財政福祉委員会では、2023/6/3に名古屋市が開催した、名古屋城バリアフリー市民討論会での市民からの差別発言を受け、名古屋市は「名古屋市障害のある人もない人も共に生きるための障害者差別解消推進条例」を制定する方針を示しました。
経済水道委員会では、名古屋城総合事務所は「2023/6/3以降、名古屋城木造復元事業についてはいったん立ち止まっている。2024/9/18に「『名古屋城バリアフリーに関する市民討論会』における差別事案に係る検証委員会」から最終報告を受け取ったので、総括を行い、再発防止策を考え、当事者に謝罪した後でなければ、事業の再スタートを切れない」と明言しました。
総務環境委員会では、名古屋市情報あんしん条例上の実施機関には議長は入っているが、議員は入っていない。名古屋市情報公開条例では、「松雄副市長が作成した文書は、副市長が職務上作成し、組織的に用いるものであり行政文書に該当する」と明言しました。
松雄副市長は、24/9/24記者ぶら下がり会見で、「当該文書があるかどうかも答えられない。 浅井市議が議会で読み上げられた文書について、もし公開してはいけない文書に当たるものを公開していれば、浅井市議が条例違反になる。実在はしているが、公開しては絶対いかん文書。政策決定にあたっての文書。計り知れない影響が出る」と述べました。
どこまで合意、意見の一致ができたかまとめようという文書」「観光文化交流局には申し上げていないが、市長にはいろいろ経過は説明していた。私の単独で実施した」と述べました。
小出昭二市議(自民)は「恥ずかしい言い訳を聞いている方が辛い。担当局と考え方を共有して進めればいい。どうして裏工作のようなことをしないといけないのか」と述べました。
佐藤ゆうこ市議(減税)から「黒塗り文書か黒塗りがない文書か、どちらかで統一して議論してもらいたい」と述べ、横井市議は「手持ちの資料まであなたが制約する権限があるのか」と述べました。
さわだ市議は「エレベーターなり昇降装置なりが最上階まであがると書かないと、A団体B団体C団体納得できない、合意文書として成り立たないとは推測できる。しかし辞める河村市長と意見が全然違う。勝算あったのか。」と述べました。
渡辺やすのり市議(自民)は、「先ほどの総務環境委員会の中で、『浅井市議の本会議発言は条例違反ではない』と回答があった。松雄副市長は、浅井市議の発言は条例違反と思っているか」と述べました。
横井市議は「2024年2月議会で、松雄副市長は『検証結果を踏まえた上でないと前に出れない』と答弁した。(実際は)前に出ている。さらに、検証結果では『市長、副市長、観光文化交流局の意思疎通をしっかり』とある。」と述べました。
横井市議は「人権検証委員会に対する考え方が、松雄副市長は甘かったと思う。復元のために検証委員会やっていると思っているかも知れないが、失った市の信頼を取り戻すためにやっている」と述べました。
岡田ゆき子市議(共産)は「松雄副市長は、『完璧な木造化』を曲げない市長がいて、障害者団体に差別発言があり、自分がうまい形で答えを出していかないといけないという責任感があり、それが結果的にさらに溝を作ったという認識はないか」と述べました。
松雄副市長は「市長から強い指示も出ていたので、自分が主体的にやらないといけない。結果として議員、市民、障害者に迷惑を掛けたということであれば、局のあがってきたことをチェックしながら、いい方向に進めるような立場に戻りたい」と述べました。
答弁来るの夜中。毎回夜中の4時5時に僕は市役所から出る。挙げ句の果てに答弁が変わる。あほらしくなってくる。松雄副市長は『私にもやっぱり人権がございます』と発言したが、民主主義、二元代表制の否定。僕の人権はどこにあるのか。」と述べました。
また、浅井市議は「副市長が作成した文書は、誰が行政文書に当たるのか判断するのか」と質問し、担当課長は「局に下ろされた文書は担当課が管理して判断する。今回は副市長が保有しているので副市長ご自身で判断する」と述べました。
浅井市議は「そんな馬鹿な話があるか。Cの人は何も知らない。個人情報保護法に抵触するのでは。」と質問し、情報課長は「どういった状況で提供したか個別の状況が分からないので明確に言えない」と述べました。
そもそも、市民説明会「サクラ」疑惑も解決していませんし、市議会の附帯決議を無視してまで木材購入した経緯も不明です。どうして年間1億円の保管費を払うことになってしまったのでしょうか。
24/10/9(水) 名古屋城木造復元事業 自民市議「木材保管料年間1億円は誰のせいか」? 河村市長は明確に答えず
24/10/9に開催された名古屋市議会経済水道委員会で、名古屋城木造復元事業に対し、2016年度〜2023年度で、88億4780万8000円(うち木材の製材等41億6370万9000円)したことが判明しました。
浅井正仁市議(自民)が「木材保管料年間1億円は誰のせいか」と河村たかし名古屋市長(当時)に質問しましたが、河村市長は明確に答えませんでした。
河村市長は指示書について「『そうやって書かないと前に進まない』から書いただけだ。損害賠償請求を河村たかしに出すとか、そういうのはやめてくださいよ」と述べました。
・24/10/9 名古屋市議会経済水道委員会配布資料
・24/10/9 名古屋市議会経済水道委員会(名古屋城部分)
名古屋市民オンブズマンによる、半自動文字起こしアプリによる文字起こし
・2015/8/24 指示書 名古屋市長 河村たかし
経済水道委員会では河村たかし名古屋市長(当時)を呼んで質問しました。
以下やり取りの抜粋をまとめました。
---
浅井市議「毎年木材の保管料を1億円負担しているのは、そもそも誰のせいか」
河村市長「木材は当初強制乾燥するつもりだった。今は自然乾燥している」
局長「当初は乾燥料保管料込みで契約した。竣工期限を越えることもあり、令和4年からだったと思うが保管料は別出しにした。」
浅井市議「1億ずつ増えていくのは誰のせいか」
河村市長「誰とも言いようがない。市民集会でああいうことがあって残念だが、一定の結論が出るまで1年かかる。全部市長の責任なら市長の責任だが、議会の皆さんも含めていろんなことがあって遅れたのであればそういうことのせい」
浅井市議「市長と議会のせいという答えか」
河村市長「議会は乾燥料を含め議決している」
浅井市議「議会は附帯付けている。」
名古屋城総合事務所天守閣整備課長「平成30年6月の定例会附帯決議
『木材の調達に当たっては、文化庁から与えられた課題を確実に解決し現状変更許可の見通しを立てた上で計画的に行うこと、事業費の上限を500億円とすることは、市民や議会との約束であり、実現に向けて最大限努力をすることでございます。』
(最後に訂正:上記は党からの要望の誤り)
(注:令和3年度予算附帯決議
名古屋城天守閣木造復元にかかる予算については、文化庁の文化審議会において正式に「木造復元」の許可がされた後に執行すること。)
https://www.city.nagoya.jp/zaisei/page/0000137941.html
浅井市議「市長『全責任は私が取る』と言っていたのはデタラメか。」
河村市長「例えば1年遅れた、保管料が1億かかることについて私が個人的にその債務というか保証責任を負うと、そういうこととはまた違う。裁判で決着することになると思うが、厳密に誰の過失なんだということはちゃんと証明されてからのことになる」
河村市長「そんなこと言ってたら世の中で市長や知事をやる人は誰もいなくなる。
某観光文化局長がね、『名古屋城天守はコンクリートで耐震補強をやるという前提で昔進んでいた、そのぐらいのことを言ってもらわなければ、書いてもらわなきゃそれも文章で、進めれんから書いてくれ』ということで、なら良いよって」
浅井市議「書いてくれって言われたからって書くの、指示書を。そんな軽いもんなの。」
河村市長「書いてくれないと前に進まん。前に進めんというのであれば書きます。」
