめるか、やれるようにやっていきたい。
藤沢ただまさ(自民・南区):不適当な時期にやるわけないだろ。
 前々から言ってきたものは4/1からやれるんだな
市民経済局長:各方面と協議して、早々からやるのならそうしたい
藤沢ただまさ(自民・南区):大変イレギュラーになっている。途中で変になったら困るでしょう。
 市長は「何でもいいからやってほしい」ではないだろう。
 何を話すのか。何をアンケートで載せるのか。抽象的なら議論ができない。
 4月になって異議が出たらお互い困るだろう。出さないと審議にならない
市民経済局長:現時点で出せるものは出す

田辺雄一(公明・千種区):4/1に契約をするというが、随意契約か?
名古屋城主幹:今年度中に手続きをさせていただいている。予算成立後契約を行う。
田辺雄一(公明・千種区):端的にいえば、恣意的・わがまま・勝手だ。
 あなた方はプレミアム商品券の時、先着順にして大混乱を起こした。
 大阪市のように応募型にしないのかと言ったら「時間がありません」
 大阪氏は委員会採決後に準備した。
 予算が認められるかわからないだろう。18日採決予定。明けた3/22から動き出すべきでしょう。
 わずか10日でやるのか。スケジュール教えて。
名古屋城主幹:3/9に公告した。3/22.23で応札し、3/23改札する。
※給食の答弁と違うぞ。
田辺雄一(公明・千種区):3/9公告したことは知らない。なぜそんなに一生懸命なんだ。
 国の事業のプレミアム商品券については何もしなかったのに。
企画経理課長:4/1契約というのは、議会の議決を受けてから契約をするもの。
田辺雄一(公明・千種区):掃除や警備など、新年度から切れ目なくするのはわかる。
 名古屋城は4/1から契約する必然性はない。議会に対して理解してくれると思っているのか?
名古屋城所長:4/1から始める場合年度前に手続きを行う。
 一般競争入札の条件として、議会議決してからと書いてある。2020年7月の工期に間に合わせるには、、、
藤沢ただまさ(自民・南区):ルールを曲げていいのか。
※ルールを曲げたわけではない
田辺雄一(公明・千種区):今回議会の議決で、アンケートと報告会を分けましょうとなったらどうするのか。
 唯々諾々とするのか。議会は言うことを聞くと思っているのか?
 電気、掃除などは修正かけるとは思えない。
 しかし今回は400億円の事業。市民生活に多大な影響がある可能性がある。
 財源フレームも明らかになっていない。
 市民向け報告会を行うとしている。
 そんなことをして、議会をなめていないか。議会は馬鹿なのか。私は馬鹿になりたくない
市民経済局長:とんでもないことだ。私どもは議会軽視ではなく、委託について、否決や減額修正されればその時点で直しやり直す。田辺雄一(公明・千種区):姿勢として自分たちのことをあまりにも傲慢。謙虚でない。議会の審議を尽くして従うというルール無視。藤沢ただまさ(自民・南区):20日待てないことを4年間待てるわけないじゃないか。
 3/9公告資料をすべて出してほしい。
企画経理課長:電気などは典型的な例だが、4/1にどうしても必要性があれば4/1契約できる
田辺雄一(公明・千種区):必要性の条件は何か
企画経理課長:基準はない
田辺雄一(公明・千種区):自分で決めればいいというのはずるいな。
 市民を守るためにルールがあるはず。電気が来なくて困るのは市民。
 でも今は「あなた方と市長を守るため」市民を裏切っている。今後内規を作れ。これもルールが必要。
企画経理課長:今後契約について相談したい。
藤沢ただまさ(自民・南区):今回のこと一切隠さず出してほしい。だれが指示したのかも明記して。

岩本たかひろ(自民・緑区):アンケート無作為抽出とはどういうやり方か
名古屋城主幹:16区の人口比率によって年齢を配慮せず住民基本台帳で行う。これまでのアンケートもそうした。
岩本たかひろ(自民・緑区):タウンミーティングに来たかなど作為的ではなく無作為ということか
名古屋城主幹:18歳以上について行う
岩本たかひろ(自民・緑区):郵送か
名古屋城主幹:その通り
日比健太郎(民主・名東区):アンケートの詳しいものを出してほしい。(2)だけでなく(1)正しい情報についても出して。
名古屋城主幹:その通りにさせていただく
佐藤健一(公明・港区):副読本も送付する予定か
名古屋城主幹:タウンミーティングで使った資料を配る予定
佐藤健一(公明・港区):この委員会でもタウンミーティングは問題が多いと指摘があった。
 資料要求したい。ほぼ準備しているとしか思えない。
藤沢ただまさ(自民・南区):この前の答弁を訂正してもらわんとだめだ
市民経済局長:答弁の通り調整中であり、それは出せない
藤沢ただまさ(自民・南区):嘘の上塗りはいけない

田辺雄一(公明・千種区):財源フレームについて、今の時点からがっちりしたものを作り、
 研究会などを行ってチェックしてもらったものを議会に出してくるのよね。
 「議会に見せた」というアリバイ作りなら迷惑
名古屋城主幹:今年度中に検討し、4月になったら議員に示せるようにしたい
田辺雄一(公明・千種区):財源フレーム案を作る際、入場者数の盛りすぎなど客観性がないものではなく、
 あらゆる資料について市民に客観的に説明ができるものでないといけない。
 計画に実現性があるのか、入場者数は過剰ではないか。その判断までアンケートで判断させるというのか。
 はたして時間を見込んでいるのか。経営コンサルや銀行など客観的な意見が入り、
 それでも議会は文句を言う。「議会は何をやっとんたんだ」と言われないために。
 日程的なものは大丈夫なのか。
名古屋城所長:資料28ページの日程になっている。収支バランスについて収入をどう見込むか。
田辺雄一(公明・千種区):日程は
名古屋城所長:議会報告をするのは、財源フレームを作る日程、収入が見こめるか、何年で償還するか、、、
田辺雄一(公明・千種区):3/27にプロポーザルが決定する。費用がいくらかかるのかも私たちは知らない。
 そこから印刷するのなら、議会の意見を聞く気がない。アリバイ作りだ。
 具体的な日程で出して。隠し事がいっぱいある。アンケート発送する日は決まるだろう。
 印刷、封緘もわかるはずだ。恥ずかしくない財源フレームを作らないといけない。
 今日が3/14、議会にかけるのはいつか。あなた方の案ができるのは何日か、客観的な資料にするにはいつか。
 そのような審議会をしないということか。
 
伊神邦彦(自民・千種区):特別会計設置には総務省が許可しないといけない。まさか申請出してないよね。
企画経理課長:起債申請の際は、その旨意思決定し、予算が通った後に行う。当然議会を通してから。
伊神邦彦(自民・千種区):そうでしょう。総務省としているの?説明できない?総務省は簡単に許可を出すのか。
 特別の起債は何日でおりるのか?
企画経理課長:総務省は正式に申請すれば年度内に許可が下りる。どの程度なのかは財政局と調整してから回答する。
 今はこういったことがあると情報提供している状況
伊神邦彦(自民・千種区):名古屋市役所内の財政局との調整をしていないのに議会に持ってくるな!
 何を考えているのか。
企画経理課長:概算のシミュレーションはしている。
伊神邦彦(自民・千種区):予算を1円まで出してほしい。総務省との交渉状況を出してほしい。

岡田ゆき子(共産・北区):タウンミーティングでの市長の発言は正しいことを言っているのか確認したい。
 収支の確認できるもの。
 また、史実に忠実なものとあるが、建築基準法や消防法などを守らないといけない。
 北区のタウンミーティングでは、木造6階建ては建築基準法違反だと言っていた。
 認可するのはどこか。どこで審査するのか。意見交換の概要だけでは糸が分からない。
 委託のためのまとめがあるはずなのでやり取りがほしい。
名古屋城主幹:議事録はかなりのボリュームがある
岡田ゆき子(共産・北区):概要だと質問の意図が分からない。概要を16区分提出してほしい
名古屋城主幹:水準書は12/2に公告を出した

委員長:次回3/15(火)10時からの委員会で上下水道局関係が終わった後。


16/3/10 田辺名古屋市議「『名古屋城天守閣木造化2万人アンケートで財源フレームを盛り込む』って本気か?」

16/3/10名古屋市議会経済水道委員会で、名古屋城天守閣木造化について議論がなされ、田辺雄一市議(公明・千種区)は「4月中下旬に行う予定の名古屋城天守閣木造化2万人アンケートに財源フレームを盛り込むとあるが本気で言っているのか?」と発言し、委員会室が一気に緊張しました。

田辺市議は「河村たかし名古屋市長は、税金を1円も使わず100%起債で行うと発言している。それには収支計画が必要だが、過去の役所の収支計画を見る限り、あまり信用できない。専門家やコンサルを入れて収支計画を立てるのが誠実なやり方であるが、3月末に優先交渉社を選定し、その後わずかな時間で財源フレームを作れるのか?」と追及しましたが、市は「財源フレームのアウトラインを示したい。アンケートを送る前に市議会にも説明したい」と述べるだけでした。

また、藤沢ただまさ市議(自民・南区)の「需要予測が外れた場合、税金を投入するのか。その場合限度は法的に定められているのか」という質問に対し、市は「限度は把握していない」と述べるだけでした。

伊神邦彦市議(自民・千種区)は、ゼネコンと契約後、市の責任で工事が遅れた場合、税金でゼネコンに工事費の補償をする必要があるのか質問しても、市は「そうならないようにしたい」というだけでした。

田辺雄一市議(公明・千種区)の「河村市長は、大阪城木造化の動きがあるとタウンミーティングで発言した。大阪市に確認したが、大阪城木造計画は市としてはないと回答した」という発言に対し、「河村市長に確認したところ、民間事業者の動きはあり、間違っているとは考えていない」と述べるなど、市民の常識とかけ離れた答弁を行いました。

委員会は朝10時から名古屋城については2時間ほど議論したほか、番号カード、空き家問題、大規模展示場のことなど議論が白熱し、午後4時20分ごろまで続きました(途中1時間昼休憩あり)。
16/3/9朝日新聞には「ある市議は、市長の思い入れが強い名古屋城天守閣の木造復元の予算案などについて『厳しい目を向けざるを得ない』と語った。」とあります。
経済水道委員会を傍聴した人は8名と大変関心が高かったです。はじめて傍聴した人は「名古屋城天守閣木造化について詳しく知らなかったが、本日やり取りを聞いて反対になりました」とのこと。

次回は3月14日(月曜日)午前10時から経済水道委員会があります。ぜひ傍聴ください。ネット中継あり
http://www.gikai-tv.jp/dvl-nagoya/

以下名古屋市民オンブズマンが作成した傍聴まとめです。
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16/3/10 名古屋市議会経済水道委員会(名古屋城部分)

岡田ゆき子(共産・北区):タウンミーティングで、市長は「400万人来れば500円で年間20億円」と発言したが根拠は?
名古屋城総合事務所管理課長:市長の独自の情報網で発言された。今後検討していく。
岡田ゆき子(共産・北区):現在の入場者数165万人のうち、障害者割引などの割合は?
名古屋城総合事務所管理課長:164万人のうち有料入場者が134万人、81.9%。
岡田ゆき子(共産・北区):現在名古屋城関係で費用はいくらかかっているか?
名古屋城総合事務所所長:人件費3.2億、管理費3.9億、本丸御殿1.4億。合計年間8-9億かかっている。収入は6.3億円ほど。
岡田ゆき子(共産・北区):今後収支計画はどうするのか。
名古屋城総合事務所所長:市長は「400万人来れば500円で年間20億円」と発言した。
 現在、ゼネコンが2社応募があった。今後、概算事業費に応じたフレームで収支計画を作成したい。
岡田ゆき子(共産・北区):タウンミーティングの議事録を見たが、「税金がかからなければよい」という意見が多かった。
 今後アンケートをする際、運営費についてはいくらとするのか。
名古屋城総合事務所所長:ゼネコンから概算事業費が出てきてから内訳を示したい。

岩本たかひろ(自民・緑区):そもそも2万人アンケートの位置づけはどうなのか?
名古屋城総合事務所所長:ゼネコンから概算事業費が出てくるので内訳を示したい。
岩本たかひろ(自民・緑区):アンケートでは正しい情報を出さないといけない
名古屋城総合事務所所長:それは市長も言っている
岩本たかひろ(自民・緑区):2万人アンケートは判断基準だったはず。しかし「参考」と言っている。市長はぶれてきたのか?
 市長は名古屋城に関して臨時会をする、という話も聞くが?
名古屋城総合事務所所長:4月中旬から下旬にかけて2万人規模のアンケートを開催したい。それと別に、市民の方に
 ゼネコンからの提案についての報告会も開催したい。
岩本たかひろ(自民・緑区):アンケート回収はいつごろまでにするのか
名古屋城総合事務所所長:ゴールデンウィークをめどにしている。
岩本たかひろ(自民・緑区):今後のスケジュールについて、どのような手続きがあるのか
名古屋城総合事務所所長:今後予算を提出することになる
岩本たかひろ(自民・緑区):予算というのは来年2月のことか
名古屋城総合事務所所長:補正予算を考えている
岩本たかひろ(自民・緑区):6月補正なのか
市民経済局長:必要な時期に補正予算を提出したい

田辺雄一市議(公明・千種区):タウンミーティングを聞いたが、「まともに議論するのも苦しい」と感じた。
 市に聞きたいが、「名古屋城天守閣木造化2万人アンケートに財源フレームを盛り込む」とあるが本気で言っているのか?
名古屋城総合事務所所長:アンケートではアウトラインは示したい。
田辺雄一市議(公明・千種区):市長は100%起債と言っているが、100%起債で箱モノを作った事例が全国的にあるのか?
企画経理課長:確認したところ、名古屋市では前例はない。全国であるかどうかは把握していない。
田辺雄一市議(公明・千種区):特別会計をたてるには収支計画が必要だが、そのプロセスを踏んだのか。
 収支が均衡していることが必要。
 私は役所が出す収支計画をあまり信用していない。あおなみ線しかり、リニモしかり。
 当然検討委員会を立ち上げて専門家に見てもらって、コンサル入れて作るというのが誠実なやり方である。
 また、所管事務調査を行って議会でもチェックを行うのが当然だ。
 そうでなければ市民を惑わすことになる。
名古屋城総合事務所所長:議会で説明してからアンケートを発送する予定。
田辺雄一市議(公明・千種区):どこが責任を持つのか。
 収支計画について、不確定で誤っていれば出せない。
 建設計画だけはゼネコンが責任を持つとなっている。
 
日比健太郎(民主・名東区):「正しい情報」とはなにか?
名古屋城総合事務所整備室主幹:タウンミーティングの際、公平な情報を伝えてきた
日比健太郎(民主・名東区):現在、どうアンケートを取るつもりなのか資料を出してほしい。
 是を導き出すものなのか、○を付けるアンケートなのか。公平性をどう認識しているのか。
名古屋城総合事務所整備室主幹:1)優秀提案がよいか 2)耐震改修がよいか 3)その他
日比健太郎(民主・名東区):資料でアンケート案を出してほしい

藤沢ただまさ(自民・南区):アンケートを実施する前に委員会で確認したい。議会側に判断する機会があるか?
名古屋城総合事務所整備室主幹:そのようにしたい
名古屋城総合事務所所長:4月上旬に議会にゼネコン案とともにアンケート項目など説明したい。
藤沢ただまさ(自民・南区):技術提案を決める前に議会に示すのか?
名古屋城総合事務所所長:3月中にに学識経験者が優秀提案を選ぶ。
藤沢ただまさ(自民・南区):議会に諮るのか?
名古屋城総合事務所整備室主幹:3/20に今後の審査について先生方の意見を聞く。
 3/27にゼネコンヒアリングを行い、学識経験者が評価する。
 その後市が判断する。
 新年度早々、財源フレームを議員各位に説明したい
藤沢ただまさ(自民・南区):アンケートは議会がチェックできるのか
名古屋城総合事務所整備室主幹:市のゼネコン判断について議会に説明したい
藤沢ただまさ(自民・南区):議会はおかしいと言えないのか
総務課長:優秀提案を決定するのが市。それを進めるかどうか議会に諮りたい。
藤沢ただまさ(自民・南区):100%起債という計画だが、スタート後にできない場合はどうなるか
名古屋城総合事務所整備室主幹:「できない」ことがないようにチェックしたい。
 災害等で遅れる場合以外は精査したい
藤沢ただまさ(自民・南区):市の需要予測は甘い。税金を投入するのか。
市民経済局企画経理課長:100%起債の場合、観光その他事業債となり、公営企業と同様総務省の同意がいる。
 支出が多くなった場合、その時点で考える。
藤沢ただまさ(自民・南区):その場合どうなるのか
市民経済局企画経理課長:補助金や寄付など対応できる限りしたい
藤沢ただまさ(自民・南区):やむを得ない場合はどうなる?
市民経済局企画経理課長:一般会計からの繰入・補てんは全くしないわけではない
藤沢ただまさ(自民・南区):繰入額の限度はどうなっている?
市民経済局企画経理課長:限度額の法的な点については把握していない。今後財政局と調整していきたい。
藤沢ただまさ(自民・南区):枠組みについて資料を出してほしい。総務省に計画を出す前に議会に諮るのか?
市民経済局企画経理課長:収支計画については議会に報告をする。

伊神邦彦(自民・千種区):民間が工事し、文化庁への許可は市が出す。
 政府の許可関係が遅れた場合、契約ではどうなっているのか?
名古屋城総合事務所整備室主幹:復元検討委員会を経て、ゼネコンが主体的に資料を作る。
 受付窓口は市だが、スピード感は事業者に持ってもらいたい。
伊神邦彦(自民・千種区):文化庁と交渉するのもゼネコンか?地下埋蔵物をどうするかなど、責任はゼネコンなのか市か?
名古屋城総合事務所整備室主幹:市が全力を挙げるが、責任の所在は、、
伊神邦彦(自民・千種区):責任が曖昧模糊としている。このままでアンケートを市民に投げかけるのか。
 文化庁がノーと言ってもゼネコンが責任をとるのか?
名古屋城総合事務所所長:内容に応じての責任がある
伊神邦彦(自民・千種区):市の責任で工事が遅れた場合、全額市が税金で負担しなければならないのか?
名古屋城総合事務所所長:市の責任で工事が遅れた場合、また議会に諮って、、
伊神邦彦(自民・千種区):議会は関係ない。だめに決まっている。「全部責任をとる」ごまかし言っちゃあかん。
市民経済局副局長:ご心配をおかけしているが、そんなことがないようにしたい。先生に責任を取らせるわけではない。
伊神邦彦(自民・千種区):結局市民にツケが回る。市長の判断で残った人が税金で払う。
 文化庁は5年はかかると言っているが、4年でやろうとしている。とんでもない話。笑い話だ。

藤沢ただまさ(自民・南区):確認だが2020年目指しているのか?延ばすと白紙か?
名古屋城総合事務所整備室主幹:2020年で進めている。
藤沢ただまさ(自民・南区):昨年委員会で文化庁とやり取りの説明がったが、その後の文化庁とのやりとり資料がほしい。
名古屋城総合事務所整備室主幹:資料は出せる

佐藤健一(公明・港区):アンケートに財源フレームを書くとのことだが、国への補助金申請の動きはあるのか?諦めたのか?
名古屋城総合事務所整備室主幹:先日も国土交通省と補助金の打ち合わせをした。
佐藤健一(公明・港区):形ができていないとアンケートできない。あれだけ市長が答弁した。
名古屋城総合事務所所長:できにくい
佐藤健一(公明・港区):国や県への働き掛けのほか、寄付は集めるのか?100%起債は本気か?
市民経済局長:関係局と相談していきたいが、資料は出せない

田辺雄一(公明・千種区):ゼネコン3社から結局2社になった。
名古屋城総合事務所整備室主幹:当初安藤ハザマ、竹中工務店、清水建設が応募があったが清水建設が下りた。
田辺雄一(公明・千種区):清水建設が下りたのは衝撃を受けた。首里城を建設したゼネコンでも厳しいと判断した。
 なぜ清水建設は技術提案しなかったのか?
名古屋城総合事務所整備室主幹:辞退届が出された。理由は今後聞きたい。
田辺雄一(公明・千種区):ぜひ本議会中に聞きたい。2020年はきついハードルだったと重く受け止めたい。
 市議会として判断するのに有益だ。
名古屋城総合事務所整備室主幹:今後話したい。ただ議会中に回答できるか確約できない。
田辺雄一(公明・千種区):2020年に間に合わなくても、2027年ならできたかもしれない。
 高い値段で契約し、ずるずる間に合わないとするのはアンフェアだ。
名古屋城総合事務所整備室主幹:おっしゃるとおり。
田辺雄一(公明・千種区):設計費をかけ、着工するが「無理ですわ」となったら勇気を持って立ち止まらないといけない。
 その場合、フェアな形でやる必要がある。ところで技術提案についてどちらもなしはあり得るのか。
名古屋城総合事務所整備室主幹:現在計画を確認中。どちらもなしはないわけではない。
田辺雄一(公明・千種区):だれが判断するのか、有識者の名簿と名前を出してほしい。

鎌倉安男(減税・守山区):2020年にできるという計画か。
名古屋城総合事務所整備室主幹:2020年7月完成必須で募集している
鎌倉安男(減税・守山区):正しい情報を出さないといけない。財政局とこれから議論しないと。市長の真意を聞いて。
 
西山あさみ(共産・中区):タウンミーティングでの市長発言は局としての考えなのか
市民経済局長:部下として取り組んでいる。タウンミーティングで補足はしてきた。
 市長はご自分の考えをご自分の言葉で話された。
西山あさみ(共産・中区):一致しているのか?
市民経済局長:方向性としては一致している
西山あさみ(共産・中区):全額起債、400万人など、所管事務調査になかった。市長がいきなり言いだした。
 局としての考え方が違うならば、タウンミーティングは間違った情報ではないか。
市民経済局長:100%起債でできるか確認している。
西山あさみ(共産・中区):私たちも初めて聞くこともあった。