浅井市議「市長の全責任の意味がようやくこれで多分わかって、多分職員の人たちも顎外れたんじゃないかなと思う。
最後の質問 総事業費505億円の事業で、毎年1億ずつ増える現段階でもう入場料収入でまかなえないのではないか。」
河村市長「1億円かからないように、これは福祉の皆さんとも、いろいろお話をしながらなるべく早期に着工して、名古屋市民の宝になるように文化の、必死に努力している」
局長「当初から税金を投入しない形、入場料収入で賄うという収支の方針で掲げて進めてきた。考え方は現在も変わっていない。木材の保管料、職員の人件費が当初に比べて事業費が積み上がっているのも事実。竹中との協定上限505億円を守りながら事業を進めていきたい」
浅井市議「505億円は竹中に払う金か?」
局長「竹中との協定の上限が505億円。それ以外もかかっている。そういったことも含めて全て使用料で賄うという計画」
浅井市議「当初は耐震改修だったが、河村市長が木造復元をいいだして15年が経った。木造復元するためには丁寧な対応が絶対的に必要だと思っている。石垣の保全を含めた完成までのスケジュールについて、ちゃんとその時期、文化庁と協議していたのか」
河村市長「文化庁に竹中の図面を持っていったとき、素晴らしいと言っていた。課長だったと思う。経済界の人で2020年はええことだという人もいた」
浅井市議「文化庁はいいとも言っていないし、何のすりあわせもやっていない」
河村市長「竹中の図面は素晴らしいと文化庁は言っていた。出してくださいよという言葉があったかどうかあれですけど、ぜひ進めてくださいねというのはあったと思いますよ。」
浅井市議「最近市長は『あとは文化庁に資料を提出するだけ』という趣旨の発言をした。文化庁は名古屋市が資料持ってきたら、復元を認めると言っていいの、そういう意味で言ったの?」
河村市長「私には電話ですけど自信を持って復元で出してくださいと。ただし、200年後に国宝になるでしょうとしましょうと。だけど200年はいくらでも長すぎるわそれはって言って、そういう会話があったことは事実です。」
浅井市議「文化庁から言われたのか」
名古屋城総合事務所天守閣整備課長「令和4年度末でバリアフリーを除いてある程度まとまっていたが、バリアフリーがまとまっていない状況だったので、それを決めた上で文化庁にだす必要があったと認識」
浅井市議「バリアフリーが最後までネックなんだよね」
河村市長「ちゃんと理解をいただいてやれば」
浅井市議「もう資料はできてて、もう出したら、すぐ復元認めてもらえるみたいな言い方じゃ」
河村市長「自信を持って復元ということでしてくださいか、やってくださいだったかな。」
浅井市議「文化庁は何階まで持ってこいって言ってんだよ」
名古屋城総合事務所整備担当課長「文化庁としてはですね、設置階を決めて持ってきてくださいと、整備基本計画に取り込んで持ってきてくださいという解釈ご指摘いただいておりました。」
浅井市議「だからエレベーターが決まるまで持ってけない。松雄副市長が言ってたのはデタラメ。市長が言ってるのもこれでたらめ。市長本会議で何度もね文化庁の偉い人と話してると言ってる。こないだ衆議院の出馬表明のとき、『衆院議員になったら国の立場で名古屋城の木造復元を支援する』と言っていた。なんで今文化庁の偉い人がおるのにね、今名古屋市長の立場でその人に応援してもらえんの。」
河村市長「衆議院だったら、文教委員会がある。文化庁令和2年基準を立法化してもいいんじゃないか。超党派でやった方がいいと思うが運動してくる。文化庁のいわば応援団となって頑張るということ」
浅井市議「名古屋城の木造と関係ないじゃん」
河村市長「車いすの方も登れるようにすると、中の構造を変えないといけない。障害者差別解消法は合理的配慮しろと書いてある。名古屋城の場合はちょっと違う。別個の価値がある。」
浅井市議「さっきはエレベーターについては丁寧に理解を得るって言いながら、今は車椅子の人は入れんぞって言っている」
河村市長「熊野古道にもエスカレーターをつけるのか。犬山城にもエレベーターをつけるのかとなる」
浅井市議「飛躍しすぎ。本物の国宝の犬山城につけれっこない。今から建てるやつは新築、レプリカ。」
河村市長「文化庁が令和2年に出したのは、『一旦燃えたやつを復元するようなレプリカであるが反面』と文章続く。職務としては名古屋市長は終わるが、心はというか仕事は名古屋市のために全力を投球します」
浅井市議「新しい市長さんが、エレベーター付けるって言ったらどうすんの、市長。」
河村市長「仮定の話しとったってしょうがない。そうならんように全力投球する。5階部分は攻められたときに一番の武将のリーダーはあそこで人みんな集めていわゆる切腹する。エレベーターで多分4割3割4割5割まではいいかと潰れることになる」
浅井市議「解体申請を行政が打ち出したときに大反対した。本当になくなったら、名古屋城は建てさせてもらえない可能性があるから。
文化庁は『木造ありきなら一体で出してきなさい』となった。市長は『材木は金がかかるから損害が市民に行く』と言うことを言った。総括してから再発防止策を探ってはじめてやるのか、障害者に説明と謝罪をするのか」
河村市長「人権問題についてルールを決める。公共建築あるいは民間建築も踏まえて、ハンディキャップのある人が計画段階にも入ってもらって、世界一のバリアフリー都市を造るという提案をきちんとして」
局長「総括を早急に始めたい。その中で局としての再発防止策も講じる必要がある。それを成し遂げた上で、差別発言を受けられた方に局として謝罪をし、まず受け入れていただく。障害のある方も含めた市民全体に報告をし、市民全体の合意理解を得た上ではじめて対外的なしっかりした検討が再開できると考えている」
浅井市議「市長と違うんだよね」
局長「そこはすり合っていると思う」
浅井市議「どれくらいで作るのか」
河村市長「私は別天地に行くが、あんまり言わん方がええか」
局長「現時点で申し上げる段階ではない」
浅井市議「木が大切なら本物の角櫓を最初に直さなあかんのじゃないの」
河村市長「天守閣の一番上の5階の耐震値が0.14。ものすごく危ない。浅井さんは木造にして5階の一番上までエレベーターつけたいんでしょう。半分近くが違う構造になっても」
総合事務所長「今開発している昇降技術は、基本的には柱梁を切断しない形で開発を進めている。フロアの半分とか、4分の1が全てエレベーターになるようなことはないと考える」
河村市長「重量や防火、防煙。無理ではないか。1000年も引き継いでいかないといけない。社会的任務であって僕はそれを変更する権利はないと思う」
浅井市議「だったら技術提案やらなければよかった。デタラメなんだよあなたがやったことは。今になってエレベーターいらんなんて、それはMHIに対して失礼だ。俺こないだ見に行った。説明も受けてきた。あなた、見てもいない何にもいない、ただエレベーターが嫌なだけで、あなたがね想いだけで作るんじゃないよ、河村城を作るわけじゃないんだから」
河村市長「根本的な価値観がちょっと違っている。名古屋城が多分日本で復元できる最後の城。任務がある。それを変更する権利がないと今生きてる人間には。浅井さんみたいに違う人では、どうしようもならいんですよこれは。反対にもう一言、言わしてもらうと、エレベーター無しで本物をぜひ作ってくれと言う人たちはものすごいいる」
浅井市議「僕を否定する。アンケートでは5階まで付けてくれが一番多い。市長は自分の思い通りじゃないとダメだ。人の意見は聞かない。副市長は勝手に合意文書作った。市長の思いだけでみんな動く。」
河村市長「市長としての責任がある。選挙の時に提案し、議会も議決をもらってやっている。文化財が燃えたとしても復元を忠実にやった場合は別個の価値が与えられると令和2年に文化庁がそういう基準を作った」
浅井市議「同じことばかり言われても困る。毎年1億ずつ木材の保管料でかかっている。そっちは言わず、自分の給料だけ言って、これからどんどん増えていく」
小出昭司市議(自民)「一番の根源的な問題は、平成27年の8月24日の指示書。もし民間企業で社長が社員に対してこの文書を出したら、自分がその職をかけてでもやるんだという意味ですよこれは。そこで市長は何て言いました?僕これが今日一番びっくりしたことです。『そうやって書かないと前に進まないから書いただけだ』職員は無理して全部歯車が狂ってしまう。我々は是正しようとして市長に言っても全然理解してくれない。その結果現在全く動いていない。この発言は、市長は職員を裏切った。」
河村市長「毎年1億円のお金がかかるようになるという話の中でですね、そういうのをですね例えば損害賠償請求を河村たかしに出すとかね、そういうのはやめてくださいよとそういう意味で」
小出市議「この言葉を職員の皆さんは信じて命がけでやってきた。病気になった人も幾人か聞いている。そんなことをやってきたのに何だとこの、そんなことだったのかということが今日わかりました。」
-------
今後の衆院選、市長選挙の参考にして下さい。
※24/10/11に開催された、名古屋市議会経済水道委員会総務環境委員会連合審査会の文字起こし、配付資料は以下で読めます。
24/10/1(火) 名古屋城市民説明会 市長特別秘書によるサクラ疑惑 市議会総務環境委員会は市長を呼ぶのを今回は見送り
24/10/1に名古屋市議会総務環境委員会が開かれ、名古屋城市民説明会における市長特別秘書によるサクラ疑惑について、河村たかし名古屋市長を委員会に呼ぶのは今回は見送ることを決めました。
・24/10/1 名古屋市議会総務環境委員会説明資料
市長特別秘書について
1 令和6年2月定例会における特別職の秘書の職の指定等に関する条例に係る附帯決議への対応状況について
・24/10/1(火)名古屋市議会総務環境委員会(名古屋城・市長特別秘書関係部分)
名古屋市民オンブズマンによる、半自動文字起こしアプリによる文字起こし
--------
「市長特別秘書サクラ疑惑」経緯と委員会配付資料
・24/3/15(金)名古屋市議会総務環境委員会で、「田中市長特別秘書が
中川あつし市議(減税)に、2019年12月3日中川文化小劇場で開催した名古屋城木造復元市民説明会でサクラを入れるよう指示した」ことが判明
・24/3/19に市議会委員会が附帯決議
・24/5/31に市が「総点検」をまとめる
・24/7/3に総務環境委員会は河村市長に出席要請を行ったが差し控えたいと回答があった
・24/3/15 名古屋市議会総務環境委員会説明資料(追加)
・24/3/19(火)名古屋市議会経済水道委員会附帯決議
・24/3/19(火)名古屋市議会総務環境委員会附帯決議
・24/5/29 名古屋城天守閣木造復元市民向け説明会検証部会
名古屋城天守閣木造復元市民向け説明会に係る検証報告書
・24/5/31(金) 名古屋市議会経済水道委員会配付資料
名古屋城天守閣木造復元市民向け説明会の総点検について
・24/6/6 名古屋市議会総務環境委員会説明資料 市長特別秘書について
・24/6/18 名古屋市議会経済水道委員会説明資料
名古屋城天守閣木造復元市民向け説明会の総点検について
・令和6年6月13日 名古屋城天守閣木造復元市民向け説明会検証部会
名古屋城天守閣木造復元市民向け説明会に係る検証報告書(増補版)
・24/6/18(火)名古屋市議会経済水道委員会
名古屋城天守閣木造復元市民向け説明会の総点検について (追加)
・24/7/3 名古屋市議会総務環境委員会説明資料 市長特別秘書について
・24/9/10名古屋市議会総務環境委員会 配付資料
-----
24/10/1委員会の冒頭、杉浦総務局長が「本日、河村市長が衆院選で出馬する意向を固めたとの新聞報道があった。
私ども当局といたしましても、突然のことで戸惑っている」と述べました。
特別秘書が、サクラを動員することが「公務」か「公務外」かについて、小木原市長室次長は「市長室として『公務』とさせていただいてるのは、市政に関することでございまして、必ず所管局がある。
しかし、資料にも書いてあるが、市長がおっしゃってる『公務』は政治活動、選挙活動以外のもので市民のためになること」と述べました。
服部将也市議(民主)は、「市長は一般的な世間一般に解釈される言葉の使い方と違うので、私は元々かみ合わない」と述べました。
大村光子市議(減税)は「中川市議は24/3/18総務環境委員会で、『私の事実としては、私は田中特別秘書から連絡があって、それを受けてこのようなメッセージをフェイスブックのメッセンジャーにてサクラの方の顔写真と名前を送付してありますというところからスタートしてあるんですけども、そのサクラという便宜上の言葉は実際、私にとって会場に支持者、支援者を動員していくことは、特段、私にとってはサクラではないんですけど、田中市長特別秘書にとってサクラと指すから、私は便宜上この言葉を捉えて文字として残しております』と述べたが、中川市議ご自身がサクラという意図はなかったと発言をした。
横井市議のブログを訂正いただきたい」と述べ、
丹羽ひろし委員長(自民)に「資料について当局との質問なので、とりあえず納めてほしい」と言われました。
参考:2024年03月18日 横井利明オフィシャルブログ(名古屋市会議員)
市民説明会にサクラ動員を要請
■ 田中特別秘書が中川議員に対して、電話でサクラ動員要請をおこなった後のメッセンジャーでのやり取り(原文まま)
〇 中川市議
お疲れ様です。FBのメッセンジャーみて下さい。
桜の方の顔写真と名前、送付してあります。
〇 田中特別秘書
ありがとうございます!確認しました。うまく司会が3人ともに指名できればいいですが。。。しっかり伝えておきます。
市長へも、中川議員経由でポジティブな質問が増えると伝えておきます。
開始前にお時間あるようでしたら、市長の控室に来られて、直接伝えてあげてください。
〇 中川市議
ありがとうございます。
ギリギリ会場入りになりそうなんです。
〇 田中特別秘書
では私から事前に伝えておきます。
また終わった後によろしければ控室にお越しください。
〇 中川市議
お気遣いありがとうございます。
佐藤ゆうこ市議(減税)は「ブログに間違ったことが載ってることについてそのままでいるという事はやはり間違ってると思う」と述べました。
丹羽委員長(自民)は、河村たかし名古屋市長を委員会に呼ぶのは今回は見送ることを決めました。
-------
以下感想
市議会は、河村たかし名古屋市長、松雄俊憲副市長、田中克和市長特別秘書に関する名古屋城木造復元をめぐる各種疑惑、水面下での障害者団体への接触、パワハラ疑惑、市民説明会「サクラ」疑惑の解明を早急にすべきでした。
しかしながら、自民党の石破新総裁は2024/10/27にも衆議院総選挙を行うと述べ、2024/10/15公示の予定です。
河村たかし名古屋市長は次期衆院選への立候補を24/10/1に表明しました。
2024/10/15公示日に立候補した場合、市長は自動失職になります。
上記疑惑をうやむやにしたまま市長辞職は到底許されません。
市議会は100条委員会を早急に開くべきだと、当方は常日頃から主張してきましたが、上記を踏まえると、市長不信任決議も視野に入れるべきではないでしょうか。
また、上記経緯を名古屋市民がどれくらい理解できているか不明です。
市議会議員は、積極的に情報発信すべきだし、各種報道機関も報道すべきです。
今後近々に衆院選・市長選が行われる予定です。
これまでの経緯を踏まえて、有権者として行動すべきだと思います。
-------
24/9/30(月) 公明市議「名古屋城木造復元は、河村市長と松雄副市長の2人がいる限り進まない」
24/9/30に名古屋市議会総務環境委員会が開かれ、名古屋城バリアフリーに関する市民討論会における差別事案に関わる検証委員会からの最終報告について議論されました。