田辺雄一(公明・千種区):タウンミーティングに出たが、とにかくひどかった。
 市長と進行係のコーディネーター。城が好きな方で「資料が残っているのは名古屋城だけ」とあれでは論客だ。
 パネリストならともかく、コーディネーターのを選んだ市の人選もどうかと思う。
 さらに、市長は「江戸城も木造計画、大阪城も木造計画があり、先に作られるとジ・エンド」と述べた。
 大阪城を持つ大阪市に確認したが、コンクリ耐震改修したばかりで、市として木造計画はないとのこと。
 発言は公式に言っているのか?
名古屋城総合事務所整備室主幹:市長はいろいろな情報網を持っている。
 大阪市に確認したが、現時点では木造化について検討していなく、請願も寄せられていないとのこと。
田辺雄一(公明・千種区):嘘は訂正しないと。事実と異なる部分の資料を出してほしい。
名古屋城総合事務所所長:その点、市長に確認したが、民間事業者の動きがあり、私どもは間違っているとは考えていない。
市民経済局長:大阪市は、行政が音頭を取ってはいないが、民間の動きがある。
 間違っているというわけではない。間違った点の資料というのはご容赦いただきたい。
田辺雄一(公明・千種区):事実とは一体何なのか。大阪市役所がないということを、あなた方はあると言えるのか
市民経済局長:市長の真意としては民間の方の意見とのこと。
田辺雄一(公明・千種区):そんなことタウンミーティングの議事録に書いてないでしょう。
 市民にどう伝わったのか。事実を曲げるのか。あなた方が確認した事実を出してほしい。
 また、市長に「大阪城木造化の動きがある」とだれが言ったのか確認してほしい。
 減税の時も「俺の同級生が減税できると言っていた」と言ったが、どこの誰だか言ってくれ。
市民経済局長:相手があることだから、、、
田辺雄一(公明・千種区):相手が出てこなければ、市長の作り話とみなす。

岡田ゆき子(共産・北区):タウンミーティングは何のために行ったのか。正しい情報を出すとは何だったのか。

鎌倉安男(減税・守山区):疑問に思っていることについて、市長を委員会に呼んで直接聞いてみては?
議員多数:いらんいらん



16/2/23 名古屋城木造化タウンミーティング 職員作成メモも「不存在」

2015年12月6日〜2016年1月17日に市内16区で開催された「名古屋城天守閣の整備タウンミーティング」の内容がわかるものが「不存在」となった件で、「職員の作成したメモ」「録音」「要点筆記」を新たに情報公開請求したところ、16/2/22にいずれも「不存在」となりました。
http://nagoya.ombudsman.jp/castle/160222.pdf

・2015年12月6日〜2016年1月17日に市内16区で開催された「名古屋城天守閣の整備タウンミーティング」の際
 市民経済局長 宮村喜明
 市民経済局副局長 千田博之
 市民経済局名古屋城総合事務所長 下山浩司
 市民経済局名古屋城総合事務所 寺本秀樹
 が作成したメモ
→公開請求に係る行政文書として作成又は取得しておらず不存在であるため
 備考 タウンミーティング会場にて、上記職員が作成したとされるメモにつきましては、質疑に備えて、個人の段階で作成したものであって、組織として管理しておりませんので、申し添えます。

名古屋市情報公開条例には以下規定されています。
http://www.city.nagoya.jp/shiminkeizai/page/0000001423.html
第2条 この条例において、次の各号に掲げる用語の意義は、当該各号に定めるところによる。 (2)行政文書 実施機関の職員(市が設立した地方独立行政法人の役員を含む。以下同じ。)が職務上作成し、又は取得した文書、図画(写真及びフィルムを含む。以下同じ。)及び電磁的記録(電子的方式、磁気的方式その他人の知覚によっては認識することができない方式で作られた記録をいう。以下同じ。)であって、当該実施機関の職員が組織的に用いるものとして、当該実施機関が管理しているものをいう。
名古屋市はタウンミーティングの終了後、概要を取りまとめる方針とのこと(まだ概要は公表されていません)。
概要を作成するには上記メモが必要だと考えますが、「組織として管理していない」として市民に非公開です。

名古屋市は市民の意見を聴く場としてタウンミーティングを設定したにも関わらず、市として詳細を公表しないという態度は全く理解できません。

このように市民に情報を伝えないまま、名古屋城木造化に突き進むつもりなのでしょうか。


16/2/18 名古屋城天守閣木造化 2万人アンケート前の「説明会」は情報操作の懸念あり

名古屋市は16/2/12に2016年度当初予算案を発表し、「名古屋城天守閣の整備検討」として2987万8千円を計上しました。
・名古屋市 おもな施策等一覧
 観光文化交流局(市民経済局)名古屋城天守閣の整備検討
 
http://nagoya.ombudsman.jp/castle/160212-1.pdf
・平成28年度名古屋市各会計予算
 http://www.city.nagoya.jp/zaisei/page/0000079510.html

詳細について名古屋城総合事務所整備室に16/2/18に電話で問い合わせしました。
・「技術提案・交渉方式の公募結果等の報告会」の詳細は、16/2/12中日新聞夕刊に記載された程度しか決まっておらず、現在検討中である。
  
2016/2/12中日新聞夕刊
   アンケートは、ゼネコンからの技術提案を受け、計画概要が明確となった段階で実施。無作為抽出の十八歳以上の二万人を対象とした郵送方式で、設問は今後検討する。詳細な説明資料やDVDを添えるほか、四月下旬に計五回開催する技術提案の公募結果の報告会を案内。木造復元構想を十分に理解してもらった上で回答してもらう考えだ。
・「課題等検討会」は必要があるだろうとして予算計上した。整備の方向性が決まった場合、必要に応じて開催する予定である。
 
今後開催される「報告会」が、名古屋市の一方的な説明会に終わってしまうのであれば、市民からの疑問点が伝わらないままアンケートに回答する危険性があります。

名古屋市は、「2万人アンケートが現在考えられる最も民主的手法だ」としていますが、日本でも世界でも「熟議民主主義」に基づく討論を経て政策決定を行う手法が多数行われています。
(討議制意見調査、コンセンサス会議、計画細胞、市民陪審制)

「少なくとも1年間程度時間をかけ、市民内でも熟議を尽くしてから方針を決めるのが『民主主義発祥の地ナゴヤ』にふさわしいのではないか」という意見を市に出したところ、まともな回答はありませんでした。
・「平成28年度予算要求内容の公開」に対する市民意見の内容及び市の考え方
 http://www.city.nagoya.jp/shisei/category/68-6-2-13-1-7-0-0-0-0.html

2/19から開催される名古屋市議会においては、アンケートの中身は当然として、タウンミーティングの二の舞にならない「説明会」のありかたを議論してもらいたいです。

-------
参考文献
『市民の政治学 討議デモクラシーとは何か』篠原一 岩波新書 2004
『熟議の理由 民主主義の政治理論』田村哲樹 勁草書房 2008
『人々の声が響きあうとき 熟議空間と民主主義』ジェイムズ・S・フィシュキン 早川書房 2011
『市民協働になぜ熟議なのか?』田村哲樹 「生涯学習政策研究」 悠光堂 2013


16/2/8 「名古屋城天守閣木造化タウンミーティングの内容がわかるもの」1月中も作成せず 今後概要作成と説明

「16/1/10〜1/17に名古屋市が主催して開催された名古屋城天守閣木造化タウンミーティングの内容がわかるもの」を名古屋市に情報公開請求したところ、作成又は取得しておらず「不存在決定」が出ました。
http://nagoya.ombudsman.jp/castle/160204.pdf

●行政文書の名称
 2016年1月中に各区で開催された、名古屋城天守閣の整備タウンミーティングの以下内容が分かるもの
 ・区長開会あいさつ
 ・市長あいさつ
 ・参加者の皆さんとの意見交換
 ・閉会のあいさつ
●公開しない理由
  公開請求に係る行政文書を作成又は取得しておらず不存在であるため
●備考 
 16区でタウンミーティングが完了し、今後、その概要を取りまとめてまいりますのでよろしくお願いいたします。

タウンミーティングで様々な意見が出ましたが、「この意見をどう公表するのか」という質問は会場からはありませんでした。(上記質問しようと手を上げても1回も当たりませんでした)。すでに最初のタウンミーティングから1カ月以上たっており、内容を市民に公表しないのは発言した人に失礼ですし、参加できなかった市民にも失礼です。

タウンミーティング中、聴覚障害者のためにパソコンで文字起こしをし、プロジェクタで投影していました。
また、会場からの質問を前に並んでいた市長をはじめ市職員全員がメモを取っていました。
それすら非公開ということです。

名古屋市民オンブズマン関係者は16区中15区に出席しましたが、そのような人は会場では誰もいませんでした。
せいぜい3,4回出席する人がいたくらいです。
しかし、壇上に上がっている市職員は毎回出席していましたので、当然内容は知っています。
それを市民に公開しようとしないというのはいかなる理由なのか全くわかりません。

今後2月議会で名古屋城木造化について議論されると思いますが、タウンミーティングでなにが問題とされたか市民にも議員にも公開されずに進めようとするやり方は到底許せません。

今後早急にどのような対応をするのか検討していきます。

16/1/26 「名古屋城天守閣木造化タウンミーティングの内容がわかるもの」作成せず 今後概要作成と説明

15/12/6〜12/23に市が主催して開催された名古屋城天守閣木造化タウンミーティングの内容がわかるものを名古屋市に情報公開請求したところ、作成又は取得しておらず「不存在決定」が出ました。
http://nagoya.ombudsman.jp/castle/160125.pdf

●行政文書の名称
 2015年12月中に各区で開催された、名古屋城天守閣の整備タウンミーティングの以下内容が分かるもの
 ・区長開会あいさつ
 ・市長あいさつ
 ・参加者の皆さんとの意見交換
 ・閉会のあいさつ
●公開しない理由
  公開請求に係る行政文書を作成又は取得しておらず不存在であるため
●備考 
 16区でタウンミーティングが完了し、今後、その概要を取りまとめてまいりますのでよろしくお願いいたします。

タウンミーティングで様々な意見が出ましたが、「この意見をどう公表するのか」という質問は会場からはありませんでした。(上記質問しようと手を上げても1回も当たりませんでした)。すでに最初のタウンミーティングから1カ月以上たっており、内容を市民に公表しないのは発言した人に失礼ですし、参加できなかった市民にも失礼です。

15/12/14に名古屋城総合事務所管理課に12/12市長発言の根拠を問い合わせたところ、「発言概要がまだまとまってない。今週中に回答する」とし、12/18に回答を電話で得ています。その時点で何らかの概要は作っていたはずです。その後も、録音や職員メモなど、内容が分かるものはあるはずです。
名古屋城総合事務所には誠実さのかけらもありません。

今後2月議会で名古屋城木造化について議論されると思いますが、タウンミーティングの詳細がどこまで明らかになるか不明です。
このようなやり方は到底許せません。

そもそも、議会が業者への設計予算を認める際タウンミーティング開催を要望しましたが、タウンミーティングの詳細をきちんと決めていなかったのが問題でした。時間も限られ、市長の独善的演説も許し、コーディネーターの横暴も許してしまった議会の責任も重いです。
これまでもタウンミーティングでは同様のことが起こっており、何回繰り返せば気付くのでしょうか。

16/1/26には、2016年1月中のタウンミーティングの内容が分かるものを情報公開請求しました。
今後早急にどのような対応をするのか検討していきます。


16/1/22 名古屋城天守閣木造化 15/11/29有識者意見聴取会 有識者「文化庁との協議は市か業者か」

名古屋市は15/11/29に「名古屋城天守閣整備事業にかかる技術提案・交渉方式(設計交渉・施工タイプ)による公募型プロポーザル実施に伴う意見聴取会」を非公開で開催しました。 議事録、配布資料、録音を情報公開請求したところ、16/1/19に録音以外全部公開されました。(録音は外部委託のため作成又は取得しておらず不存在)
http://nagoya.ombudsman.jp/castle/151129-1.pdf

事務局補助として(株)安井建築設計事務所が入っていることが分かります。

また、麓和善委員は文化庁との協議について以下述べています。

麓委員)名古屋城跡は特別史跡という文化財なので復元工事をするときには文化庁の復元検討委員会に試案を諮って、そこの許可が得られないと工事そのものに着手できません。先ほどの事業想定スケジュールにはそれが全く入っていないですよね。少なくともそれが得られないと工事着手ができないわけですね。許可申請はゼネコンなどにできるわけではなくて、やはり市や県の教育委員会経由で文化庁に申請しなくてはなりません。そういうことがある一方で、業務の実施方針のところの業務内容の理解度には、特別史跡内での業務であることとか、史実に忠実な復元であることということは書かれているのですけど、じゃあ、特別史跡内でどこまで許されるのかだとか、史実に忠実な復元というのはどの程度までのことを言うのかっていうことについては、多分一般の建設会社では大きなところでも普段そういう仕事はしていませんから分かりにくいと思うのですよね。ですからもし設計条件・施工条件ということで事前に提示するのであれば、その辺をどこまで許されるものかということについてある程度示してやらないと、応募する方も難しいと思うのですけどね。

寺本主幹)資料の4に業務要求水準書というのがあります。(特別史跡における条件の説明)これらに書いてあります。これは文化庁に行きまして内容のご確認をいたしております。

麓委員)ここに書かれているようなことはごく基本的なことで、実際に設計しようとしたらこれが触れることになるのか、可能なことなのかという判断にずいぶん迷ってくると思うのです。そういうときに、先ほどの別紙1求める技術提案書、別紙1の工程計画のところで調査・設計(文化庁との協議・手続き)と書いてあるとおり、文化庁との協議・手続きを設計業務の中として候補者にやらせるのか、それともそれは市がやることなのかっていうことの判断をはっきりさせておく必要がある。

河村市長)それはまあ私どもがやります。しかし業者さんにもやっぱり行ってほしいですね。年に2回、3回ともっと会合をやってくださいとかね。

麓委員)まずは文化庁の復元検討委員会が通らないと実現しない話ですから、そうすると点数の配分みたいなことがどうなるか。

下山所長)今のお話では文化庁の現状変更許可はこれも必須になりますから、それはまず提案をいただく際の前提条件にもなりますし、通常で行くと基本設計レベルの段階で現状変更の申請というか復元検討委員会の場、年2回ないし3回やって実績にするという手順がありますので、今の提案をいただく中で当然念頭においていただいて、我々としても一緒にそれはクリアにしていくという、間に合うように努力をしていくという形になろうかと思います。

名古屋市が発表した「名古屋城天守閣整備事業にかかる技術提案・交渉方式(設計交渉・施工タイプ)による公募型プロポーザル実施説明書 平成27 年12 月(平成27 年12 月10 日更新)」では、以下記載があります。
http://www.nagoyajo.city.nagoya.jp/17_topics/271202/dwl/koubo_02.pdf
工程計画(指定様式)(木造復元先行、石垣工事後施工とする。)
・調査、設計(文化庁との協議、手続き)

業務要求水準書には以下あります。
http://www.nagoyajo.city.nagoya.jp/17_topics/271202/dwl/koubo_03.pdf
1.名古屋城天守閣整備事業
本事業について、下記の業務を行う。
(1) 設計業務(基本設計、実施設計、施工技術検討)設計、積算及び必要となる調査、文化庁等関係団体等との打合せ、行政手続き(文化財保護法、建築基準法、消防法等関係法令に関わる手続の全て。)及び施工技術検討(設計と施工の一体的なマネジメントを図るとともに、コスト縮減、工期短縮の実現に向けた取り組みを行うことをいう。)
(2) 関係法令等に基づく行政手続きに必要な調査及び実験等業務
・ 文化財保護法に基づく現状変更許可の申請に必要な学術調査等
・ 建築基準法第3 条の適用に必要な構造及び防火・避難上の安全性を証明するために必要な調査・実験等
・ その他、関係機関との協議において必要となった調査・実験等
(3) 工事施工業務(工事施工)
 解体工事、木造復元工事、石垣工事、必要となる調査、行政手続き
 
回答書(第2回)〈平成27年12月22日公表〉では以下記載があります。
http://www.nagoyajo.city.nagoya.jp/17_topics/271202/dwl/koubo_05.pdf
【質問】文化庁並びに諸官庁への申請・協議が必要であるが、概ねどれくらいの期間を見込めばよろしいでしょうか。
【市回答】公募手続き以外の質問事項と考えます。競争参加資格確認後に質問していただくようお願いします。

上記を読んでも、結局誰が文化庁と協議をするのか、期間はどの程度なのかは分かりません。
責任の所在が極めてあいまいです。

--------------------
なお、エレベーターについても議論がなされております。
麓委員)そのことについてなんですが、結局先ほど言われた木材調達と構造計画とバリアフリーの話と防災避難計画は、それが史実に忠実な復元に対してどこに折り合いを付けられるかということになってくるのです。ですから先ほど私がお話しさせてもらったのは、その4つの項目については、史実に基づいてどうバランスを取るかっていう提案を求めているというように私は考えます。

河村市長)エレベーターなんかどうなる。作らざるを得ないと提案すると史実に忠実ではないところで0点になる、どうなのですか

麓委員)それはですね、一旦史実に忠実なものを作っておいて、それ+α現代の活用のために何かを加えるとか、あるいはエレベーターじゃなくても、耐震補強が必要であれば、かつては無かった補強も許されます。ですから基本としては史実に忠実で、+α今の耐震診断にちゃんと適合する。そして活用もある程度考慮するということは認められています。

瀬口委員)そういう言い方をしたらさっき麓さんが最初に言った、いわゆる上の加工、石垣のこと、それも石垣を後から手を入れるという前提の中で現在の技術で変えていくことは、私は全く同じ土俵で評価できる形じゃないかと思うのだけど。

麓委員)それがですね、そういうことを文化庁の復元検討委員会でこれまで認めているかというと全く認めてないものですから。結果がある程度見えてくるものですから、そういうことは担保しておかないといけません。

エレベーター問題について業者がどのような提案をしてくるのか、文化庁はどう判断するのかも現時点ではさっぱり分かりません(麓委員はエレベーター設置は文化庁は認めないとしています)。そんな中、2020年オリンピックに間に合わせようとする市の方針は無謀ではないでしょうか。

-------
一級建築士 高橋 和生氏 facebook
https://www.facebook.com/kazuo.takahashi.545/posts/718247078311414


16/1/20 名古屋城天守閣木造化 400億なら利子183億円、毎年442万人必要と市試算

河村たかし名古屋市長は16/1/18の市長定例記者会見で、税金を1円も使わずに天守閣を木造化できる試算として、30年公募債利率1.527%、入場料500円なら、建築費が400億円の場合利子だけで183.24億円、入場者442万1600人を23年間続けなければいけないという資料を発表しました。
http://www.city.nagoya.jp/zaisei/page/0000078784.html
・16/1/18 市長記者会見(動画あり)
 http://www.city.nagoya.jp/mayor/page/0000077836.html

資料を作成した市財政局財政部資金課に確認しましたが、「必要な入場者増数」と記載はしてあるものの、入場者数の意味とのこと。
(公債償還基金に積み立てる計算。基金に積む額は5年据え置いて4%づつ積み立てる。25年で100%返済。特別会計設置を念頭に置いている)

木造天守閣だけでなく本丸御殿をはじめとする名古屋城全体の管理費や維持費は上記試算に含まれていませんし、いくらかかるのかも試算されていません。

なお、上記試算は有料入場者数であり、無料は含めていません。
姫路城管理事務所に確認したところ、無料が7.8%とのこと。
 H27/4/1-12/31 総数232万8335人
 うち無料  18万0945人(7.8%)
 残り有料 214万7390人 

名古屋城入城者数は平成18年度-24年度で110万人-147万人、うち有料分は105万人-120万人です。
http://www.city.nagoya.jp/shisei/category/56-2-2-9-0-0-0-0-0-0.html

この資料をもとに、名古屋市民の間で活発に議論されることを望みます。
(本来はタウンミーティングの前に市が作成して、市民に配布すべきだったと考えます)

--------- なお、上記資料が市公式ページに載るまでの経緯は別途まとめました。
http://www.ombnagoya.gr.jp/tokusyuu/nagoya/index.htm#160121

16/1/17 「名古屋城天守閣木造化に税金を一切使わないというなら市長は全責任をとれ」 天白区

2016/1/17に名古屋市天白区役所で行われた名古屋城天守閣木造化タウンミーティング(220名参加)において、会場から「2年前の市民アンケートで71%が耐震補修でよいと言っているのに、市長はどうして天守閣木造化を強行するのか。借金は税金で最終的に返すことになる。税金を一切使わないと市長が言うのなら一切の責任をとれ。市の事業は借金だけ残ることが多いではないか」との意見に対し「アンケートの前提が間違っている」と話をすり替え、全く誠実に回答しませんでした。
市長は来城目標を400万人とし、「市は努力しなければいけない」と、仮に目標達成しなければ市の努力不足によるものだと責任を回避する発言もまた繰り返しました。

天白区は賛成の意見ばかり当たり、しかも制限時間の3分を超えてもコーディネーターの瀬口哲夫・名古屋市立大学名誉教授はあまりきつく注意せず、「質問を終われ。他の人へ質問させろ」という会場からの発言でようやく賛成意見が終わりました。

会場からの意見も市長も「名古屋以外から来た客に対して、自慢できるところがない」と繰り返していますが、なぜ150億円もかけて作っている名古屋城本丸御殿を自慢できないのか大変不思議でたまりません。
私が名古屋城を外国人にボランティアで案内している人に聞いたところによれば、外国人は本丸御殿に対してあまり感動した、という声を上げず、「150億円かけて作っている」と言うと驚くとのこと。
名古屋城も同様のことになるのではないかと危惧します。