さわだ晃一市議(公明)は「これまで名古屋城木造復元の議論を十何年もやってきて、障害者団体と全く歩み寄れておらず、私は悲観的な見方をしている。
また、パワハラと受け取られかねない市長・副市長の行動によって、職員との失った関係が直ちに修復できるとは思えない。
私は無理だと思います。この2人がいる限り、進みません。」と述べました。
・24/9/30 名古屋市議会総務環境委員会(名古屋城部分)
名古屋市民オンブズマンによる、半自動文字起こしアプリによる文字起こし
・24/9/18
『名古屋城バリアフリーに関する市民討論会』における差別事案に係る検証について(最終報告)
大村光子市議(減税)は、「パワハラというふうに言われた側の名誉や社会的評価に深く関わる問題だ。市民の皆さんの中にはまだパワハラが断定されてない中であっても、パワハラがあったというふうに認識される方もいると思います。」と述べました。
佐藤ゆうこ市議(減税)も「実際に憶測で市長がパワハラしたんだってと、それいう言葉が実際に市民の方から飛び込んでいる。
中途半端な状況で言葉を残すのは公文書に当たるわけなので、片方で人権の話をしていて、これを書くことによって、人権問題そういったことに、私はこの報告書は問題が起きてる。
ここに書かれた市長副市長についての人権については、特に何らお考えはなかったのか。
パワーハラスメントハラスメントだけが独り歩きしているというのが事実。
最終報告書に、調査もしてなくここにその言葉を並べるということはやっぱり受け入れがたい。」と述べました。
成田たかゆき市議(自民)は「バリアフリー市民討論会の配信をされてなかったら、もしくはもしかしたら隠蔽すらあったのかもしれない。
私は現場にいなかったし、映像を見るしか、その現実はわからないけど、おぞましい姿光景だ。
また、人権条例制定のメド、パワーハラスメントの第三者委員会の設置はいつをメドとするのか」と述べました。
市は「人権条例のメドは立っていない。市民アンケートをする。」と述べるだけで、パワハラについては述べませんでした。
さわだ市議(公明)は「史実に忠実な復元の解釈の不一致を起こした原因は市長にも責任があると書いてあり、そのずれが最後まで埋まらなかった。
また、市民理解のための情報提供も不十分、市の本意ではない情報発信がなされた。
その中で、当然職員の苦悩や葛藤が起きる。
この流れの中でハラスメントの話しを持っていかないと、逆に誤った印象を与えてしまうことになる」と述べました。
さわだ市議(公明)は「差別解消条例の改正と人権条例の制定を第三者委員会が提案してくれたが、パワハラで第三者委員会に審査されてる人が提案者になるのは正当性あるのか」とのべました。
成田市議(自民)は「差別検証委員会の最終報告が明らかになる前の2024年9月初旬には、松雄副市長と3障害者団体の合意書案作成が水面下ではじまっていた。
今回の松雄副市長の行動は、関係局長、関係副市長誰一人承知していなかった。
その後の松雄副市長のぶら下がり記者会見で『フライング』と発言があったが、完全にスタンドプレー。
さらに『浅井議員の扱いは、本市の情報公開条例、もしくは情報安心条例に抵触する疑いがあるおそれがある』とも発言している。
加えて、『関係団体との交渉が難しくなる』と繰り返していた。
そもそも今回検証結果が出るまで名古屋城の事業を前に進めないという答弁が議会で去年あった。」と述べました。
横井利明市議(自民)は「まさに検証委員会の報告が出る直前にこれを全面から否定するようなことが、副市長において行われた。
名古屋市は組織として『人権よりも城だ』という考えなんだなってわかった。しっかり調べるべきでは。文書を出して議論しよう」と述べ、松雄副市長の参考人制度を用いて委員会に呼ぶことを提案しました。
丹羽ひろし委員長(自民)は、正副で議論したが、すぐ結論の出る状況ではない、と述べました。
また、さわだ市議は「総務環境委員会と経済水道委員会の連合審査を調整してもらいたい」と述べました。
--------
以下感想
今回の委員会は3時間15分12秒も議論されていました。
文字おこしすると約62000字です。
24/9/30時点では、減税市議を除き、名古屋市議会も市当局も真摯に議論していたのだなあとあらためて思います。
河村たかし名古屋市長、松雄俊憲副市長、田中克和市長特別秘書は、少なくとも任期中にパワハラ疑惑、市民説明会「サクラ」疑惑の解明をすべきです。
参考:2019年4月1日 河村たかし名古屋市長定例記者会見
(市長)法律に従って、文化庁にも丁寧に説明しまして、それを根底的にですね、頭からひっくり返すようなことは、それはできませんよ、それは。そんな、わやですよ、そうなったら。ということでございます。その旨もきちっとお話をしまして、そういうことなら、みんな切腹と。
そのかわり私一人では切腹しません。関係者全員切腹です。
これが認められなかったら。当然になりますよ、市民の皆さんに対して責任をとらないかんじゃないですか。
(記者)市長はどうなったら切腹ということですか。
(市長)そんな変なふうになったらですよ。これは本当に木造がつくれんようになって、何かわけがわからんということでとめられたりしたら。それはそういうことじゃないですか。
(記者)別に間に合わなければという意味ではないということですか。
(市長)間に合わなければも同じですよ。同じですよ、そんなの。
24/9/24(火) 名古屋城木造復元 自民市議「差別検証終了前に『副市長が障害者団体と3点合意』文書がある!」
24/9/24(火)名古屋市議会本会議で、浅井正仁市議(自民)は「24/9/18バリアフリー市民討論会差別検証最終報告提出前に、『松雄副市長が障害者団体と3点合意した』メモが私のところに送られて来た」と発言しました。
24/9/24 名古屋市議会本会議(名古屋城部分)
名古屋市民オンブズマンによる、半自動文字起こしアプリによる文字起こし
浅井市議は、「『名古屋城バリアフリーに関する市民討論会』における差別事案に係る検証について(最終報告)」は報告書だけでなく、ホームページにヒアリング結果や資料も掲載されている。
職員ヒアリングでは『市長の“切腹しろ”という言葉は、クビというか辞職を含めてのものと受け取った。』『副市長は市長の切腹発言を聞いているだけで止めない。』パワハラが常態化しているところも含めて、『市長の言ってることがわからんのか』『「だったらお前市長に説明してこいよ、お前っ』と記載があった。
ぜひ弁護士による第三者調査委員会を設置していただきたい。
また、8月上旬に私のところに『松雄副市長が、昭和区のZという施設にたびたび出入りしている』とメールが来た。
9月になってから、『特別史跡名古屋城跡、誰もが歴史を体感できる日本最先端のユニバーサルデザインの城にするために』という文書が届いた。
この文書を松雄副市長は知っているか」と質問しました。
松雄副市長は「いろんな方とお話する中での、一つの対案を示した、あるいは相談の中身を示したものであって私の文書ではない。
いくら議員がもらったからといって、公の場で示す、私にもやっぱり人権があるので勘弁していただきたい」と述べました。
浅井市議は「文書には『いつまでも対話の機会を閉ざし、議論が平行線のまま止まっていては、行政への不信感だけが増幅されるとの指摘を受けたことから、
対立を乗り越えた日本最先端のユニバーサルデザインを実現するための仕組み作りを構築することに合意した』と書いてある。
一 障害者団体は復元に反対しない。
二 名古屋市は天守最上階に登れることを実現する。
三 名古屋城へのアクセスをバリアの塊と位置付けて、ユニバーサルデザイン検討会議を設置する
3つ問題点がある。
@第三者委員会最終報告がなされた24/9/18より前の9月上旬に関係者に流されている。
人権問題が解決していない段階であたかも障害者団体が合意しているような記述。
また、名古屋市として人権の総括を行い、再発防止策を含めて検討が終わった後に再開するという決定とも矛盾している。
A河村市長は本当に最上階まで昇降機を賛成したのか
B検討会議のメンバーが5名記載されているが、この方たちは承諾したのか
徹底的に調査すべきだ」と述べました。
松雄副市長は「障害者団体と合意できるなら合意をしましょうという叩き台のところのお話をしてた」と述べました。
浅井市議は「水面下でコソコソ会う、それこそが名古屋城のこの差別発言を生んだ、と今回の検証で出ていた。
新たに部会を作るというが、既存の部会はどう思うのか。
バリアフリーの検討において、先進事例の調査や報告書の作成などを行うという内容の記述もあるが、費用や委託先はどうなっているのか。
決まってもいない市の予算を約束するように書かれている。
文書にはメモが付いていた。
『合意文書は行政の障害者団体との間で見解の違いで対立することのないよう、これまで話し合いの中で意見の一致を見た事項を網羅的に記載してある。曖昧な合意文にしたくない。Dさんの意見も取り入れてある。
この合意文書は、可能な限りAさんBさん、Cさんと私との4名の連名にしたいと考えており、団体行政、議会の中で様々な思惑である中で、対立を乗り越え、共同で共生社会をリードそれぞれのリーダーの大方針に示したい。
BさんCさんにどう接触したら良いか、ご教授願いたい、必要かつ納得する形で速やかに文章修正を行い、しかるべきタイミングでマスコミにオープンな中で、市役所において、Aさん、Bさん、Cさんと私の4名から河村市長宛てに合意文書を手渡し、高いレベルで、建設的対話を再開することにしたことについて広く周知したい。
また、河村市長の理解を促したい。
4者の確認が取れたところで速やかに事務方で制度の詳細を詰め、必要な予算を積算したい。』
この文書に合意者として三つの団体に加えて、市の代表として、市長としてではなく、市長ではなくてね。
なんで松雄副市長の名前が書いてあるんだろう。
いつからあなたが名古屋市のリーダーになったんだ名古屋市のリーダーは河村市長でしょ。
これこそがね市民の分断を生む、障害者団体の分断を生む今の構図、それにあなたが関わった」と述べました。
------------
以下感想
松雄副市長、その他学識経験者をはじめ、水面下で障害者団体と接触していたと聞いています。
ただ、少なくとも「『名古屋城バリアフリーに関する市民討論会』における差別事案に係る検証について(最終報告)」までは木造復元事業を進めないとしてきたのをくつがえすのはいかがなものでしょうか。
また、障害者団体といっても多数あります。
数名の障害者団体メンバーが、名古屋市とこっそり合意すればそれで済む、というものではないはずです。
「名古屋市は天守最上階に登れることを実現する」と口で言っても、何回も指摘していますが、技術的に何階までの昇降が可能かどうか、現在MHIエアロスペースプロダクションに7811万1000円で委託して2027/3/19期限で技術開発してもらっています。
障害者団体と話すのはそれが出てからでも遅くないのではないでしょうか。
名古屋城木造復元事業を進めるのであれば、まず以下をクリアするのが必須です。
@第三者機関による、河村市長・松雄副市長のパワハラ実態調査
A市長特別秘書の市民説明会「サクラ」疑惑解明
BMHIの技術開発結果(27/3/19期限)を踏まえた、全ての障害者団体の合意
名古屋市は本当に「市民に誇れる城」を作るつもりがあるのでしょうか。
私には、2025年4月までに必ず行われる、名古屋市長選挙前になんらかの形を作ることに汲々としているとしか見えません。
24/9/25(水) 委員会提出資料について、松雄副市長が市議会委員会で弁明
24/9/25 名古屋市議会経済水道委員会が開催され、松雄副市長が委員会への提出資料の考え方について弁明しました。
24/9/25 名古屋市議会経済水道委員会 (名古屋城部分)
名古屋市民オンブズマンによる、半自動文字起こしアプリによる文字起こし
---------
以下感想
いったい松雄副市長はなにを弁明したのでしょうか。
資料がなければさっぱり分かりません。
・24/9/27現在、2024年6月議会の委員会議事録は市議会ホームページに掲載されていません。
・市議会委員会配付資料は、市議会ホームページに掲載されていません。
・自由民主党名古屋市会議員団団長(ふじた和秀市議)と3副市長が面談した日時と場所は不明。
・24/9/10総務環境委員会で報告された三副市長の共通認識(紙資料無し)
委員会の場は、市民の代表である議員の皆様に、本市の政策事業、市政運営についてご議論いただく極めて重要な機会と認識しております。その委員会での議論を円滑に行うために資料を作成提出させていただいたものであり、その資料は内容の正確性はもちろん、関係する当事者の確認了解が得られたものであることが必要だと考えております。
さきの名古屋城天守閣の木造復元市民向け説明会に関する総点検は職務執行の公正さに対する市民の信頼を確保する目的で行ったものであり、その方法としては、関係職員の証言による被害がなかったことから、ヒアリング結果を包み隠さず報告するという方針で対応したものです。
しかしながら、今回このような特別な事情があったとはいえ、議員と職員とのやり取りについて、当事者の一方である議員に確認を取らずに報告書に記載したという点で、正確性の担保が不十分であり、また記載内容としても、委員会資料として提出にするにあたり、適切な判断が行われなかった点があったと考えております。
副市長として改めましてお詫びするとともに、市として今後このようなことがないよう、全庁に徹底してまいります。
・24/6/18 経済水道委員会議事録(名古屋市民オンブズマン作成)
以下、名古屋市役所市政情報センターでコピーを取ってきました。
・24/6/6 名古屋市議会総務環境委員会説明資料 市長特別秘書について
・24/7/3 名古屋市議会総務環境委員会説明資料 市長特別秘書について
・24/5/31 経済水道委員会説明資料 名古屋市観光文化交流局
名古屋城天守閣木造復元 市民向け説明会の総点検について
・24/6/18 名古屋市議会経済水道委員会説明資料
名古屋城天守閣木造復元市民向け説明会の総点検について
・令和6年6月13日 名古屋城天守閣木造復元市民向け説明会検証部会
名古屋城天守閣木造復元市民向け説明会に係る検証報告書(増補版)
・24/6/18(火)名古屋市議会経済水道委員会
名古屋城天守閣木造復元市民向け説明会の総点検について (追加)
・24/9/10名古屋市議会総務環境委員会 配付資料
これだけ苦労して資料を入手したり、文字起こししたりして、ようやく松雄副市長が何を弁明したかの基礎資料がわかりました。
ただ、そもそも3副市長と市議団長が公の場で話をしていれば、「言った言わない」の争いにならないのではないでしょうか。
多くの自治体では、AIを用いた議事録作成が行われております。
本会議・委員会では素早く議事録をネットにアップしないと、傍聴者に大変不親切です。
また、河村市長・松雄副市長は、発言を忘れる()ことが多いので、双方の同意を得て全て録音し、即時文字起こしをしてはどうかと提案します。
(名古屋市民オンブズマンは2018年から有料スマホ文字起こしアプリを利用していますが、月980円で圧倒的なスピードで文字起こしが出来ます。音声データも収集・再利用されません。)
-----
来週以降、総務環境委員会では「名古屋城バリアフリーに関する市民討論会」における差別事案に係る検証委員会からの最終報告について、市長特別秘書についてが議論されます。
真摯な議論になることを期待します。
------
今後の予定
・24/9/30(月)10時半〜 市議会総務環境委員会 「名古屋城バリアフリーに関する市民討論会」における差別事案に係る検証委員会からの最終報告について(スポーツ市民局関係)
・24/10/1(火)10時半〜 市議会総務環境委員会 市長特別秘書について(総務関係)