他に、4年程度の突貫工事で行うと、国宝級のものができるとは思えない、オリンピックまでだと資材が高騰しておりよくないのではないか、本丸御殿がもうすぐ完成するからそれを待ってはどうか、と言う意見がありました。

木造天守閣に使う釘は建設当時は砂鉄で作っておりさびにくかったが、現在の鉄鉱石で作った釘はさびやすいのではないか、という質問に対しては、市は「個別に回答する」と回答しませんでした。

会場からは「市長の品が悪い。わけのわからんことを言うな。市長の話が長い」と苦情が多くでました。また、天白区の発言者はすべて男性で、意見が極めて偏っていました。

名古屋市民オンブズマン関係者が参加したのは16回中15回。そのうち当たったのが2回のみです。タウンミーティングという名ではありますが、事実上市長の独善的発言を聞く会でした。少なくともゼネコンからの提案が出た後の3月以降に再度全区でタウンミーティングを行うべきですし、市民からの意見の時間をもっと長くすべきです。

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タウンミーティング終了後、「地下鉄名城線名城公園駅で1/17 15:33頃人身事故が発生し、名城線のダイヤが大幅に乱れている」と地下鉄駅で案内がありました。(市交通局によれば、線路内へ転落したのは男性(年齢不明)、負傷程度も不明)

2015/11/1には地下鉄鶴舞線庄内通駅で男子中学1年生が自ら軌道内に転落しました。いじめが原因だったと報道されています。他にも多くの市民が自ら命を絶っています。市交通局報道発表で確認できるだけで、平成27年度の地下鉄人身事故は7件に及びます。
http://www.kotsu.city.nagoya.jp/about/press_release/008935.html

名古屋市としてまず行うことは市民の命を守ることではないでしょうか。心のケアやいじめ防止対策だけでなく、地下鉄可動柵を早急に取り付けることなど、市にはまだまだ行うべきことはあります。

また、1/17は阪神大震災から21年。特に名古屋市南部では、「木造天守閣より防災を」という声が多く上がりました。
市長は不要不急の名古屋城天守閣木造化に力を入れる前に、もっと市政全体に目を向けてもらいたいです。

16/1/16 「名古屋城天守閣木造化より志段味に下水道を、道路を」守山区タウンミーティング

2016/1/16に名古屋市守山区役所で行われた名古屋城天守閣木造化タウンミーティング(230名参加)において、会場から「中志段味では道も下水道をいまだについていない。土地区画事業は完全に失敗したが、市は全く責任を取らない。500億円も名古屋城天守閣木造化に使うなら、すぐにその金と優秀な人材を志段味に使ってほしい。いつまでボットン便所で暮らせばいいのか」という切実な願いが寄せられましたが、河村たかし名古屋市長は「下水道が通っていないのは申し訳ないが、それは別の問題」と全く誠実に回答しませんでした。
「地下鉄を通せ」「あれだけ反対があった守山市民病院民間売却を2013/4に行い、市民の意見を聞かなかったのはおかしい」という声にも答えませんでした。

河村市長は「国や自治体が借金漬けなら、どうして公務員の給料を上げるのか」と発言するなど、自ら16/1/5に市職員の給与を引き上げるよう求めている市人事委員会の勧告に従わず、据え置く意向を労働組合幹部らに伝えた事実と正反対のことをいうなど、発言が矛盾だらけです。

設計事務所に勤めている人や設計士から発言があり、「国土交通省から耐火、耐震、バリアフリーの点でそのままの復元は不可能ではないか」「地下に埋められているケーソン基礎は抜くのか」といった点が質問されましたが、名古屋市は「建築基準法3条4号1項に基づき、法の適用除外を建築審査会で認められばよい。ケーソン基礎は残してそのまま基礎とする予定」と回答しました。
会場から「ケーソン基礎について、RCの寿命は?」という声が上がりましたが、コーディネーターの瀬口哲夫・名古屋市立大学名誉教授は「手を上げて発言してください」というだけで市は質問に答えず、全く回答をしません。(木造天守閣が仮に1000年もつとしても、地下のコンクリートでできたケーソン基礎の寿命が40年程度で来たらどうなるのでしょうか)

会場からは「市役所職員も区役所職員もものすごく働いており、どこへ出しても恥ずかしくない。職員の給料を上げて欲しい。」といった声も上がりましたが、市長は「みんな公務員に優しいね」というのみ。

「平成11年に男女共同参画社会基本法ができてから15年以上がたったが、名古屋市には何人の女性局長がいるのか。2人だけではないか。まず女性の登用を」と言ったことには市長は「おっしゃるとおり」と言うのみ。会場で女性が手を上げても全くあてず、「女性を当てて」という会場の声に押されてようやく2人あてただけです。しかも瀬口哲夫名誉教授は「うちのかみさんみたいにおしつけがましい人」といって女性を当てました。その程度アピールしないと当たらない仕組みが問題である、という認識が全くありません。

「河村市長は木造天守閣を作ると外国から客が多く来るというが、『南京大虐殺はなかった』との発言でいまだに南京との交流は途絶えており、中国のパーティーが名古屋での開催から岐阜に変更になったと聞く。市長が中国からの客を減らしている」との発言に、瀬口哲夫名誉教授は「天守閣と関係のあることを発言ください」と注意し、市長は全く答えませんでした。

会場からは「ばかげた講演をどれだけ繰り返すのか。市長の漫談だ」という声、発言を求める女性に対して「うるさい」という男性などがいました。

タウンミーティング終了後、「私は朝3時までかけて原稿を作ってきて発言したのに、市長は全然関係ない方向を向いて話した。私に回答するのではないのか。市長の人間性を疑う」という意見を言った人がいました。

16/1/14 名古屋城天守閣木造化タウンミーティング 客席に緑区役所職員を動員

2016/1/14に名古屋市緑区役所で行われた名古屋城天守閣木造化タウンミーティング(170名参加)において、勤務時間外にもかかわらず、会場に緑区役所職員が多数「上から言われて」客席に動員されていたことが確認できました。
区政に詳しい人が知り合いの区職員に確認して判明し、市職員き章(バッチ)を付けている証拠写真も撮りました。
「あまりにも客席がさびしいといかんから」ということのようですが、ただタウンミーティングを聴くことが「残業」に当たるのか大変疑問です。
そのようなことをいう上司をもつ区職員の心情が思いやられます。
緑区役所は交通の便が悪いからと、傍聴途中で帰る区職員もいました。

河村たかし・名古屋市長は、タウンミーティングの最中ずっと市職員のことをひどく言い続けています。
これでは市職員は市長と一緒に事業を行おうという気にはなりません。
しかも、市民税5%減税の下、市政に必要な事業費まで削られおり、新規事業はまず認められません。
最も名古屋城天守閣木造化に反対しているのは市職員ではないでしょうか。

今回でタウンミーティングも14回目となり、会場からの意見はこれまでと似たようなものばかりです。どうしてこれまでのやり取りを文書化して会場に配らないのか不思議でたまりません。
また、会場は平日の午後6時半からということで、8割が60歳以上の男性で占められています(女性なら極めて高い確率であたります)。もっと別のやり方で228万市民に周知させる方法があるのではないでしょうか。
また、会場からの質疑と応答時間が45分程度しかなく、発言者も8名程度と限られてしまっています。
さらに、会場と市長とのやり取りがあるだけで、会場の参加者同士の意見交換がないのが大変残念です。

会場からの新しい意見としては以下の通りです。
・名古屋城を木造化する金があるのであれば、「河村奨学金」を作って学生の育成を
 →市長は全く答えず
・今回の配布資料はホームページのどこに載っているか
 →タウンミーティング終了後すぐに掲載すると事務局が回答。
・木造化したのち、観光客だけでなく映画撮影に使っては
 →検討する
・名古屋城にはカラスが多いので、タカ狩りでカラスを狩ってはどうか
 →カラスが多いとははじめて聞いた。 

河村たかし名古屋市長は、「木造にするには今決めるしかない。オリンピックに間に合わせなければ300年後まで待つしかない」と繰り返しますが、平成27年3月に名古屋市が作成した「名古屋城整備検討調査報告書」では、18年かかって復元するとあります。
 
http://nagoya.ombudsman.jp/castle/H27-3houkoku.pdf
http://nagoya.ombudsman.jp/castle/150925.pdf
それがどうして4年後のオリンピックに間に合わせなければ木がなくなる、ということになるのか未だに理解できません。

河村たかし名古屋市長は、「名古屋市の市債1兆7237億円、地下鉄などを含めると3兆3000億円もの市債は実は借金ではない。市債を買った銀行や市民の資産だ」ということを繰り返し説明しています。
しかし、市から見ればどうみても借金ですし、市債を買える人は一定程度の資産がある人に限られてきます。
※市債が借金でないなら、どうして市民税100%減税をしないのか!
タウンミーティングで毎回前に並んでいる宮村喜明・市民経済局長以下、市幹部はどのような思いで市長の発言を聴いているのでしょうか。

戦国最強と言われた武田軍総大将、武田信玄は「人は城、人は石垣、人は堀、情けは味方、仇は敵なり」と語ったといいます。
どれだけ城を強固にしても、人の心が離れてしまえば世の中を収めることができない。熱い情を持って接すれば、強固な城以上に人は国を守ってくれるし、仇を感じるような振る舞いをすれば、いざという時自分を護るどころか裏切られ窮地にたたされるという意味です。

河村市長が天守閣木造化について皮算用を熱弁すればするほど、市職員の意識は市長から離れていっています。
有権者たる市民が市長の扇動に惑わされることなく冷静に判断するしかないのでしょうか。

第7代尾張藩主である徳川宗春は、町民からほとんど税金をとらず一時的に町を活性化させるも藩財政は減り続け、藩士の規律も緩み、その後税金を上げて民衆の人気を失ったのち、竹腰正武ら家臣によりクーデターをおこされています。
歴史は繰り返すのか、それとも。。。有権者である市民が試されています。

16/1/13 「名古屋城天守閣木造化より下水道を、防災対策を」の市民の声 中川区

2016/1/13に名古屋市中川区役所で行われた名古屋城天守閣木造化タウンミーティング(170名参加)において、会場から「木造天守閣は大賛成だが、中川区にはいまだに下水道が通っていない地区がある。60年前に名古屋市と合併して、これでようやく下水道が通ると期待したがぜんぜんだ。しかもよその下水道が地区の地下を通っているにもかかわらず、いまだに話がないのはどういうことだ。まず下水を通してから天守閣を行ってほしい」といった切実な声がありました。
また、「中川区は0メートル地帯でかつ高台がない。名古屋城は市政の中の1つの問題であり、防災や高齢化社会、子どもの自殺などで今日のようなタウンミーティングを開いて市民の意見を吸い上げて欲しい」という声も上がりました。

芝康夫・中川区長は、初めのあいさつの中で以下述べました。
「名古屋市職員となってまもない昭和59年、テレビではタモリが『エビフリャー』などと名古屋をバカにしていた。そんなころ開催した名古屋城博で名古屋城の金シャチを降ろすイベントがあり、5万人以上が名古屋城に集まった。当時札幌市職員を招いて名古屋城を案内し、自嘲気味に『コンクリート製の天守閣だ』と紹介したところ、札幌市職員は大変感激していた。地元にいたら分からないが、名古屋城は3英傑ゆかりの地であること、外堀など構えが巨大で素晴らしいことなど心から感動していた。『札幌にはこんな観光地がない』とのこと。
振り返ってみれば、戦災で焼け残って現存する3層の隅櫓は他城の天守閣と遜色がない大きさだ。もっと名古屋城に自信を持ってはどうか」
暗に、名古屋城木造化しなくても現在の名古屋城が十分立派であって、もっと名古屋市民は名古屋城の魅力に自信を持ってはどうかというメッセージに受け取りました。

会場からも批判の声が相次ぎました。
「トリクルダウン説は破たんした。H17年度からH27年度で、年金は月25000円減額。国保・介護保険・税金などを含めると48000円減額されている。市長は名古屋城木造化完成まで待っておれということか。年寄りをなめている。全国に誇れる名古屋市にしてほしい」
「戦災で焼けていなければ確実に世界遺産になっていただろう。現天守閣が再建されたとき中学生だったが寄付をした。市民の宝を作るのならにわかに作るのではなく、木を育てて50年、100年単位でどうして考えられないか。どうしてオリンピックまでに作るなどバカなことを言うのか。市長の道楽で作るつもりか。オリンピックまでなど絶対に反対する。」
「作るのであればリニア完成に合わせて本物の再建を望む」

市長は毎回毎回「誤解があるが、名古屋城は税金を投入するのではなく、税金を納める方になる。銀行には金が余っている。30年債で1.3%利息であれば、
500円の入場料で400万人来れば30年で600億円。400億円かかって、利息が150億払ってもおつりがくるし、土産物などの収入も入る。」との皮算用をくり返します。
・上記には運営費・修復費費用は1円も計算に上がっていません。民間に運営を任せれば、運営費は無料となるとの考えなのでしょうか。
・400万人来るという試算根拠は全くありません。アンケートすら取っていません。国宝姫路城でも年間230万人(有料・無料含む)。土日は15000人で入場制限しています。
名古屋城木造天守閣の最大入場者数は分かりませんが、平日も含め平均11000人来なければいけない計算となり、城に登ることが事実上できません。名古屋城に500万人来るという学者の氏名は「プライバシーのため非公開」(市長談)です。
・維持費が今後どれくらいかかるかは試算がなされていません。入場者が来なければどの程度の税金を今後数百年にわたりつぎ込む必要があるのかも分かりません。

また、市長は「稼げる街にならないと福祉の金は降ってこない」といいますが、具体的にいくらくらい稼げる街になるのか、福祉の費用はどのような見通しなのかは全く語りません。

なお、下水道が通っていない地区があることについて、河村市長は「申し訳ない。区長に後で話してもらう」と丸投げ。
芝康夫・中川区長は「港区の下水道が地区の地下を通っているのは承知している。粘り強く早急に着工するよう上下水道局に伝える」とするのみ。
名古屋市が名古屋市民の生活のことを真剣に考えているとはとても思えません。

市長発言で唯一興味深かったのは、会場からの質問時間が終わった後、不規則発言で会場から立松誠信・元愛知県議が「住民投票をやってほしい」と言ったことに対し、市長は「実は会場から同様の意見がある。大変わかりやすい。住民投票は他の選挙と重ねると費用があまりかからない」と述べたことです。
2016年7月にも想定されている参議院選挙時に住民投票をすることを市長が検討しているのかどうかは分かりません。

市民からの意見も3分のみであり、6-8人程度しか発言できません。それに対して市長が同じ話を繰り返すのみです。
少なくとも過去の市民とのやり取りを市公式ページにアップすることを希望します。
その上で、3月にゼネコンからの提案が出てきた後、再度タウンミーティングを行って市民に情報を徹底させて市民の判断を仰ぐべきです。
少なくとも1年以上かけて情報を周知させ議論していくのが「民主主義発祥の地ナゴヤ」にふさわしいのではないでしょうか。


16/1/12 名古屋城天守閣木造化タウンミーティング 南区 質問時間延長を求める声を圧殺

2016/1/12に名古屋市南区役所で行われた名古屋城天守閣木造化タウンミーティング(200名参加)において、会場からの質問が多数寄せられ、質問時間の延長を求める声を無視して強引に時間が来たからと終了させました。

南区はいつにもなく活発に質問がありましたが、河村たかし名古屋市長は当日話した同じ話を延々と繰り返して時間をロスしましたがコーディネーターである瀬口哲夫・名古屋市立大学名誉教授は全く注意しません。
それどころか、賛成派の質問時間は3分を過ぎても注意せず、疑問を呈する声には3分きっかりで強引にやめさせました。
「主権者は市民だ」との会場の声を圧殺し、天守閣木造化にまい進する河村市長は江戸時代のやりかたそのものであり、徳川軍事政権をほうふつさせます。これでは市民の理解を得ることはできません。「河村幕府」の象徴の名古屋城天守閣木造化を認めるのかどうかが問われています。

会場からの質問の質もいつになく高いものでした。
400億円を市債で発行するという市長提案に対して、「減税している現在、起債制限に引っ掛かるのではないか。現在の大臣では起債許可が下りない可能性がある」という会場からの疑問には答えませんでいた。大工の方からは、「今すぐ工事をしないと木がなくなるという河村市長の発言はおかしい。木は育つ。薬師寺は台湾ヒノキを使った。カナダヒバを使った事例もある。国産材のみ使用というのは伊勢神宮くらい。また、先進事例の本丸御殿について何も触れないのはおかしい。」という指摘がありましたが、市長は「伊勢神宮と同じ気持ちで行いたい。」というのみ。

南区はバスが1時間に1本くらいしか走っておらず、せめて2本走らせてはどうか、いじめ自殺がまたあり、先生を増やすなどに税金を使ってはどうか、という会場からの意見に対しては、市長は「必要なサービスは必要」というのみ。

市長は「私は一度も『障害者はおんぶしてもらって木造化された名古屋城を登ってはどうか』といったことはない。車いすを担いで登ってもらっては、といったことはある」と発言しましたが、平成25年6月19日名古屋市議会本会議の発言を意図的に無視しています。自身が車いすの斎藤まこと市議は、背負子の提案を完全に否定しています。

平成25年6月19日 名古屋市議会本会議
◎市長(河村たかし君)
それと、ちょっと体の不自由な皆さんのことについてでございますが、これは、何を言っておるんですか。背中にしょうやつがあるでしょう。どういうのやったね。(「背負子」と呼ぶ者あり)背負子ですわ。ああいうのを持って、1人ずつ、それこそ名古屋市立大学の皆さんにボランティアで上がってもらったらどうですか、階段を。

平成25年6月24日 名古屋市議会本会議
◆(斎藤まこと君)
先日、名古屋城天守閣を木造化するというときに、市長は、体が悪い人は背負子で背負えばええみたいなことを言っていましたよね。そういう感覚がいまだ残って、それは大事なことなんですよ、お互いを助け合って、いろいろ手伝うということは大事ですけれども、しかし、今ごろ、背負子で背負って持ち上げるなんていうことを誰が賛成しますかね。障害者の人、誰もそんなのがオーケーなんて言いませんよ。
http://www.kaigiroku.net/kensaku/nagoya/nagoya.html

初めに挨拶をした横田明典・南区長は「南区長になる前はずっと消防局で勤めていた。名古屋城木造化については、火災・地震の面から心配していたが、区長会などで市長から話を聞くうち、330年間地震にも耐え、火災にもあわなかったため、木造化すべきだと現在は考えている。南区長として南区民にどうメリットがあるかと考えたところ、金シャチ横丁を拡充するために愛知県体育館にどいてもらい、大相撲名古屋場所を南区にある総合体育館で開催できないか。それには地下鉄桜通線を延伸する話なども浮上してくるかもしれない、という夢の話がある」と、他区長より踏み込んだ発言をしました。
逆にいえば、名古屋市北部の名古屋城整備について、名古屋市南部地域の住民はほとんど関係がなく、税金の負担のみかかってくるというデメリットばかり、という意識があるのかもしれません。同じく南部にある港区でのタウンミーティングは60人程度の参加者で、意見も厳しいものばかりでした。http://ombuds.exblog.jp/22648799/

タウンミーティング時にも少し市長から話がありましたが、名古屋城がコンクリートで再建された1959年に、伊勢湾台風が名古屋市を直撃して特に南部地域に激烈な被害を与えました。消防職員として初めて局長になった横田明典・南区長は、名古屋城木造化よりもっと先にすべきことがあるのではないでしょうか。


16/1/11 H28年度予算 名古屋市財政局査定 名古屋城魅力向上推進事業等に0査定

16/1/8に名古屋市は平成28年度予算要求に対する財政局査定内容の公開を行いました。
http://www.city.nagoya.jp/shisei/category/68-6-2-13-1-4-0-0-0-0.html

名古屋市は「予算編成の透明性の確保と市民意見の予算への反映に関する条例」に基づき、各局からの予算要望を公開して市民からの意見を募集し、さらに財政局査定、市長査定をそれぞれ公開しています。
http://www.reiki.city.nagoya.jp/reiki_honbun/i502RG00001216.html

名古屋市は市民税5%減税の下、極めて厳しい財政運営を強いられており、市民経済局が予算要求した「名古屋城魅力向上推進事業」1000万円、宗春公再現プロジェクト400万円、インバウンド誘致の強化6400万円、観光客の受入態勢の充実3300万円は財政局によって0査定になりました。

名古屋城天守閣の整備検討は予算要求1600万円のうち1200万円、名古屋城本丸御殿観覧環境の整備は3100万円のうち2000万円が認められました。

その他、昭和39年完成で老朽化が著しい中村区役所改築に向けての調査費用900万円、フェアトレードの普及啓発700万円、妊娠・出産期サポーターの配置8100万円、あおなみ線等の魅力向上策の推進5100万円、学校生活アンケートの実施8700万円も0査定です。

今後、市長査定に移ります。上記がどうなるか注目したいです。

財政局は平成27年度9月補正予算で名古屋城整備検討調査3500万円要求を0査定としています。(その後市長査定で復活)
http://www.city.nagoya.jp/zaisei/page/0000073789.html
このことからみても、財政局は名古屋城天守閣木造化に強く反対していることが分かります。

なお平成27年9月に名古屋市が作成した収支見通しによれば、平成28年度の差し引き収支は83億円の赤字となります(市民税5%減税分は115億円)。その後も平成29年度に126億円、平成30年度に132億円、平成31年度に176億円の赤字と、どんどん赤字額が膨らむ見通しです。
(上記試算に名古屋城天守閣木造化関係は含まれず)

これでは、とても名古屋城天守閣木造化にかけるおカネはありません。観光客を呼ぶために効果的と思われる各種事業を行わず、名古屋城天守閣木造化にまい進する名古屋市長は、極めて認識が歪んでいます。

市民税減税が平成22年度から始まってはや6年がたちます。平成22年度から27年度で、合計644億円の市民税が減収となった計算です。
 平成22年度 161億円(10%減税)
 平成23年度  61億円(10%減税)
 平成24年度  78億円(5%減税)
 平成25年度 110億円(5%減税)
 平成26年度 118億円(5%減税)見込み
 平成27年度 116億円(5%減税)見込み
http://www.city.nagoya.jp/shisei/category/68-6-2-0-0-0-0-0-0-0.html

減税政策の下、270億-400億円もかかるといわれる名古屋城天守閣木造化にまい進するのは論外です。
市民税減税で喜んだ人・法人もいるかもしれませんが、各種事業ができなくなっている現状をみると、減税政策自体をあらためて見直すべきではないでしょうか。

・平成26年11月 市民税5%減税検証プロジェクトチーム
市民税5 % 減税検証報告書(案)
http://www.city.nagoya.jp/zaisei/page/0000059765.html


16/1/10 名古屋城天守閣木造化 「市民アンケートを取る人を集めて話を検討」と名古屋市長

2016/1/10に名古屋市瑞穂区役所で行われた名古屋城天守閣木造化タウンミーティング(200名参加)において、会場からの「アンケートはどのような形式で行うのか」という質問に対し、河村たかし名古屋市長は「無作為抽出で選んだ人にアンケートする前に、できれば集めて事実を言わないといけない」と初めて述べました。
具体的なアンケート内容については今後検討するとのこと。

アンケート前に20000人もの人を集めて話をすることはできるとは到底思えませんが、現在のタウンミーティングのように、市長が「根拠のない妄想」ばかりを会場に来た人に伝えたうえで、その人たちだけにアンケートをしたらきわめて偏った結果になると思います。
とても公正なアンケートとは言えません。

市長は毎回毎回話をはぐらかしてばかりで、肝心なことは答えません。
木造5階建ては建築基準法違反ではないかという会場からの質問も、「ゼネコンに、人が入れるよう設計を依頼している」というだけ。
お金をどう工面するかという質問に対しては、「市債を発行して購入すればみんなが利子をもらえるようにする」というのみ。 (400万人毎年来て、入場料500円で利子率1.2%なら30年で返せると、またも運営費・修復費を度外視した発言を行いました)
ただ、姫路城は1000円に値上げしても特に文句が出ないし客が増えた、とし、将来の入場料値上げを示唆しました。

大変残念ながら、市長のたわごとを真に受ける市民が多いのにはショックです。
毎回話をする、「江戸城再建されたら名古屋城の分の木材がなくなる」ですが、江戸城が再建できるとはとても思えません。
しかも、江戸城は外から見るだけで、中に人が入れるかどうかは今後検討するとのこと。
http://npo-edojo.org/edo_castle/qa.php#2-6
外から眺める江戸城500万人の試算が仮に正しいとしても、中に入れる名古屋城400万人というのは無理があります。
(国宝 姫路城が230万人)
http://ombuds.exblog.jp/22713494/

少なくとも、ゼネコンからの設計・見積もりが出る3月以降、再度全区タウンミーティングを開く必要があると思います。

なお、河村市長は「本日の新聞でも『2020年までと急ぎすぎるな』と、新聞は批判の意見が多い」と述べていました。
・16/1/10 中日新聞 どうする名古屋城 私の思い9
 名古屋学院大教授・江口忍さん 都市全体の戦略必要
 http://chuplus.jp/paper/article/detail.php?comment_id=332659&comment_sub_id=0&category_id=524
  お金も人手もかかる。工事が可能かではなく、ほかに優先事項があるので、20年完成は賛成できない。

  木造復元賛成でも、時期的に急ぎすぎる必要がない、という人は相当います。
残念ながら、タウンミーティングの時間が大変短く、質問が途中で打ち切られています。
(市長の独演会状態です)
また、これまでのタウンミーティングの様子を220万市民は全く知りません。
「民主主義発祥の地ナゴヤ」を自称するのであれば、十分に時間をかけて議論すべきではないでしょうか。


15/12/27 姫路城 入城者数分析結果 土日は1万人越え 平日は7千人

名古屋城天守閣木造化に関し、河村たかし名古屋市長は「年に300万人は来る。500万人来るという学者もいる(氏名非公開)がそれ以上は物理的に入らない」と主張していますが、2015/3/27グランドオープンした姫路城の入城者数を姫路城管理事務所から12/24分まで入手して分析しましたのでご報告いたします。

・分析データエクセル
 
http://nagoya.ombudsman.jp/castle/himejijo.xls
※数字は有料も無料も含めた数字(総入城者数)
※他施設分等とは、共通入場券「好古園」で販売した共通入場券総数を月末にプラス
※7/17は台風のため休城


曜日 曜日別平均入場者数
 月 8,388
 火 7,104
 水 7,060
 木 6,682
 金 7,103
 土 10,805
 日 11,550
週計 58,691

2、連休入城者数推移
               日数  入場者計 日平均
春休み       3月27日〜4月5日 10  124,829  12483
ゴールデンウイーク 5月2日〜5月6日 5 79,036 15807
夏休み 7月21日〜8月31日 42 345,885 8235
お盆休み      8月13日〜8月16日 4 45,799 11450
全体平均 3月27日〜12月24日273 2,288,967 8384

上記は残念ながら、有料無料含めた数字であり、有料入城者数がどれくらいかは別途調べる必要があります。
また、7/1-31まで、姫路市民は無料キャンペーンも行っていました。
http://www.city.himeji.lg.jp/koho/press/_33150/_34247/_34545.html

当たり前のことなのですが、平日は入城者が少なく、休みの日は入城者が多いです。
姫路城では入城者数15000人を超えたら入城制限を行うとのこと。
(なお、姫路城の入場料は大人400円、小人100円だったところ、グランドオープン後、大人1000円、小人300円に値上げしています。)

国宝姫路城ですら年間230万人程度です。
名古屋城を新たに木造にして、姫路城ほど来るとはとても思えませんが、河村市長は「名古屋城は場所がいいため300万人来る」とのこと。

名古屋城本丸御殿を作れば、年間110万人だった名古屋城来城者数が2倍の220万人になると予測されていました。
(1期工事終了後のH25年度は165万人)
名古屋城天守閣木造化で、有料入城者数で30年間300万人が来城し続けるという試算はあまりにも楽観的ではないでしょうか。
なお、いまだに名古屋市として木造天守閣の来場予測を試算していません。


15/12/26 名古屋城天守閣木造化 東区タウンミーティングレポート

2015/12/22に名古屋市東区役所で行われた名古屋城天守閣木造化タウンミーティングのレポートが届きました。
「河村市長の回答は論理性がなく、まったく回答になっていない。」とのこと。

1、 開催状況
  @日時:12/22(火)18:30〜20:00
  A参加人数:約150名
  B議題・区長・市長あいさつ
     ・名古屋城概要説明
     ・天守閣整備検討状況
     ・質疑応答
  C質問内容(7人中)
    ・賛成意見:3人
    ・反対意見:3人
    ・質問のみ:1人
    
2、主な質疑
  ☆質問・市長回答
    Q:4階以上の木造建築は建築基準法違反。耐震性に問題あるのでは?
    A:旧天守閣は濃尾地震にも耐えた。城郭建築は強度があるので大丈夫。
    Q:400億円をどのように賄うのか?他の必要予算を圧迫するのではないか?
    A:市債を追加発行すればすぐ売れる。大手銀行には金が余っている。(?)
    Q:現天守閣も外見は旧天守と同じで、そのうえ博物館機能やエレベータ利便性の優位点がある。大阪城と同じく耐震補強で保存すべきでないか?
    A:そういう意見もあるが情けない。文化財としての価値は木造でしかありえない。(?)
    Q:先のアンケートの結果で多くは耐震補強を支持しているの今回の説明は木造化を前提に進めているのはおかしい。
    A:先のアンケートは実施したことが間違いだった。(?)文化庁は木造にすべきといっている。耐震補強の選択肢はもともとないと思っている。そのためきちんと説明してからもう一度アンケートをする。
    Q:身障者のためにはエレベータが必要では?
    A:エレベータは地震の時止まる。車いすは人力で運んだほうが人間味がある。(?)
    Q:市民生活が苦しくなる中で、子育て支援や特養等の市民生活の向上にまずお金を使うべきでないか?
    A:木造化の事業は投資で金を稼ぐためにやっている。(?)税金は使わないことを理解してほしい。(?)

   ☆主な賛成意見 
     ・知り合いの外国人が今のコンクリート製天守閣にはがっかりしていた。
     ・名古屋城の木造化はお金の問題ではなく、文化の問題。
     ・名古屋だけではなく、全国および世界中から寄付を求めたらどうか?

3、全体を通しての感想
  ・河村市長の回答は論理性がなく、まったく回答になっていない。
  ・参加者の大半は老人で、町内会等を通じて参加を要請されたようだった。(市・区の職員が多くの参加者と顔見知りのようで、参加のお礼を言っていた。)
  ・その老人たちはあまり詳細を知らないままで、市長の提案に疑問を持たずうなずいて回答を聞いていた。
  ・市の担当者の補足回答は総じて事業者の提案待ちとのことで、はっきりした回答はなかった。

以上です。
(カメラ故障のため、画像はありません)

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なお、15/12/19中村区役所タウンミーティングの様子は、藤井ひろき市議(共産)がまとめていました。
http://fujiihiroki.blog.fc2.com/blog-entry-1471.html

各タウンミーティングには結構議員も来ていますが、レポートをネットにあげない議員は何をしに来たのかと思います。


15/12/23 名古屋城天守閣木造化 「事業会計別なら100%市債で可」と名古屋市長

2015/12/23に名古屋市中区役所で行われた名古屋城天守閣木造化タウンミーティング(170名参加)において、会場からの「財源はどうなっている」という質問に対し、河村たかし名古屋市長は「これまでは75%までしか起債できないと聞いていたが、わしが2-3日前に直接総務省に確認したら、『事業会計を別に立てれば100%起債で可能』といっていた」と初めて述べました。

「30年債で利息は1.527%、市中銀行の利息の61倍となり、市債はすぐ売れ、入場料収入だけで利息も元金も払える」と市長は今回も述べましたが、維持費・管理費を全く考慮に入れていないことが再度明らかとなりました。

また、市長は「財政局に対して総務省の見解を伝えたら、担当者はひたすら謝っていた」と発言し、財政局が市長に非協力的な態度をとっていたことが明らかとなりました。名古屋市役所の役人の内部でも、名古屋城天守閣木造化に疑問を持っている層がある程度いることはこれまでのやり取りから推察され、市長にきちんとした情報をあげず「サボタージュ」もしくは「ネグレクト」しており、まさに市長は「裸の殿様」になっています。

市長は、「現在名古屋城維持のために5億円もかかっているが、なんでそんなにかかるかわからん。天守閣を木造化すれば民間に委託し、まず来場者に挨拶をしてもらうところからはじめる」と述べ、現在の名古屋城総合事務所の働きぶりを全否定しています。これでは市長とともに名古屋城天守閣木造化を進めていこうという市職員の心意気がなくなるのは当然です。仮にゼネコンが設計を出し、見積もりを出しても、市職員のやる気がなければ天守閣木造化ができるとは到底思えません。

その他、市長は「入場料を今の門のところではなく、本丸御殿と木造天守閣に入る入口で取れば、名古屋城に大勢人が来るのではないか」と発言しました。

中区では、財政問題並びに入場者数予測についての発言が相次ぎました。コーディネーターの瀬口哲夫・名市大名誉教授は市民の発言は時間を厳守させるにもかかわらず、市長の発言を抑えることをせずに、結果的に市民の発言回数が制限されています。 名古屋市民オンブズマン関係者は顔を完全に覚えられ、10回中8回参加しても1回しか発言が許可されていません。
数多くの市民が財政問題に疑問を抱き、相次いで会場から質問をしています。ようやく詳細が市長の口から出始めました。ぜひとも追加で市長に上記質問をしてください。

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工期も工法も費用も何も決まっていない中で繰り返されるタウンミーティングはあと6回行われます。どの回でも参加可能です。
どこの区役所でも参加できます。
http://www.city.nagoya.jp/shiminkeizai/page/0000075236.html 
1/10(日) 14:00-15:30 瑞穂区役所講堂
 1/12(火) 18:30-20:00 南区役所講堂
 1/13(水) 18:30-20:00 中川区役所講堂
 1/14(木) 18:30-20:00 緑区役所講堂
 1/16(土) 10:00-11:30 守山区役所講堂
 1/17(日) 14:00-15:30 天白区役所講堂


15/12/22 名古屋城天守閣木造化 市教育長が文化庁との交渉スピードに懸念

15/11/9に開催された名古屋城天守閣整備検討会議の会議記録が15/12/22に名古屋市民オンブズマンに開示されました。
http://nagoya.ombudsman.jp/castle/151221.pdf
その中で、市教育長が「このスピードで本当にやっていくとなると、文化庁との調整はかなりスピードアップしなければならない。現天守閣を壊すことについても調査しろと言われているくらい」と懸念を表していたことが分かりました。

名古屋城天守閣整備検討会議は、副市長や各局長クラスで構成されています。
http://www.city.nagoya.jp/shiminkeizai/page/0000077274.html

市教育長は「このスピードで本当にやっていくとなると、文化庁との調整はかなりスピードアップしなければならない。部会に文化庁調整部会といった専任の部会を作ってほしいくらい。今、市民経済局で文化庁との調整をやってもらっていると思う。天守閣整備部会として「天守閣の整備(文化庁との調整を含む。)に関すること」とあるが、現天守閣を壊すことについても調査しろと言われているくらいであり、文化庁はいろいろな資料を要求してくると思う。 文化庁との調整を含むというようなものではなく、かなり専任のチームを作らないと時間的に間に合わないと思うので、部会を作るなり、専門家チームを作るなり、整備部会を二つに分けるなり、もう少し考えたほうがよいのではないか。」と発言しています。

それに対し、市民経済局長は「確かに全員を集めてやっているとスピード感や柔軟性といった、今おっしゃられた部分で問題があるため、こういったところで少人数で文化庁に対していくような形で、教育委員会とも相談しながらやっていきたい。」と発言しました。

また、消防長は「ふつうは、こういうものをやるときには文化庁や国土交通省といったいろいろなところの問題が出てくる。今、庁内会議がセットされているが、実務的にこなすには外の応援団をたくさん作らないといけない。例えば消防法の消防施設の関係でいうと我々で判断すればいいところと未知の部分についてはコンセンサスをとってくる。これだけの公の仕事をやっている学者達も応援しているというものを、ふつうは一緒にやるものだ。それをやらないと名古屋市の中で検討して出してもできない。そういう人たちが発言する場を作らないとなかなか難しいのではないか。」としました。

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名古屋市市民経済局企画経理課によれば、まだ1回しか検討会議は開催されておらず、第2回目の予定はないとのこと。
広報・広聴、機運醸成部会についてはタウンミーティング開催前に1度開いたが、タウンミーティングで流す映像をみて説明したのみで、議事録は作成していないとのこと。各課長レベルで個別に打ち合わせをしているとのことでした。


15/12/18 名古屋城天守閣木造化 市債30年年間300万人利子元本返済可能と市長 管理費補修費検討せず

名古屋城天守閣木造化タウンミーティングにおいて、河村たかし名古屋市長が税金を使わない方法として、「市民公募債を使った場合、30年償還で入場料500円だと年間300万人が必要だ」と発言していた根拠を名古屋城総合事務所管理課に問い合わせたところ、利子率2%で上記だと450億円になると15/12/18に回答がありました。
これでは管理費も補修費も全く検討していないことが判明しました。
また、上記根拠が書類になっているかも聞いたところ、書類では作成していないとのこと。あまりにもずさんな計画です。

そもそも名古屋城の入場者数は平成18年度-24年度で、110万人-147万人で推移しており、うち有料分は105万人-120万人です。観覧料収入は平成20年度-24年度で、4.6億-5.4億円です。
名古屋城費(支出)は平成20年度-24年度で16億-27億円です。
本丸御殿復元費を差し引くと10億円程度となりますが、それでも毎年赤字となっています。
(平成25年度 名古屋市包括外部監査結果より)
 
http://www.city.nagoya.jp/shisei/category/56-2-2-9-0-0-0-0-0-0.html
(なお、本丸御殿1期完成後の平成25年度入場者数165万人、平成26年度入場者数164万人)

また、ある学者が年間500万人来ると発言したと、15/12/12タウンミーティングで市長は発言しました(「学者の氏名はプライバシーがあり言えない」と市長)が、市当局としては「学者の氏名は把握していない」とのこと。
市として学者に問い合わせたのではないことが明らかになりました。
実際学者がいるのかどうかも不明ですし、「観光地来場者数」の専門の学者なのかどうかも不明です。

15/12/18西区役所で行われたタウンミーティングでも、河村市長は同様の主張を繰り返しました。10年市債で0.491%、30年市債で1.527%といい、100万円市債を買えば利息が15000円ついて市民生活にプラスであり、現在市の直営で税金が5億円かかってて木造天守閣管理運営を民営化するとはいうものの、民営化した主体(指定管理者?)に払う委託料・指定管理料については全く触れていません。
また、平成30年度完全公開予定の本丸御殿やその他名古屋城の施設の維持管理費についても全く検討をしていません。
(なお、本丸御殿は第1期工事部分が公開されていますが、来場者の鞄等が障子にぶつかって穴が開いたままになっており、大変恥ずかしい姿をさらしています。修復する金もないのかと思います)

河村市長は「福祉に400億円を払えばそれで終わりだが、木造天守閣を作れば人が来て儲かる」という、根拠のないたわごとを繰り返しています。
(なお、修復を終えたばかりの姫路城は220万人来場者がありますが、休日は城にのぼるのに数時間待ちで、さらに城に入ってもラッシュアワー並みに混雑しており、気分が悪くなって倒れる人もいるくらいとのこと。
午後3時ごろには入場制限をしたとのことです。入場制限は1日1万5千人。)
 
大変残念ながら、会場での発言者をあてる際、顔を覚えられてしまったのか名古屋市民オンブズマン関係者は全く当たりません。
ぜひとも市長に上記質問をしてください。


15/12/17 名古屋城天守閣木造化「住民投票も選択肢の一つ」と認めるが、今の制度だと議会で決めると河村市長

2015/12/17に名古屋市昭和区役所で行われた名古屋城天守閣木造化タウンミーティング(200名参加)において、会場からの「住民投票で決めてはどうか」という意見に対し、「同様の要望は複数人から意見があり、住民投票も選択肢の一つ」と初めて認めました。
しかし、「今の制度だと議会で決める」とし、特段住民投票を進める方針は示しませんでした。

名古屋市住民投票条例案は、平成22年2月定例会に議員提出議案としてだされるも、継続審議が続き、平成23年2月の市議会リコール成立で廃案となりました。
その後は提出されていません。
http://www.city.nagoya.jp/shikai/page/0000012993.html
http://www.city.nagoya.jp/shikai/category/335-3-0-0-0-0-0-0-0-0.html

昭和区では積極的な賛成意見は1件くらいしかありませんでした。タウンミーティングでやり取りをする中で、市民の間で疑問が高まったからかもしれません。

タウンミーティングも6回目となり、だいたい同じ質問と回答を繰り返しています。名古屋市民228万人に伝えるためにも、タウンミーティングの様子をネット中継やビデオ放送したり、せめて質疑のやり取りを文書化してネットに公開するとともに、タウンミーティング来場者に前回までのやり取りを文字化して配布すべきではないでしょうか。

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工期も工法も費用も何も決まっていない中で繰り返されるタウンミーティングはあと10回行われます。どの回でも参加可能です。
どこの区役所でも参加できます。
http://www.city.nagoya.jp/shiminkeizai/page/0000075236.html
 12/18(金)18:30-20:00 西区役所講堂
 12/19(土)14:00-15:30 中村区役所講堂
 12/22(火)18:30-20:00 東区役所講堂
 12/23(水)14:00-15:30 中区役所講堂
 1/10(日) 14:00-15:30 瑞穂区役所講堂
 1/12(火) 18:30-20:00 南区役所講堂
 1/13(水) 18:30-20:00 中川区役所講堂
 1/14(木) 18:30-20:00 緑区役所講堂
 1/16(土) 10:00-11:30 守山区役所講堂
 1/17(日) 14:00-15:30 天白区役所講堂


15/12/16 名古屋城天守閣木造化 「3年減税やめて木造天守閣に」の声に河村市長答えず

2015/12/16に名古屋市名東区役所で行われた名古屋城天守閣木造化タウンミーティング(200名参加)において、会場からの意見として「木造天守閣に賛成だが、市債の乱発は将来に禍根を残すため、市民税減税を3年やめて300億円捻出したら」という声に河村市長は答えませんでした。
また、減税をしながら木造天守閣を作るとより市民生活にしわ寄せがくるため、議員が最終的に決めるのではなく、議論をしたうえで市民の住民投票で決着をつけてはどうかという会場の声に対しても、河村市長は答えませんでした。

名東区では賛成の声が数人上がりましたが、「立派なものにするために、2020年完成ではなくじっくり作ってもらいたい」という意見がありました。

市債については、30年債で利息が2%、年間300万人入れば利息も元本も返せると市長は試算を出しました。
ただ、その詳細はいまだに公開されていません。

タウンミーティングも5回目となり、だいたい同じ質問と回答を繰り返しています。名古屋市民228万人に伝えるためにも、タウンミーティングの様子をネット中継やビデオ放送したり、せめて質疑のやり取りを文書化してネットに公開するとともに、タウンミーティング来場者に前回までのやり取りを文字化して配布すべきではないでしょうか。