・24/10/2(水)18時〜 静岡×名古屋の城(静岡市清水文化会館)
・24/10/4(金)10時〜 市議会経済水道委員会 付議議案審査[説明(経済局、観光文化交流局、上下水道局関係)]
・24/10/7(月)10時〜 市議会経済水道委員会 付議議案審査[質疑(経済局、観光文化交流局関係)]
・24/10/9(水)10時〜 市議会経済水道委員会 付議議案審査[総括質疑(経済局、観光文化交流局関係)]
・24/10/11(金)11時〜 市議会財政福祉委員会 名古屋市障害のある人もない人も共に生きるための障害者差別解消推進条例の改正に関する検討状況について(健康福祉局関係)
・24/10/15(火)14時〜 河村市長定例記者会見
24/9/10(火)「現存名古屋城天守を登録有形文化財に」と呼びかける3つ折りパンフ 完成
24/9/10(火)名古屋市議会総務環境委員会と経済水道委員会が開催され、経済水道委員会委員長の豊田かおる市議(減税日本)に対して不信任動議が出され、委員長解任されました。
・24/9/10名古屋市議会総務環境委員会 配付資料
名古屋市民オンブズマンによる、半自動文字起こしアプリによる文字起こし(市長特別秘書分)
・24/9/10 名古屋市議会経済水道委員会(名古屋城部分)
名古屋市民オンブズマンによる半自動文字起こしアプリによる文字起こし
解任理由は、「委員会が大混乱している」ということですが、原因を見ていきたいと思います。
総務環境委員会は24/7/3に市長特別秘書に関して質疑を行い、河村市長に出席要請を行ったが、出席を差し控えたいとなったままであるとしました。
また当局に対しこれまでの経過を資料としてまとめるよう要求がありました。
しかしながら、24/9/10には要求趣旨通りの資料の提出にはいたらなかったと丹羽委員長が報告しました。
市長室長は「市職員からのヒアリング結果を包み隠さず報告する方針で対応した。しかし、議員と職員とのやり取りについて、議員に確認を取らずに報告書に記載したため、正確性の担保が不十分だった。」と述べました。
・24/5/31 経済水道委員会説明資料 名古屋市観光文化交流局
名古屋城天守閣木造復元 市民向け説明会の総点検について
・24/6/18 名古屋市議会経済水道委員会説明資料
名古屋城天守閣木造復元市民向け説明会の総点検について
・令和6年6月13日 名古屋城天守閣木造復元市民向け説明会検証部会
名古屋城天守閣木造復元市民向け説明会に係る検証報告書(増補版)
・24/6/18(火)名古屋市議会経済水道委員会
名古屋城天守閣木造復元市民向け説明会の総点検について (追加)
服部将也市議(民主)は「本件について経済水道委員会に説明したか」と質問し、室長は「何の報告もしていない」とのべました。
丹羽委員長は「経済水道委員会で報告された後、あらためて所管事務調査を行いたい」と述べて閉会しました。
------
同日行われた経済水道委員会で、あらためて「委員会提出資料の考え方」が説明されました。
浅井正仁市議(自民)は、「自民党団長はこの資料が出てから3副市長と面談したが、松雄副市長は、『適正だ』と言ったと聞いている。なぜ変わったか文書で出してもらいたい」と述べました。
豊田委員長は浅井委員に対して「紙の資料は今すぐご入り用か」と質問し、田中里佳市議(民主)は「なぜ他の委員会で言われたことがここで波及するのか。もっとちゃんと仕切ってよ」と述べました。
浅井市議は「委員会の根本も変わるのに、どうやって何をやればいいのか」とし、豊田委員長は暫時休憩を宣言しました。
その後豊田委員長は「団長と3副市長のやりとりは、確認するのに時間を要するとのことなので、確認取れ次第正副で協議する。
発言を紙にすることは本日のところは案件ではないので提出しない。局長から謝られた件は詳しく発言を求める」としました。
浅井市議は「局長が話したこともなぜペーパーで出せないの」とし、豊田市議は「案件ではないので」と繰り返しました。
浅井市議は「局長が陳謝されても、当事者としてはなかなか納得いかない。
以前総務課長は『覚悟してます』と述べたが、今回の資料では『もう行いません、3副市長の方針』は納得いかない。」と述べました。
小出昭司市議(自民)から豊田委員長の不信任動議が出て、起立多数となり、豊田委員長は委員長の職を辞したいという申出がありました。
その後、北野よしはる市議(自民)が委員長となりました。
---------
以下感想
豊田かおる市議が委員長にふさわしくないのはその通りなのですが、一番の問題は、「市長特別秘書が減税市議を通じて名古屋城市民説明会にサクラを呼んだのではないか」疑惑がはっきりしないことです。
今回、市職員のみで作る「名古屋城天守閣木造復元市民向け説明会検証部会」は検証報告書を作りましたが、対象は「令和6年3月18日経済水道委員会における答弁調整に関わった職員」6名、「平成28年度から令和4年度に実施した市民向け説明会の運営に関わった当時の観光文化交流局役職者及び市長」23名と、副市長4名、市長特別秘書2名のみです。
市議にもヒアリングしていませんし、いわゆる「サクラ」当事者にもヒアリングしていません。
もっと問題なのは、上記「検証部会」が市職員のみで作られており、第三者が関与しておらず、正確性が担保されているか不明であることです。
河村市長は、総務環境委員会からの出席要請にいまだに応じておりません。
少なくとも名古屋市議会は100条委員会を設置し「市長特別秘書によるサクラ問題」について、河村市長本人への質疑を行うべきです。
100条委員会は、証言・若しくは資料提出拒否に対して「6箇月以下の禁錮又は10万円以下の罰金」(地方自治法100条3項)が定められています。
議会の持つ強力な権限であることは、昨今の兵庫県知事問題に対する100条委員会でも明らかです。
------
今後、24/9/27には名古屋城天守閣整備事業にかかる技術提案・交渉方式(設計交渉・施工タイプ)の実施に伴う意見聴取会(第11回)(非公開)が予定されています。
上記は「国土交通省直轄工事における技術提案・交渉方式の運用ガイドライン」に基づくとしています。
価格等の交渉に関し、学識経験者の意見徴収は「必要に応じて実施」とあります。(25ページ)
「総事業費505億円」として、名古屋市と竹中工務店は「基本協定」を結んでいます。
仮に総事業費が505億円から高くなるとしたのであれば、例え学識経験者が了承したとしても、議会の附帯決議違反となります。
・17/3/22 名古屋市会経済水道委員会 附帯決議
1 名古屋城天守閣木造復元事業を進めるにあたっては、入場者数と収支見込みに対して民間調査会社から長期の予測は不可能であるとの指摘があることから、独立採算による収支相償の財源フレームを堅持するために、入場者数目標の達成に向けてあらゆる努力をすること。
1 財源フレームの基本的な考え方については、市民の機運醸成を図り寄付金などの募集をするほか、事業の意義について国や県の理解を得て補助金を確保するとともに、市民税5%減税の検証による見直しも含め財源を確保すること。
1 総事業費505億円については、工期設定の適切な見直しを行うなど大幅な圧縮に努めるとともに、文化庁や優先交渉権者との協議調整状況ならびに仕様や工程および契約内容等について適宜議会への報告を行い、議会に諮りながら進め、あわせて市民の理解を得ながら市民とともに事業を進めること
2016年5月に行われた「2万人アンケート」の、505億円という大前提も覆ってきます。
名古屋市議会は、竹中工務店と名古屋市が価格交渉をどう進めているかを明らかにした上で、100条委員会で河村市長に「どういう経緯でこうなったか」を問いただすべきだと思います。
・2015/8/24 河村たかし市長「全責任は私が取る」指示書
-------
・名古屋城総合事務所
名古屋城天守閣木造復元に関する10の質問
Q9 木造復元には、505億円かかるとのことですが、本当に税金を使わないのですか?