15/12/15 名古屋城天守閣木造化 ゼネコンからの質問と回答を情報公開請求(取り下げ)

名古屋市民オンブズマンは、現在名古屋市が行っている「名古屋城天守閣整備事業にかかる技術提案・交渉方式(設計交渉・施工タイプ)による公募型プロポーザル」に関し、業者から提出された質問書(様式2)と市の回答(2015/12/14提出分まで)を15/12/15に情報公開請求しました。
(15/12/18追記 名古屋城ページに、ゼネコンからの質問と回答を掲載したということなので、上記情報公開請求は取り下げました)
http://www.nagoyajo.city.nagoya.jp/17_topics/271202/index.html

業者がどのような点に疑問を持っているのか、また市はどう回答しているのかを市民に積極的に知らせたいと思います。

その他、以下2点も15/12/7に情報公開請求しました。
・平成27 年11 月9 日開催の「名古屋城天守閣整備検討会議」議事録、配布資料(web掲載以外)
・平成27 年11 月29日開催の「名古屋城天守閣整備事業にかかる技術提案・交渉方式(設計交渉・施工タイプ)による公募型プロポーザル実施に伴う意見聴取会」議事録、配布資料、録音

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なお、平成27年9月に行われた名古屋市議会 経済水道委員会の配布資料を遅くなりましたがアップしました。(議事録はまだ公開されていない)

・平成27年9月25日 市民経済局 経済水道委員会説明資料
 http://nagoya.ombudsman.jp/castle/150925.pdf
・平成27年9月28日 市民経済局 経済水道委員会説明資料
http://nagoya.ombudsman.jp/castle/150928.pdf
・平成27年9月29日 市民経済局 経済水道委員会説明資料
http://nagoya.ombudsman.jp/castle/150929.pdf


15/12/14 名古屋城天守閣木造化 北区では会場発言賛成は10人中2人のみ

2015/12/14に名古屋市北区役所で行われた名古屋城天守閣木造化タウンミーティング(200名参加)において、会場からの意見として発言した10人中2人しか賛成を表明しませんでいた。
あとはすべて疑問を呈していました。

焼け落ちる前の名古屋城にのぼったことがある人(当時国民学校3年)も発言しましたが、「階段が急で滑りやすく、内部が同じだと(木造復元するのは)どうかと思う」と疑問を呈しました。
(河村市長は、急な庶民向け階段とゆるい殿様用階段があったと説明しましたが、どうしてゆるい殿様用階段に戦前は使えなかったのか、仮に木造復元した場合、ゆるい階段が使えるようになるのかは説明がありませんでした)

あと、木造復元は観光目的なのか完全復元(人が入れない)なのか、という質問に対しては、「両立できるよう、ゼネコンに提案してもらっている」と繰り返すだけ。バリアフリーや釘などを使って作った場合、将来的に重要文化財になるかという質問に対しては、市長は「150年後に国宝になるはず」と根拠なく発言しました。

毎回、「税金を稼ぐ場所」としての名古屋城木造復元の意義を述べる河村たかし名古屋市長ですが、客が多く来るという根拠を一度も示したことがありません。

今回目新しいことと言えば、市内の小中高校での議論のテーマにピッタリだと教育委員会に強く要望した、と市長が発言したくらいです。あとは毎回同じです。

名古屋市民オンブズマンは、15/12/12に名古屋市港区役所で行われたタウンミーティングの際の河村市長発言の根拠を名古屋城総合事務所管理課に12/14に電話で確認しました。
 @市債30年間300万人増で返還可能の具体的試算
 A来場入場者予測年間500万人と言った学者の氏名。
残念ながら、名古屋城整備室は「12/12の発言概要がまだまとまってないため市長の発言が確認できない。今週中に確認ができ次第、上司と相談して回答する」とのこと。

北区では発言希望する人が少なく、手を挙げたほぼ全員が当たっていました。意見を直接言える貴重な機会です。こんなずさんな計画はこれまで見たことがありません。
このままでは同じく技術提案・交渉方式をとった新国立競技場の二の舞になります。

工期も工法も費用も何も決まっていない中で繰り返されるタウンミーティングはあと12回行われます。どの回でも参加可能です。
http://www.city.nagoya.jp/shiminkeizai/page/0000075236.html




15/12/13 名古屋城天守閣木造化 耐震改修必要な千種区図書館建て替え問題に名古屋市長答えず

2015/12/13に名古屋市千種区役所で行われた名古屋城天守閣木造化タウンミーティングにおいて、会場からの「耐震改修必要な千種区図書館建て替えを先に行ってほしいが減税政策のために建て替え予算がついていない。不要不急の名古屋城木造化に税金を出し、市民生活に直結する図書館はどうして放置か」という意見について、河村たかし名古屋市長は「図書館の問題は別にやってほしい」とし、まともな回答をしませんでした。

どうして同じく耐震改修が必要な名古屋城は木造で270-400億円(見込み)で建て替え、エレベーターもない千種図書館はそのままなのか。市民に密着した文化施設である図書館を放置して、市長が言う「儲かる施設」にだけ巨額の税金を投じるのは到底納得できません。

また、河村市長は「文化庁から直接聞いたが、鉄筋コンクリートでの再建は絶対に認められないが、審議会があるため役人が絶対に認められないとは言えない。」としましたが、市当局は「それは市長の見解」としました。

その他、平成26年2月に実施したネットモニターアンケートで、耐震補強71% 木造復元15% 鉄骨鉄筋再建3%とあり、圧倒的に耐震補強でいいと市民が言っているにもかかわらず強烈に木造復元を推し進める根拠は何かという質問に対し、「鉄骨鉄筋再建はあり得ない。こんな項目を作る市の担当者がおかしい」と、責任を転嫁したうえで耐震補強の回答が多いのになぜ、という質問に応えませんでした。

なお、3回タウンミーティングを行い、過去によい質問と回答がでていますが、その回だけで完結しており、前回のタウンミーティングの様子が参加者に引き継がれていません。早急に対応が必要だと考えます。

こんな欺瞞的タウンミーティングをあと13回行います。どの回でも参加可能です。
http://www.city.nagoya.jp/shiminkeizai/page/0000075236.html

15/12/12 名古屋城天守閣木造化 市債だと30年で年間300万人必要と名古屋市長

2015/12/12に名古屋市港区役所で行われた名古屋城天守閣木造化タウンミーティングにおいて、河村たかし名古屋市長は、会場からの名古屋市民オンブズマン メンバーからの質問に対し、税金を使わない方法として、市民公募債を使った場合、30年償還で入場料500円だと年間300万人が必要だと初めて具体的に試算を明らかにしました。

名古屋城総合事務所管理課に問い合わせたところ、「30年間、300万人来て500円だと450億円」になるとのこと。特に書面では作っていないと12/18に回答がありました。これでは、管理費すら出ませんし、補修費用も全く考えていないことが判明しました。

しかも、河村市長は「江戸城復元で500万人来るという試算を引き合いに、ある学者は名古屋城木造化でも同じくらい来る」と言っておきながら、その学者の氏名を聞いても「学者のプライバシーがある」として明らかにしませんでした。
管理課に問い合わせたところ、市としては学者の氏名は把握していないとのこと。


市民オンブズマンメンバーの質問と回答の概要
 1)税金を使わない方法 →市債30年償還で300万人必要
 2)需要予測根拠 →「学者が言った」が学者名は言えない
 3)独立採算か →回答せず

また、経済波及効果が100億円の場合、市税はどの程度増えるかという会場の質問に対しては、約5億円と回答がありました。

今回の港区タウンミーティングには約60名と、前回の熱田区200人より少なかったです。
港区は地震対策が喫緊の課題ということもあり、会場からの意見も木造天守閣に懐疑的な声が多くありました。

こんな欺瞞的タウンミーティングをあと14回行います。どの回でも参加可能です。
http://www.city.nagoya.jp/shiminkeizai/page/0000075236.html
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以下名古屋市民オンブズマン メンバーの質問と河村市長の回答

【オンブズマン】
3点質問します。
今回は経費について特にお尋ねします。河村市長は12/6熱田区タウンミーティングで建設に税金を投じない方法を提案したい、といいました。しかし、翌日7日の記者会見では、税金を投じない方法の一つであるPFIは時間がかかるためとらない、と前日の発言を事実上否定しました。1点目の質問として、税金を使わない方法とは具体的にいつまでにどう発表するつもりかはっきりさせてもらいたいです。なお、今年度すでに3500万円使っています。来年度は少なくとも1600万円使う予定です。しかも市長は12/7記者会見で9割までしか起債できないと認めています。税金を1円も使わない、というのがあまりにも欺瞞です。
2点目は入場者数予測です。本日の配布資料34ページでは毎年165万人増とあります。入場者数が現在165万人程度なので、合計330万人と現在の2倍に増える計算ですが、この根拠は何か。11/25市議会で市は根拠がないことを認めています。化粧直しした国宝姫路城が年間222万人です。新品の木造天守閣が姫路城をはるかに超えることは到底考えられないと私は思いますが、その根拠を今後どう示すつもりなのか。
3番目の質問として、名古屋城木造化のため、独立採算をとるつもりなのかはっきりさせてもらいたい。河村市長は独立採算と経済波及効果をごっちゃに議論しているので、分けて考えるべきです。独立採算として、仮に市民公募債で400億円調達するとし、入場料が今と同じく500円だとすると、0.12%利息で20年償還年間405万人の増、30年償還だと年間270万人増、50年償還だと年間165万人増が必要な計算となります。これに維持費もかかります。姫路城では45年で28億円とのこと。これプラス維持費がかかるとのこと。赤字になった際どうするつもりなのかをはっきりさせてもらいたい。
役所の行う需要予測が外れるのは多々あり、近くではあおなみ線が当初の予測の22%しか客が乗っておらず大赤字となり税金で補てんしています。リニモも万博のためとして作ったのですが、万博後は予測の44%にとどまり、こちらも大赤字。9日に非公開で行ったゼネコン現場説明会で、河村市長は「全責任を負う」と発言したようですが、金銭的にも個人で全責任を負うつもりなのか。
名古屋城天守閣木造化はまさに武士の商法で、客が入らずに400年間「負の遺産」として維持費と赤字を垂れ流すことにないようにしてもらいたい。以上
【河村市長】
 税金を使わない方法ですが、民間でよおけ投資している。 
 東京スカイツリー630万人来ている。
 江戸城 500万人来ると想定されている
名古屋も同じくらいくると学者が発言しているが、それ以上は物理的に入れない。
【オンブズマン】学者はだれですか。具体的に言ってください

【河村市長】
 名前は今言えない 
  【オンブズマン】
 なぜ名前を言えないのか
【河村市長】
 その学者のプライバシーがあるから
  【オンブズマン】
 学者はそもそも公務ではないか  
【河村市長】
 PFIは時間がかかるから、東京オリンピックに間に合わない。
 補助金をもらう際は、起債は9割しか使えない。
 現在、名古屋市 1500億くらい市債を発行している。
 公募債 誰も持っていないと思う。1秒で完売する。
 市民公募債だと、30年 300万人位こないといけない。
 そうすれば入場料だけで元本と利子返せる。
 熊本城、姫路城よりもっと来ると思う。
 100億円くらいの経済効果ある。
  
【名古屋城所長】
  ゼネコンからの工期・費用の提案を受け、今後財源フレームを示したい。
  経済波及効果はH19本丸御殿復元時アンケートを取った。
  当時、本丸御殿完成でほぼ倍増と結果が出た。
  名古屋城木造化でも同等の効果である入場者倍増が見込まれると考えている。  

【一般】   
 堤防整備は人命にかかわる。
 優先順位を考えてほしい。

【市長】
 防災は重要だが、稼げる街をどうつくるか
 財源問題があるんでしょ?
 港区は最優先でやりたい

【一般】
 100億円の経済波及効果があったら、市税はどの程度増えると考えているか
 
【市長】
 名古屋のGDPが11兆で、税金が2.6兆程度。
 名古屋市に入る税収だと5000億。
 だいたい5%程度と考えると、100億円の経済波及効果で年間5億円程度
 市税が増えると見込まれる。


15/12/10 名古屋城天守閣木造化 PFIは難しいと河村市長 また前言撤回

2015/12/7に行った河村たかし名古屋市長の記者会見で、名古屋城天守閣木造化について「復元事業に(民間資金を活用する)PFI方式の導入は難しい」と述べました。
・名古屋市長河村たかし 定例記者会見 H27.12.7.wmv
 
https://www.youtube.com/watch?v=pEMFSFrsrxs&feature=youtu.be
・平成27年12月7日 名古屋市長定例記者会見(テキストは後日アップ)
 http://www.city.nagoya.jp/mayor/page/0000075090.html

2015/12/6に名古屋市が行った名古屋城タウンミーティングならびに終了後の記者ぶら下がりでも以下発言しました。
「木造天守閣を作ればものすごい数の人がきて、どえりゃー儲かるんだわ。400億円を全て税金で使うとは違う。民間でも儲かるから運営をしようと言う会社も現れるだろう。いっぺん民間でできんか提案しようと思う」

発言後1日もたたないうちに前言を撤回する河村市長の姿勢を疑います。
少なくとも熱田区で行ったタウンミーティングは再度開催すべきです。

そもそも名古屋城の入場者数は平成18年度-24年度で、110万人-147万人で推移しており、うち有料分は105万人-120万人です。
観覧料収入は平成20年度-24年度で、4.6億-5.4億円です。
名古屋城費(支出)は平成20年度-24年度で16億-27億円です。
本丸御殿復元費を差し引くと10億円程度となりますが、それでも毎年赤字となっています。
(平成25年度 名古屋市包括外部監査結果より)
 http://www.city.nagoya.jp/shisei/category/56-2-2-9-0-0-0-0-0-0.html
(なお、本丸御殿1期完成後の平成25年度入場者数165万人、平成26年度入場者数164万人)

仮に400億円の木造天守閣を20年償還の市債(利子率0.12%)で返すとすると、有料入場者500円とした場合、年間405万人は増加する必要があります。
(30年償還なら270万人増加、50年償還なら165万人増加)
修理を終えた国宝の姫路城が年間200万人越えなので、仮に新品の名古屋城を作ったとしてどの程度入場するのか大変疑問です。

以下15/12/7河村市長記者会見の抜粋
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記者質問
 名古屋城タウンミーティングでは、税金も全く使わないやり方も提案すると言ったが、
 本日、PFIは難しいと発言があった。詳しく知りたい

市長
 名古屋城の木造化は儲かるものだ。
 PFIは選択枝の1つではあったが時間がかかるためやらない。
 公的資金のことを言われるが、レゴランドが分かりやすい。
 設備に320億円 年間180万人予測。 経済効果は640億円。  
 駐車場150億を税金で作る。 追加費用がかかるため170億税金。
 合計490億円の投資になる 税金も使っている。
 
 はじめにPFIと決めんといけないがやらない。
 起債は市のお金なのか。9割までしか起債できない。
 公募でやる
 金融機関が買う。
 民営化と言えんことはない 微妙。
 民間のお金か役所のお金かわからん
 市民が直接投資する。
 重要なのは投資だということ。
 民間の経営はどれだけ大変か皆さん知っとりゃーすか。
 運営はすぐできるのではないか
 市債 税金とは言えない
 作った後は民間で。

   建てる段階で民間とはじめ言っていたがオリンピックに間に合わせたい。
 東京スカイツリー 400億円 税金1円も使っていない

 名古屋城ようけ人来ますよ。時を経るごとに値打ちがでる。
 姫路城に勝つ。
 投資のチャンスを失ってはいけない
 
 これだけ福祉日本一と言ってても文句を言ってくる人はいない。
 都市の力を強くしなければ。
 経済効果 入場料だけで元本返せるのではないか。
 江戸城 500万人。
 税金を稼ぐようにしてもらいたい。

 名古屋市民は自信を喪失している。
 世界に対して相当なもの。
 プロポーザル取ったってなんで全国ニュースにならんの。

質問
 運営の主体
 木造 震度どれくらいまで耐えられるのか

市長
 地震対策についてもプロポーザルで出してほしいといっている。
 濃尾大地震では壊れなかった
 三角だから強い

   質問
 タウンミーティング 年齢層が高かった
 市民の中で盛り上がっていないのではないか

市長
 大学で話す
 まわりからは「直すなら木造にしよまいと」ほとんど言われる。
 自信喪失
 ちょっとでてこん
 心の支え 自慢を作りたい

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参考
名古屋市議 柴田たみお(共産)15/11/25議案外質問
1.名古屋城天守閣の木造復元による経済波及効果は根拠なし
 http://tamio.jcpweb.net/2015-1127-095443.html
「220万人に165万人を足して385万人。今より2.3倍に増える。
 こんなことがありえるのか」とたたみかけると、市民経済局長は  答弁不能に陥りました。



15/12/9 名古屋城天守閣木造化 非公開ゼネコン現場説明会に約20名参加

名古屋市は現在実施中の「名古屋城天守閣整備事業にかかる技術提案・交渉方式(設計交渉・施工タイプ)による公募型プロポーザル」の現場説明会を平成27年12月9日に名古屋城で非公開で開催しました。
http://www.nagoyajo.city.nagoya.jp/17_topics/271202/index.html

河村たかし名古屋市長も説明会に参加しました。
説明会にはゼネコンや協力会社当約20名が参加(各社2名以内)していましたが、内容は不明です。

ただ、説明会場を出て現場を回っている際の名古屋市の説明は聞き取れる範囲で以下まとめてみました。
非常に厳しい条件がたくさんついており、ゼネコンが2020年7月までに木造天守閣を建設する技術提案そもそも可能なのか、2016年2月26日までに技術提案書を提出することが可能なのか不明です。
そもそも名古屋市はきちんと仕様を決めておらず、大変無責任です。


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以下聞き取れた名古屋市の説明
・小天守
 中に重要文化財入っている。それを外部に移してほしい。
 木造天守閣が完成予定の平成31年以降使えるようにしてほしい。
 重要文化財は振動に大変弱い。
 今回補足説明が間に合わなかったため、明日にはホームページにアップする

・石垣
 昭和20年 焼夷弾があたり、石垣まで燃えた。
 被熱によって劣化しているためひびまるけで体力がない。
 現在天守閣の下にあるコンクリートのケーソンで支えられている。
 文化庁は「土の中こそが遺跡」と言っている。
 掘削行為は一切禁止。堀も同じ。
 学術調査をするか、文化庁の許可が必要。
 北側 石垣がはらんでいる。このまま保つのか、積み直しするのか。
 文化庁と協議のうえ、両方提案してほしい。
 400年持たせるのはどうするのか
 天守閣を作ってから石垣を整備してほしい。
 江戸時代に40センチ沈んだ。
 宝暦以降の形になろう。
 現在空堀だが、一部水がある。

  ・工事のアプローチ
 北側を想定している。お堀を越えることになる。
 天守閣北には木も礎石もあるが、そのままにしてほしい。
 お客様になるべく影響与えないように。
 掘削はできない。

・本丸御殿復元工事 木材加工場・原寸場
 説明不明(本丸御殿は平成29年度(2017年度)に復元工事完了予定)
 
市長も発言していたが、皆様に期待している。いい提案がほしい。




15/12/6 名古屋城「木造天守閣は違法建築で人が入れず」と一級建築士 タウンミーティングで

15/12/6、名古屋市は名古屋城天守閣の整備 タウンミーティングを熱田区役所講堂で開催し、150名が参加しました。
15/12/2に名古屋市は「名古屋城天守閣整備事業にかかる技術提案・交渉方式(設計交渉・施工タイプ)による公募型プロポーザル」を実施中であり、ゼネコンが応募してくるのか、金額がいくらなのか、工事内容がどうなるのかまったく未定のままでのタウンミーティングだったため、「市民の皆さんの納得がないといかん」とはいうものの、事実上、河村たかし名古屋市長の独善的演説会でした。

・配布資料 
 
http://nagoya.ombudsman.jp/castle/151206-1.pdf
・配布された、名古屋城関係の資料
 http://nagoya.ombudsman.jp/castle/151206-2.pdf

市側の45分間の説明の後、市民からの発言を求めたのですが、H26.2実施したネットモニターアンケートでは71%が耐震補強でよいって言っているにもかかわらず、発言した10人中賛成意見が8名、反対が2人でした。そろいの法被を着ている地元商店街関係者も複数回あてられ、公正な進行とはとても言えませんでした。

反対した2人のうち、1人は「木造天守閣より福祉など市民に密着した行政を」というものでしたが、注目すべきは一級建築士の方の発言でした。
・東区在住 高橋 和生(一級建築士)
 http://on.fb.me/1N4NVSs
 父が現在の天守閣復元に対して寄付を行った。
 外見は完全に復元しており、立派な文化財だと思う。
 市庁舎は82年たっており、耐震改修してもっている。
 名古屋城だけ木造にしようとするのは理解に苦しむ。
 私は一級建築士だが、以下3点質問したい。
 1)耐震補修後の耐用年数は40年と説明しているが、建築基準法のどこにも書いていない。   建物は「必要でない」と思えばそのとき寿命である。   逆に残そうと思えば残る。市はどう考えているのか
 2)工程、金額、内容の3つがまだ決まっておらず、プロポーザルの結果が出る来年3月まで詳細は待ってくれ、とのこと。
  上記の説明がない現時点でタウンミーティングを開くのは欺瞞である。
  そもそも木造5階の建物は建築基準法では違法建築である。仮に復元しても中には入れない。
  住宅都市局長ではなく名古屋市の建築主事に答えてもらいたい。
 3)鉄筋コンクリートの回収と、木造店主の新築の比較をLCC(ライフサイクルコスト)で示してほしい。
  市は40年の間で木造天守の補修費は14億円と6月にいっていたが、姫路城は6年かけて、28億円を使い、屋根・壁の補修をしている。   