24/9/21(土)「現存名古屋城天守を登録有形文化財に」と呼びかける3つ折りパンフ 完成
「名古屋城天守の有形文化財登録を求める会」は24/9/21に「現存名古屋城天守を登録有形文化財に」と呼びかける3つ折りパンフを完成させました。
名古屋市民オンブズマン作成資料も掲載されています。
以下から読めます。
-----
2025年4月末までには、名古屋市長選挙が必ずあります。
パンフレットが投票行動の参考になれば幸いです。
---------
今後の予定
・24/9/24(火)10時23分〜 市議会本会議 日比美咲議員(民主) [22分]
本市の内部公益通報制度及びハラスメントに関する調査体制について
11時30分〜 市議会本会議 浅井正仁議員(自民) [24分]
「名古屋城バリアフリーに関する市民討論会」における差別事案に係る市職員へのヒアリングを含めた検証の結果と天守閣木造復元事業の今後について(スポーツ市民局、総務局、観光文化交流局)
・24/9/25(水)10時〜 市議会経済水道委員会 付議議案審査[質疑(観光文化交流局関係)]
・24/9/27(金)10時半〜 市議会経済水道委員会 付議議案審査[質疑(観光文化交流局関係)]
・24/9/30(月)10時半〜 市議会総務環境委員会 「名古屋城バリアフリーに関する市民討論会」における差別事案に係る検証委員会からの最終報告について(スポーツ市民局関係)
・24/10/1(火)10時半〜 市議会総務環境委員会 市長特別秘書について(総務関係)
・24/10/2(水)18時〜 静岡×名古屋の城(静岡市清水文化会館)
・24/10/4(金)10時〜 市議会経済水道委員会 付議議案審査[説明(経済局、観光文化交流局、上下水道局関係)]
・24/10/7(月)10時〜 市議会経済水道委員会 付議議案審査[質疑(経済局、観光文化交流局関係)]
・24/10/9(水)10時〜 市議会経済水道委員会 付議議案審査[総括質疑(経済局、観光文化交流局関係)]
・24/10/11(金)11時〜 市議会財政福祉委員会 名古屋市障害のある人もない人も共に生きるための障害者差別解消推進条例の改正に関する検討状況について(健康福祉局関係)
・24/10/15(火)14時〜 河村市長定例記者会見
24/9/18(水)名古屋城バリアフリー市民討論会検証委「史実に忠実な復元の解釈等の市長・副市長・市職員間の不一致」が遠因
24/9/18に第11回「『名古屋城バリアフリーに関する市民討論会』における差別事案に係る検証委員会」が開催され、最終報告が承認され、河村たかし名古屋市長に手渡されました。
・最終報告
・名古屋市民オンブズマンによるメモ
市長室で手渡された様子は、市政記者クラブ加盟社と事前登録したジャーナリストに公開されました。
その後市長室前で河村市長が会見しました。
・24/9/18(水)「名古屋城バリアフリーに関する市民討論会」における差別事案に係る検証について(最終報告) 手交後の河村たかし名古屋市長会見(ぶらさがり)
その後、検証委員長の田中伸明弁護士が、市政記者クラブで会見しました。
---------
検証委員会では、まず田中弁護士が中間報告から加筆した部分を説明しました。
第5 4 市が差別事案に対して適切な対応ができなかった背景・遠因等
1)『史実に忠実』について 市長、副市長、職員間の解釈の不一致があった
・市長は焼失前復元+防災上安全
・副市長と職員 防災上安全+バリアフリー
両者のすり合わせができていなかった
2)市としての方針を正確に理解してもらうための情報提供の不十分性
令和3年11月に市長「より上層階設置」と答弁した。
公募終え、最優秀案が決まった令和4年11月に市長は「1階又は2階まで」と発言。
市職員は選定後も、より上層階への設置を目指した。
市民討論会アンケートでは「垂直昇降機を設置しない」項目があった。
市民の側からすれば、
・上層階まで設置?
・1階又は2階まで?
・もう一度0から検討?
様々な理解が可能になった。
市民討論会ではあらゆる意見を受け入れるような雰囲気が作られ、激しい意見対立を生む素地を作った。
3)職員の苦悩と葛藤
市長と、副市長、市職員の解釈が一致しなかった。
新技術の公募は市議会で議決され予算つけられた。適切に評価され、最優秀案が決定された。
十分尊重されなければいけない。
公募要件は「より上層階までの設置」が含まれる。
どの階まで設置するかは、今後十分な検討が行われてから行われるべき。
その中、市長は「1階又は2階まで」と発言し、公募要件とのずれが生じた。
事業進めていた職員は苦悩と葛藤を抱えた。
障害者団体にこれまで行ってきた説明を市長の発言を受けてどのように維持していくのか。
市民討論会で、適切に対応できなかった背景となった。
4)公募選定後に無作為抽出で行った市民討論会の開催の進め方に問題点があった
公募選定結果は予算をつけて進められた事業で市長は十分尊重しなければならない。最優秀案が選定されたことが前提。
市民に意見を聞くなら「何階まで設置するか意見を聞く」べき。
職員に苦悩、葛藤が起こったのは、いくつもの解釈が可能な情報発信がなされたため。
どういう目的で市民討論会が実施されたか不明確になった。
その結果激しい意見対立が生じ、差別発言が生じた。
その後、再発防止策として、「名古屋市における差別解消推進条例改正」と「人権条例制定」が提言されました。
杉野みどり副市長は「『第7 おわりに』にメッセージが凝縮されている。市長は、行政機関の長として、職員が誤解しないような表現を使用し、また、市民の誤解や分断を生じさせることがないよう十分に意識した事業運営をされるよう努められたい」と述べました。
--------
河村市長はぶらさがり会見の中で、「最終報告の中に、『市長や所管副市長の言動をパワーハラスメントと感じる職員が生じる』とあったが、私がパワハラをやることはあり得ない。自身の『パワハラと受け止められない発言』については、第三者委員会による検証を求めたい」として、愛知県弁護士会に連絡して協議を始めたとしました。
その他は全くこれまでの発言と変わっていません。
本当に最終報告を読んだのかもわかりません。
-------
検証委員会を傍聴していた、車いす障害当事者は「市職員の人権意識が低すぎる。河村市長が市長である限り変わらない。今後作る建物は障害者団体の意見を聞くことになったが、、、」と述べました。
-------
以下感想
中間報告を読んだときも感じたのですが、「どうして無理のあるスケジュールで市民討論会を行ったのか」分かりませんでした。
・2024年 02月 14日 市民オンブズマン事務局日誌
名古屋城バリアフリー市民討論会検証中間報告「文化庁申請に合わせた無理あるスケジュールで、市職員は差別への配慮を欠いた」
24/9/18河村市長ぶらさがり「本物の名古屋城を求めるのも人権」というのも全く意味不明です。
最終報告では「市長と副市長、職員の間の『史実に忠実』に対する解釈の不一致があった」とありますが、市長の発言が、発言時期で違うどころか、1つの記者会見の中でもころころ変わるので、なにをどうすればよいか全く分かりません。
(24/9/18河村市長ぶらさがりで、結局河村市長は昇降技術を何階までと言っているのでしょうか。
業者には聞いていない、「その筋の人に聞いた」と、また「河村話法」です。)
さらに、最終報告では「議会で議決した新昇降技術を前提として市民討論会で議論すべきだった」としていますが、