 市の回答
 1)「コンクリ―トの劣化診断によって判断された」
 2)「確かに違法ではあるが、文化財は基準外となる。建築審査会にかけて進める予定」
 3)回答なし
 
少なくとも上記に(市民経済局ではなく)名古屋市としてきちんと答えるべきです。

河村市長は、タウンミーティング中も、終了後の記者ぶら下がりでも以下発言しました。
「木造天守閣を作ればものすごい数の人がきて、どえりゃー儲かるんだわ。400億円を全て税金で使うとは違う。民間でも儲かるから運営をしようと言う会社も現れるだろう。いっぺん民間でできんか提案しようと思う」
 
民間で木造天守閣を作って運営しようとする会社が本当にあるのかどうか分かりませんし、そんなことは市長の一存でできることではなく、きちんと議会に諮る必要があります。
しかも、「名古屋のシンボル」(河村市長談)を民間にゆだねて作成・運営することの是非は議論が分かれると思います。

こんな欺瞞的タウンミーティングをあと15回行います。どの回でも参加可能です。
http://www.city.nagoya.jp/shiminkeizai/page/0000075236.html
市議会はこんなタウンミーティング費用とゼネコンへのプロポーザル費用をH27.9議会で 認めてしまいました。
「外堀だけかと思ったら内堀まで埋められた」感がありますが、きちんと名古屋市の説明のおかしさを追及していきましょう。



15/12/3 名古屋市 名古屋城天守閣木造化 公募型プロポーザル 国産材で募集をいきなり開始

名古屋市は15/12/2に「名古屋城天守閣整備事業にかかる技術提案・交渉方式(設計交渉・施工タイプ)による公募型プロポーザル」を実施しました。
詳細は市公式webに掲載しています。
http://www.nagoyajo.city.nagoya.jp/17_topics/271202/index.html

「公募型プロポーザル業務要求水準書」によれば、基本方針として「昭和実測図等を基に史実に忠実に復元するもの。」としながらも、セキュリティ計画、防災・避難計画、ユニバーサルデザインを考慮せよとあり、しかも「使用する木材は、原則として国産材とする」といつのまにか決められています。

12/6から名古屋市は名古屋城天守閣の整備にかかるタウンミーティングを各区で開催するのですが、単なる市長の一方的な説明に終始することを危惧します。
http://www.city.nagoya.jp/shiminkeizai/page/0000075236.html
どう考えても手続きが早すぎます。
市民の意見を聴くつもりがないとしか思えません。



15/12/1 名古屋城木造天守閣 有識者意見聴取会 非公開で技術提案を募ることを決定

名古屋市は15/11/29に「名古屋城天守閣整備事業にかかる技術提案・交渉方式(設計交渉・施工タイプ)による公募型プロポーザル実施に伴う意見聴取会」を非公開で開催しました。
会議の開催のお知らせが11/26に名古屋市政記者クラブ、11/27に市政情報センターならびに名古屋市公式webサイトに掲載されたとのこと。
(公式webサイトの掲載は11/29に削除)
記者発表資料、要綱等を入手しました。
http://nagoya.ombudsman.jp/castle/151129.pdf

そもそも、「会議を公開することにより、公正性及び公平性に支障がある可能性があり、 当該会議の適正な運営に著しい影響が生ずるため」会議を非公開とする理由が分かりません。
議論の内容もさっぱりわかりません。
これで強引に名古屋城木造化に突き進むのは市民意見を無視しています。

名古屋市民オンブズマンは、今の名古屋城木造天守閣の進め方ならびに木造天守閣自体の建築基準法などからみた問題点の学習会を開催して追及していく予定です。

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名古屋城天守閣整備事業にかかる技術提案・交渉方式
(設計交渉・施工タイプ)による公募型プロポーザル実施に伴う意見聴取会

評価委員名簿
氏名 所属・役職
 大森 文彦 東洋大学教授/弁護士
 小野 徹郎 名古屋工業大学名誉教授/公益財団法人日本建築積算協会 東海北陸支部長
 片岡 靖夫 中部大学名誉教授
 川地 正数 川地建築設計室主宰/中部大学非常勤講師
 瀬口 哲夫 名古屋市立大学名誉教授
 麓  和善 名古屋工業大学大学院教授
 古阪 秀三 京都大学教授
 三浦 正幸 広島大学大学院教授

<議題>
 技術提案・交渉方式の適用の可否
 技術提案範囲・項目・評価基準
 参考額の設定方法
 交渉手続
<公開・非公開の別>
 非公開(頭撮り可)

非公開の理由
 会議を公開することにより、公正性及び公平性に支障がある可能性があり、当該会議の適正な運営に著しい影響が生ずるため



15/11/18 名古屋市H28予算要求公開 名古屋城天守閣整備検討は1600万円のみ

名古屋市は、2015年11月18日にH28年度予算要求を公開しました。12月18日(金)まで意見を募集しています。
・平成28年度予算要求内容の公開及びご意見募集について
 
http://www.city.nagoya.jp/shisei/category/68-6-2-13-1-3-0-0-0-0.html

その中で、河村たかし名古屋市長が2020年までに木造天守閣を完成させると意気込んでいる名古屋城天守閣についての予算要求を見たところ、学識経験者による課題等検討会及び市民アンケート等を実施する費用として1600万円の予算しか計上しておりません。

現在のコンクリート製天守閣を壊し、木造天守閣を作るには、約18年間270億〜400億円かかると名古屋市が試算しています。
現在、2020年までに木造天守閣を作ることができるのか業者に調査委託しています。

今後、12/6-1/17まで各区でタウンミーティングを行った後、大規模の市民アンケートを行うとのこと。
http://www.city.nagoya.jp/shiminkeizai/page/0000075236.html

しかしながら、2020年7月24日(金)〜8月9日(日)に予定されている東京オリンピックに完成を間に合わせるには、実質4年しかありません。
本気で木造化するのなら、平成28年度補正予算から対応するのだと思いますが、単純計算で毎年70億-100億円の費用がかかります。補正予算は市民の意見募集制度がありません。

しかも、名古屋市が平成27年9月に作成した収支見通しでは、木造天守閣がなくても毎年100億円近い赤字で、とても木造天守閣を作るお金がありません。(上記「予算要求内容の公開」に載っています)
収支見通し
H28年度 △ 83億
H29年度 △126億
H30年度 △132億
H31年度 △176億

共産党の田口かずと市議は、文化庁と国土交通省に木造天守閣に対する補助金に対して聞き取りを行い、2020年までと年度を区切るとたいしてお金がもらえないことがあきらかとなりました。
http://taguti.way-nifty.com/blog/2015/11/post-52fc.html

建築基準法上、木造天守に「人をいれることできない」と指摘する専門家もいます。
https://www.facebook.com/notes/627513490718107/

ありとあらゆる点から、木造天守閣を2020年までに作ることは極めて困難です。
仮に作るとしたら、莫大な市政への財政負担がかかります。
不要不急の木造天守閣に力を入れるのであれば、もっと他にすることは山ほどあるのではないでしょうか。

なお、冒頭に紹介した予算要求内容公開は、今後財政局で査定されて相当数が予算が付かないことになります。
現状でも市民税5%減税のため毎年110億円近く減収となっていて予算が付いてない状況であるのに、もっと予算が付かなくなってよいのか、名古屋市民は真剣に議論すべきです。


15/9/18 もめにもめた名古屋城天守閣木造化 市議会委員会議論

15/9/18に行われた名古屋市議会経済水道委員会で、平成27年9月補正として提出された名古屋城天守閣木造化に関する議論がなされ、市側の答弁が不十分でもめにもめました。
午前10時05分から始まった委員会は、昼の休憩をはさんで午後2時15分ごろまで続きました。

以下概要
・補正予算が通れば、年末からタウンミーティング、その後、来年4月以降に出る技術提案交渉方式の結果を踏まえて市民アンケートを行う
・「名古屋城整備計画検討委員会」では14回も議論したが、木造天守閣について話もしていないし、意見も聞いてない。今後伺いたい。
・文化庁に対し、技術提案協議方式について話をしていない。
・名古屋市財政局が今年9月4日に発表した今後の財政収支見通しには名古屋城復元に関する予算は入っていない
・国土交通省に対して木造天守閣復元の概略を話しただけで具体的に話していない。補助金は国策のものが優先される
・河村市長が2020年までに名古屋城木造化ができるとした根拠はだれも聞いていない

なお、15/9/17に名古屋城整備室から電話があった、9月10日市長提案「先般の経済水道委員会所管事務調査において、天守閣復元にかかる複数の整備手法・経済効果及び誘客効果等について示すべきとのご指摘をいただいておりました。この間、私自らが、誠実に調査・検討してまいりました結果について、議会へ提出いたします。」
の資料は本日も提出されませんでいた。 (提出するのは、先日名古屋市民オンブズマンあてに開示された資料だと認めました)
 
http://nagoya.ombudsman.jp/castle/150908.pdf

次回の木造化議論は9/25(金)に市議会経済水道委員会で行います。
http://www.gikai-tv.jp/dvl-nagoya/

以下メモをPDFでアップします。
http://nagoya.ombudsman.jp/castle/150918.pdf

名古屋城木造化 一部議員に示した「これからの進め方(案)」非公開

一部報道で、名古屋市は名古屋城天守閣木造復元に関し、15/8/24に市議会の主要会派幹部に予算案の提出の考えを伝えたと記載がありました。

名古屋市民オンブズマンは15/8/25に名古屋市長に対し「2015年8月24日に開催された市議会の超党派議員による名古屋城木造化に関する勉強会で配布した資料ならびに勉強会の内容がわかるもの」を情報公開請求したところ、15/9/8付で一部開示決定が出ました。

配布した「名古屋城天守閣整備 これからの進め方(案)」の方針及び予算事項に関する事項については、名古屋市情報公開条例第7条第1項第4号に該当し、公にすることにより未確定段階の情報が確定されたものと誤解され、市民の間に混乱を生じさせるおそれがあるため非公開となりました。
また、「勉強会の内容が分かるもの」については、公開請求に係る行政文書を作成又は取得しておらず、不存在のため非公開となりました。
・15/9/8決定書と、一部開示された文書
 
http://nagoya.ombudsman.jp/castle/150908.pdf

名古屋市市民経済局名古屋城総合事務所整備室に対し、上記勉強会はだれが参加したか問い合わせをしたところ、「主催は市会議員の任意団体であり、そこに市が呼ばれて説明しに行った。市会議員の誰が参加していたのかを公表していいのか判断しかねる。主催者が誰かも公表していいのか判断しかねる。勉強会に来てほしいと依頼があったのは文書によるものではない。」との回答でした。

なお、「他都市の城郭等の整備状況」については、当初の決定書が差し替えられ、開示決定となっております。(書類は当初に受取済み)

名古屋市議会の経済水道委員会では、「市民への説明不足」との声がでているにも関わらず、今後の進め方(案)を市民に非公開にする、というのは市民も議会も愚弄しています。対応を早急に検討します。

現在、名古屋市議会が開会中であり、9月補正予算案で計上されている、名古屋城木造天守閣復元のための調査費3500万円をめぐって白熱した議論が予想されます。9月補正予算では、財政局案ではいったんは「計上せず」となった木造天守閣調査費がどうして復活したのか、なぜ今木造天守閣かなど、市民は注目しています。ぜひ注目しましょう。

-------------- ・名古屋市 平成27年度9月補正予算編成過程の公開
 http://www.city.nagoya.jp/zaisei/page/0000073789.html
・名古屋市会平成27年9月定例会 市長提案説明(概要) 
 http://www.city.nagoya.jp/shikai/category/324-2-0-0-0-0-0-0-0-0.html



15/6/17 名古屋城天守閣整備について市議会委員会で議論が紛糾

2015/6/17に名古屋市議会経済水道委員会は名古屋城天守閣の整備に関する所管事務調査を行い、可能な限り早期の木造復元が望ましいとした名古屋市の姿勢に対して議論が紛糾しました。

配布資料
・平成27年6月17日 名古屋市市民経済局
 経済水道委員会説明資料
 名古屋城天守閣の整備に関する調査について
 
http://nagoya.ombudsman.jp/castle/150617.pdf
・平成27年3月 名古屋市
 名古屋城整備検討調査報告書
 http://nagoya.ombudsman.jp/castle/H27-3houkoku.pdf
・名古屋市市民経済局名古屋城総合事務所
 名古屋城天守
 http://nagoya.ombudsman.jp/castle/siropamph.pdf 

名古屋城天守閣の木造復元には400億〜270億円もの費用がかかると試算されており、テレビ局も委員会に全社来るなど報道機関も注目していました。傍聴者も多数いました。
委員会開会前、一部議員が多数のカメラを見て「SLのときみたいだ。だいたいあの人の政策はこうなる。SLは2週間でこけた。発言に気をつけなあかん。」と述べ、別の議員も「なんちゃってだ」など、木造天守閣復元に懐疑的でした。

市側の説明の後、各議員から多数の質問が出ました。

西山あさみ議員(共産)は「文化庁から木造復元しかだめだという文書はあるのか」との質問に対し、「明文化はないが、手引きに『史実に忠実な復元が望ましい』とある」と回答がありました。西山議員は「平成27年3月に名古屋市が出した報告書には、エレベーター設置など書いてあるが、市長は承知しているのか」との質問に市は「市長に説明し、理解を得ていると承知している」と回答しました。

岡田ゆき子議員(共産)は「耐震補強をしても40年後に壊さないといけないとあるが、大阪城は築84年たったが補修し長寿命化して持っている。名古屋でもできるのではないか」と指摘しました。また、平成26年2月に行った市民ネットアンケートでは7割が耐震補強でよいと回答し、市民の感情を踏まえると木造は望ましくないのではないかと追及しました。市は「アルカリ化など長寿命化も可能であるが、一時的なものであり恒久的な措置ではない。ネットアンケートでは一部説明不足だったため、丁寧に説明していきたい」と回答しました。

岩本たかひろ議員(自民)は「平成27年度予算に木造天守閣についての予算が付いていないため、唐突な感じがする。なお、どのような法律を守らないといけないのか確認したい」と質問し、市は「建築基準法、バリアフリー法、消防法を守る必要はあるが、建築基準法3条1項の適用除外を受けるため、建築審査会にかける必要がある」としました。

田辺雄一議員(公明)は「市の説明は不十分だ。適用除外は簡単に受けられない。耐震化や防火の点などいろんな角度から対応してはじめて適用除外になる。そのような説明をしないのはおかしい」としました。

佐藤健一議員(公明)は「文化庁で話を聞いてきたが、『木造が望ましい』というだけで、見えない形で鉄骨をはわすなどは可能ではないか。そのようなことは可能か文化庁に確認しているのか」との質問に市は「名古屋城本丸御殿でも、柱の中にボルトを入れたりダンパーを入れたりしている」としました。

田辺雄一議員(公明)は「文化庁からの話は義務か任意か。私は任意だと思う。どの辺で折り合いをつけるのかは名古屋市の判断ではないか。また、名古屋市は復元復元と言っているが、手引きのその3には『外観を復元しつつ“復元的整備”』という手法もあると書いてある。
どこまでコンクリでできるか文化庁に話をしたことがあるか」と詰め寄りました。
また、現在鉄筋コンクリートで天守閣を復元した場合いくらかかるか試算をしたのか尋ねるも、名古屋市は「試算していない」とのこと。

鎌倉安男議員(減税)は「工事はプロポーザルかWTO案件か」との質問に対し、市は「設計はプロポーザルだが、工事はWTO基準にのっとり一般競争入札になる」としました。

斉藤たかお議員(自民)は「現天守閣の地下に巨大ケーソンがあり、木造復元の際はそれを活用するとあるが、そのケーソンは何年もつのか」との質問に市は「何年耐用年数があるかは調査していない」としました。

久野浩平議員(民主)は議事進行発言を行い、「これまで仮定の話ばかり。木造かコンクリかといえば木造がいいに決まっているが、ひのきが実際あるのかなど実際にできるのかどうか。また、補強工事にするのか木造にするのかを先に決めて議論しないといけない」と述べました。

田辺雄一議員(公明)は「名古屋市は木造復元が唯一無二だとしているが多いに疑義がある。木造、耐震補強の2つに1つではなく、その中間の選択肢が多数あるのではないか。『復元的整備』について文化庁の見解を問いたい」としました。

日比健太郎議員(民主)は「今回の調査結果には具体的価値判断が入っていない。建設後どのような影響があるのか試算はないのか」と質問したところ、市は「経済波及効果の試算はしていない」としました。
日比委員は「木造にした場合、寿命は何年なのか、国宝にする予定なのか、博物館機能を持たせるのかなど、方向性が見えない」としました。

傍聴して分かったのですが、名古屋城天守閣の今後について議員にも十分な情報を出していません。多額の税金がかかるので、どのような方法がよいのか、情報をさらに公開して市民の意見を聞く必要があるのではないでしょうか。
また、不急の名古屋城木造化検討に対して、名古屋市が力を入れる必要性に対して、市民に説明する義務があると思います。


名古屋城本丸御殿 国の補助金制度激変

名古屋城本丸御殿について、名古屋市の予算案に対する意見を 出すため、国の予算案を見ていたところ、H22年度予算から国の 「都市公園事業費補助」がまるごと削られているのを見つけました。
・平成21年12月25日 国土交通省都市・地域整備局
 平成22年度 都市・地域整備局関係予算決定概要
 
http://www.mlit.go.jp/common/000055971.pdf

真意を確かめようと、国土交通省都市・地域整備局公園緑地景観課に 10/1/20に電話で確認しました。
・H21まであった各種補助金は廃止する
・H22から各種補助金を「社会資本整備総合交付金(仮称)」に  一本化する。
 総額は2.2兆円。どう配分するかは現在検討中。
 各自治体からどうなっているか問い合わせが相次いでいる。

以下18ページに社会資本整備総合交付金の概念図が書いてあります。
・平成21年12月25日 国土交通省
 平成22年度国土交通省関係予算のポイント
 http://www.mlit.go.jp/common/000055981.pdf
*****************************************************
社会資本整備総合交付金がどのようなものになるのかわかりませんが、 これまでのひも付き補助金ではなく、自治体の裁量に任される 交付金になるとしたら、原口大臣が述べたように「地域主権とは、 地域で間違った首長を選べば、その失敗の責任は地域で負うという 厳しいシステム」となります。
http://www.soumu.go.jp/main_content/000041056.pdf

河村市長は、裁量に任される交付金の使途を選ぶ際、他の使途にもまして 名古屋城本丸御殿復元を優先するとしたら、やはりおかしいのでは ないでしょうか。

また、このことは名古屋市政に限ることではなく、全国の自治体の首長と議会が 試されることになるでしょう。

以下参考
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2010年1月13日(水) 馬淵澄夫 副大臣会見要旨
http://www.mlit.go.jp/report/interview/mabutihukudaijin100113.html

平成22年1月12日 
国土交通省政策会議(第7回)議事要旨
http://www.mlit.go.jp/common/000056749.pdf

平成21年10月13日 総務省政策会議 議事要旨
http://www.soumu.go.jp/main_content/000041056.pdf


名古屋市への申入書 秘書課入り口で手渡す運用に改悪

名古屋市民オンブズマンが09/10/1に、事前にアポイントを取った上で 名古屋市あてに名古屋城本丸御殿「凍結」の申し入れを行いに、名古屋市秘書課に 行ったところ、担当者は「今から呼ぶ」といい、しかも申入書は秘書課入り口での 手交であると告げられた。

↑右側が名古屋市民オンブズマン 代表の倉橋克実税理士。左は名古屋城整備室職員。

名古屋市民オンブズマンのメンバーは、「時間を決め、アポイントを取っていても、 担当者が遅れてくるとは何事だ。しかも、何十回も市に申し入れしているが、入り口で 申入書を渡したことはなかった。市長が替わって市民への応対が悪化したというのは どういうことだ」と抗議しました。

秘書課は、「数多くの団体の方が申し入れをしに来ていますし、突然来られる方も いらっしゃいますので、応接室ではなく、すべて秘書課内(入り口)で対応させて いただいております。」と説明しましたが、名古屋市民オンブズマンは 「別の市民団体はきちんと応接室で書類を手渡しているのをテレビで見た。 都合がよい市民団体と、そうでない市民団体と、差別しているのではないか」と 抗議しました。

その日は、たまたま応接室が空いていたので、問答の末、申し入れの 趣旨を応接室で説明することができました。

また、10/8(木)に次回申し入れのアポイントを取ろうとしても、 「上記の説明の通り、入り口で応対させていただきます」との一点張り。 「入り口での書類受け渡しは誰が決めた」と聞くと、「秘書課として決めた」。 「規則か」というと、「そうではない。」とのこと。

事務局の内田は、「名古屋市民オンブズマンだけ特別扱いして欲しいわけではない。 しかし、一生懸命市民が作成した申入書を、部屋の入り口で受け渡すなど、社会常識としておかしい。 他市民団体にも、応接対応すべきではないか」と言いました。
その上で、「では、1日何件申し入れがあり、それぞれどこで受け取っているのかの リストがありますか」と聞いたところ、「作成していない」とのこと。 そのリストを作ってもらうよう要望しました。
しかし、秘書課からは「リストを作成していないし、作る必要性もないと考えている」とのこと。

松原市政の際は、少なくとも入り口での申し入れ書手渡しは記憶にありません。 写真に残っている直近2回とも、別の部屋に通されました。
河村たかし・名古屋市長の、「都合のよい市民団体」と「都合の悪い市民団体」の 対応の差の象徴ではないかと考えます。

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【参考写真】

07/11/12 名古屋市裏金問題 申し入れ

↑申し入れをする名古屋市民オンブズマンの倉橋克実代表(中央)と新海聡弁護士(中央右)。
 左は伊藤彰・総務局職員部長。

09/2/6 名古屋城本丸御殿 申し入れ

↑申入書を手渡す、代表の倉橋克実税理士

本丸御殿「凍結」再度申し入れ+国・県に「補助金出すな」申し入れ

名古屋市民オンブズマンは、総額150億円にも及ぶ名古屋城本丸御殿 復元事業「凍結」を求め、09/10/1づけで名古屋市長 河村たかし あてに 申し入れを行いました。
http://nagoya.ombudsman.jp/data/091001.pdf
添付資料
http://nagoya.ombudsman.jp/data/091001-1.pdf

また、09/10/2づけで、本事業に補助金を出している国土交通省、行政改革大臣、 愛知県に対し、補助金支出をやめるよう申し入れを郵送で行いました。
http://nagoya.ombudsman.jp/data/091002.pdf

今回、以下の3点をふまえて、このタイミングで申し入れを行いました。
1.名古屋市の来年度予算は、不況・10%減税で500億円減収の見込み。
 命と生活に直結する大きなプロジェクトは次々と白紙撤回、凍結と発表したが、
 観光展示物の本丸御殿だけ見直しがないのは納得できない。
2.国の政権交代があり、来年度概算要求は白紙で見直すと言っている。
 名古屋市も「不要・不急」な本事業を白紙で見直せ。
3.本丸御殿では「市民の声」を偽装する手法を用いたが、次々と同様の手法を
 行っているのは許せない。

また、今週中にも、本事業に補助金を出している国土交通省、愛知県に対し、
補助金支出をやめるよう申し入れを行います。

さらに、「市民の声」を偽装するのではなく、本当に市民の声を反映させる手法を
来週具体的に市長に提案する予定です。

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2009年10月1日
名古屋市長 河村たかし 殿

名古屋市中区丸の内3丁目6番41号リブビル6F
名古屋市民オンブズマン  
                   代表 倉橋克実 
                 TEL 052-953-8052 FAX 052-953-8050

名古屋城本丸御殿復元事業「凍結」申し入れ

我々 名古屋市民オンブズマンは経済情勢に鑑み、名古屋城本丸御殿復元事業は今、成すべき優先事業ではないと反対し即時工事の凍結を申し入れしてきた。
しかし、河村市長は本年8月10日「本丸御殿復元事業は継続する」と言明しその理由の多くを“市民の大多数が賛成している”ことを挙げた。唯一の根拠とするところは6月14日に市主催で行われた市民討論会のみである。
我々はこの市長の決定と決定プロセスに対して下記疑義を踏まえて異議を申し立てここに再度、「本事業の凍結」を申し入れする。

1.名古屋市の現況に対応した社会的、経済的対策は充分だと、判断したのか
突然の世界的大不況発生から一年余が経過したが、失業率は増加を続け、7月の統計で5.7%に達した。そして、不況の出口もいまだ見えない。
名古屋市は現在でも、生活支援・雇用支援・失業者対策・中小企業への事業継続支援等々、厳しい財政事情の中であっても優先実施しなければならない多くの施策があります。
名古屋市では〔命と生活〕にかかわるこれらの施策が最大限、適切に実施、予算措置されたのであろうか。
名古屋市民の命と生活に直結する大きなプロジェクトは白紙撤回、撤退、凍結されたのに、観光展示物の本丸御殿だけは何の見直しもなく継続されるのか。
名古屋市は収支不足と市長公約の10%減税を合わせた500億円の穴埋めのため、人件費の190億円の削減と238億円の予算を削減する方針である。
以上のような現状と見通しを含めて熟慮すれば本丸御殿復元事業は今、税金を投入する優先事業であると考えられない。木造天守閣など論外である。

2.「市民討論会」での表決を“市民の声”というのは欺瞞である。
市民討論会の趣旨は その呼びかけ文に記載されているとおり「広く賛成、反対の意見をうかがう場」であり表決の場ではなかったはずである。しかも参加できた市民は抽選で選別された150名だけである。そもそも基本的な情報である市の財政状況、税収見込、雇用状況・推移、景気見通し、更に市長公約の10%減税との関係等々、一切の説明もない中での表決であった。
市長がその無作為抽出でない参加者のうち100名余の賛成をもって尤もらしく「市民の大多数が賛成だ」だと強弁する姿勢は理解できないし、間違っていると断言する(因みに参加者は有権者の0.0085%であり、 サンプルにしても少なすぎる数です)。

3.今後、このような「市民討論会」で“市民の声”を偽装するな
“市民の声を反映した”ことを担保とする手法を使い幾つかの施策が進行している。本丸御殿の討論会のように案件の当事者が主催、進行、結論まで導くやり方での集会は民主的手法とは程遠く茶番にすぎない。庶民主体であるかの如く市民集会を使うことは一部の関係者にとっての“利”であっても多くの市民にとってはじわじわ効く“害”でしかない。市民討論会は多くの市民の声を聞く場の一つ場、一つの手法でしかないはずである。以上が認識され改められないならば市長は“市民の声”に頼らず リーダーとして自身の決断を最初に表明して頂きたい。
以上
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参考資料
http://nagoya.ombudsman.jp/data/honmaruhojo.pdf
 国への国庫補助要望調書 全体計画が1枚にまとまっている。
 参考として、根拠条文(都市公園法29条)と施行令が挙げられています。
 (施行令によれば、費用の1/2。法律で「補助することができる」と
 あるだけなので、補助しなくてもよいはずだ、という当方の申し入れになります。


http://nagoya.ombudsman.jp/data/H20honmaruhojo.pdf
 H20年度に名古屋市が国(国土交通省中部地方整備局)に対して行った、
 補助金申請書と決定書です。
 20年度は1,600万円の決定が出ています。
 ・国へのH21年補助金申請は行った。決定も出た。
  申請額は今資料がないが、決定額は1億3200万円。
  実際の金の流れは、工事の出来高に応じて支払われる。


http://nagoya.ombudsman.jp/data/090909.pdf
 国に対するH22年度の予算要望について
 ・平成21年7月資料(添付)と書いてあるのは、7/28.29に
  副市長が各省庁に提案活動した書類。(7/14の資料とともに持参)
 ・平成21年8月資料(添付)と書いてあるのは、本丸御殿復元と
  名古屋市の方針が定まったので、8/27に副市長が各省庁に提案活動した書類。


2009年10月2日
国土交通大臣 前原 誠司 殿
内閣府特命担当大臣(行政刷新) 仙谷 由人 殿
名古屋市中区丸の内3丁目6番41号リブビル6F
名古屋市民オンブズマン 代表 倉橋克実 
TEL 052-953-8052 FAX 052-953-8050

「名古屋城本丸御殿復元事業への 国補助金支出の凍結」申し入れ

当団体は、税金のムダ遣いを追及する市民団体である。
我々名古屋市民オンブズマンは、経済情勢に鑑み、名古屋城本丸御殿復元事業は今、成すべき優先事業ではないと反対し即時工事の凍結を名古屋市長に別紙の通り2009年10月1日づけで申し入れた。
 本丸御殿復元事業は、名古屋市の説明によれば総事業費約150億円で、うち50億円を名古屋市税等、50億円を民間等からの寄付、残り50億円について国・愛知県の補助を見込んでいる。現在、国土交通省「都市公園事業費補助」(都市公園法29条)から、平成20年度は1600万円、平成21年度は1億3200万円の補助金交付決定が出ている。また愛知県の平成21年度予算では「観光対策の推進」名目で3240万円の補助金が付いている。
 しかしながら、平成21年9月29日付閣議決定「平成22年度予算編成の方針について」 の中では、「ムダ遣いや不要不急な事業を根絶する」とうたっており、「各大臣は、既存予算についてゼロベースで厳しく優先順位を見直し、できる限り要求段階から積極的な減額を行うこととする」としている。
 本件復元事業はまさに「不要不急」であり、真っ先に国補助金支出の見直しの対象となると考える。よって本年10月15日までに行う概算要求から、当事業費補助を削除し、平成22年度予算に計上しないよう求める。

以上

2009年10月1日
愛知県知事 神田真秋 殿
名古屋市中区丸の内3丁目6番41号リブビル6F
名古屋市民オンブズマン 代表 倉橋克実 
TEL 052-953-8052 FAX 052-953-8050

「名古屋城本丸御殿復元事業への 県補助金支出の凍結」申し入れ

当団体は、税金のムダ遣いを追及する市民団体である。
我々名古屋市民オンブズマンは、経済情勢に鑑み、名古屋城本丸御殿復元事業は今、成すべき優先事業ではないと反対し即時工事の凍結を名古屋市長に別紙の通り2009年10月1日づけで申し入れた。
 本丸御殿復元事業は、名古屋市の説明によれば総事業費約150億円で、うち50億円を名古屋市税等、50億円を民間等からの寄付、残り50億円について国・愛知県の補助を見込んでいる。現在、国土交通省「都市公園事業費補助」(都市公園法29条)から、平成20年度は1600万円、平成21年度は1億3200万円の補助金交付決定が出ている。また愛知県の平成21年度予算では「観光対策の推進」名目で3240万円の補助金が付いている。
 しかしながら、平成21年9月29日付閣議決定「平成22年度予算編成の方針について」 の中では、「ムダ遣いや不要不急な事業を根絶する」とうたっており、「各大臣は、既存予算についてゼロベースで厳しく優先順位を見直し、できる限り要求段階から積極的な減額を行うこととする」としている。
 本件復元事業はまさに「不要不急」であり、真っ先に国補助金支出の見直しの対象となると考える。また、愛知県についても、きわめて厳しい財政状況の中、補助金支出の見直しの対象となるのではないか。よって、平成22年度愛知県予算に当事業補助金を計上しないよう求める。

以上

本丸御殿本音トーク 「今、復元工事が必要か」の議論深まらず

09/6/14にあった「名古屋城本丸御殿 本音トーク」の議論をまとめました。 結論から言えば、「傍聴者は賛成派が多く、しかも文化的価値の議論が中心で、 市長の司会も悪く、議論が深まらなかった」です。

以下、傍聴した内田のメモを起こしましたので参考にしてください。


09/6/14(日)午後2時〜4時40分 名古屋市公館

↑会場の名古屋市公館


↑看板

↑傍聴当選はがき

↑開始前 会場は満員

・配付資料
http://www.ombnagoya.gr.jp/tokusyuu/goten/090614.pdf

まず最初に、写真・録音はマスコミ関係者のみ許可するとの 説明がありました(よって討論会中の写真なし)。
傍聴定員150人いっぱいでしたし、テレビカメラは10台以上ありました。

はじめに、名古屋市(坪井参事)から本丸御殿事業の説明がありました。
・本丸御殿事業は名古屋城整備の一環であること
・地元職人を半数以上使うことになっている
・木材体験や、屋根の高さから工事現場見学も考えている
・H21.5現在 寄付 個人 3.7億
          団体 38.1億
          合計 41.8億
・工事は130億円、模写等で20億円の計算
・財源は 国・県補助金  50億円
     寄付金(本丸) 50億円
     寄付金(名城)  4億円
     起債      10億円
     市税      36億円
・完成時には、客が部屋まで入って障壁画を見ることができるゾーンと、  活用(お茶・お花)や演奏会、特別行事に活用するゾーンがある
・経済波及効果
 復元事業による経済波及効果   約276億円
 入場者数増加による経済波及効果 約206億円/年
・中止・中断等の影響
 中止した際の違約金 算出できず(業者に損害があれば業者が請求可能)
  ただし、業者の都合で中止した場合の条項(10分の1の違約金)を   仮に当てはめると、12億円となる
  1期工事のみで終了した場合7億円となる。
  また、文化庁からの許可(全体復元)に反するため、   原状回復を求められるおそれがある。
 一時中断した場合、工事現場保存のために1億円の計算
 その他、寄付金42億円の返還をしないといけない
 ●市民の声を裏切る
 ●企業のイメージダウンにつながる
 ●国や県の官益を損ねる
 ●長期にわたるプランがかけない
 ●さまざまな効果を損なう
0
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河村市長が司会をし、討論会が始まりました。
まず、今回の発言意見募集の結果の説明からありました。
 19人 このまま続行
 17人 修正して続行
 14人 一時中断
  7人 中止
  1人 判別不能

そのうち、名前を伏せて市長が意見を読んだ上で、 賛成派5人、反対派5人を市長が選び、討論に臨みました
 
 また、傍聴希望者は311人あり、そのうち150人が 当選して傍聴できました。 

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賛成派・反対派双方の代表がインジャン(じゃんけん)で、先に 話すほうを決め、自己紹介した後3分ずつ相互に話しました。 (発言はあいうえお順)
その後、会場から意見を出すことになりました。
最終的に、会場の意見を挙手で出すと言われました。

【賛成】犬山在住 石田さん
 3年前まで犬山市長をしていた。
 犬山には犬山城(名古屋の家老の居城)がある。
 そういう意味では、名古屋城と犬山城は一蓮托生である。
 まちづくりは、「経済波及効果」など数値から入ってはだめ。
 まちの「誇り」や「愛情」というのは歴史を掘り起こすことから始まる
 「墓石から聞け」という外国の言葉もあるくらいである
 法律では出来ないものである。
 ランドはランドマークが必要で、精神性を出すものである
 城は「磁力」がある(北斗七星を背にしているため)
 風水に基づく吸引力がある

【反対】伊藤さん (名古屋市 川向こう在住)
 東海豪雨の際は陸の孤島だった。
 現在撞木館でNPOガイドをしている。
 名古屋市の説明は賛成ありきの感がしたが、私は一時中断の立場。
 復元はもっと真剣に考えるべき
 お茶とか集会をするということを言われるが、完全復元するなら無理ではないか
 名古屋城本丸御殿跡には、新しいものが混在している
 弥生時代の遺跡や、中世那古野城の遺構が埋まっているかもしれない
 幻の那古野城を、本丸御殿復元で今後100年以上封印するのはいかがなものか
 また、木造のこけら葺きは安全上問題ではないか
 
【賛成】尾関さん
 名古屋城が焼けた年に生まれた。
 建築や都市計画が専門で、本丸御殿を復元しようという市民運動をやってきた
 意見としてはプラス修正というもの
 つまり、名古屋城全体を再生しようというもの
  意義 世界に文化を発信
  目標 本丸御殿は入り口 コンクリートの天守閣をも見直す
  手段 木を植えながら循環型社会を目指す
  期待 近世文化テーマパーク
  方法 市民、世界から体験できるもの
  財源 もっとグッズを作って売る 公民連携で
     市の金で作る
  体制 直営から、非営利の団体に任せてはどうか
     城下町文化の研究の蓄積もできる 
 
【反対】 倉橋さん 日進市在住 税理士
 H2年から名古屋市民オンブズマンで活動している
 超高齢化社会のなか、社会保障費が増大している。
 名古屋市の義務的経費は51%、投資的経費は9%に過ぎない
 市の財政は豊かではない 10年間財政支出すべきか?
 文化的価値はあるでしょう
 ただし、武家文化などは日常から生まれるのであって   入れ物だけ立派にしても「観光」のみとなる
 名古屋の経済は約14兆円。うち観光は2600億円と2%に過ぎない
 本丸御殿復元事業も公共事業であって、
  ・補助金漬け
  ・過大な需要予測
  ・過大な経済効果
 で進めてきている。
 個人の寄付は3.7億円にすぎない

【賛成】河野さん
 名古屋在住の教員
 生まれたときにはまだ焼ける前の天守閣・本丸御殿があった
 小学校の遠足でいったが、焼け跡しかなかった
 その後天守閣が出来たが、エレベーターつきの鉄筋だった。
 その後御殿が出来るのかと思っていたが、ずっと出来なかった。
 古代、社寺は勧進や寄付で作られてきた。
 貧者の一灯であって、どれだけの人が金を出したかが重要
 これまで、名古屋ことばは日本語か?といわれ続けてきた
 誇りを取り戻すには武家文化の結晶である本丸御殿が必要
 実際に名古屋の職人さんが作ることで、100年200年と
 子々孫々が自信と誇りを取り戻せる

【反対】佐藤さん
 高校の教員をやっていました。
 女性団体や平和団体、音楽を通じて平和活動をしています
 日本史の先生で博物館でボランティアしているひとに聞くと、
 出来ればいいとは思いますが、今作ることなのか疑問。
 29歳の教え子が訪ねてきた。
  だんなの仕事が減って、3-40万あった給料が20万円になった。
  私はパートに行っているが足りなく、「夜のパート」に行っている。
  子どものため、子どもを寝かせてから週2回、夜10時から1時まで    働いている。
 給食代も払えない人も多いと聞く。
 後期高齢者も大変。
 本山市長が70歳以上医療費無料にしたのは立派。
 
【賛成】高倉さん
 設計事務所で働いている。
 母方は大工で、おじいさんは「先祖が名古屋城建築にかかわった」といっていた。
 築城時の釘も実家にあるという。 
 立場は「条件付賛成」 
 総事業費は150億円だが、東京の業者が請け負っている。
 半分以上が名古屋市外にでていくのではないか。
 名古屋の人に還元されたらよいが、そうではないのではないか。
 名古屋城の仕事が来ているか名古屋在住の人に聞いてみたが、あまりきていない
 歴史的なことはすぐに京都・奈良に行ってしまう
 かならず補修が出てくるので、名古屋の人に頼める、  後世まで続く体制を

【反対】前田さん
 名東区在住76歳
 世の中を斜めに見続けてきた。今回意見募集があったので応募してみた。
 「一時中断」 
 1 国や地方自治体は生活を守るのが第一
   1948年 高校1年のとき、憲法はそううたった
   それから60年、幸せの実現を後押しされたか?
   税金の使い方をずっとチェックしている。
   敬老パスは大変ありがたい
   主婦は夫の限られた収入から家計をやりくりする
   自治体も同じで優先順位がある
   一番大切なのはいのち
    ・医療
    ・保育園
    ・働く母親
   税金は、自分の家計より有効に使ってもらいたい
   一度立ち止まって考え直すべきでは
  2 「近世武家文化」は存在していれば価値があるが、結局コピーに過ぎない
   寄付が主体ならいいが、人のふんどしで相撲をとるのはいけない

【賛成】中西さん
 北区在住 父は三重県出身だが、私は生粋の名古屋人
 あまり知識はないが、名古屋を面白くしたい
 1 名古屋はつまらない
  デザイン博・万博の余韻もほとんど消え、中途半端な名古屋
  天守閣は50年たって風格も出たが、本丸御殿の遺構があるだけでは
  雰囲気が損なわれているし、説明するのが難しい
  私は20代だが、今日傍聴に来ている20代はほとんどいなく、
  10代、20代は興味がないのが現実
 2 復元するリミットではないか
  焼けてからすでに2世代が過ぎた
  今後復元は厳しいのではないか
  興味がない人が増えると必要かどうかわからなくなる
  私は9割がた賛成
  なるべく精巧につくること、コストを下げることを願う

【反対】
 山口さん 港区在住 共産党市議
 1 市として急いですることがある
  派遣の人は家がなく、特養はいっぱい
  こんな状況で御殿を作るといったら、    昔なら一揆がおき、お家取り潰しではないか
 2 城跡整備全体を進めるべき
  既存設備の復元や、二の丸庭園もある
  本丸御殿の文化的価値について、地下鉄構内には説明もない 
 3 環境問題・ものづくりの象徴は大義名分に過ぎない
  短歌会館は廃止され、文化予算は1/3に減った。
  中小企業は青息吐息。
  木曽川流域というのなら、徳山ダム導水路事業もいかがなものか
  開発・イベント型から本気で意識すべき
  「途中で引き返す決断を」

       -------------------------------
河村市長は、論点整理として
 1 文化的価値があるか
 2 今の時期すべきか
を主に議論しようと言われ、会場発言を呼びかけました。

・みずたさん(緑区在住)
 先ほど壇上の伊藤さんが、発掘調査をすべきといっているが、どうなっている
 →麓 和善氏(アドバイザー
 (名古屋工業大学大学院教授、特別史跡名古屋城跡全体整備検討委員会   委員・建造物部会長) 
  発掘調査は文化庁の許可がないと出来ない
  御殿を建ててしまえば調査は出来ない
  遺跡調査というのは遺跡を壊すことになる
  文化庁は、近世の遺跡については壊す必要がないと判断した
 みずたさん 文化庁が反対したから調査しないのか 
  →麓氏 遺跡を壊すか、今知ることは出来ないので残すかというのは業界の常識
 みずたさん 破壊せずに調査すべき
 
・前田さん
 麓氏は、文化庁の許可が出ないから遺跡の調査をしない、引き返しにくいと  言ったが、退却するする勇気がないのではないか
 土台をコンクリートで固めて、構造物はコピーでは意味がない
 私の疎開先の福井・丸岡城は、地震で一部壊れたが、町の人が寄付して直した。

・石田さん
 確認したいのだが、この本丸御殿は上意下達のものではない
 歴代市長は消極的だった
 それを市民運動が盛り上がって、市が応援してくれるようになった
 従来の公共工事ではない
 また、今回のソフトである障壁画は疎開してあった
 開発発想ではないものである。
 なお、今回のディベート文化は今後も育てるべき

・尾関さん
 歴史に関する考え方だと思う
 何層目の歴史なのか
  6000年前に台地が出来、400年前に城が出来た
 市民運動としては、64年前の焼けた日から復元しようと言ってきた
 50年前に天守閣ができ、市民が受け継いできた
 名古屋城は広い、二の丸はすばらしい
 その一部であることを認識してほしい
   
・伊藤さん
 「江戸時代の史跡」を文化だと文化庁が認めた
 しかし、吉野ヶ里遺跡や三内丸山遺跡の例もあるように  発掘調査したらとんでもないものが見つかって開発中止になった例もある
 私は、弥生時代の都市国家跡があると思っているのでなんとも残念
 織田信長の父は中世那古野城に住んでいた とても金持ち
 御殿を作ること自体は反対ではない 
 100年後の人が評価することである
 名古屋市には「江戸村」構想があったのをご存知か
 中川区 山田家や、千種区など、本物の武家屋敷が解体されたが、  財政問題で頓挫して、市の倉庫で眠っている
 名古屋城の脱出場所として作られた建物が弥富町に現存しているが、   取り壊されそうになっている
 本物がある、市内に残っている文化を名古屋城敷地内に移築して、   本物の江戸文化ゾーンを作ってほしい
 名古屋城は宝の山
  「文化」「福祉・医療」を同じ土俵に乗せれば、文化は必ず負ける
 同じ土俵に乗せてはいけない 
 また、多数決で決めてもいけない
 
・麓氏   
 遺構があるかどうかは発掘してみないとわからない
  可能性があるのなら、残すことが大事ではないか
  失われるものが大きい

・伊藤さん
 作り方の問題だ
 詳細な図面が残っているので、完全な復元は可能だ
 障壁画の復元技術をもっている加藤さんは名古屋にいなく、   作りながらようやく育てた
 大工組合や左官組合など多いが、これらは職人上がり  試験だけでは現場では使えない
 御殿で技術を使ってみよう→完全復元を
 
・河村市長
   天守閣は復元可能かね?