そもそも小型昇降技術は人権侵害で差別であるとする日弁連の要望は全く無視しています。
「無作為抽出」に基づく討論は、河村市長の発言とは異なり、日本各地ですでに何度となく行われており、OECDで示された「ミニ・パブリックス」活用ガイドラインでは11項目示されていること、本市民討論会は少なくともB透明性、E情報、Fグループ討論、G時間、H高潔さ、J評価に反していることを、討論会開催前の23/5/24時点で名古屋市民オンブズマンは指摘しています。
それらに対して特段のコメントはありませんでした。
最近、兵庫県知事をはじめ、首長や議員からのパワハラが相次いでいます。
実行性のある人権条例を作るなら、第三者機関による河村市長、松雄副市長のパワハラ発言検証を行った上で、先進的な条例にすべきです。
・厚生労働省 あかるい職場応援団
職場のパワーハラスメントとは、職場において行われる@優越的な関係を背景とした言動であって、A業務上必要かつ相当な範囲を超えたものにより、B労働者の就業環境が害されるものであり、@からBまでの3つの要素を全て満たすもの
上記問題はあるものの、最終報告はこれまでの経緯や問題点がまとまっています。
少なくとも最終報告を名古屋市内1,156,744世帯に全戸配布した上で、障害者差別解消の推進に関する条例の改正、実行性のある人権条例の制定を経て、2027/3/19までに開発される予定である、MHIによる新昇降技術で何階まで登れるかが明らかとなった後、障害者団体と上記を前提とした話し合いがまとまってから、名古屋城木造復元を進めるべきだと思います。
上記があと何年かかるか分かりません。上記話し合いがまとまるかどうかも分かりませんし、そのときの市長が誰なのかも分かりません。
市議会の附帯決議に反して河村市長が購入した木材は約40億円、保管料が年間1億円かかっています。
河村市長は「全責任は私が取る」という書類に印鑑を押しています。
・2015/8/24 河村たかし市長「全責任は私が取る」指示書
このまま見通しもなく名古屋城木造復元を進めるのがよいのか、他の道があるのかは、遅くとも2025年4月までに行われる名古屋市長選挙の争点とするべきです。
--------
「名古屋城バリアフリーに関する市民討論会」における差別事案に係る検証委員会
---------
今後の予定
・24/9/21(土)14時〜 「名古屋城の有形文化財登録を求める会」月例勉強会 市政資料館
・24/9/25(水)10時〜 市議会経済水道委員会 付議議案審査[質疑(観光文化交流局関係)]
・24/9/27(金)10時半〜 市議会経済水道委員会 付議議案審査[質疑(観光文化交流局関係)]
・24/9/30(月)10時半〜 市議会総務環境委員会 「名古屋城バリアフリーに関する市民討論会」における差別事案に係る検証委員会からの最終報告について(スポーツ市民局関係)
・24/10/1(火)10時半〜 市議会総務環境委員会 市長特別秘書について(総務関係)
・24/10/2(水)18時〜 静岡×名古屋の城(静岡市清水文化会館)
・24/10/4(金)10時〜 市議会経済水道委員会 付議議案審査[説明(経済局、観光文化交流局、上下水道局関係)]
・24/10/7(月)10時〜 市議会経済水道委員会 付議議案審査[質疑(経済局、観光文化交流局関係)]
・24/10/9(水)10時〜 市議会経済水道委員会 付議議案審査[総括質疑(経済局、観光文化交流局関係)]
・24/10/11(金)11時〜 市議会財政福祉委員会 名古屋市障害のある人もない人も共に生きるための障害者差別解消推進条例の改正に関する検討状況について(健康福祉局関係)
24/9/2(月)河村市長「名古屋城は木をみんな切ったからなるべく早く木造復元しないと市民に損害を与えることに」
24/9/2(月)河村たかし名古屋市長は定例記者会見で名古屋城木造復元について問われ、「名古屋城は木をみんな切ったからなるべく早く(木造復元)しないと市民に損害を与えることに(なる)」と述べました。
・24/9/2(月)河村たかし名古屋市長定例記者会見(名古屋城部分)
名古屋市民オンブズマンによる、半自動文字起こしアプリによる文字起こし
河村市長は「木造復元に関しての議会の議決を受けている。
市民の期待も極めて大きい。差別発言の検証委員会の報告書はきちんと読まさせていただく」と述べました。
また、バリアフリーについては「小型昇降機を地階から1階までというのは基本的には変わっていない」と述べました。
----------
今回も、典型的な『河村話法』です。
もう皆さん慣れてきたので、具体的に指摘できますか?
名古屋市議会経済水道委員会は、「木材は文化庁文化審議会で正式に『木造復元』の許可を得てから購入すること」と附帯決議をあげています。
・21/3/18名古屋市議会経済水道委員会 附帯決議
「名古屋城天守閣木造復元に係る予算については、文化庁の文化審議会において正式に『木造復元』の許可がされた後に執行すること」
それを無視して木材を購入したのは河村市長です。
議会は何回も「附帯決議を無視するな」と指摘しています。
にもかかわらず「早く木造復元しないと市民に損害を与えることになる」というのは、どの口が言うのでしょうか。
実際、河村市長は「自分が木材購入したせいで市民に損害を与えた」ことに気付いているのだと思います。
気付いていなければ市長失格です。
木材については、すでに購入が約40億円、保管料が年間1億円です。
幸い(?)なことに、河村市長は「全責任は私が取る」という書類に印鑑を押しています。
・2015/8/24 河村たかし市長「全責任は私が取る」指示書
差別発言の検証委員会の最終報告が2024年9月中に出されるとのこと。
どのような報告がなされるか分かりませんが、河村市長がどのように「全責任を取る」のか注目したいです。
また、大村秀章愛知県知事は19/6/24に「100億円以上が全損になるおそれがある。市議会は例えば百条委員会をやるなどして事実解明をしっかりやる」と述べています。
差別発言に限らず、名古屋城木造復元をめぐっては通常では考えられない行政のやり方が行われています。
今こそ市議会の出番です。
---------
今後の予定
・24/9/6(金)13時半〜 第1回名古屋市障害者施策推進協議会(市公館)
・24/9/8(日)14時〜 名古屋城検定 教養講座
城郭建築の第一人者 三浦正幸氏 講演会「日本城郭史の到達点、名古屋城。」
・24/9/9(月)10時半〜 第1回名古屋城三の丸地区まちづくり構想有識者懇談会(市公館)
・24/9/10(火)13時半〜 名古屋市議会総務環境委員会
(2)市長特別秘書について(総務関係)
・24/9/11(水)13時半〜 令和6年度第2回名古屋市障害者差別解消支援会議(市公館)
・24/9/12(木)14時〜 第10回「名古屋城バリアフリーに関する市民討論会」における差別事案に係る検証委員会(非公開)
・24/9/21(土)14時〜 「名古屋城の有形文化財登録を求める会」月例勉強会 市政資料館
・24/10/2(水)18時〜 静岡×名古屋の城(静岡市清水文化会館)
---------
24/9/2(月) 18:32配信 the PAGE 関口威人/nameken
名古屋城天守木造復元「なるべく早いとこせんと」 差別発言問題の検証まとまる見通し受けて河村市長
-------
・名古屋市民オンブズマン 名古屋城問題ページ
・名古屋市民オンブズマンブログ 名古屋城問題