・伊藤さん
 技術者を育てる間は一時中断を
 
・河野さん
 2者択一
  「みぞうゆう」の経済危機の中、「削って御殿を作れ」ではない
 人材がいないのなら、地元から育てないといけない
 金閣寺は1950年に放火されたが、5年後に3000万円で復元した。
 中途半端に安く作ったため、すぐに漆がはげ、1985年に7.4億で修復した
 中途半端なものを作るより、しっかりしたものを作ってほしい
 
・河村市長
 地元業者を半分使うと言っているが、本当に使っているのか?
 →市民経済局長 鈴木
  5割以上使うことになっており、市として指示している
 →参事 坪谷 職人を5割以上使うことになっている
 
・麓氏
 史実に忠実なものを作ろうとしている
 現在ではほとんど行われていない工法もある
 作りながら育てる
 
・石田さん
 あんまり地元にこだわらないほうがよいのではないか
 そもそもの名古屋城も、天下普請といって、いろんな大名がきて作ってきた
 グローバル資本主義の現在、保護主義に走るとかえって危ない  
 文化はコピーから始まる
 大工とも議論したが、現代職人の知恵が入る
 技・技術と言うのは人についたもの
 名古屋には伊藤平左衛門という宮大工では超有名なかたがいらっしゃったが、   すでに亡くなってしまった

・83歳
 賛成賛成の声ばかり
 ここにきているのは勝ち組ばかり
 犬山と名古屋は違う
 名古屋城天守閣はコンクリートで、中は狭くごちゃごちゃしている
 この会はパフォーマンスか

・千種区 さとう
 市長の追っかけをしている
 御三家でもってきた
 名古屋には徳川の痕跡が多い
 自慢できるのは精神作用 徳川の精神
 絶対にやってほしい
 私は推進バッチを作っているが、行政の金は入っていない
 説得して買ってもらっている
 賛成の声を市長にFAXするよう呼びかけている
 江戸時代は木と紙の文化 エコロジー ごみが落ちていない
 
・山口さん
 1 文化について
  本丸御殿+天守閣 セットで昭和5年に国宝指定されたが、     それとは違う、寛永期のものを復元しようとしている
  国宝にした際、建物に価値があると判断したのか、障壁画なのか   江戸初期のものから作りかえられている
 2 私も本丸御殿が見たい
  技術の伝承を言うのなら、今の崩れかかっている石垣や、   鉄のカバーがかかっている門、庭園など   順番を変えてはどうか
 
・倉橋さん
 文化論ばかりできわめて「マニアック」な議論 出る幕がない
 本物を作ると言うが、そもそも「文化」とはなにか
 市長は先日出来町天王祭りに参加されましたよね。
 山車を引いて、からくり人形が出た。お囃子、太鼓、笛。
 道路が狭いところはみんなで山車を担ぎ上げる
 市民の中に息づいている 祭りの喜びを感じる
 「山車・からくり」ではない
 市民がそれらを使いながら、喜び、苦しさを感じるのが祭りの文化
 「モノ」じゃない
 いままでモノの話ばかり
 寄付のうち、万博の金が10億入っている
 民間からは少ない 12000人しか寄付していない
 あとはほとんど企業の献金
 市民が生きている文化、喜びを感じる文化を

・87歳 京町に住んでいる
 小学校のころ、名古屋城は遊び場だった
 看守の息子が同級生で中に入れてくれた
 城の中は蜘蛛の巣だらけ
 御殿でかくれんぼしていると怒られた 
 虎の絵はおっかなかった
 作った際は、子どもたちがいっても怒られない場所に

・南区 いなばさん
 一刻も早く作ったほしい
 実りの秋

・中西さん
 20代 現在無職 収入100万円くらいしかない
 仕事がほしいが、50年後私は生きて、完成した御殿を見たい

  ・内田さん 東区在住
 2歳になる息子の父 33歳
 息子が子育てNPOに行っている
 お茶やお花をNPOで行おうと、公民館など安い畳の部屋を借りようと  しているが、名古屋市は「子どもは畳を汚すから」という  理由で貸してくれない
 何が文化の継承だ
 本丸御殿も金持ちたちにしか貸さないであろう
 
・猿渡
 熊本から、万博の際に愛知に来た
 万博では警備隊長
 制度的な文化 税金をどこに配分するか
 60歳以上は金持ちばっかり 相続税を安くするなどしては
 聖徳太子の1万円札がまだ何兆円もあるという
 憲法90何条かで、地域特別立法が可能

・黒田 千種区在住
 行政は当初消極的だった
  ・財政状況が厳しい
  ・市民の機運が盛り上がらない
 復元検討委員会が開かれたが、その後財政は好転したのか 市民の機運は?
 マスコミの世論調査では、凍結・反対で6割を超えている
 寄付金も個人は多数ではなく、凍結すべきだ

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・河村市長
 日本の借金は実は借金ではない
 銀行の金を政府が引き受けているだけ
 1人あたり600万円なんて大嘘
 庶民に金がないのは事実
 本当に財政危機なら金利が上がるはず
 地方ではまず市役所がきれいになっていく
 
・河村市長
 名古屋市に客が来ても、「どこに連れて行く」というのが問題になる
 壇上の人に聞いてみたい

・伊藤さん  
 私はガイドをしており、連れて行くところがないと言うのは認識不足・勉強不足
 名古屋人は横が見えない
 モノがないとガイドできないと思っている
 おいしいものがない、というのも、なんでもあるため
 それしか作れない(例:そば)から名物になる

・石田さん
 市民運動だけではだめ
 市として行政として中心軸が必要
 
・倉橋さん
 観光は所詮観光に過ぎない
 
・尾関さん
 連れて行くのは、磨かないと気づかない
 観光というのは、国の姿を見ること

・佐藤さん
 駅地下ウォークがはやっているそう
 大須観音近くに住んでいる
 税金を入れないで作るやり方もあるのでは

・河野さん
 100年たったら国宝 
 コンクリートの天守閣を壊して
 
・前田さん
 見せるところは確かにない
 古いもの 岡崎 大樹寺 白川郷など

・高倉さん
 42 名古屋に目玉はない
 古い家屋などがある
 表具屋さんは5〜60の人が多い
 本丸御殿はファッションショー
 若い職人にチャンスを

・山口さん
 行くところがないが、住むにはいい
 「こんな討論会やっているよ」が目玉にある
 史跡としての価値はともかく、「市長」がシンボルで十分ではないか
 この市公館も緑に囲まれたよいところ
 中途半端な建造物は、イタリア村で苦い経験済み

・中西さん
 名古屋はつまらない
 若い人は調べようとも思わない
 
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・中川さん 千種区在住
 ゆっくりとやる
 地下の地下まで調べて、丸ごと寄付でやってはどうか

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・河村市長
 会場参加者の意見を挙手で示してほしい
  反対      5
  一時中断   37
  修正して続行 32
  そのまま続行 72
 
・河村市長 
 今回の討論はすばらしいこと
 税金を使う基本として、市民が納得して進めないといけない
 最後に、私としては天守閣を木で復元することの意見を聞きたい
  賛成の方挙手を 8割がた賛成か
 ありがとうございました
 
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終了後、マスコミ各社から感想を聞かれました。
オンブズマン関係者の意見をまとめます。


↑終了後、感想を聞かれる倉橋さん(中央)

文化的な価値論争に関しては、推進派は10年以上の議論の集積があり、 反対派は勝てるはずがない。
「税金を用いて今復元すべきか」財政的な議論をすべきなのに、市長の司会が悪く、 議論が深まらなかったし、その前提条件も説明がなかった。
わざわざ往復はがき100円払って討論会を聞きに来る人は賛成派が大いに 決まっており、フェアなものではなかった。
「寄付のみで復元する」という選択肢がなかったのは意図的か?
「これで話を聞いた」というポーズに使われてはたまらない。

年よりは金持ちばかりと言う発言があったが、金がない年寄りも多い。
本日ほとんど参加がなかった若い世代も、収入が激減してホームレスになったり 自殺した人も大勢いる。

もっと論点を絞って議論しないと、言いっぱなしになってしまう。
壇上の人でも発言できずいらいらしたのに、会場の人はもっといらいらしただろう。
市の発表も、中止したら12億円違約金がかかるようなミスリードがあった。
(契約書では「算出不能」)
なるべく業者にも損害が出ないような縮小方法はあるはず。
天守閣を木で作り直すかどうかなど、金額など条件がさっぱりわからないままで 会場から意見を聞いて締めにするのはおかしい


本丸御殿 違約金に関する回答

09/6/12に名古屋城整備室室長から、本丸御殿の違約金に関して名古屋市としての結論が出たと電話がありました。

結論 
 名古屋市も業者も現時点では違約金を算出できず
  業者にも依頼したが、どの時点で中止をするのかが決まっておらず、仮に時点を決めたとしても算出することは難しいと言われたため。

 ただし、市長から、議論のベースが欲しいと言われたので、  仮に42条の2 業者の責めで契約が解除された際の違約金(請負額の10%)  を当てはめて計算してみることにした。
 (全契約額−引き渡しを受けた額)×10%

私は、その仮定の条件はおかしいと抗議しましたが、仮定の話として 説明する、と言ってきました。


一方、国の補助金などは話が変わってきます。

平成20年度に国庫補助金(都市公園事業費補助)を1600万円 もらっています。(工事予算3200万円)

平成21年度の国庫補助金明細は不明ですが、21年度の予算が 3億5100万円なので、1億円以上は補助されるのでは ないかと思います(市の説明書に、「詳細は担当職員と協議願います」 としか書いていません。)
その他、愛知県から、平成21年度に3240万円補助されます。
http://www.pref.aichi.jp/cmsfiles/contents/0000022/22770/21-04-06.pdf

国の補助金を受けて推進される公共事業を自治体の判断で中止した 場合には、それまでに受けた補助金の全額に、受領時以降年率 10.95%の「加算金」を付して返還しなければならないと されています(補助金適正化法17〜19条)。
http://law.e-gov.go.jp/htmldata/S30/S30HO179.html

しかしながら、それではあまりにも酷なので、閣議決定で、 「政策再評価法」に基づいた適正な手続きを経て実施された 公共事業再評価の結果、事業主体である地方公共団体が補助事業を 中断した場合には、補助金適正化法上の義務違反がない限り、 補助金等の返還を求めることがない」ことを明らかにしています。 (昔、全国市民オンブズマンで調査しました)
http://www.ombudsman.jp/taikai/04saihyouka.pdf

名古屋市にも「名古屋市公共事業評価監視委員会」があります。
http://www.city.nagoya.jp/shisei/jigyoukeikaku/machizukuri/kokyojigyo/
09/6/11、所管の住宅都市局企画経理課に電話で「本丸御殿は 再評価対象に当たるのか」聞いてみました。

「国土交通省所管公共事業の再評価実施要領」で5つ要件を 定めており、本丸御殿は最近着工したばかりなので そのどれにも当たらない。
http://www.qsr.mlit.go.jp/s_top/jigyo-hyoka/yoryo/130706/sai01.pdf
(1) 事業採択後一定期間が経過した時点で未着工の事業
(2) 事業採択後長期間が経過した時点で継続中の事業
(3) 準備・計画段階で一定期間が経過している事業ただし次に掲げる事業で  着工時の個別事業箇所が明確なものに限る。
(4) 再評価実施後一定期間が経過している事業
(5) 社会経済情勢の急激な変化、技術革新等により再評価の実施の  必要が生じた事業
 この場合において、再評価の実施の必要が生じているかどうかの判断は、  再評価の実施主体又は所管部局等の長が行うものとする。

私は、(5)に当たると市が判断すればよいのでは、と 再度聞いたところ、「確かに市が判断すれば再評価の対象に当たる」 という回答に変わりました。

結局、市として再評価をしようと判断し、再評価委員会で 中止が妥当と判断すれば、国の補助金は返還することがない、 ということになります。 

参考にして頂けますと幸いです。

本丸御殿の違約金 市は現段階では計算できないはず

名古屋城本丸御殿を中止した際に問題となる「違約金」に関し、 名古屋市民オンブズマンは、名古屋城本丸御殿復元工事の契約書を入手してネット上で公開しました。
http://www.ombnagoya.gr.jp/tokusyuu/goten/honmaru-1.pdf
http://www.ombnagoya.gr.jp/tokusyuu/goten/honmaru-2.pdf

この契約書43条では、以下のように述べています。
 1.名古屋市は工事が完成するまでの間は、必要があるときは契約を解除することができる。
 2.名古屋市が契約を解除したことにより業者が損害を及ぼしたときは、その損害を賠償しなければならない

また、第19条では以下のように述べています。
 19条 2 甲(名古屋市)は、前項の規定によるほか、必要があると認めるときは、工事の中止内容を乙に通知して、工事の全部または一部の施工を一時中止させることができる。
     3 甲は、前2項の規定により工事の施工を一時中止させた場合において、必要があると認められるときは工期もしくは請負代金額を変更し、又は乙が工事の続行に備え工事現場を維持し若しくは労働者、建設機械器具等を保持するための費用その他の工事の施工の一時中止に伴う増加費用を必要とし若しくは乙に損害を及ぼしたときは必要な費用を負担しなければならない

19条も43条も、業者が請求しないと確定しません。
つまり、「現時点で確定した違約金というものはなく、中止した際に業者が請求してはじめて 損害賠償義務が発生する」と読めます。
現時点では名古屋市は計算不可能です。
具体的な損害を業者が請求しない限り、損害は発生しないし、 「前払い金の支払いに関する特約条項」で、1年ごとに前払い金を支払うことに なっており、109億円一括の損害賠償にはならないはずです。
また、同特約条項2項で、出来高予定額を市が変更可能とあり、 予定額を寄付金の範囲内に減少させれば、損害は発生しないのではないでしょうか。

しかしながら、名古屋市に09/6/10に確認したところ、「違約金は現在計算中で、 討論会がある6月14日までには間に合わせたい」としています。
市民に重要な情報を公開することを望みます。


09/2/8(日)11時〜 名古屋城本丸御殿反対チラシまき(名古屋市 栄)

名古屋市民オンブズマンのメンバーら約20人は、 名古屋城本丸御殿復元工事の「凍結」を求めて、 09/2/8(日)午前11時から12時半まで、名古屋市栄 三越前で チラシまきを行いました。
通行人の反響はとてもよく、「テレビでやっていた件ですね」 「がんばってください」と声をかけられました。


↑マイクで訴える、市川一夫・名古屋市民オンブズマン・タイアップグループ
 名古屋城本丸御殿凍結運動実行委員長  

 ・当日配布チラシ
http://www.ombnagoya.gr.jp/tokusyuu/goten/090208honmarugoten.pdf

「今本当に必要ですか?150億円の本丸御殿」

名古屋市が総額150億円をかけて名古屋城本丸御殿の復元工事を 行っております。市民の合意のないまま、09/1/19に着工しました。

しかしながら、税金の無駄遣いを追及する市民団体である「名古屋 市民オンブズマン」としてこの事業を検討した結果、以下の点で 「反対」することにしました。

1.「原寸大のレプリカ(模造品)」には文化的な価値がない
2.資金計画がずさんである
3.失業者が名古屋市に殺到している

総額150億円のうち、50億円を市民からの寄付と愛知万博の 余剰金(10億円)で賄おうとしていますが、未曾有の大不況の中、 寄付が急激に減少しており、現在40億円弱しか集まっておりません。

100億円近い税金を用いるのなら、職も住居もない失業者たちに 手をさしのべるのが、本来の行政のあり方ではないでしょうか。

名古屋市民オンブズマンとして、以下のことを決定しました。

・名古屋市長に対して「反対」申し入れ
 2009年2月6日(金)午前10時30分  市長あてに申入書提出
             (名古屋市役所本庁舎3階 秘書課)
        午前10時45分   市政記者クラブにて記者会見
  (記者クラブの都合により日程変更する可能性があります)
・本丸御殿「反対」街頭チラシまき
 2009年2月8日(日)午前11時〜午後1時 雨天決行
  名古屋・栄 三越ライオン前 
  当日連絡先:052-953-8052(携帯電話に転送されます)


そこで、当日の街頭チラシまきや、事前の準備に協力していただける 方を大募集します。
事前の準備:プラカード文字切り抜き 
 2/4(水)〜6(金) 午前10時〜午後6時で、ご都合の良い時間
  名古屋市民オンブズマン事務所で作業します。はさみ・カッターを用います。
   名古屋市中区丸の内3−6−41 リブビル6階
    地下鉄名城線・桜通線「久屋大通駅」北徒歩5分
   電話(052-953-8052)、FAX(052-953-8050),mail(office@ombudsman.jp)で事前に連絡下さい。
 もしくは、パソコンデータを送りますので、家で切り抜き作業をしていただき、  切り抜いた文字を2/8(日)当日持ってきて頂くという方法もあります。


当日:チラシまき
 2月8日(日)午前11時〜午後1時 雨天決行
  当日午前10時45分に名古屋・栄 三越ライオン前集合
  ご都合の良い時間のみ参加で結構です。
  当日連絡先:052-953-8052(携帯電話に転送されます)

ご協力いただけます方は、当方に御連絡いただけますと幸いです。
09/2/6(日)名古屋市長に本丸御殿工事「凍結」申し入れ

名古屋市民オンブズマンは、150億円かけて名古屋市が行う、 名古屋城本丸御殿復元事業について、「大不況の今、行うことではない」として 事業の凍結を求める申し入れを行いました。
http://www.ombnagoya.gr.jp/tokusyuu/goten/090206.pdf

なお、2/8(日)午前11時〜午後1時まで、名古屋市栄・三越ライオン前で、 本丸御殿復元事業凍結を求める、チラシまきを行います。
御協力くださる方は、当日現地にお越し下さい(TEL:052-953-8052)。


↑申入書を手渡す、倉橋克実税理士(左)

↑プラカードの前で記者会見する、オンブズマンメンバーら

2009年2月6日
名古屋市長 松原 武久 殿
名古屋市中区丸の内3丁目6番41号リブビル6階
名古屋市民オンブズマン
代表 倉橋克実
電話052-953-8052 FAX052-953-8050

名古屋城本丸御殿 復元事業「凍結」申し入れ


私たちは、近況の社会情勢、更に下記の疑義に鑑み、名古屋城本丸御殿復元事業に反対し、即時工事の凍結を求め、ここに申し入れする。 
1.今、本当に必要なのか! 150億円の本丸御殿
現況は未体験の経済危機にあり、有効な対策自体が不確かな時である。不況の嵐が強いほど行政に対しては多くの早急な対応が求められている。
減少する限られた予算の使途には、優先順位を選択しながら実行しなければならない。・生活支援・雇用支援・中小企業への事業継続支援等々に対する予算措置に優先するものがこの復元計画にあるとでも考えるのか。財源にそのような余裕があるのかを問いたい。

2.資金計画の杜撰さを危惧する
本事業の資金確保が担保されておらず見通しも立っていない。寄付も予定額の50億円にまだ10億円も足りていない。寄付・国の補助・県の補助による資金計画も現時点では明確な説明もできない状態である。国、県共に財源減少に苦慮しているのが現実で、貴重な税金を本事業への補助するような状況ではないと考えるのが常識だ。

3.「原寸大のレプリカ(模造品)」には文化的な価値がない
  文化庁文化財部記念物課(06/8/24)が本事業をこのように説明している。
本復元計画は「忠実に再現される“原寸大のレプリカ(模造品)”であり、つくられた時点では“文化財”ではなく、史跡名古屋城を理解するための有効な施設である」
  市長発言の“将来は世界遺産に登録されると思っている”との認識差は余りに大きく虚しい。

4.名古屋に失業者が殺到している現状と、本丸御殿が起爆剤になるという認識のズレ
市長の09/1/19定例記者会見では、「派遣切りへの対応は一自治体としての対応の限界を超えている」とし、国、県の支援を求めているにもかかわらず、同日の本事業着工式の挨拶では、「名古屋の起爆剤になる」と意味不明、論拠不明な楽観的な発言をしている。
報道によれば名古屋市に対する生活保護申請を含めた「住居のない人からの相談」が09/1/5-14の短期間で約1000件に上るとのこと。緊急宿泊所の関連経費が予算630万円の6倍以上に膨らむ見通し。他の生活保護扶助経費も当然増加する。今日のように切迫した事態に直面している中での上記、市長発言は現状認識と危機意識ともに我々市民感覚とは大きなズレがある。
そもそも、この本丸御殿復元計画は“元気な名古屋”と自負していた時期に、飛び出てきたものであり、経済の非常事態である現在ならば到底、発案できない事業である。
我々名古屋市民オンブズマンは、今、行政に何が一番求められている施策かを真摯に見極め、早急に実行することを求める。本復元事業への取り扱いは次期市長に委ねることが適切な判断と考える。
以上

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